鹿島アントラーズ原理主義

愛する鹿島アントラーズについて、屈折した意見を述べていく場です。

岳、骨折寸前

2015年06月28日 | Weblog
鹿島柴崎、左足折れる寸前 当面休養へ
[2015年6月28日7時2分 紙面から]

<J1:鹿島2-3川崎F>◇最終節◇27日◇カシマ

 鹿島が01年第1S以来の負け越しとなった。

 日本代表MF柴崎岳(23)が今季初の欠場。ベンチ外は12年4月14日の東京戦以来約3年2カ月ぶりで、チームの“心臓”を失っては2点が精いっぱいだった。クラブ幹部は「代表戦(16日シンガポール戦)後、左足第5中足骨の違和感を訴えた。折れる手前の判断が難しい状態」と症状を明かし、当面は休養させる。試合はOBのDF内田が観戦したが勝ち星を届けられなかった。

鹿島・柴崎、左足痛でベンチ外…20日横浜M戦で痛み増す
 明治安田J1第1ステージ最終節(27日、鹿島2-3川崎、カシマ)J1鹿島のMF柴崎岳(23)が左足中足骨(甲)に痛みを訴え、27日の川崎戦(ホーム)のベンチを外れた。日本代表として出場した16日のロシアW杯アジア2次予選・シンガポール戦後に違和感を覚え、20日の横浜M戦(アウェー)はフル出場したが痛みが増した。

 病院でのMRI(磁気共鳴画像)検査では骨に亀裂はないものの、骨折すれば今季絶望の可能性があるため、第2ステージ開幕までの2週間で回復の様子をみる。柴崎は今季開幕から16試合にフル出場。日本代表戦は6月の2試合に先発した。
(紙面から)

柴崎は左足痛で欠場 “骨にストレス”1週間後再検査の予定
J1第1S最終節 鹿島2―3川崎F (6月27日 カシマ)


第1S最終節を欠場した鹿島MF柴崎
Photo By スポニチ


 鹿島の日本代表MF柴崎は左足第5中足骨周辺に痛みが出たため欠場した。前日(26日)も全体練習からは離脱していた。

 鈴木常務取締役強化部長は「代表戦が終わったぐらいから違和感を感じていた。24日に痛みが増したということで、休ませた。(骨は)折れてはいないが、ストレスが掛かっている状態」と症状を説明。今後は1週間ほど様子を見て、再検査を受ける予定。手術を受けるかなどの方針を決める。
[ 2015年6月28日 05:30 ]


骨折寸前と診断された岳である。
これは欠場もやむなし。
代表から帰ってきたあたりから違和感を感じておったとのこと。
無理を押してのFマリノス戦であったということであろうか。
1週間ほど様子を見て再検査とのこと。
大事に至らぬことを祈っておる。

サッカーダイジェスト 川崎戦寸評

2015年06月28日 | Weblog
【J1採点&寸評】鹿島×川崎|柴崎を欠いた鹿島が敗戦。後半に猛攻を仕掛けるも、あと一歩及ばず
五十嵐創(サッカーダイジェスト)
2015年06月28日


攻め続けた後半に可能性は感じたが…。


【警告】鹿島=小笠原(29分)、金崎(32分) 川崎=エウシーニョ(57分)、大久保(64分)、小宮山(79分)、武岡(90+3分)
【退場】鹿島=なし 松本=なし
【MAN OF THE MATCH】レナト(川崎)


【試合内容】
 柴崎を怪我で欠いた鹿島はプレスがまったくハマらずに、立ち上がりから川崎にペースを握られた。

 開始8分にエウシーニョに裏を取られて先制点を奪われると、34分には右サイドにポジションチェンジしたレナトに切り込まれ、ミドルを決められる。44分に金崎が1点を返したが、ハーフタイムを挟んだ後半立ち上がりにも失点。カウンターから大久保に3点目を奪われた。

