鹿島アントラーズ原理主義

愛する鹿島アントラーズについて、屈折した意見を述べていく場です。

新加入の面々

2014年01月20日 | Weblog
2014年01月20日(月)

チーム始動日の今日は9時と15時より練習を行ったほか、13時よりカシマスタジアムで新体制発表会見を行いました。

新加入の面々である。
皆、良い面構えをしておる。
彼等の活躍で今年はタイトル奪還したい。
期待しておる。

山本脩斗、運動量が持ち味

2014年01月20日 | Weblog
【鹿島】新加入の磐田山本、守備再建だ

新ユニホームを着て写真撮影する、左から山本、赤崎、杉本、カイオ、小泉(撮影・桑原亮)

 鹿島が20日、茨城・鹿嶋市内で新体制発表を行った。

 会見にはSCブラガ(ポルトガル)から加入のMFルイス・アルベルト(30)を除く新加入選手5名が出席した。

 磐田から加入のDF山本脩斗(28)は「運動量が持ち味。90分走り続けてチームの勝利に貢献したい」。昨季52失点した守備陣の立て直しへ、意気込みを見せた。

 [2014年1月20日19時9分]

運動量が持ち味と語る新加入の山本脩斗である。
「90分走り続けてチームの勝利に貢献したい」とのこと。
弛まぬ運動量で左サイドを上下動するのだ。
一見、無駄に見える攻め上がりも、相手守備に綻びをつくる要因となる。
サイドが機能すれば中央も活きてくるというもの。
山本脩斗の躍動で勝利を掴み取りたい。
期待しておる。

赤、1年目からエースとして、チームを勝利に導ける存在になりたい

2014年01月20日 | Weblog
鹿島ルーキー・赤崎、大迫の穴埋める!「1年目からエース」

J1鹿島に新加入し、ポーズをとる(左から)山本脩斗、赤崎秀平、杉本太郎、カイオ、GK小泉勇人=20日午後、茨城県鹿嶋市

 J1鹿島は20日、茨城県鹿嶋市のカシマスタジアムで新加入選手の記者会見を行い、1860ミュンヘン(ドイツ)に移籍したFW大迫勇也の穴を埋める活躍が期待されるユニバーシアード日本代表FW赤崎秀平(筑波大)は「1年目からエースとして、チームを勝利に導ける存在になりたい」と抱負を語った。

 鹿島の特別指定選手として昨季J1で1試合に出た赤崎に加え、U-18(18歳以下)日本代表MF杉本太郎(岐阜・帝京大可児高)や磐田から獲得したDF山本脩斗ら6人が入団する。井畑滋社長は「補強はこれで終わりじゃない」と述べ、ブラジル人を中心にFWの獲得を目指していることを明らかにした。(共同)

鹿島、新加入選手が会見 赤崎「1年目からエース」と抱負

J1鹿島に新加入し、ポーズをとる(左から)山本脩斗、赤崎秀平、杉本太郎、カイオ、GK小泉勇人
Photo By 共同


 J1鹿島は20日、茨城県鹿嶋市のカシマスタジアムで新加入選手の記者会見を行い、1860ミュンヘン(ドイツ)に移籍したFW大迫勇也の穴を埋める活躍が期待されるユニバーシアード日本代表FW赤崎秀平(筑波大)は「1年目からエースとして、チームを勝利に導ける存在になりたい」と抱負を語った。

 鹿島の特別指定選手として昨季J1で1試合に出た赤崎に加え、U―18(18歳以下)日本代表MF杉本太郎(岐阜・帝京大可児高)や磐田から獲得したDF山本脩斗ら6人が入団する。井畑滋社長は「補強はこれで終わりじゃない」と述べ、ブラジル人を中心にFWの獲得を目指していることを明らかにした。
[ 2014年1月20日 17:04 ]

【鹿島】ユニバ日本代表FW赤崎「1年目からエースに」
 J1鹿島が20日、茨城県鹿嶋市のカシマスタジアムで新加入選手の記者会見を行った。1860ミュンヘン(ドイツ)に移籍したFW大迫勇也の穴を埋める活躍が期待されるユニバーシアード日本代表FW赤崎秀平(筑波大)は「1年目からエースとして、チームを勝利に導ける存在になりたい」と決意を明かした。

 鹿島の特別指定選手として昨季J1で1試合に出た赤崎に加え、U―18(18歳以下)日本代表MF杉本太郎(岐阜・帝京大可児高)や磐田から獲得したDF山本脩斗ら6人が入団。「補強はこれで終わりじゃない」と井畑滋社長。ブラジル人中心にFW獲得を目指していることを明らかにした。
(2014年1月20日17時16分 スポーツ報知)

鹿島の赤崎「エースになりたい」
2014年1月20日


 J1鹿島に新加入し、ポーズをとる(左から)山本脩斗、赤崎秀平、杉本太郎、カイオ、GK小泉勇人=20日午後、茨城県鹿嶋市

 J1鹿島は20日、茨城県鹿嶋市のカシマスタジアムで新加入選手の記者会見を行い、1860ミュンヘン(ドイツ)に移籍したFW大迫勇也の穴を埋める活躍が期待されるユニバーシアード日本代表FW赤崎秀平(筑波大)は「1年目からエースとして、チームを勝利に導ける存在になりたい」と抱負を語った。

 鹿島の特別指定選手として昨季J1で1試合に出た赤崎に加え、U-18(18歳以下)日本代表MF杉本太郎(岐阜・帝京大可児高)や磐田から獲得したDF山本脩斗ら6人が入団する。井畑滋社長は「補強は終わりじゃない」と、ブラジル人を中心にFWの獲得を目指していることを明らかにした。


赤のコメントがニュースになっておる。
「1年目からエースとして、チームを勝利に導ける存在になりたい」と自身を込めた言葉が頼もしい。
大迫の穴を埋め、チームに勝利をもたらすのだ。
新エースの誕生を拝みにスタジアムへ向かう。
楽しみである。

新体制会見コメント

2014年01月20日 | Weblog
【2014シーズン始動!】鹿島:新体制発表会見での出席者コメント(14.01.20)
1月20日(月)、カシマスタジアムで鹿島アントラーズの「新体制会見」が行われました。出席者のコメントは以下のとおりです。
---------

