鹿島天皇杯準決勝へ柳沢&田代初2トップ
風力発電の風車をバックに後藤(左)と競り合う柳沢(撮影・野上伸悟)
鹿島がFW柳沢・田代の2トップで悲願の10冠へ王手をかける。前日26日の紅白戦から組ませているコンビの手応えを感じたのか、27日の練習後にアウトゥオリ監督は断言した。「柳沢と田代の先発? 決定です」。今季、戦前に先発メンバーに言及することはほとんどなかった指揮官の異例の発言。明日29日の準決勝浦和戦の2トップ編成に迷いはなかった。
日本代表のエースFWを張った柳沢と、リーグ戦で7得点を挙げてブレークした田代が先発でコンビを組むのは初めてだ。11月のナビスコ杯決勝以降、故障などで先発落ちしていた柳沢が23日の清水戦で決勝弾を決めたことから、同監督が決断した。
互いの長所が融合する。動きだしに妙のある柳沢が、空中戦に強く、今季公式戦31試合11得点で得点率0・62点と代表FW我那覇(川崎F)の0・6点をしのぐ田代の得点力を高める。柳沢は「(田代は)驚異的なヘッドという武器がある。使わない手はない」とサポート役を買って出た。田代も「ヤナギさんは前でスペースをつくってくれる」と連係に自信を深める。
本田主将の引退で来季はフィールドプレーヤーでチーム最古参となる柳沢。「いいサッカーするのと勝ち負けは別。勝ちにこだわりたい」と10冠への思いを募らせた。【広重竜太郎】
[2006年12月28日8時19分 紙面から]
風力発電の風車をバックに後藤(左)と競り合う柳沢(撮影・野上伸悟)
鹿島がFW柳沢・田代の2トップで悲願の10冠へ王手をかける。前日26日の紅白戦から組ませているコンビの手応えを感じたのか、27日の練習後にアウトゥオリ監督は断言した。「柳沢と田代の先発? 決定です」。今季、戦前に先発メンバーに言及することはほとんどなかった指揮官の異例の発言。明日29日の準決勝浦和戦の2トップ編成に迷いはなかった。
日本代表のエースFWを張った柳沢と、リーグ戦で7得点を挙げてブレークした田代が先発でコンビを組むのは初めてだ。11月のナビスコ杯決勝以降、故障などで先発落ちしていた柳沢が23日の清水戦で決勝弾を決めたことから、同監督が決断した。
互いの長所が融合する。動きだしに妙のある柳沢が、空中戦に強く、今季公式戦31試合11得点で得点率0・62点と代表FW我那覇(川崎F)の0・6点をしのぐ田代の得点力を高める。柳沢は「(田代は)驚異的なヘッドという武器がある。使わない手はない」とサポート役を買って出た。田代も「ヤナギさんは前でスペースをつくってくれる」と連係に自信を深める。
本田主将の引退で来季はフィールドプレーヤーでチーム最古参となる柳沢。「いいサッカーするのと勝ち負けは別。勝ちにこだわりたい」と10冠への思いを募らせた。【広重竜太郎】
[2006年12月28日8時19分 紙面から]
昨日の噂にあったように、新旧エース2TOP濃厚のようである。
誰とでも合うと評判も高く、実際にマジーニョ、長谷川、平瀬、隆行、エウレルと全てのFWと連携を深めてきた柳沢敦、日本代表に於いてもカズ、城、呂比須、ゴン、奥、久保、高原、小島、森島とコンビネーションを見せてきた万能型FWが、高さと強さを前面に出す田代有三と組む。
このニュースは遅れてきたクリスマスプレゼントである。
確かに伊太利亜での漫遊と怪我の影響は大きく、結果を残せずにリーグ戦は終えた。
これは残念であり、我等の期待が大きかっただけに、不満をぶつけたくなる輩も多かろう。
それ以上にプレイしている選手の方が何倍も思いは大きいのである。
悔しいのは本人である。
それは怪我で今季も昨季も不本意に終わった田代とて同じ。
この二人の勝ちたい・結果を残したい気持ちの大きさで明日の勝敗は決するであろう。
トーナメントは全てが決勝戦である。
負けたら終わりなのだ。
後世に平成の長篠と呼ぶ日が来よう。
時代を変えるのだ。
我等が合戦のあり方を変える試合となろう。
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