 鹿島はこの3失点目でようやく目が覚めたのか、そこから猛反発を見せた。小笠原と青木の2ボランチを起点に、カイオや金崎がサイドから仕掛けて川崎ゴールに襲いかかる。59分には、その青木のオーバーラップで左サイドを突破し、最後は赤がクロスに合わせて1点差に詰め寄った。

 しかし、その後が続かなかった。トニーニョ・セレーゾ監督は攻撃的な選手を送り込んで一方的に攻め続けたが、守備を固める川崎からあと1点が奪えなかった。

 鹿島はこれで6勝4分7敗と、負け越して第1ステージを終えた。一方の川崎はリーグ戦3連勝と、良い流れで前半戦を折り返している。

【チーム採点・寸評】
鹿島 5.5
川崎のパスワークに翻弄され続けた前半は、完全に相手ペース。持ち直した後半は押し込み続けただけに、あと1点が欲しかった。

川崎 6
最終ラインからしっかりパスをつないでチャンスメイク。劣勢に回った後半に課題は残るも、粘り強く守って勝ち切った点は評価できる。

【鹿島|採点・寸評】
GK
1 佐藤昭大 5.5
失点はいずれもGKにとっては厳しいもの。フィードの精度やバックパスの処理に不安はなかった。

DF
22 西 大伍 5.5
出しどころがなく、ビルドアップに迷いが見えた。押し込んだ後半は、高い位置に進出して前線をサポートした。

23 植田直通 5.5
相手FWに起点を作られた前半の出来はマイナス材料。後半はヘッドを味方につなげてマイボールにするなど、空中戦ではほぼ無敗だった。

4 山村和也 5
前線との連動性を欠いてコンパクトな陣形を保てなかった。ビルドアップにも貢献できずにパスミスの直後に無念の途中交代。

3 昌子 源 5.5
レナトのカットインを許すなど、前半は後手を踏む守備に終始したが、試合途中にCBにスライドしてからは安定感を取り戻した。

MF
5 青木 剛 6
アグレッシブな姿勢を打ち出した後半に本領を発揮。左サイド深くまで侵入し、左足クロスで赤のゴールを演出した。

40 小笠原満男 5.5
中央に流れてきたエウシーニョのマークを外して先制点を献上。何本か有効な縦パスを入れたが、フィードミスも目立った。

33 金崎夢生 6
鮮やかな左足のミドルで1ゴール。闘志漲るチェイシングと球際で、62分に交代するまで戦い続けた。

7 カイオ 5.5
突破を仕掛けては奪われていた前半から一転。後半は巧みなキープで攻撃のリズムに変化を付けた。強烈なミドルが枠を捉えていれば……。

8 土居聖真 5
CFとのコンビネーションプレーがほとんどなく、相手の脅威になれたとは言い難い。ダイアゴナルなランニングの回数をもっと増やしたい。

FW
18 赤秀平 6
前半はスペースへ走ってボールを受けても潰されたが、後半にクロスをニアで合わせてゴール。終盤のチェイシングも見事だった。

交代出場
MF
13 中村充孝 5
トップ下と右サイドでプレーしたが、ドリブル突破以外に見どころなし。球離れが悪く、不用意にボールを奪われた。

DF
17 鈴木隆雅 6
左SBでJ1デビュー。タイミング良く前線をサポートしつつ、素早い帰陣でピンチも防いだ。

MF
10 本山雅志 5.5
引いた位置から縦パスを狙ったが、ゴール前を固める川崎の隙を見出せなかった。アバウトなクロスを上げるなど、らしくないプレーも。

監督
トニーニョ・セレーゾ 5
追い上げムードの後半に鈴木隆を送り込んで経験を積ませたのは、次につながる一手だ。しかし、エリア内で勝負できる金崎を下げた点は疑問が残る。


アウトサイドで合わせた赤⑳のゴールで鹿島は勢い付いたが、次の1点が奪えなかった。 写真:佐藤明(サッカーダイジェスト写真部)