●井畑滋社長:
「2014年のスローガンを発表いたします。アントラーズは"SPECTACLE"という言葉を今季のメインスローガンにして戦います。昨シーズンは無冠に終わり、完全なる挑戦者の立場で迎える今シーズン。なんとしても優勝という一大スペクタクルをサポーターともに実現する意味の意気込みを込めました。また、その"SPECTACLE"を支える形で"戦"という文字を当てましたが、読み方は限定致しません。この文字には、「戦(たたか)う」「戦(ふる)わせる」「戦(おのの)かせる」という読み方が存在します。敢えて読み方を限定せず、激しく戦い、魂を戦わせ、敵を戦かせる強さを表現したいと考えております。
続いて強化面についてです。若手選手の更なるレベルアップ、連携の更なる成熟、そしてチームとして勝ちきる強さを身につける、という3つのテーマが軸となります。自在性のあるフットボールを追求していくなかで、リーグ戦においては得点数は昨シーズンの60ゴール以上を目指し、守備では失点数を試合数以下、つまり34失点以下に減らしたいと考えております。2013年とは異なる攻撃パターンを構築し、選手間の連携の成熟を目指して、アントラーズ本来のしたたかさをピッチで表現したいと思います。
また、2009年から遠ざかっているリーグタイトルの奪還、そしてAFCチャンピオンズリーグの出場権の獲得となります。昨シーズンの悔しさをバネに、すべての大会で勝利を重ねていきたいと考えております」

Q:(井畑社長へ)エースだった大迫選手がドイツのクラブに移籍しました。人気、実力共にチームを引っ張っていた存在だったと思います。チームづくりでそれをどうやってカバーできるのかということと、グッズ販売などの面ではどうカバーしていくお考えでしょうか?

「補強に関しては、これで終了ということではなく、現在も継続的に進めております。我々としては、大迫選手の抜けた穴について、攻撃的な選手の補強に全力を費やして、営業活動を行っている状況です。具体的な獲得については、先方もあるので申し上げられませんが、引き続き点の取れる選手の獲得に向けて努力していくということになります」

~新加入選手のコメント~

●山本脩斗選手(鹿島):
「こんにちは。ジュビロ磐田から来た山本脩斗です。アントラーズに入ることができてとても光栄に思います。タイトルを獲るために、チームのために献身的に動いて、ぜひシーズンが終わったときにみんなで喜びを分かち合えるように頑張りたいと思います。よろしくお願いします」

●赤崎秀平選手(鹿島):
「こんにちは。筑波大学から来た赤?秀平です。鹿島アントラーズがまたチャンピオンとして輝けるように、そしてチャンピオンであり続けるために少しでも貢献できたらと思います。よろしくお願いします」

●杉本太郎選手(鹿島):
「こんにちは。帝京大可児高校から来た杉本太郎です。チームの勝利に少しでも関われるように頑張っていきたいと思います。よろしくお願いします」

●カイオ選手(鹿島):
「こんにちは。私の名前はカイオです。鹿島にはチームに貢献するために来ました。練習をたくさんやり、そして年末にはみなさんと笑顔でタイトルが獲れるようにこれから頑張ります。よろしくお願いします」

●小泉勇人選手(鹿島):
「こんにちは。アントラーズユースから昇格した小泉勇人です。自分は地元出身なので、ずっと鹿島アントラーズに入ることを夢見てサッカーをしてきました。このチームに入れて本当に嬉しいです。1年目から試合に絡めるようにがんばってソガさん(曽ヶ端準選手)の座を脅かせるように頑張ります。よろしくお願いします」

Q:アントラーズに加入した率直な感想と、今季の目標をお聞かせ下さい。

山本脩斗選手:
「歴史と伝統のあるチームに来れてとても光栄に思います。個人的な目標としてはしっかり試合に出て、チームのために頑張りたいと思います」

赤崎秀平選手:
「僕は去年から指定選手として早めにチームに参加させてもらっていたので、特に変わったと思う点はないですけど、やっと正式にプロとして踏み出せたので素直に嬉しい気持ちが一番強いです。目標としては、早くチームにフィットするために去年から参加していたので、早くみんなとフィットして試合に出て点を取ってチームに貢献したいです」

杉本太郎選手:
「今は嬉しい気持ちというよりも、新しいスタートがはじまるのでやってやろう、という気持ちが強いです」

カイオ選手:
「鹿島アントラーズにユニフォームを着れてとても光栄に思います。そして鹿島アントラーズの一員になれてとても嬉しく思います。これからたくさんの練習をして全身全霊を込めてチームの皆さんに貢献できるように練習していきます。そして最後には皆さんと一緒にタイトルを獲りたいと思っています」

小泉勇人選手:
「先ほど述べたとおりなんですけど、地元出身なのでずっと鹿島アントラーズに入ることを夢見てました。このチームに入れて本当に光栄ですし、1年目なんですけど、試合に出ることを目標に頑張っていきたいと思います。そしてチームの勝利に貢献できるようしたいと思います。よろしくお願いします」

Q:自分を動物に例えるとなんだと思いますか?

小泉勇人選手:
「例える訳ではないのですが、『蛇』のような存在になりたいと思います。蛇に睨まれた蛙ということわざがあるように、自分がゴール前にいるだけで相手にプレッシャーをかけられるというか、相手の選択肢を消せるような、そういう存在感のあるキーパーになりたいです。自分は体格もでかいので、ヘビーにいきたいと思います(笑)」

カイオ選手:
「動物に例えるなら『チーター』だと思います。チーターというのはとても速く、獲物を狙ったら見逃さないところから、私にすごく似ているのではないかと思います」

杉本太郎選手:
「自分はすごくマイペースなので、『亀』だな、と思います」

赤崎秀平選手:
「動物に例えるなら『鷲』かな、と思います。一発で相手を仕留めることで、相手にとって脅威になる存在になれたら、と思い鷲にしました」

山本脩斗選手:
「動物に例えるなら『馬』だと思います。理由は、仲の良い友達にいつも馬だ、馬だと言われているので」

Q:赤崎選手にお聞きします。大迫選手が移籍した点についての意気込みをお聞かせ願えますか。
「去年、Jリーグに出場した際に、大迫選手はチームのエースとしての働きをしていたと思いますし、一緒にプレーしたかった気持ちはありますけれど、もう大迫さんが出て行ってしまった以上は、自分が一年目からエースとしてチームを勝利に導けるような活躍をまわりからも求められていると思いますし、自分でもそういう存在になっていかないといけないな、と感じています」

Q:改めて自分のセールスポイントをお願いします。

●山本脩斗選手:
「僕の長所は90分間走り続けるスタミナだと思っているので、攻守において90分間走り続けて、チームの勝利のために献身的に頑張りたいなと思っています。」

