鹿島アントラーズ原理主義

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J'sGOAL 鹿島アントラーズ戦力分析

2011年02月22日 | Weblog
【開幕直前!38クラブ別戦力分析レポート:鹿島】磐石の補強でJ1屈指の陣容に。狙うはJとアジアのダブルクラウン(11.02.22)
【今季のみどころ】----------
今季の見所は、間違いなく充実した戦力にある。昨季までの安定した戦いを継承しつつ、さらに補強で選手を加え、選手層はJ1屈指と呼べる陣容となった。名古屋に奪われた王者の座だけでなく、アジア制覇とのダブルクラウンを本気で狙いに行く。

選手層の厚さは各ポジションに3~4人の選手を揃えたことで見て取れる。まずセンターバックには日本代表の岩政大樹と伊野波雅彦がおり、そこに去年の天皇杯からこのポジションで圧巻のパフォーマンスを見せた中田浩二も、ボランチではなくセンターバックとして起用され続けており、誰が出ても遜色ない状態だ。またボランチもポジション争いが激しい。小笠原満男と青木剛に加え、日本代表の本田拓也が加入。増田誓志も戻ってきた。2列目は野沢拓也とフェリペ・ガブリエルを軸として、昨季はほとんどプレーできなかった本山雅志も元気な姿を見せている。FWにはカルロンが新加入。興梠慎三、大迫勇也、田代有三という4人は、それぞれタイプが違うため攻撃のオプションもバリエーション豊富となった。

こうしたメンバーをどうやって起用していくのか、オリヴェイラ監督も頭を悩ませていることだろう。これまで主力メンバーを固定する傾向が強かった監督だが、宮崎合宿では徹底してポジションを競わせていた。紅白戦や毎年行われるホンダロックとの練習試合でも、それぞれ違う組み合わせを試すなど、これまでとは違う姿勢がうかがわれている。

レベルの高い選手が揃えば揃うほど、試合に出られない選手には不満が溜まってしまう。鹿島の特長は、チームが一体となり、それぞれの選手が限界に近い能力を発揮するところにあった。それだけに、モチベーターとしての能力の高いオリヴェイラ監督が、豊富な手駒を前にしてどのような采配を振るうのか興味は尽きない。また、クラブは今季から世代交代を進めていくと宣言している。どのチームも成し遂げていないJリーグとアジアチャンピオンズリーグの同時制覇を目指しながら、新世代の選手への継承も進めるという難しいミッションに取り組む。

【注目の新戦力】----------
●FW 18 カルロン
半季とはいえ、ポルトガルリーグ得点ランキング2位という実績をひっさげての鹿島入りだ。190cmという長身はポストプレーに優れ、宮崎合宿での練習試合でも3アシストを決めるなど持ち味を徐々に見せつつある。互いに持ち味を理解し始めたのか、小笠原の楔のパスからポストプレーで確実にボールをつなぐなど、前線にタメを作れるようになってきた。裏への飛び出しを得意とする興梠や野沢との距離感があってくれば、アシストを量産する可能性は高い。「FWの仕事は点を取ることだけじゃない」と話し、守備などにも手を抜かないまじめな性格も魅力だ。

●MF 20 柴崎岳
高校時代からサッカーシーンを賑わせてきた俊英。広い視野から繰り出される精度の高いパスでゲームを組み立てる能力は、すでに高校レベルを超えていた。その能力の高さは鹿島に入ってもきらめく。試合全体を組み立てることはまだできないが、センスを感じるパスを随所にちりばめ、自ら課題としてあげている運動量についても積極的にゴール前に飛び出していくなど、殻を破ろうという姿勢が見られていた。チーム編成の関係から紅白戦や練習試合には左サイドバックとして出場し「人生初の経験だったので難しかったです」と戸惑いも見せたが、激しいプレスや鋭い飛び出しなど積極的に取り組む。すべては「1年目から試合に出たい」という目標のためにある。


今季は層の厚さばかりが報じられ、過密日程の戦いに安心感をもたらせる。
そして、選手起用のローテーションの採用も報じられておる。
こうなると、日程や疲労などを吹き飛ばす勢いになるのではないかと思わせる。
しかしながら、新戦力の加入、選手の入れ替えなどで、連携不足に陥る可能性を否定出来ぬ。
世界に目を向けても、ローテーションを採用しておったラツィオやリヴァプールは凋落しておる。
逆に現時点で世界一の監督であるモウリーニョは選手を固定しており、バルセロナのグラディオラも骨格は弄らない。
ここで、欧州に倣っても仕方のないところであるが、一抹の不安があることは事実でと言えよう。
とはいえ、今季の鹿島がJリーグ屈指の戦力を保持したことは紛れもない事実である。
選手のクオリティで勝利へ邁進したいと思う。
起用される選手が順応すれば問題なく機能するのである。
楽しみなシーズンの開幕が近付いてきておる。

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