豪快なミドルを沈めたレナトをMOMに。

【川崎|採点・寸評】
GK
1 新井章大 6
2失点したものの、GKとしての過失はなし。的確なポジショニングでミドルに対応した。

DF
17 武岡優斗 6
スピードを活かして広範囲をケア。球際も強く、サイドへ抜け出した赤をたびたび潰していた。

4 井川祐輔 6
ボランチにタイミング良くボールを預けて攻撃のテンポを作った。守備でも危険なエリアを察知し、カバーリングでピンチを救った。

20 車屋紳太郎 6
余裕を持ってルックアップし、効果的な縦パスを供給。押し込まれた後半は、粘り強く対応してボックス内への侵入を防いだ。

MF
5 谷口彰吾 6
CBから引き出したボールを堅実にサイドへ展開するだけでなく、バイタルエリアで浮いたレナトを見逃さずに縦パスを入れ、2点目につなげた。

19 森谷賢太郎 6
前半にペースを握ったのは、この男の守備があったから。相手ボランチにプレッシャーをかけて自由な配球を許さなかった。

18 エウシーニョ 6
タイミング良く中央に侵入して貴重な先制点。守備に回っても身体を張ったファウルすれすれのプレーで突破を許さなかった。

8 小宮山尊信 5
中央へ持ち込んでからの右足クロスでエウシーニョのゴールを演出。レナトとの連係も良く、左サイドで起点になった。

FW
15 船山貴之 5.5
カウンターで右サイドを抜け出し、グラウンダーのクロスで大久保のゴールをアシスト。結果的に、このゴールが決勝点になった。

10 レナト 6.5
左足での高精度ミドルは圧巻。劣勢の後半は消える時間もあったが、ボールが渡ればなにかが起こる期待感があった。

13 大久保嘉人 5
バイタルエリアでボールを受けて起点に。引き気味の位置取りだったためにゴール前でのプレーは少なかったが、それでも1ゴールを挙げる勝負強さはさすがだ。

交代出場
MF
16 大島僚太 5.5
配球に淀みはなかったが、守備面には課題も。相手ボランチへのプレスが甘く、押し込まれる一因になった。

FW
小林 悠 6
ハードにアップダウンし、守備のタスクをまっとう。攻撃では巧みに身体を使ってタメを作るも、味方の押し上げが遅く孤立気味に。

MF
14 中村憲剛 -
3トップの一角で出場。バックパスを織り交ぜて展開を落ち着かせようとしたが、効果は薄かった。

監督
風間八宏 6
3連勝で第1ステージをフィニッシュ。森谷の交代は失敗だったようにも映るが、結果的に逃げ切った点は評価すべき。


サッカーダイジェストの五十嵐氏による川崎戦の寸評である。
ゴールを記録した金崎夢生、赤に加え、攻守に走ったアシストの青木、鹿島デビューの隆雅によい評価が与えられておる。
ゴール二つはゴラッソであり、美しかった。
また、ボランチとしてよく走った青木はトラッキングデータでも走行距離No.1である。
そして隆雅である。
足の速さはアピール出来た。
あとは経験であろう。
練習に励み、出場機会を増やしていくのだ。
楽しみにしておる。

川崎戦トラッキングデータ

2015年06月28日 | Weblog
1stステージ 第17節
2015年6月27日(土)19:00KO カシマ



Jリーグ公式に掲載された川崎戦のトラッキングデータである。
特筆すべきは赤であろう。
走行距離でもトップクラスであり。スプリント回数はダントツの34回である。
ゴールも頷ける。
赤の公式戦フル出場は初めてである。
1TOPとして高いクオリティを発揮することがアピールされた。
2ndステージ躍進の鍵を握るのは、この若きストライカーではあるまいか。
楽しみである。

川崎戦コメント・報道

2015年06月28日 | Weblog
2015明治安田生命J1リーグ 1stステージ 第17節
Love! Antlers SUNTORY DAY



鹿島アントラーズ:トニーニョ セレーゾ
Q 0-2から盛り返した試合運びの評価は?