●赤崎秀平選手:
「僕はシュートに関しては自信があるので、そのシュートに持っていく動きの質、まわりとのコンビネーションを高めて、シュートまで持ち込んでいけたらと思っています」

●杉本太郎選手:
「自分は前線での運動量と、小さいからこそできるプレーをみんなに見てもらいたいです」

●カイオ選手:
「私の特徴も運動量と決定力です。これを生かしてチームに貢献できるよう、一日でも早く試合に出れるようにがんばります」

●小泉勇人選手:
「高さには自信があるので、ハイボールの競り合いには絶対に負けないです」

以上


新体制会見のコメントである。
恒例の動物に例えるとは、小泉が蛇、カイオがチーター、杉本太郎が亀、山本脩斗が馬と各自特色が出た。
仕留める鷲と走る馬は即戦力であろう。
是非とも勝利に貢献して欲しい。
快足を飛ばすチーターであるカイオはうわさ通りの選手のように感じられる。
真面目なコメントも彼の内面を表しておる。
蛇と例えた小泉は意外であった。
狡猾なプレイをし、眼力で相手を萎縮させるのだ。
そして、亀という最もかけ離れた動物を挙げてきた杉本太郎である。
小動物が小気味よく動くのかとおもいきや、マイペースとのこと。
コンスタントに活躍し、得点に絡むプレイをしてくれるのではなかろうか。
今年のニューカマーは精鋭ぞろい。
楽しみである。

今季のユニは鹿島神宮

2014年01月20日 | Weblog
ナイキが鹿島の新ユニフォーム発表…鹿島神宮からインスピレーション

発表された鹿島の新ユニフォーム [写真]=ナイキ

 株式会社ナイキジャパンは20日、鹿島アントラーズの2014シーズンモデルの新ユニフォームを発表した。

 ホームユニフォームは、伝統のカラーコンビネーションであるレッドとネイビーを採用。鹿島神宮の象徴である鹿からインスピレーションを得て、鹿の背中の模様を表現したチェックが、シャツ全面に施されている。茨城県の県花である薔薇をイメージしたディープレッドを基調とすることで、王者として君臨する存在感を、ネイビーを用いることで、鹿島の地域を囲む海をそれぞれ表すことになった。また、クラブ初の採用となったVネックの首元や袖には、アクセントカラーとしてゴールドが使用されている。

 合わせて発表されたアウェーユニフォームは、ホワイトとグレーを基調にしたチェック柄を採用。首元や袖には、ホーム同様にゴールドが配色された。


今季のユニは鹿島神宮からインスピレーションを得てデザインされたものとのこと。
これは素晴らしい。
鹿島の神に身を包み戦いに挑むのだ。
勝利は必須と言ってよかろう。
神の宿った衣で突き進もうではないか。
楽しみである。

新体制記者会見の様子

2014年01月20日 | Weblog
[2014シーズン始動!]鹿島:新体制記者会見


20日、J1鹿島アントラーズは県立カシマサッカースタジアムにおいて2014年の新
体制発表会見を行いました。会見には井畑滋社長の他、山本脩斗選手、赤崎秀平
選手、杉本太郎選手、カイオ選手、小泉勇人選手が出席しました。

[2014シーズン始動!]鹿島:新体制記者会見


今季の新ユニフォームはクラブ史上初となるチェック柄を採用。90年代に使われ
ていた臙脂に近い濃い赤と、3連覇を達成した2000年代のフレッシュな赤がチェックになっています。モデルは杉本太郎選手。

[2014シーズン始動!]鹿島:新体制記者会見


アウェイも同じくチェック柄。今季モデルは半袖のみとなり選手はアンダーウェアを着用して寒さに備えるようです。モデルはカイオ選手。

[2014シーズン始動!]鹿島:新体制記者会見


緊張感一杯の会見でしたが、杉本太郎選手からはときおり笑顔も見られました。恒例となった「自分を動物にたとえると?」という質問には、「マイペースなので亀だと思います」と答えていました。


新体制記者会見の様子である。
緊張の面持ちが伺える。
この緊張が解け、試合にて躍動してくれるであろう。
新たなる選手を迎え入れた今季の鹿島は、常勝の名に恥じぬ戦いをしてくれるであろう。
期待しておる。

杉本太郎、小さいからこそできるプレーを見てもらいたい

2014年01月20日 | Weblog
世界も注目する鹿島17歳MF杉本「小さいからこそできるプレーを」
14/1/20 17:01



 帝京大可児高(岐阜)から鹿島アントラーズに加入するU-18日本代表MF杉本太郎は世界が注目する17歳だ。杉本は12年にイランで開催されたAFC U-16選手権イラン2012で3得点をマークするなど大会MVPに選出される活躍でU-16日本代表の準優勝に貢献。同年のAFC最優秀ユースプレーヤー候補にもノミネートされたMFは昨年もU-17日本代表として出場したU-17W杯UAE2013でゴールを奪うなど国際舞台で印象的な活躍を見せてきた。その活躍に注目しているのは国内のメディア、関係者だけではない。スポーツブランドのナイキ社からは元ブラジル代表の“レジェンド”ロナウド氏の後継者として、世界で15名の「若くて才能のあるフットボールプレーヤー」に指名。世界で計1998足のみのスパイク「MERCURIAL VAPOR」記念モデルを特別に贈呈されるなど、世界的にも注目を集めてきた。

 周囲からの注目には十分に慣れているMFだが、この日の新体制発表会見は少し勝手が違ったようだ。その緊張の度合いの高さは周囲にも伝わるほど。「あそこ(記者会見の壇上)に座ったら、頭真っ白になって自分が何言っているか分からなかったです(微笑)。試合よりも緊張しました」と明かしたが、それでも「チームの勝利に関わることができるように頑張る」と力強く誓った。

 高い評価を受けて鹿島入りするが、高校3年間について満足はしていない。昨夏の全国高校総体では8強進出を果たしたものの、中心選手のひとりとして期待され、ファイナリストになることを目標にしていたU-17W杯では決勝トーナメント初戦で敗れ、続く高校選手権も岐阜県予選準決勝で敗退して最後の全国舞台を踏むことができなかった。「鹿島に入れて嬉しい気持ちもあったんですけど、高校生活は(U-17)代表でもベスト16で終わってしまって、選手権も出られないということが続いてしまって嬉しい気持ちよりも悔しい気持ちの方が強い高校生活になっちゃいました」。

