鹿島アントラーズ原理主義

愛する鹿島アントラーズについて、屈折した意見を述べていく場です。

柏戦レビュー

2013年09月01日 | Weblog
【J1:第24節 鹿島 vs 柏】レポート:前節を思い起こす2点のリード。うまい試合運びで柏を退けた鹿島が順位を4位にあげた。そして、ネルシーニョが辞意を表明…
8月31日(土) 2013 J1リーグ戦 第24節
鹿島 3 - 1 柏 (18:35/カシマ/16,212人)
得点者:3' 大迫勇也(鹿島)、14' ジュニーニョ(鹿島)、53' 工藤壮人(柏)、66' ジュニーニョ(鹿島)

ホームでは無類の強さを発揮する今季の鹿島が、今節も柏を寄せ付けない試合運びを見せた。前節に続き2点のリードを奪う展開にも慌てず、県立カシマサッカースタジアムでのリーグ戦無敗を守る10勝目。順位も4位に上げて、前節で首位と9差に開いた勝点差を6に戻した。

試合は今節も、開始早々に鹿島が2点のリードを奪う展開となる。3分、柏の隙を突き、左からのショートコーナーを仕掛けると、クロスのこぼれ球にすばやく反応した大迫勇也が4戦連発となるゴールを決めて幸先良く先制する。前節は出場停止だった小笠原満男が戻り、怪我が心配された柴崎岳も先発したボランチの二人が、柏の守備に的を絞らせないパスまわしで試合を支配すると、トップ下に入った土居聖真がバイタルエリアで何度もパスを受け、相手の最終ラインに前を向いて仕掛けていく。14分には曽ヶ端準からのロングキックを大迫が競り勝ち、それを受けた土居が走り込むジュニーニョの足下に適確にボールを落とすと、スピードを生かしたジュニーニョが一気にDFラインの裏に抜け出し、強烈なシュートをゴールに蹴り込んだ。

短い時間で2点を奪われた柏のネルシーニョ監督は、狩野健太を下げて増嶋竜也を投入。3バックにシステムを変えて守備の安定を図る。
「取りどころが違う場所になったので、慣れるまで時間がかかってしまった」と土居が言うように、それまで効果的な攻めを見せていた鹿島も少しペースを緩める。ただ、システム変更で混乱が生じたのは柏も同じ。守備は落ち着いたが攻撃の形を掴むのは後半が始まってからだった。

「ハーフタイムでは整理することができて、選手たちも良い後半のリスタートを切れた」
ネルシーニョ監督がそう振り返るとおり、後半は柏のペースで始まると、53分に一度は失ったボールを再び高い位置で奪い返すとボールは工藤壮人のもとへ。青木剛と1対1となった工藤はドリブルで左右に揺さぶりながら右足でシュートを打てるコースをつくり、ゴール右隅に見事なミドルシュートを突き刺し1点差に詰め寄った。

次の1点を奪うために、互いに相手の隙を見つけようとする展開が続いたなか、得点を得たのは鹿島。近藤直也が前にボールを持ち出したときに少し足下からボールを離してしまうと、大迫、土居、小笠原がすばやく囲んで奪い、ジュニーニョが速攻から3点目を得る。その後、本山雅志を投入した鹿島はシステムを4-1-4-1に変更して相手の攻撃を封じ、2点差を守り切った。

9試合負けなしの柏だったが、先制点の奪われ方が示すように試合開始の入り方は明らかにゆるかった。
「開始10分で2失点しているようでは、チームとして話にならない。相手の立ち上がりの迫力は気をつけないといけなかった」。ゴールを決めた工藤だったが、チームが勝てなかったため口をつくのは反省ばかり。

しかし、そうした問題点をすべて吹き飛ばすかのような大事件が起きる。なんと記者会見でネルシーニョ監督が辞意を表明。その理由として「9位、10位、あとは二ケタの下位チームにいるわけにはいきません。これはチームもそうですが、私個人もいられません」と説明したが、ACLやヤマザキナビスコカップの戦いを目前に控えたなかで監督を辞める理由としては、いまひとつ釈然としないものが残った。目の覚めるような采配で試合展開をガラリと変えることができた希有な監督だっただけに、このままJリーグを去ってしまうのはいかにも寂しい。