A 試合の入り方、特に25~30分ぐらいまでが特に悪かった。1つは消極的にプレーしていたこと、もう1つはコントロールミス、パスミスが多すぎたことが原因だ。川崎Fはボールを持たせてくれるチームだから慌てる必要はないのに、なぜかそうなってしまった。その理由をこれから分析していきたい。サイドの守備も甘さが出てしまい、失点につながってしまった。今日はうまくかみあわなかった。連動したプレーができなかった。その後盛り返したというか、相手が点を決めたことで下がってくれたことでチャンスを作ることができたということだろう。

Q 柴崎選手がメンバーから外れた理由は?

A メディカル部門から休ませた方がいいという助言を受けた。

Q 1stステージ、ワントップが固定できなかったが、その原因とダヴィ選手の回復具合は?

A ダヴィは昨年からのケガであって、複合的な要素がからんでいる。いつ復帰できると、私が言える問題ではない。外国籍選手の枠が使えていないことが問題だ。3人の枠でコンスタントに試合に出ているのはカイオだけ。アジア枠のファン ソッコもまだアダプトが必要だ。試合中の事故のようなケガはどうしようもない。不運に見舞われた部分もあるが、私は今いる選手で戦っていく覚悟を決めている。今日の後半は気持ちのこもったプレーを見せることができた。これが2ndステージ最低限のベースとなる。2ndステージに向けてしっかり準備して戦っていきたい。



【鈴木 隆雅】
試合に出られたことは良かったが、自分が結果を残して、勝つということを求めていたので、残念に思う。また試合に出られるように、練習を積み重ねて、アピールしていきたい。

【赤崎 秀平】
結果を出し続けなければいけない。ゴールが勝利につながらず、残念に思う。前線からプレスをかけることで、相手のセンターバックが嫌がっていた。満男さんと話して、前から行くようにしてから流れが変わったけど、そういったことに敏感に気付く部分が足りなかった。

【土居 聖真】
前半に、相手にやられすぎた。自分たちが引いても、前からプレスをかけても、相手の前線3枚にボールが収まってしまっていた。

J1 1st 第17節 川崎F戦


本日行われたJ1 1st 第17節 川崎F戦は2-3で負けを喫しました。

川崎Fが今季初の3連勝、柴崎欠場の鹿島に競り勝つ
15/6/27 21:36

[6.27 J1第1ステージ第17節 鹿島2-3川崎F カシマ]

 川崎フロンターレはアウェーで鹿島アントラーズに3-2で競り勝ち、今季初の3連勝を飾った。ここまでフルタイム出場のMF柴崎岳が疲労の蓄積を考慮され、今季初の欠場となった鹿島は3試合ぶりの黒星。川崎Fは5位、鹿島は8位で前半戦となる第1ステージを終えた。

 川崎Fは前半8分、左クロスをPA内で受けたMFエウシーニョが絶妙なトラップから右足を振り抜き、3戦連発となる先制点。鹿島も同11分、MF金崎夢生の右足ミドルがクロスバーを直撃する好機をつくったが、川崎Fは前半34分にFWレナトが右45度から豪快な左足ミドルを叩き込み、2-0と突き放した。

 2点を追う展開となった鹿島も前半44分、DF西大伍のアーリークロスをMF土居聖真がヒールで落とすと、金崎が鮮やかな左足ミドルをゴール左隅に流し込む。前半終了間際に1点を返し、1-2と1点ビハインドで後半に折り返した。

 川崎Fは後半開始からMF森谷賢太郎に代えて故障明けのU-22日本代表MF大島僚太を投入。すると後半立ち上がりの2分、右サイドのスペースに飛び出したFW船山貴之の折り返しをFW大久保嘉人が左足で流し込み、3-1とリードを広げた。