 その悔しい思いもバネにプロで飛躍する。160cm台前半と小柄だが、ポジショニングの良さと動き出しのスピード、質の高さは秀逸。鋭いターンでDFを振り切り、決定的なラストパスやシュートで試合を決める。プロのDFとの体格差は不安視されるが「昔から小さかったので今さらって感じですね」と気にしていない。小さくても国際舞台で評価を高めてきたMFは「相手に触れられないところでボールを受けて、そこからゴールにつながるプレーをしたいと思います。前を向いた時とかは(プロ相手でも)やれるなと感じているんですけど、止まって受けたりしてプレッシャーをモロに受けると身体が小さい分、やられてしまうのでボールを受ける前の動き、判断力を上げるために(より)周りを見て情報を入れていかないといけないと思っています」と前を向いた。「小さいからこそできるプレーを見てもらいたい」と力を込めた杉本。その経験と、“小さいからこそできるプレー”で鹿島でも注目される存在となる。


入団会見に緊張を隠せなかった杉本太郎である。
「頭真っ白になって自分が何言っているか分からなかったです」とのこと。
会見など、これから幾度も経験すれば慣れるもの。
それよりも、小柄な体格で躍動する杉本太郎の活躍を一日も早く観たいものである。
ロナウドの後継者たるプレイは人々を魅了するはず。
臙脂のユニフォームで輝く日がもうそこまで来ておる。
“小さいからこそできるプレー”を楽しみにしておる。

赤、チャンスだなという気持ち

2014年01月20日 | Weblog
鹿島が新体制発表!注目ルーキーの赤崎は18番、杉本は32番に決定
14/1/20 14:51

 鹿島アントラーズは20日、14年シーズンの新体制と背番号を発表した。無冠だった昨シーズンから挑戦者の立場で迎える14年シーズンのチームスローガンは、優勝という一大スペクタクルを完結させる決意を込めて「SPECTACLE『戦』」に決定。筑波大から加入する注目ルーキーのFW赤崎秀平の背番号は18番、帝京大可児高(岐阜)から加わったU-18日本代表MF杉本太郎は32番を背負う。

 また磐田から完全移籍してきたDF山本脩斗は16番、ポルトガルのブラガから加入したMFルイス・アルベルトは8番に決定。ルーキーでは千葉国際高(千葉)出身のMFカイオが33番、鹿島ユースから昇格するGK小泉勇人は31番を背負う。

 なお、FW大迫勇也(1860ミュンヘン)がつけていた9番、DF岩政大樹(BECテロ・サーサナFC)が背負っていた3番はそれぞれ空き番号となっている。

以下、新体制および背番号一覧

■コーチングスタッフ
監督:トニーニョ・セレーゾ
コーチ:石井正忠
コーチ:大岩剛
フィジカルコーチ:マリオ・アウグスト
GKコーチ:古川昌明
テクニカルスタッフ:小杉光正

■選手背番号
1 GK 佐藤昭大
4 DF 山村和也
5 MF 青木剛
6 MF 中田浩二
8 MF ルイス・アルベルト(←ブラガ)
10 MF 本山雅志
11 MF ダヴィ
13 MF 中村充孝
15 DF 昌子源
16 DF 山本脩斗(←磐田)
17 DF 前野貴徳
18 FW 赤崎秀平(←筑波大)
19 FW 豊川雄太
20 MF 柴崎岳
21 GK 曽ヶ端準
22 DF 西大伍
23 DF 植田直通
24 DF 伊東幸敏
25 MF 遠藤康
27 MF 梅鉢貴秀
28 MF 土居聖真
29 GK 川俣慎一郎
30 MF 宮内龍汰
31 GK 小泉勇人(←鹿島ユース)
32 MF 杉本太郎(←帝京大可児高)
33 MF カイオ(←千葉国際高)
34 FW 中川義貴
35 MF 野沢拓也
40 MF 小笠原満男


[写真]鹿島の新体制発表に出席した新加入5選手。左から山本、赤崎、杉本、カイオ、小泉

(取材・文 吉田太郎)

鹿島期待の即戦力、FW赤崎は大迫移籍をチャンスに
14/1/20 15:37



 「ポスト・大迫」の座は、大迫と同じ鹿児島県出身のストライカーが射止める。鹿島アントラーズは今月6日、昨シーズンチームトップの19ゴールを叩きだしたエースFW大迫勇也がドイツ2部の1860ミュンヘンへ移籍することを発表。MVPを獲得した11年ナビスコ杯など鹿島にタイトルをもたらしてきた大迫に代わる存在として期待が高まっているのが、筑波大から加入した新人FW赤崎秀平だ。

 佐賀東高(佐賀)時代からJクラブの熱い視線を受けてきた赤崎は、筑波大1年時に関東大学リーグ1部でいきなり得点王。3年時にも同リーグの得点王を獲得した。また全日本大学選抜としても11年ユニバーシアード金メダル、昨年の同大会は銅メダルに終わったものの、世界大会で得点王。加えて3年時の天皇杯では鹿島、4年時の同大会では柏からゴールを奪っている大学サッカー界ナンバー1のストライカーだ。本人も「高校でプロに行かなかった時点で4年後、即戦力として力を求めれると自分でも思っていたし、期待に応えられるように頑張っていきたいです」と即戦力として期待に応えるつもりでいる。

 同郷の大迫の下で学びたかったという思いはもちろんある。ただ、大迫移籍の第一報を聞いた時に頭をよぎったのは「プレッシャーがかかるだろうな」という思いと「単純にチャンスだなという気持ち」。筑波大、全日本大学選抜のエースとして数々のゴールを叩き出してきたストライカーは「自分が1年目からエースとしてチームを勝利に導けるような活躍を周りからも求められると思いますし、自分でもそういう存在にならなければいけない」と力を込めた。

「(昨年、大迫と一緒に練習した際には)『自分を出していい』というふうに言われましたし、一つひとつの動きをよく見てくださって、『その動き、いいからもっと強く要求していいんじゃない』と声をかけられることもありました。そばでいろいろなものを吸収したいという気持ちがありましたし、去年少し練習参加しただけですけど、一つひとつの技術、取り組み方に関してもアントラーズの中でも一流だったと思いますし、(大迫がいれば)もっと違ったプロ一年目になったと思います。でも、もう現状いないので、大迫さんが移籍されましたけれど、安心していられるような内容と結果を出せるチームにしていかなければいけない」。

