大迫 W杯メンバー生き残りへ“3度目の正直”なるか?
ゴール前の勝負強さをアピールしたい鹿島の大迫
Photo By スポニチ
W杯ブラジル大会の日本代表23選手発表まで5カ月。昨年の活躍で一躍1トップの有力候補となった鹿島のFW大迫は“3度目の正直”でW杯メンバー入りを狙う。
07年U―17W杯、12年ロンドン五輪はアジア予選で主力としてプレーしながら、大会直前でメンバーから落選。今回も柿谷、ハーフナーらとの定位置争いはし烈で「現状のままでW杯に行ける保証は何もない。代表に呼ばれるためには所属クラブで結果を出し続けないといけない」と危機感を募らせている。昨年11月16日のオランダ戦で鮮やかな右足弾を決めるなど国際Aマッチ通算6試合3得点を記録。先発した試合は3戦3発と抜群の決定力を誇り、ゴール前の勝負強さで生き残りをアピールする。
[ 2014年1月2日 05:30 ]
「現状のままでW杯に行ける保証は何もない」とメンバー選出に危機感を持つ大迫である。
確かにそのように感じるのもわからないではない。
事実、当確と思われておったロンドン五輪では本大会でのメンバー落ちを体験しておる。
このような思いは二度としたくないと考えるのは当然であろう。
しかしながら、「代表に呼ばれるためには所属クラブで結果を出し続けないといけない」と本人が申すように、コンスタントに試合に出場し結果を出し続けることが肝要なのである。
既にチームメイトとプレイスタイルを共有しておる鹿島でのプレイが、代表選出への近道であることは紛れもない真実である。
それは大迫も頭では理解しておるのではなかろうか。
とはいえ、それとは別にチャレンジしたい気持ちが膨らんでおることも事実であろう。
それもまたフットボーラーとして当然の考えである。
ここで簡単な助言がある。
広島のミキッチのコメントである。
「Jリーグのレベルは高いのに、なぜ日本の若い選手たちは外国のリーグに行きたがるのか? その理由がまったくわからないんだ。こんなに素晴らしいスタジアムとサポーターの雰囲気があって、さらにパーフェクトな運営がなされている。プレーの質も高い。それなのに、なぜJリーグより下のクラブに行く必要があるんだろう」
「香川真司のように、ドルトムントみたいなビッグクラブからオファーがあれば移籍するのはわかる。だが、そうではないクラブだったら話は別だ。ヨーロッパで12年間プレーした自分の感覚からしたら、アウクスブルクやベルギーリーグのチームのクオリティーはJリーグより下だ。自分からしたらケルンもそう。ヨーロッパならどこでもいいという感覚が理解できない」
この言葉を噛みしめて欲しい。
ビッグクラブからの好条件のオファーであれば、誰もが諸手を挙げて歓迎する。
しかしながら、二部のクラブへの移籍に賛成するものは少なかろう。
ここは冷静になって正しい決断をするのだ。
大迫の去就に注目である。
ゴール前の勝負強さをアピールしたい鹿島の大迫
Photo By スポニチ
W杯ブラジル大会の日本代表23選手発表まで5カ月。昨年の活躍で一躍1トップの有力候補となった鹿島のFW大迫は“3度目の正直”でW杯メンバー入りを狙う。
07年U―17W杯、12年ロンドン五輪はアジア予選で主力としてプレーしながら、大会直前でメンバーから落選。今回も柿谷、ハーフナーらとの定位置争いはし烈で「現状のままでW杯に行ける保証は何もない。代表に呼ばれるためには所属クラブで結果を出し続けないといけない」と危機感を募らせている。昨年11月16日のオランダ戦で鮮やかな右足弾を決めるなど国際Aマッチ通算6試合3得点を記録。先発した試合は3戦3発と抜群の決定力を誇り、ゴール前の勝負強さで生き残りをアピールする。
[ 2014年1月2日 05:30 ]
「現状のままでW杯に行ける保証は何もない」とメンバー選出に危機感を持つ大迫である。
確かにそのように感じるのもわからないではない。
事実、当確と思われておったロンドン五輪では本大会でのメンバー落ちを体験しておる。
このような思いは二度としたくないと考えるのは当然であろう。
しかしながら、「代表に呼ばれるためには所属クラブで結果を出し続けないといけない」と本人が申すように、コンスタントに試合に出場し結果を出し続けることが肝要なのである。
既にチームメイトとプレイスタイルを共有しておる鹿島でのプレイが、代表選出への近道であることは紛れもない真実である。
それは大迫も頭では理解しておるのではなかろうか。
とはいえ、それとは別にチャレンジしたい気持ちが膨らんでおることも事実であろう。
それもまたフットボーラーとして当然の考えである。
ここで簡単な助言がある。
広島のミキッチのコメントである。
「Jリーグのレベルは高いのに、なぜ日本の若い選手たちは外国のリーグに行きたがるのか? その理由がまったくわからないんだ。こんなに素晴らしいスタジアムとサポーターの雰囲気があって、さらにパーフェクトな運営がなされている。プレーの質も高い。それなのに、なぜJリーグより下のクラブに行く必要があるんだろう」
「香川真司のように、ドルトムントみたいなビッグクラブからオファーがあれば移籍するのはわかる。だが、そうではないクラブだったら話は別だ。ヨーロッパで12年間プレーした自分の感覚からしたら、アウクスブルクやベルギーリーグのチームのクオリティーはJリーグより下だ。自分からしたらケルンもそう。ヨーロッパならどこでもいいという感覚が理解できない」
この言葉を噛みしめて欲しい。
ビッグクラブからの好条件のオファーであれば、誰もが諸手を挙げて歓迎する。
しかしながら、二部のクラブへの移籍に賛成するものは少なかろう。
ここは冷静になって正しい決断をするのだ。
大迫の去就に注目である。