以上

2013.09.01 Reported by 田中滋


「柏を寄せ付けない試合運び」と完勝を綴る田中氏のレポートである。
ミスから失点したものの、チャンスの数、質共に鹿島が上回り素晴らしい試合であったと言い切って良かろう。
大迫の風格にジュニーニョの決定力が加わり素晴らしいチーム状態であった。
聖真の成長、山村と青木のラインコントロールなど、見所も満載であり、観客は試合を堪能したはず。
ただ残念なのは、柏のネルシーニョ監督が辞意を表明したため、試合内容に割く紙面が減ったことであろう。
多くのダイジェスト番組の含めて試合内容にコメントする時間を減らしてまで、この不可思議な事件に時間が割かれた。
我らとしてはこの試合の純粋な解説が欲しかっただけに、物足りない気持ちとなったことも事実である。
それはそれとして、この試合にて真夏の過密日程は終わりを告げた。
ホームでの無敗記録を更新し、また首位との勝ち点差も6と射程圏に捉えた。
天皇杯を挟んでの再開から更なる勢いで勝利を積み重ねて行きたい。
期待しておる。

八木、引退

2013年09月01日 | Weblog
八木直生選手が現役引退
2013年09月01日(日)

標記の通り、GK八木直生選手が現役を引退することになりました。8月末日をもって選手契約を解除し、本日付で育成組織コーチとしての契約を結びましたことを、あわせてお知らせします。
9月29日(日)に行われる「オープンスタジアム2013」(カシマスタジアム)におきまして、同選手のサヨナラセレモニーを行います(詳細は後日の発表となります)。

<選手プロフィール>
■選手名:八木直生(やぎ・なおき)
■生まれ:1991年12月18日、群馬県桐生市出身
■サイズ:199センチ、80キロ
■ポジション:GK
■経歴:
広沢FC─桐生市立広沢中学校─鹿島アントラーズユース(2007)─鹿島アントラーズ(2010)
■公式戦出場歴:なし
■代表歴:2009U-18日本代表候補

<八木選手コメント>
春に心臓の手術を受け、復帰を目指してトレーニングを行ってきましたが、このたび現役選手としての生活を終えることを決意しました。シーズン終了を待つよりも、少しでも早く次の一歩を踏み出し、勉強を始めることが大切だと思い、決断しました。これまで多くの方々に支えていただいてきたので、本心を言えば、ピッチで恩返しがしたかったです。申し訳ない気持ちは残りますが、今後は今までとは違った形でクラブに貢献できればと考えています。ユース時代から7年間、プロとしてカシマスタジアムのピッチに立つ日を夢見て練習に取り組んできましたが、これからは自分が育てた選手がプロのピッチに立つことを夢見て、日々精進したいと思います。最後になりましたが、これまでの選手生活を支えてくれた家族、チームメート、スタッフ、そして何よりもファンの皆さんに心から感謝したいと思います。本当にありがとうございました。


GKの八木が引退とのこと。
これはショックである。
この冬に心疾患が発見されチームから離れておったものの、6月のキャンプには帯同しており、順調に回復してるものと思っておった。
しかし、病を克服とはならなんだ様子。
残念である。
八木は2010年に唯一のルーキーとして入団し、Jリーグ最高長身選手としてとして話題となった。
2011年2012年と身長を伸ばし話題となったことで記憶に残る。
オリヴェイラ監督共に去っていったルイス アルベルトGKコーチが「八木は伸びる」と断言しておっただけにこの才能は惜しい。
これから八木は新たなる人生を始める。
八木のポストは育成組織コーチ。
心も身体も幼い世代を順調に育てることが仕事となる。
最初は戸惑いもあろうが、ここまで培った鹿島の精神で自身も成長していって欲しい。
八木の門出を祝いたい。