 そのためには自分がチーム、サポーター、そしてドイツに新天地を求めた大迫も安心させるプレーをしなければいけない。もちろん、簡単に結果が出るとは本人も思っていない。ただ動き出しの速さと質、そして得点感覚の高さは非常に高いレベルにあり、アシスト能力にも長けている。懸念されていた肩の手術を昨年10月に実施し、キャンプ序盤は別メニューとなる模様だが、「キャンプの頭に関しては、戦術練習よりも個人の心拍を上げるメニューがメインと言われたので出遅れるという感じではない」と不安はない。タイトル奪還を目指す鹿島で背番号18のストライカーが開幕から勝利に貢献し、大迫移籍の不安を振り払う。

(取材・文 吉田太郎)


大迫の移籍をチャンスと受け取る赤である。
関東大学リーグ1部にて二度の得点王に輝いたゴールゲッターはメンタリティが違う。
しかしながら、細やかな配慮がコメントの端々に感じられクレバーな選手という印象が持てる。
これならば、早い段階から頭角を現してくれるであろう。
手術明けということで、キャンプ序盤は別メニューとのことだが、コンディションが整い次第すぐに実戦投入されるであろう。
赤崎の活躍が今から楽しみである。

井端社長、更なる補強を示唆

2014年01月20日 | Weblog
鹿島新体制会見 なお大迫の穴補強へ
2014年1月20日

 J1鹿島が20日、カシマスタジアムで新体制会見を行った。移籍で磐田からDF山本脩斗と、ポルトガル・SCブラガからMFルイスアルベルトが、新人ではユースから昇格したGK小泉勇人、帝京大可児高からMF杉本太郎、千葉国際高からMFカイオ、筑波大からFW赤崎秀平が加入した。来日前のルイスアルベルト以外の5人が会見に出席した。

 今オフにFW大迫勇也がドイツ2部・ミュンヘン1860へ移籍。昨季、リーグ戦で19得点を挙げたエースの穴は大きい。井畑滋社長は「今回の補強につきましては、これで終了ということではなく、進めております。大迫選手の抜けた穴、攻撃的な選手の補強に全力を挙げている。点の取れる選手の獲得へ努力しているところです」と説明した。

 新加入選手の意気込みは以下の通り。

 DF山本「歴史と伝統のあるチームに来られて光栄に思います。しっかり試合に出てチームのために頑張りたい」

 GK小泉「日本代表で活躍している西川選手、権田選手と対戦したい」

 MF杉本「今はうれしい気持ちというより、新しいスタートなので、やってやろうという気持ちが強いです」

 MFカイオ「練習をたくさんして、全身全霊を込めて貢献したい。最後にはタイトルをとりたい」

 FW赤崎「去年から指定選手として早めに参加させていただいていた。正式にプロとして踏み出せたので、素直にうれしい気持ちが一番強いです。早くフィットして試合に出て点を取ってチームに貢献できるようにしたい」


新入団4人のコメントを報じるデイリーである。
山本脩斗は、歴史あるクラブへの加入を喜んでおる。
かつては好敵手と呼ばれたジュビロからの移籍だけにかかる期待の重圧をはねのけて欲しいところ。
ルーキーの小泉は日本を代表するGK二人の名を挙げ対戦したいと述べる。
しかしながら、その二人以上に曽ケ端は偉大なるプレイヤーである。
その壁を乗り越えてポジション掴むべく努力に努力を重ねて欲しい。
杉本太郎は新しいスタートを強く心に誓っておる。
若手というレッテルを一日も早く剥がすのだ。
カイオはタイトルを口にした。
新卒とはいえ、助っ人でもある。
ここは優勝に貢献して名を上げるのだ。
そして赤である。
プロとしての意気込みを強く語っておる。
学生時代とは異なるプロリーグのスピードに一日早くも慣れ、戦力として一本立ちするのだ。
また、井畑社長は更なる補強について示唆しておる。
攻撃的な選手が誰であるのか興味深い。
噂の杉本健勇なのか、二列目のブラジル人なのか、はたまた二人共なのか。
攻撃の担い手を補強し、爆発的な得点力を得て勝利を積み重ねようではないか。
楽しみである。

2014シーズン・スローガンは「SPECTACLE 戦」

2014年01月20日 | Weblog
2014シーズンスローガン
2014年01月20日(月)

2014シーズンのクラブスローガンを発表しましたので、お知らせいたします。


SPECTACLE



挑戦者の立場で迎える2014シーズンにおいて、優勝という一大スペクタクルを完結させる決意を込めた。「SPECTACLE」はラテン語の SPECTO(見る)に由来し、「SPECTATOR」(観客)と語源を一にしている。12番目の選手がもう一人の主役であることをあらためて胸に刻み、ともにストーリーを創造していく。
また、スペクタクルの核となる要素として「戦」という字を当てた。この文字には「戦(たたか)う」「戦(ふる)わせる」「戦(おのの)かせる」など様々な読み方があり、クラブの伝統を象徴する。激しい戦いをベースに、魂を戦(ふる)わせ、敵を戦(おのの)かせる強さを取り戻し、スペクタクルを紡いでいく。

デザインコンセプト:
■SPECTACLEの字体(フォント)は、ロゴ用に制作したオリジナル。ゼロから「創造」していくことを表現した。
■メインエッセンスとなる「戦」は、壮大なスペクタクルを支える形で配置。戦いの場であるカシマスタジアムのイメージも投影した。

2014シーズンの登録選手について
2014年01月20日(月)