 大久保は2試合ぶり今季11ゴール目。再び2点差としたが、鹿島も後半14分、MF青木剛の左クロスにFW赤崎秀平が右足アウトサイドで合わせる技ありゴールでゴールネットを揺らした。5月に獲得したばかりのFWジネイが故障で今季絶望となる中、3試合ぶりに先発復帰した赤崎が2試合連続ゴール。2-3と再び1点差に追い上げ、終盤は怒涛の猛攻に出たが、あと一歩及ばなかった。

鹿島01年以来負け越しにブーイング/鹿-川17節
[2015年6月27日21時13分]

前半、チーム2点目のゴールを決める川崎F・FWレナト(撮影・宇治久裕)

<J1:鹿島2-3川崎F>◇最終節◇27日◇カシマ

 川崎Fが敵地で3点を奪い、今季9勝目を挙げた。

 先制はアウェーの川崎Fだった。前半8分、ペナルティーエリアに走り込んだMFエウシーニョが縦パスを受け、相手マークを振り切る。右方向に流れながら右足を振り、ゴールに流し込んだ。

 対する鹿島は日本代表MF柴崎が今季初の欠場。ベンチ外でスタンドから戦況を見守った。「心臓」の不在でチームはリズムがつかめず、好機をつくれない。11分にMF金崎がクロスバー直撃シュートを放ったが、それ以外はチャンスがなく攻められ続けた。

 すると34分、川崎Fが追加点を奪う。ゴール右でボールを受けたFWレナトが切り込み、ボックスの手前から左足でミドル。得意の形で弾道は美しい軌道を描き、ゴール右上に突き刺さった。

 追う鹿島は何とか1点を返す。44分、MF金崎が左足でミドルシュート。レナトの失点と同じような形で意地のゴールを奪い、1点差として前半を終えた。

 後半が始まると、早々に川崎Fが得点を加えた。2分、カウンターからFW船山が持ち込み、グラウンダーのアーリークロス。最終DFの奥で受けたFW大久保が右足で冷静に決め、突き放した。この時点で得点ランク1位に並ぶ通算11点目を挙げた。

 鹿島も粘る。14分、柴崎に代わってボランチで先発した青木が攻め上がって左クロス。FW赤崎が走り込み、右足の甲でとらえてゴールに押し込んだ。前節横浜戦で左膝の前十字靱帯(じんたい)と半月板を損傷し、全治8カ月の離脱となったFWジネイに代わる男が決め、1点差とした。

 その後は一進一退の展開が続いた中、川崎Fが後半32分にFW小林を投入。損傷した右膝半月板の手術を5月11日に受け、前半戦絶望とも言われていたストライカーが第1ステージ最終節で復帰を果たした。

 その後は鹿島が攻勢を強めたが、スコアは動かず。川崎Fが3連勝で締めくくり、鹿島は連勝なしで終戦となった。さらに01年の第1ステージ以来となる負け越しも決定。試合後は大ブーイングが響き渡った。

鹿島不本意8位 不甲斐ない結果にファン罵声!
[2015年6月27日22時46分]


敗戦しガックリと引き揚げる鹿島イレブン(撮影・宇治久裕)

<J1:鹿島2-3川崎F>◇最終節◇27日◇カシマ

 鹿島が7敗目を喫し、01年の第1ステージ以来となる負け越しが決まった。

 日本代表MF柴崎が今季初の欠場。約3年2カ月ぶりのベンチ外となり、スタンドから戦況を見守った。「心臓」不在のチームはなかなかリズムをつかめず、パスの出どころがない。その中でMF金崎とFW赤崎がゴールを奪うなど健闘したが、守備も乱れて簡単に3点を奪われた。

 試合後はブーイングが響き渡り、怒ったサポーターがフェンスの外に集まって罵声を浴びせた。DF昌子は「(柴崎)岳がいないから負けた、と言われるのが悔しい。いなくても鹿島だし、頼ってばかりではないと証明したかった。(松葉づえ姿で観戦したOBのDF内田)篤人さんに勝利を見せられなかったのも悔しい」と言った。