柏戦報道

2013年09月01日 | Weblog
鹿島12戦ホーム不敗/第24節

先制ゴールを決める鹿島FW大迫(中央)。右は柏FW田中(撮影・たえ見朱実)

<J1:鹿島3-1柏>◇第24節◇31日◇カシマ

 鹿島が開幕から続くホームでの不敗記録を12試合に伸ばした。日本代表に選出されたFW大迫勇也(23)が開始3分で右足ボレーの先制ゴール。その後もMFジュニーニョ(35)が2得点を挙げる活躍で勝利を引きよせた。

 柏は2点を追う後半8分に、こちらも日本代表FWの工藤壮人(23)が意地のミドルシュートを決めたが、勝利には結び付かなかった。柏はカシマスタジアムで14戦を戦い11敗目(1勝2分け)となった。
 [2013年8月31日20時34分]

【鹿島】大迫4戦連発!代表戦弾み/J1

鹿島対柏 後半、柏DF近藤(右)のタックルをかわす鹿島FW大迫

<J1:鹿島3-1柏>◇第24節◇31日◇カシマ

 鹿島FW大迫勇也(23)が、自身初の4戦連発弾を放ち勝利に貢献した。

 前半3分。左クロスをDF山村和也(23)が胸で落とすと、大迫がボレーシュートで先制した。前半14分にはMFジュニーニョ(35)が追加点を奪い、前半2-0。後半8分に1点を返されたが、21分には再びジュニーニョが決めて快勝した。

 9月2日から始まる日本代表合宿のため、一時チームを離れる大迫。「ここからが勝負。少しでもゴールに近づくプレーができたら」と、次の舞台での飛躍を誓った。
 [2013年8月31日22時42分]

大迫3分弾!4戦連発で代表へ勢い/J1
<J1:鹿島3-1柏>◇第24節◇8月31日◇カシマ

 鹿島FW大迫勇也(23)が、自身初の4戦連続弾で勝利に貢献し、明日から始まる代表合宿へ弾みをつけた。開始3分。左クロスをDF山村が胸で落としたところに、右足でボレーシュートを放った。「うまくこぼれてきたので、落ち着いて流し込めた」。今季14点目となる先制ゴールを決めると、ガッツポーズで喜びを表現した。

 東アジア杯後7戦9発の勢いを失わなかった。上位に食らいつくため、負けられない試合。同じく代表選出された相手FW工藤との競演にも動じず、大迫は自分の仕事に集中した。味方も応え、前半14分と後半21分にはMFジュニーニョが得点して快勝し、いよいよ明日2日からの代表合宿に臨む。「ここからが勝負。一番前でプレーして、少しでもゴールに近づきたい。自分のプレーはブレずにやっていきたい」と意気込んだ。鹿島のエースが、次は日本代表FWとして、大暴れする。
 [2013年9月1日7時36分 紙面から]

鹿島ホーム10勝目!青木「サポーターの力」

鹿島-柏 後半、3点目のゴールを決めた鹿島・ジュニーニョ(中央)と喜ぶ大迫(右)、小笠原(左)=カシマ

 J1第24節(31日、鹿島3-1柏、カシマ)鹿島は本拠地での無敗記録をまた伸ばし、今季はホームで10勝2分けとなった。圧倒的な勝率の理由を聞かれ、青木は「サポーターの力が大きいと、きょうの試合でも感じた」と感謝した。

 3位広島と勝ち点3差の4位に再浮上。セレーゾ監督は「アウェーでも勝ち続けることができれば」と、冷静に課題を挙げた。(共同)


