鹿島アントラーズ原理主義

愛する鹿島アントラーズについて、屈折した意見を述べていく場です。

セレッソ、鹿島から学ぶ

2012年04月24日 | Weblog
[C大阪]小笠原選手「大事なのはシステム(変更)じゃない。みんながあきらめず、勝ちたい気持ちを出せたこと」(1147号あとがき)
 第7節の鹿島戦は、本当に悔しい試合でした。カシマスタジアムで取材を終えて帰阪する新幹線の中では、後半の失点場面が頭から離れませんでした。車中でも敗戦に至った過程を反芻しましたが、試合中での感想と同じでした。以下の3つの点で、後半はセレッソにとって試合が難しくなりました。
①アンカーに入った柴崎岳選手にプレッシャーをかけられず、自由にプレーされたこと
②柴崎選手を前向きにプレーさせたことにより、ドゥトラ選手、遠藤康選手、小笠原満男選手の3人の攻撃力を加速させたこと
②サイドの裏を執拗に狙われ、ボランチがフォローに行くことで中が空いたこと
 特に①については、記者席で試合を見ていた鹿島担当の田中記者と、後半早々に、「あそこを修正しないと(セレッソにとって)危ないですね」(筆者)「(セルジオ・ソアレス監督は)手を打たないね。システム上、ブランキーニョにもっとマークにつかせた方がいいね」(田中記者)といった会話をしていただけに、記者会見では、ソアレス監督に対して鹿島のシステム変更に対する対応を質問しました。すると、やはり3シャドーに対してはマークの確認の指示が出ていたようなので、スタジアムの雰囲気も含めて、C大阪全体が鹿島の勢いに飲まれてしまった、ということですね。
 前後半で展開が180度変わる試合は採点が難しいですが、勝敗の結果が付いた以上、敗れた方が厳しくなることは仕方ありません。攻撃の連係面が上がって来たことをもっと評価したかったのですが、平均である“6”以上を付けることはできませんでした。
 新大阪に着いたころにはだいぶ気持ちも落ち着き、自宅に帰ると、夜はブンデスリーガのドルトムントの試合を見ました。すると、リーグ2連覇が懸かった大一番で、香川真司選手が見事に決めましたね。直前のバイエルン戦とシャルケ戦では、チームは勝利したものの、「こういう大一番で結果が出せる選手になりたい」といったコメントも報道されていましたので、得点後の、“どうだ!”と言わんばかりの自信に満ちた表情が印象的でした。ドルトムントの試合は、特に今年に入ってからの試合はほぼ全て見ましたが、内容的には思わしくない試合も何試合かありました。それでも、“負けない”強さが優勝できた秘訣でしょう。負け試合を引き分けに持ち込む力や、引き分けの試合を勝ちに持っていく力ですね。
 そう言えば、鹿島の小笠原選手も、この試合の勝因について、「大事なのはシステム(変更)じゃない。みんながあきらめず、勝ちたい気持ちを出せたこと。チーム全体で戦えた結果」と話していたようです。やはり鹿島には、“王者の魂”が宿っている、ということでしょうか。C大阪にとって、学ぶべきものが多い試合となりました。

(C大阪担当 小田尚史)

鹿島から学ぶことが多いと語るエルゴラ・セレッソ番の小田記者である。
後半の鹿島の躍動を三点にわけて分析しておる。
しかしながら、システム変更や選手起用で逆転勝利を掴んだのではなく、チーム全体が勝利へ向かって諦めなかったことと、鹿島を応援するものであれば理解しておる。
まだまだ下位に沈む鹿島ではあるが、リーグ優勝を諦めることなど全くない。
可能性が消え去るまで勝利を求めて戦うのだ。
強い気持ちで応援していこう。
一つ一つ勝利を積み重ねた先に、幸福が待っておる。
それが鹿島のメンタリティである。

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1 コメント

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Unknown (Unknown)
2012-04-24 17:03:47
鹿島から学べですか?・・・微妙ですが、ありがたいですね。
今の鹿島は、桜さんから学ぶべし・・・!の形容の方がありがたと感じます。 中央突破、中盤の底からの推進力とフィニッシュまでの連動性は、Jでも屈指のチームですからね? 多分、桜さんのそれは、ジョルジが目指す最終型の基本的な戦術と考えています。 とりあえずは、少しずつ今の鹿島にないもを、取り入れて消化して欲しいと思います。 まだまだ、初動ですから・・・よね?
ジョルジの調理、楽しみです^^


鹿島の勝負強さの光明が甦って来たの事は、今後が楽しみです。
 
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