 開幕前は優勝候補に挙げられながら6勝4分け7敗。前半戦は8位という不本意な成績となった。

v鹿島、サポーターから強烈なブーイング…OB内田の前で勝利飾れず

前半、ゴールを決める鹿島・金崎(右)=カシマ

 明治安田J1第1ステージ最終節(27日、鹿島2-3川崎、カシマ)鹿島は立ち上がりが悪すぎた。前半は8分、34分に失点。その後は2点を返すなど持ち直しただけに、セレーゾ監督は「入り方が悪かった。ボールを蹴ることを怖がっていた」と怒り心頭だった。

 第1ステージは一度も連勝できずに終え、試合後にはサポーターから強烈なブーイングが飛んだ。クラブOBで日本代表DFの内田(シャルケ)が観戦に訪れた試合で敗れ、昌子は「篤人さんが見に来てくれたのに、こういう試合をしてしまった」とうなだれた。(共同)

昌子、失点悔やむ「もったいない」観戦の内田に白星贈れず
J1第1S最終節 鹿島2―3川崎F (6月27日 カシマ)


<鹿島・川崎>後半、ゴールを決め喜ぶ鹿島・赤崎
Photo By 共同


 鹿島のOBで観戦に訪れたシャルケのDF内田に白星を届けることはできなかった。

 立ち上がりの8分に先制を許すと、1―2の後半2分にも失点。前後半の開始直後の失点にDF昌子は「もったいなかったですね。特に後半の失点は簡単にやられすぎた。(内田)篤人さんが見に来てくれた試合でこういう試合をしてしまって悔しい」と声を落とした。


スタンドから観戦する内田
Photo By スポニチ


[ 2015年6月28日 05:30 ]

J1鹿島 第1S、8位 攻守に連動性欠く
明治安田J1第1ステージ最終節(27日・カシマスタジアムほか=9試合)鹿島は川崎に2-3で敗れた。通算成績は6勝4分け7敗と負け越し、勝ち点22の8位で第1ステージを終えた。

鹿島は2点を追う前半44分、金崎が1点を返した。しかし後半開始直後に失点。後半14分、赤崎の2試合連続ゴールで1点差に迫ったが、反撃もここまでだった。

既にステージ優勝を決めた浦和は新潟に5-2で大勝し、12勝5分けの勝ち点41とした。2ステージ制で開催された2004年までを含め、史上初めて無敗で終えた。

ドイツに移籍する武藤の最終戦となったFC東京は清水を3-2で下し、4連勝の勝ち点35で2位に上がった。鳥栖と引き分けた広島が同34で3位。

第2ステージは7月11日に始まる。

試合を左右した柴崎 岳の不在 川崎Fが追いすがる鹿島を振り切り勝利
試合2時間前に発表されたメンバー表のなかに、チームの顔である柴崎 岳の名前はなかった。前節の横浜FM戦では、3得点に絡む活躍を見せたゲームメイカーの不在は、鹿島のサッカーがいつもと変わってしまうことを意味する。試合の入り方に注目が集まる中、先にゲームを動かしたのはアウェイの川崎Fだった。

8分、左サイドからカットインした小宮山 尊信からゴール前にクロスが送られると、そこに飛び込んでいたのは右SHのエウシーニョ。絶妙なトラップで小笠原 満男をブロックして前を向くと、飛び出してくる佐藤 昭大の脇を抜く技ありのシュートで先制点を挙げた。

この先制点により序盤からボールを支配していた川崎Fは守備でも安定感を得る。コンパクトな守備で中央のスペースを消すと1対1の突破力を持つカイオ、金崎 夢生を封じる。柴崎のいない鹿島は楔のパスを打てる選手がおらず、サイドでも起点がつくれず、苦しい試合展開となってしまった。34分には、ボールへの寄せが遅くなったところをレナトにミドルシュートを叩き込まれリードを2点に広げられてしまう。