鹿島-柏 後半、ドリブルで攻め込む鹿島・大迫=カシマ


鹿島-柏 後半、3点目のゴールを決める鹿島・ジュニーニョ(8)=カシマ


鹿島-柏 後半、3点目のゴールを決めた鹿島・ジュニーニョ(8)と喜ぶ小笠原(左)、大迫(右)=カシマ


鹿島-柏 前半、先制ゴールを決め、チームメートと喜ぶ鹿島・大迫(左)=カシマ


鹿島-柏 前半、競り合う鹿島・大迫(右)と柏・ジョルジワグネル=カシマ


鹿島-柏 前半、先制ゴールを決め、喜ぶ鹿島・大迫(中央)=カシマ


柏を破り、喜ぶ大迫(9)ら鹿島イレブン=カシマ


猛アピール!鹿島・大迫、東ア杯後8戦10発

前半、先制ゴールを決めた鹿島・大迫(左)。どうだとばかりにチームメートと喜ぶ

 J1第24節(31日、カシマスタジアムほか)鹿島が柏を3-1で下し、4位に浮上した。日本代表に選出されたFW大迫勇也(23)が、自身初の4戦連発弾で先制点を挙げるなどして勝利に貢献した。横浜Mは大宮に0-1で敗れたが、勝ち点47で首位を守った。大宮は連敗を8で止めた。浦和は新潟を1-0で下し、勝ち点1差の2位に上がった。日本代表の活動のために中断に入り、第25節は9月13、14日に行われる。


鹿島-柏 後半、ドリブルで攻め込む鹿島・大迫=カシマ

 勢いは本物だ。得点を決めたFW大迫は左手を天に突き上げると、チームメートからもみくちゃにされ、祝福された。

 「上位に食らいつくには負けられなかった。うまくこぼれてきたので、落ち着いて流し込めた」

 これでチームは今季のホーム負けなしを12に伸ばし、C大阪を抜いて4位に浮上した。

 見せ場はいきなり訪れた。前半3分。ゴール前でDF山村が左クロスを胸でトラップしたが、ボールは大迫のもとへ。浮き球を反転しながらそのまま右足でゴールに蹴り込んだ。今季14得点目は自身初となる4試合連続弾。同14分のチーム2点目は競り合いに勝ってアシストしたMF土居につなぐおぜん立てをし、後半21分には体を張ってボールを奪い返してチーム3点目の起点に。全3得点に絡む活躍を見せた。

 A代表初出場となった7月の東アジア杯(韓国)では2戦目の豪州戦で2得点したが、本職ではないトップ下での出場。さらに最終戦の韓国戦では出番なしと不完全燃焼だった。それでも、同杯後は8戦10発と猛アピール。その甲斐あってか今回はFW前田(磐田)、FW豊田(鳥栖)らを抑えてワントップの候補として招集。自身も「うれしいこと。ゴールに向かうことが大事」と燃えている。

 この日の得点と勝利は、6日のグアテマラ戦へ向け、2日から始まる代表合宿にはいいステップ。ザック・ジャパンの新戦力が、日本代表でもその力を発揮する。(伊藤昇)
(紙面から)


確変!8戦10発!!鹿島・大迫4戦連発で代表合宿
J1第24節 鹿島3―1柏 (8月31日 カシマ)


<鹿島・柏>前半3分、先制点を決める大迫
Photo By スポニチ


 鹿島の日本代表FW大迫勇也(23)は前半3分に4試合連続ゴールを決めるなど全3得点に絡む活躍で勝利に貢献した。

 幸運な形で、鹿島の大迫にチャンスが転がり込んだ。前半3分、左ショートCKからのクロスをゴール前の山村が胸でコントロールミス。大きく弾んだボールが目の前にこぼれてくると、右足を振った。自身初の4戦連続弾で今季14得点目を記録し「こぼれ球は常に狙っている。その意識が良かった」とガッツポーズ。前節8月28日の清水戦ではJリーグ史上2番目に早い開始11秒で得点しており、2戦連続で開始早々にネットを揺らした。

 勢いは止まらない。前半14分にはロングボールを頭で土居につなぎ、ジュニーニョの追加点を演出。後半21分には前線からの守備でボールを奪い、ジュニーニョのゴールの起点になった。全得点に絡む活躍でチームの今季ホーム不敗を12(10勝2分け)に伸ばす勝利に貢献。移籍金の問題や4季ぶりの優勝への強い思いから今夏の海外移籍は封印するが、8月24日の横浜戦をドイツ2部カールスルーエ関係者が視察するなど欧州クラブからの注目度も増している。