2014年のトップチームの登録選手は以下の通りとなりましたのでお知らせします。
GK
1 佐藤 昭大 さとう・あきひろ AKIHIRO
SATO 1986/8/30 185/78 三重県
21 曽ヶ端 準 そがはた・ひとし HITOSHI
SOGAHATA 1979/8/2 187/80 茨城県
29 川俣 慎一郎 かわまた・しんいちろう SHINICHIRO
KAWAMATA 1989/7/23 188/86 静岡県
○31 小泉 勇人 こいずみ・ゆうと YUTO
KOIZUMI 1995/9/14 190/83 茨城県
DF
4 山村 和也 やまむら・かずや KAZUYA
YAMAMURA 1989/12/2 186/80 長崎県
15 昌子 源 しょうじ・げん GEN
SHOJI 1992/12/11 182/74 兵庫県
◎16 山本 脩斗 やまもと・しゅうと SHUTO
YAMAMOTO 1985/6/1 180/69 岩手県
17 前野 貴 まえの・たかのり TAKANORI
MAENO 1988/4/14 170/63 愛媛県
22 西 大伍 にし・だいご DAIGO
NISHI 1987/8/28 176/73 北海道
23 植田 直通 うえだ・なおみち NAOMICHI
UEDA 1994/10/24 186/77 熊本県
24 伊東 幸敏 いとう・ゆきとし YUKITOSHI
ITO 1993/9/3 175/68 静岡県
MF
5 青木 剛 あおき・たけし TAKESHI
AOKI 1982/9/28 183/75 群馬県
6 中田 浩二 なかた・こうじ KOJI
NAKATA 1979/7/9 182/74 滋賀県
◎8 ルイス アルベルト LUIS
ALBERTO 1983/11/17 183/80 ブラジル
10 本山 雅志 もとやま・まさし MASASHI
MOTOYAMA 1979/6/20 175/65 福岡県
13 中村 充孝 なかむら・あつたか ATSUTAKA
NAKAMURA 1990/9/13 173/67 大阪府
20 柴崎 岳 しばさき・がく GAKU
SHIBASAKI 1992/5/28 175/64 青森県
25 遠藤 康 えんどう・やすし YASUSHI
ENDO 1988/4/7 168/69 宮城県
27 梅鉢 貴秀 うめばち・たかひで TAKAHIDE
UMEBACHI 1992/6/8 176/67 大阪府
28 土居 聖真 どい・しょうま SHOMA
DOI 1992/5/21 172/63 山形県
30 宮内 龍汰 みやうち・りゅうた RYUTA
MIYAUCHI 1994/3/2 170/67 千葉県
○32 杉本 太郎 すぎもと・たろう TARO
SUGIMOTO 1996/2/12 162/62 岐阜県
○33 カイオ CAIO 1994/4/19 173/69 ブラジル
35 野沢 拓也 のざわ・たくや TAKUYA
NOZAWA 1981/8/12 176/70 茨城県
40 小笠原 満男 おがさわら・みつお MITSUO
OGASAWARA 1979/4/5 173/72 岩手県
FW
11 ダヴィ DAVI 1984/3/10 183/85 ブラジル
○18 赤 秀平 あかさき・しゅうへい SHUHEI
AKASAKI 1991/9/1 174/70 鹿児島県
19 豊川 雄太 とよかわ・ゆうた YUTA
TOYOKAWA 1994/9/9 173/62 熊本県
※34 中川 義貴 なかがわ・よしき YOSHIKI
NAKAGAWA 1993/7/14 176/76 茨城県

計29名 ◎移籍加入 ○新人選手 ※背番号変更

2014シーズンのスタッフについて
2014年01月20日(月)

2014年のトップチームスタッフ構成が以下の通り決定いたしましたのでお知らせします。

コーチングスタッフ
監督 トニーニョ セレーゾ
コーチ 石井 正忠 いしい・まさただ
大岩 剛 おおいわ・ごう
フィジカルコーチ マリオ
GKコーチ 古川 昌明 ふるかわ・まさあき
テクニカルスタッフ 小杉 光正 こすぎ・みつまさ
チームスタッフ
マネージャー 増川 岳 ますかわ・がく
高田 優二 たかだ・ゆうじ
大川 一樹 おおかわ・かずき
通訳 高井 蘭童 たかい・らんどう
川窪 匡哉 かわくぼ・まさや
メディカルスタッフ
チームドクター 香取 庸一 かとり・よういち
関 純 せき・じゅん
宮川 俊平 みやがわ・しゅんぺい
石井 朝夫 いしい・ともお
山藤 崇 さんどう・たかし
春日 正照 かすが・まさてる
フィジオセラピスト ロドリゴ
安藤 貴之 あんどう・たかゆき
アスレチックトレーナー 橋本 敏広 はしもと・としひろ
トレーナー 山下 章雄 やました・あきお
奥田 鉄也 おくだ・てつや
強化部
常務取締役強化部長 鈴木 満 すずき・みつる
強化担当部長 山崎 勇次 やまざき・ゆうじ
強化担当 吉岡 宗重 よしおか・むねしげ
チーム管理担当部長 長石 博之 ながいし・ひろゆき
スカウト担当部長 椎本 邦一 しいもと・くにひと
スカウト担当 亀谷 誠 かめたに・まこと
長谷川 祥之 はせがわ・よしゆき


今季のスローガン及び選手・スタッフが公表された。
スローガンは「SPECTACLE 戦」。
響きも良く、より素晴らしい試合内容で勝利を積み重ねてくれそうである。
選手としては、噂された西本山の移籍は避けられておる。
これは重畳。
また、背番号として昇格した者は無く、これまでの背番号を引き継ぐ格好となった。
ただ、中川だけは懲罰的な意味合いもあり降格させられておる。
ここで腐ることなく、よりよい背番号を与えられるよう精進して欲しいところ。
その18番を背負うのは新人の赤である。
層の薄いFW陣の中で、本格派ストライカーとしての本領発揮してくれることを臨んでおる。
いよいよ、今シーズンが始まる。
新加入選手も多く、これから合流する者もおる。
チーム一丸となって勝利を目指そうではないか。
楽しみである。

大迫、1860ミュンヘンへの移籍を真剣に悩み決断

2014年01月20日 | Weblog
海外移籍か、国内残留か。
大迫と齋藤の対照的な決断。
~半年後のW杯本大会を見据えて~

二宮寿朗 = 文
text by Toshio Ninomiya
photograph by AFLO
2014/01/20 06:15

 今冬、ザックジャパンのメンバーでもあるJリーガー2人の去就に高い関心が集まっていた。

 1人は鹿島アントラーズの“ハンパないストライカー”大迫勇也で、もう1人は横浜F・マリノスの21年ぶりとなる天皇杯優勝に貢献した“ハマのメッシ”こと齋藤学である。

 いずれもドイツのクラブから移籍のオファーが届いたが、前者は2部1860ミュンヘンへの完全移籍を決め、後者は1部ヴォルフスブルクに断りを入れてマリノスに残った。対照的な決断だった。

 なぜ「国内組」の海外移籍が注目されるのかというと、半年後にブラジルW杯を控えているからだ。

 欧州内移籍ならよくある話。W杯まで残り半年というタイミングでACミランに移籍した本田圭佑は、4年前もVVVフェンロからCSKAモスクワに移籍している。新天地で欧州CLを戦うなどして成長を遂げ、本大会での勢いにつなげた成功体験が彼にはある。

日本から欧州への移籍は、リスクが大きく見えるが……。

 しかし日本から欧州への移籍となると、W杯を考えればリスクの度合いが少々違ってくる。欧州のシーズン途中から新しいチームに加入する難しさに直面しながら環境に慣れて、なおかつポジションを奪わなければならない。“助っ人”だけに結果を出せなければ、出場機会だって減ってくる。半年というリミットのなかで答えを出していかないと、W杯に影響を及ぼしてくることになる。