しかし、ここでようやく鹿島にエンジンがかかる。それまで一人でボールを追い回していた小笠原に同調するようにチーム全体がボールへのアタックを敢行。アグレッシブな姿勢を取り戻すと、44分には西 大伍のパスを土居 聖真が繋ぎ、土居とクロスするようにゴール前に侵入した金崎が、10分前のレナトのゴールを彷彿とさせるような美しいミドルシュートをサイドネットに流し込み1点を返して前半を終えた。

前半の流れを受けて後半は鹿島が押し込むかと思われたが、川崎Fがまたも先手を奪う。47分、自陣からパスを繋ぎ、右サイドに開いた船山 貴之がゴール前にクロスを送ると、そこに大久保 嘉人が走り込み3点目を決めてホームチームの出鼻をくじく。

せっかくのムードを消されてしまった鹿島は59分に赤 秀平がクロスに飛び込み1点差に追いすがり、交代選手を次々投入して3点目を奪いに行くものの、ゴールは遠く川崎Fが1点差を守って逃げ切った。

エウシーニョの3戦連発弾もあり川崎Fはこれで3連勝。勝点を30に伸ばすだけでなく、大島 僚太、中村 憲剛、小林 悠という怪我で戦列を離れていた選手も試合に戻ることができた。風間 八宏監督も「11人ではなく全員でうまく戦えた」と白い歯がこぼれる勝利だった。

鹿島としては前節の勝ちをホームに繋げることができず、ファーストステージは6勝4分7敗と負け越しで折り返すこととなった。ホームではわずか2勝ということもあり、試合終了後にはスタンドからブーイングが飛び、昌子 源は「メインのお客さんが僕らを見ることなく帰っていく姿は辛かった」と肩を落とした。

「立ち上がりの試合の入り方が非常に悪かった。25分、30分過ぎまで非常に悪かった」と振り返ったセレーゾ監督。柴崎不在により、CBで出場していた青木 剛をボランチにあげ、空いたCBに山村 和也を入れて試合に臨んだが、2つのポジションをいじらなければいけなかったことが試合に影響したことは否めなかった。

[ 文:田中 滋 ]


ホームにて敗戦し1stステージを負け越して終えた鹿島である。
無念としか言いようがない。
やはり守り切れぬところに問題があろう。
この川崎戦では良い時間帯はかなりあり、得点はもっともっと重ねられたであろう。
二つのゴールは素晴らしかった。
しかしながら、不用意に失点してしまってはリズムに乗れぬ。
この修正が課題となる。
中断期間を挟み、気持ちを切り替えて2ndステージに臨もうではないか。
巻き返しを期待しておる。

仙台・野沢、アウェーでも勝ち点3が欲しい先制弾

2015年06月28日 | Weblog
仙台野沢V弾、名古屋5戦ぶり黒星/仙-名17節
[2015年6月27日21時12分]


前半、先制ゴールを決め歓喜する仙台MF野沢(撮影・江口和貴)

<J1:仙台2-0名古屋>◇最終節◇27日◇ユアスタ

 前日に梅雨入りした宮城のユアスタで降りしきる雨の中、試合はスタートした。

 名古屋はFW川又がベンチスタート、ノバコビッチと永井の2トップ。ホームの仙台は、自慢の堅守で名古屋の攻撃を封じて相手に仕事をさせない。すると前半39分、仙台MF野沢が、今季2号となる先制ゴールを決める。ゴール前でFW奧埜のパスを一閃(いっせん)。リードを奪った。

 後半は、名古屋が川又を入れて打開に努め、同9分には永井が左サイドを駆け抜けクロスを上げるなど反撃。しかし仙台が同24分に奧埜の2戦連発となる追加点を押し込んで快勝。名古屋はビックチャンスを決めきれず、5戦ぶりの黒星を喫した。