 2日からは日本代表の合宿に参加。本田、香川ら欧州組との初共演が実現する。大迫は「鹿島とはサッカーも違うし、うまく対応しないといけない。自分のプレーを出して、その上で合わせていければ」と力を込めた。東アジア杯後の公式戦で8戦10発と量産。国際Aマッチの舞台でも爆発する気配が漂っている。
[ 2013年9月1日 06:00 ]

【鹿島】大迫、4戦連発!6日グアテマラ戦へ弾み

前半3分、セットプレーからのこぼれ球をゴールした鹿島・大迫(右は柏・田中)

 ◆J1第24節 鹿島3―1柏(31日・カシマスタジアム) 日本代表の新戦力がゴールの競演を見せた。鹿島は日本代表FW大迫勇也(23)が前半3分、自身初の4戦連発となる先制ゴールを挙げる活躍を見せ、柏を3―1で撃破。柏も同FW工藤壮人(23)が2試合連続得点を決めたが、勝利には結びつかなかった。2日からは大阪府内で日本代表合宿が開始。グアテマラ戦、ガーナ戦に向け更なるアピールを続ける。

 止まらない。ザック・ジャパン期待の新鮮力FWが、いきなり結果で応えた。前半3分だ。日本代表に復帰した鹿島の大迫が、自身公式戦初となる4戦連発で、チームに先制点をもたらした。

 「いいところにボールが来たから、叩きつけるだけだった」。指揮官の教えを守った一発でもあった。ゴール前でクロスを受けたDF山村の胸トラップが一瞬こぼれたところに反応し、右足ボレーを決めた。

 7月の東アジア杯ではザッケローニ監督(60)から「ゴールの枠の幅の延長線上の中にいろ」とアドバイスを受けた。「そういう表現で言われたのは初めて。得点の確率は上がるし、納得できる。常に狙っている」と実行することを心がけてきた。

 これで東アジア杯後、クラブで1トップを務めてから公式戦8戦10発。最前線としては理想の存在だ。得点だけでなく、ポストプレーでMFジュニーニョの2点目をお膳立てすると、3点目は前線での守備から起点となった。打って守って競らせて良し。ザッケローニ監督が「攻守で良い動きができる」と説明した選考理由を体現してみせた。

 周りとの信頼関係もゴール量産の要因となっている。「好調? みんなが自分を見てくれているから」とパスを出してくれる味方に感謝する。一方、サイドバックとしてクロスを上げる立場のDF前野も「点を取るだけじゃなく、守備もしてくれるから、僕らもしっかり守備をしたいし、点を取ってもらいたい気持ちになる。代表でも定着してほしい」と応援する。

 3戦連続2発とはならなかったが、これで大迫が得点した試合はホームでは17戦14勝3分けと負けなし。チームも昨年11月17日の仙台戦からホーム14戦不敗となった。「一番前でやりたい。ゴールの近くでプレーするのが僕の持ち味。ゴールを取ることが第一です」。鹿島で覚醒したストライカーが、ザック・ジャパンでも暴れてみせる。

 ◆大迫 勇也(おおさこ・ゆうや)1990年5月18日、鹿児島・加世田市(現南さつま市)生まれ。23歳。3歳からサッカーを始め、鹿児島育英館中でFWに転向。鹿児島城西高3年時に全国高校サッカー選手権大会で1大会個人最多得点(10点)を記録。09年に鹿島入団。10年1月のイエメン戦で代表初選出。182センチ、73キロ。独身。
(2013年9月1日06時03分 スポーツ報知)

鹿島・大迫4戦連発 代表戦へ意気込む
2013年9月1日


前半、先制ゴールを決め、喜ぶ鹿島・大迫(中央)

 「J1、鹿島3-1柏」(31日、カシマ)