 実際、南アフリカW杯の半年前に日本から欧州に渡った代表メンバーはいない。内田篤人にしても川島永嗣にしても、大会後の移籍であった。逆に欧州のチームで出場機会に恵まれていなかった中村俊輔、稲本潤一が日本に復帰した時期でもある。ピッチに立たなければ、当然ながらコンディションの問題も出てくる。各々、W杯を重視しながらプレー先を慎重に選んでいた印象がある。

 では、なぜ大迫は高いリスクを背負ってまで、このタイミングでドイツに渡らなければならなかったのか。

 彼は以前、このように話していた。

ドイツで点を取れなければ、本大会での活躍もない。

「うまくなって(代表に)入って、なおかつそこで得点を取っていかないと意味がない」と――。

 メンバーに選ばれるばかりでなく、本大会で活躍することをセットにしての目標。ドイツ2部の舞台とはいえ、守備は激しい。ここでゴールを挙げなければ本大会での活躍もないと覚悟を決めたうえでの決断だろう。ただ大迫にとって決して環境は悪くない。得点力不足に陥ってリーグ8位と低迷するチーム事情から先発で起用されそうな見込みだ。また、フランクフルト時代に高原直泰、稲本を指導してきたフンケル監督がいるのも、日本人プレーヤーに理解があるという点で大きいとも言える。

足首の手術、ACL出場……齋藤はマリノス残留を選んだ。

 一方の齋藤は今オフ、左足首の遊離軟骨を除去する内視鏡手術を受けるという。海外志向が強かっただけに、この手術がマリノス残留を選んだ最大の要因だったのかもしれない。しかしケガばかりが理由ではないはずだ。今のマリノスはリーグ優勝を取り逃がしたとはいえ、天皇杯を制覇した完成度の高いチーム。齋藤にとって初めてのACLの舞台も待っており、このチームで十分に成長できると踏んでのことではなかったか。

 実際、セレッソ大阪の山口螢はJリーグで成長してボランチのレギュラー争いに食い込んでいる。環境もさることながら、それ以上に個人の意識が最も大切だということだ。

 若武者のそれぞれの決断。成長しようと真剣に悩み抜き、答えを導き出したことに価値がある。


1860ミュンヘンへの移籍を決断した大迫と国内に留まった齋藤との対比を語った記事である。
悩み抜き答えを導き出したことに価値があると締める。
ブラジルW杯としての結果は半年後には現れるであろう。
しかしながら、フットボーラーとしての人生はそこで終了ではない。
この移籍によって一時的に良い悪いが出たとしても、それは一過性のものである。
4年後にもまたW杯はある。
それだけでなくサッカーは広く深く世界に広まっておるのだ。
我らとしては大迫の決断を尊重したい。

小笠原満男、サッカーと復興

2014年01月20日 | Weblog
小笠原満男が被災地で語る「サッカーと復興」
2014.01.20
佐野美樹●文 text&photo by Sano Miki


 2014年1月――東日本大震災から3度目の正月を迎えた今年も、小笠原満男(鹿島アントラーズ)は多くの子どもたちに囲まれて新年をスタートさせた。


東北でがんばっている子どもたちの笑顔を見ると、自然とうれしくなるという小笠原満男。

 岩手県出身の小笠原。震災後、東北地方のサッカー復興のために、東北六県出身のJリーガーを募って、任意団体『東北人魂を持つJ選手の会』を発足した。通称『東北人魂』である。
『東北人魂』の活動は、被災地の子どもたちのJリーグ公式戦への招待、チャリティーオークションの実施などあるが、東北地方で行なわれるサッカーイベントについては、主に選手たちのオフを利用して行なわれてきた。一年の内でも、Jリーガーにとって長いオフとなる1月は、毎年多くの選手が参加。今では被災地のみならず、東北各地で子どもたちとサッカーをするイベントが催されている。小笠原も3年間、年始には欠かさず東北各地に足を運び、被災地の子どもたちと一緒にボールを蹴り、復興のために尽力している。
 一方で、いまだ被災地の復興はなかなか進んでいない。子どもたちが自由に走り回り、思う存分サッカーができる場所もまだまだ少ないのが現状だ。
 はたして、小笠原の目に映る今の”東北の姿”とはどんなものなのか。そして、彼の”復興”にかける率直な思いとは――被災地でイベントに参加する小笠原を直撃した。

――今回、『東北人魂』のイベントだけでなく、岩手県沿岸の被災地を案内していただきました。そこで目の当たりにしたのは、「復興」とはまだまだ言えない景色でした。岩手県沿岸の南から北まで、ほとんどが厳しい状況であることに言葉が出ませんでした。
「瓦礫(がれき)がなくなっただけですからね。目に見える限り、『復興している』とは言えない。でも先日、ある市役所の(復興にかかわる)関係者とお会いする機会があって、復興作業についていろいろとお話をうかがったんです。そうしたら、やはりさまざまな問題があって、そんなに簡単に再開発というのは進むものではないらしくて。住民の方々の声をすべて拾わなければいけないですし。第一、慌てて町を作って『失敗しました』『また被災しました』では、元も子もないですからね。正直、時間がかかるのも仕方のないことなのかな、とも感じています。もちろん、できるだけ早く(町を)戻してほしいし、何とかしてもらいたい気持ちは強いんですけど……。今回、イベントに参加してくれた子どもたちの中にも、まだ仮設住宅から通っている子もいますからね。早く元のとおりになって、みんなが不自由のない生活に戻ってほしいって、すごく思っています」

――さて、『東北人魂』の年始イベントも今年で3回目を迎えました。この3年間、子どもたちとの触れ合いを大切にしながら、東北サッカー復興のために活動されてきて、今回改めて気づいたこと、感じたことなどはありましたか。
「実は今回、触れ合った子どもたちから『来てくれてありがとう』の言葉のあとに、『みなさんみたいなJリーガーを目指してがんばります!』って言われたんです。それを聞いたときは、すごくうれしかったですね。最初の頃は、目の前のことで精一杯で、先のことなんて考えられなかったと思うんです。それが、3年目になってようやく『Jリーガーになりたい』って、子どもたちが将来の夢や希望を語ってくれた。そういう声を何回か聞くことがあって、本当にうれしかったです。僕らの活動の主旨でもある、『東北からJリーガーをもっと輩出させたい』『僕らを追い越してくれる選手がこの活動の中から出てきてほしい』という思いが少しずつでも伝わってきたのかな、って」