先制ゴールを決めた仙台の野沢である。
やはり得点力は健在である。
仙台をJ1残留に導くため躍動しておる。
これからも活躍の報を待っておる。

浦和・興梠、冷静に流し込むことができた

2015年06月28日 | Weblog
興梠、年間王者へ弾みつける2発「タイトルは全部獲りたい」
J1第1S最終節 浦和5―2新潟 (6月27日 埼玉)

 浦和は27日、ホームで新潟に5―2で大勝した。前節20日の神戸戦で第1ステージ優勝を決めて難しい状況下での試合だったが、前半21分のFW興梠慎三(28)のPKでの先制を皮切りに攻撃陣が爆発。最終節を白星で締めくくり、17戦無敗でステージ制覇に花を添えるとともに、目標に掲げる年間優勝にも弾みをつけた。第2ステージは7月11日に開幕する。

 圧倒的な強さで突っ走った第1ステージを象徴する内容だった。17戦無敗の優勝に花を添える5得点の大勝。ゴールラッシュの口火を切ったのは興梠だ。前半21分、PKのチャンス。倒された梅崎に駆け寄り「蹴る?」と聞くと「自信がないので蹴りたくない」との返答が来た。「じゃあ、頂きます」。蹴る方向はあらかじめ決めていた。「アップの時からきょうはPKがあるかなと思っていたので、冷静に流し込むことができた」。右足で冷静に強いグラウンダーのボールを右隅に蹴り込んだ。

 背番号30の6月7日の清水戦以来の2試合ぶりの一撃でチームは勢いに乗った。前半35分、後半5分には武藤が追加点。勝負を決定づけると、後半12分には柏木のパスに反応した興梠が再び決めた。4―1の後半32分には右サイドからのFKに反応した那須がヘディング弾。3月7日の開幕戦以来のゴールを挙げ「自分のイメージ通りのボールを蹴ってくれた。決められてうれしい」と胸を張った。

 難しい状況下での試合だった。前節20日の神戸戦でステージ制覇を決め、この日までの準備期間で選手にはテレビ出演を含めた取材が殺到。ペトロヴィッチ監督は「優勝を決めた次の試合で負けることや、いい試合ができないことはよくある。今週の練習では気持ちを切り替えて、試合に集中するように働きかけた」と明かした。指揮官の不安をよそに選手は試合を通して集中力を持続。興梠は「ステージ優勝しても、浮かれることなくやった結果。まだまだ無敗記録を伸ばしたいし、獲れるタイトルは全部獲りたい」と前を向いた。

 第2ステージ開幕は7月11日、アウェーで松本と対戦する。試合後の優勝セレモニーで阿部主将は「無敗優勝できましたが、戦いはまだまだ続きます」とサポーターに向かって絶叫。ペトロヴィッチ監督は「第2ステージは第1ステージより厳しい戦いになる。中断期間では、夏場の気温の高い中の試合を見据えて、選手を入れ替える準備もしたい」とターンオーバー制を導入する可能性も示唆した。今季10試合以上出場しているフィールド選手は全員が得点しており誰が出てもチームの質が落ちないことが強み。2週間の中断期間で年間制覇に向けた盤石の準備を整える。


<浦和・新潟>前半、PKを決める浦和・興梠
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<浦和・新潟>後半、浦和・興梠がこの日2点目のゴールを決める
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[ 2015年6月28日 05:30 ]


ドッペルパックを決めた浦和の興梠である。
「きょうはPKがあるかなと思っていた」と述べており、如何に浦和がジャッジにて優遇されておることを実感しておる様子。
鹿島時代は最前線でボールを収めるたびにハンドを取られて追ったが、それも今では皆無である。
オフサイドもとられぬ。
自身が一番感じておることであろう。
そして、ただ無念と、我慢しておる者の多さが苦しいところ。
これがJリーグの切り捨ててしまっては、なにも変わらぬ。
ジャッジの向上、そして偏向ジャッジの撲滅を願いたい。