 鹿島が日本代表FW大迫勇也(23)の得点などで柏に3‐1で快勝し、4位に上がった。横浜Mが大宮に0‐1で敗れたが、首位を守った。大宮は連敗を8で止めた。浦和は新潟を1‐0で下し、2位に浮上。広島はFC東京に1‐2で敗れ、3位に後退した。日本代表の活動のために中断に入り、第25節は9月13、14日に行われる。

 日本代表に復帰したFW大迫が、自身の記録を更新する4試合連続ゴールで勝利に貢献した。前半3分の左CKからの攻撃、ゴール前でDF山村がトラップしたボールが目の前にきたところで、右足を迷わず振り抜いた。今季ホーム12戦負けなしへとつなげる先制点に「うまくこぼれてきたので、落ち着いて流し込んだ」と自画自賛。日本代表へ向けては「ここからが勝負だと思う」と意気込んだ。

大迫4戦連発 いざ代表 鹿島3発4位浮上
2013年9月1日 紙面から


鹿島-柏 前半、競り合う鹿島・大迫(右)と柏・ジョルジワグネル=カシマ

◇J1第24節 鹿島3-1柏
 ザッケローニ監督に見せたくなるような鮮やかなゴールだった。日本代表に選出された大迫が、柏戦で自身初の4試合連続得点となる先制点などで、鹿島を勝利に導き、チームは4位に浮上した。
 「前節負けたので、勝たなくてはいけない試合だった。いいところにこぼれてきたので、落ち着いて流し込んだ」。大迫も納得のゴールが決まったのは前半3分だ。野沢のクロスを、山村が胸でトラップ。そのボールを横にいた大迫が素早く体を反転させ、右足を振り抜いた。
 ゴールだけでなく、2点目は空中戦で競り勝ち、ジュニーニョの追加点の起点となった。3点目はハーフウエーライン付近で体を投げ出す守備でボールを奪い、追加点を演出。日本代表が求める1トップの位置で、攻守に体を張った大迫が、全得点に絡み、全ての面で高い能力を見せつけた。
 柏戦後、他会場の結果を聞いた大迫は「横浜が負けたの? そう」とニヤリ。2009年以来のJ1制覇も視野に捉えている。「これからが勝負。代表はサッカーも違うけど、自分のプレーをどう出すか。その上で点を取りたい」と大迫。W杯ブラジル大会への道は、自らのゴールで切り開いていく。 (相原俊之)

鹿島・大迫4戦連発、代表復帰に自ら祝砲
2013.9.1 00:10


 鹿島-柏 後半、ドリブルで攻め込む鹿島・大迫=31日、カシマ

 9月の国際親善試合で日本代表に復帰した鹿島の大迫が自ら祝砲を放った。前半3分、左CKからのこぼれ球に反応。今季14点目となる先制弾を右足で決めた。

 「常にこぼれ球は狙っている。落ち着いて流し込めた」。自身最長の4戦連発を達成した23歳は14分のジュニーニョの追加点にも絡み、前節まで9試合負けのなかった柏の勢いをそいだ。1点差に迫られた後半21分にはピッチ中央付近で相手ボールを奪い、3点目のきっかけを作った。「相手が前掛かりで、取ればチャンスだと思った」。ザッケローニ監督が称賛した攻守両面での高い能力を見せつけ、チームを4位に押し上げた。

 全国高校選手権の一大会最多得点記録(10点)を持ち、早くから将来を嘱望された点取り屋。代表デビュー戦となった7月の東アジア・カップ、豪州戦では慣れないトップ下で起用されながら2得点を挙げ、大会初優勝に貢献した。

 9月の2試合はワントップでの起用が確実。「ここからが本当の勝負。ゴールに近づくプレーをして、結果を出したい」と威勢がよかった。(奥村信哉)


大迫一色の各紙である。
やはり代表効果と4試合連続ゴールは大きい。
3得点全てに絡み攻撃の核となっておることも重要である。
この好調を代表へとメディアが煽るのも当然と言えよう。
スターダムにのし上がる大迫の活躍を喜びたい。