今年のオフも、東北の各地で子どもたちと一緒にボールを蹴っていた小笠原。

――子どもたちの気持ちも次第に前向きになってきているんですね。
「震災直後は、サッカーができる場所なんて、ほとんどなかったですからね。子どもたちも当初は、(サッカーを)続けるのか、やめるのか、という感じだったと思うんです。それでも、時が経つに連れて『やっぱり(サッカーを)がんばる』ってことになって、今はさらにそこから、もう一歩前に進んでくれたのかなっていう気がしますね。しかも、僕らJリーガーが出向いて、僕らと触れ合うことによって、子どもたちがJリーガーを目指してもらえるようになったのかな、と思うと余計にうれしいですね。少しずつサッカーの環境も……本当に少しずつだけど、なんとか場所を見つけ出してサッカーをやれるようにもなってきているから、『Jリーガーを目指す』という子どもたちをはじめ、東北のみなさんには本当にがんばってほしいです」

――『東北人魂』の活動がいい形で芽生え始めているようですね。ところで、シーズン中はもちろん、大事なオフを削ってでも、小笠原選手が『東北人魂』の活動に励む原動力はどこからきているのでしょうか。
「ひとつはっきり言えるのは、地元だから、です。正直に言えば、他の地域、例えば、九州や四国で同じような活動はできなかったと思います。阪神淡路大震災(1995年)のあとも、中越地震(2004年)のあとも、自分は何もできなかったですから。やはり今回は地元で起こったことだし、お世話になった人たちが困っていたり、大変な思いをしたりしている。毎回(地元に)帰ってくる度に、そうした苦労をしている姿を間近で見てきていますし。そうしたら、何か力になりたい、恩返しをしたいっていうのは当たり前というか。地元だから、そういう気持ちが自然と沸いたんだと思います」
――『東北人魂』の活動を通して、小笠原選手自身、何か変わったことはありますか。
「何かが変わったというより、なんていうか……(自分は)今までいろいろな人に支えてもらってサッカーをやっていたんだなぁ、ということを改めて実感しています。震災直後から、いろいろな方にサポートをしてもらったり、さまざまなことを多くの人たちにやってもらったりしていますからね。だからその分、今は(自分が)みんなに恩返しをしていかなきゃいけないな、と思っています。いつも、助けてもらってばかりではよくないですからね。どこで、誰が、何をしてくれたのかはわからないので、僕のことを必要としてくれて、声をかけていただいたら、できる限りいろいろなところに出向いて行くつもりです。恩返しというか、感謝というか……、やはり助けてもらったり、協力してもらったりしたことに対して、お礼をしていかなければいけないな、と思っています」
――今後の『東北人魂』の活動については、どういったことを考えていますか。
「『支援の継続性が大事』ということがよく言われていますけど、個人的な考えでは、一日でも早く復興して、支援なんてなくなるのが、いちばんの復興だと思っているんです。だから、そういう日が早く来てほしい。だけど、そうなるまでは、まだまだ時間がかかりそうですけどね……。『東北人魂』の今後については、自分がどうしたい、こうしたい、というのではなく、この会の選手みんなの意見を聞いて、みんなで話し合っていきながら、いろいろなことを展開していきたいと思っています。今回も、イベントの前日とかにみんなでご飯を食べていたときに、たくさんのアイデアが出てきたりしたんです。なかでも『面白いな』って思ったのが、秋田と盛岡と福島のチームがJ3に加入することになったので、『東北人魂』とそれらのチームとで、東北で試合をしたいね、という話。東北出身の選手たちが、東北のチームと試合をするっていうのは、すごくやる意味があるんじゃないかって、盛り上がったんです。自分もそう思うし、やはり『東北』っていうのを大事にしたい。『東北人魂』が日本代表と試合をするっていう案も出ていたけど、東北のクラブと試合をするほうが『東北人魂』らしいかなっていうのはあるし、地味なオレらっぽい(笑)。実現できたらいいなぁ」

――『東北人魂』の活動も大切ですが、小笠原選手をはじめ、みなさんの本業はプロのサッカー選手。そこでの活躍も不可欠だと思います。
「まずは、そこですよね。選手ですからね。それぞれの選手が、各チームで活躍することがいちばんだと思っています。例えば、昨年は福島県出身で『東北人魂』のメンバーである、高萩洋次郎の所属するサンフレッチェ広島がリーグ優勝して、彼自身、東アジアカップ(7月)で日本代表に選ばれた。そうした洋次郎の活躍を見て、彼の地元のファンの人たちは、かなり喜んでくれたと思うんですよ。また、競技は違いますけど、プロ野球では楽天が優勝して、東北全体がすごく盛り上がったじゃないですか。だからこそ、自分たちもまずは所属チームでがんばって、活躍しなければいけない。それが、大前提。アントラーズも東北出身の選手が多いですから、がんばらないといけないですね。それぞれの地元の人たちに、喜んでもらいたいですから。そうやって喜んでもらったり、盛り上がってもらったりする話題を、プロのサッカー選手である自分たちはたくさん作っていかなければいけないと思っています」
――最後に、アントラーズの選手として、今季にかける思いを聞かせてください。
「今季から、岩手県出身で『東北人魂』メンバーの山本脩斗(ジュビロ磐田→アントラーズ)が加入します。ますます東北の選手が多くなるので、一層がんばらないといけないですね。目標というか、アントラーズが目指すのは優勝しかないですから。2位でも、3位でもダメですから、常に頂点を目指してやるだけです。そうやって目指すべきこと、やるべきことがはっきりしているので、やりがいはすごくありますよ。だから、しっかりサッカーをがんばっていきますが……、自分はサッカーだけをやっていればいいっていうのは違うな、と思っているんです。その思いっていうのは、うまく説明できないけど、とにかくあの大地震で自分の地元は大変なことになりましたから。その地元のために、(自分が)何かできることを見つけて、これからもやっていきたいと思っています」
 今季で、プロ生活も17年目に突入する小笠原。アントラーズの主将として優勝に向けて全力を尽くすとともに、被災地の復興に向けて、自らができることにまい進していくという。彼の“戦い”はまだまだ続く。


震災復興について語る小笠原満男である。
遅々として進まぬ復興に歯がゆい気持ちを抱いておる様子。
一方、今季の鹿島の戦いについてもコメントしておる。
常に頂点を目指してやるだけと優勝を目指す。
今年もまた小笠原主将共に戦う幸せを噛みしめたい。