シャルケ・篤人、リーグ戦初勝利に貢献

2013年09月01日 | Weblog
シャルケ内田右SBでフル出場 今季初勝利に貢献
ブンデスリーガ・第4節 シャルケ2―0レバークーゼン (8月31日)


フル出場したシャルケの内田(右)とレバークーゼンのソン・フンミン
Photo By AP


 ドイツ・ブンデスリーガ第4節、日本代表DF内田篤人が所属するシャルケはホームでレバークーゼンと対戦し、2―0で今季リーグ戦初勝利。内田は右SBで先発フル出場した。

 シャルケは前日30日にイタリアのACミランから電撃加入を果たしたMFボアテングをスタメンで起用。前半30分にヘーガーのミドルシュートで先制。前半はそのまま1―0で終了した。

 後半に入るとボールを保持し同点を狙うレバークーゼンに対し、シャルケはカウンターから追加点を狙う構図に。内田はそのカウンターから鋭いクロスを相手ゴール前に供給、守備では自陣ペナルティエリアで危険なクロスやシュートを何度もクリアするなど奮闘した。そして迎えた後半37分、シャルケのMFファルファンがペナルティエリア内で倒されPKを獲得。これをファルファン自身が豪快に叩き込み2―0とした。

 シャルケは今季リーグ戦初勝利。またこの勝利は、ブンデスリーガで今季初完封勝利ともなった。
[ 2013年9月1日 03:28 ]

内田、フル出場で今季初勝利に貢献

競り合うシャルケの内田(左=共同)

 ◆ドイツ・ブンデスリーガ シャルケ04 2―0レバークーゼン(8月31日、ヴェルティンス・アレーナ) 日本代表DF内田篤人(25)の所属するシャルケ04は、本拠地でレーバークーゼンに2―0で勝ち、今季初勝利を挙げた。内田は右サイドバックでフル出場し、堅守で無失点勝利に貢献した。
[2013/9/1-10:15 スポーツ報知]

ボアテング先発のシャルケが今季初勝利、内田もフル出場
13/9/1 03:21

[8.31 ブンデスリーガ第4節 シャルケ2-0レバークーゼン]



 ブンデスリーガは31日、第4節2日目を行い、DF内田篤人の所属するシャルケはホームでレバークーゼンと対戦し、2-0で勝った。開幕4戦目で待望の今季初勝利。内田もフル出場し、攻守に貢献した。

 獲得が発表されたばかりのMFケビン・プリンス・ボアテング、DFデニス・アオゴがそろって先発したシャルケ。ボアテングはトップ下に入り、MFユリアン・ドラクスラーが左サイドで先発した。前半30分、MFジェファーソン・ファルファンのFKにMFマルコ・ヘーガーが頭で合わせ、先制点。同35分にはボアテングから横パスを受けたドラクスラーがミドルシュートを放つなど、果敢にゴールを狙った。

 27日の欧州CLプレーオフ第2戦ではPAOK(ギリシャ)を3-2で下し、CL本戦出場を決めたが、ブンデスリーガは開幕から3戦未勝利(1分2敗)。3試合で9失点と守備が安定してこなかったが、この日はレバークーゼンの反撃にも体を張って対抗した。後半18分にはFWソン・フンミンのミドルシュートをGKティモ・ヒルデブラントが好セーブ。1点リードを守り続けた。

 シャルケは後半20分、ファルファンの右クロスからボアテングがヘディングシュート。ここはGKの好守に阻まれたが、期待の新戦力が今後に期待を抱かせるプレーを見せた。後半34分にはFWシュテファン・キースリンクのシュートに対し、内田が体を投げ出してブロック。すると直後の38分、ファルファンが自ら獲得したPKを落ち着いて決め、2-0と勝利を決定づけた。開幕3連勝中だったレバークーゼンは今季初黒星。シャルケは今季リーグ戦初勝利となった。

加入即先発のボアテングを絶賛、内田「心強かった」
13/9/1 13:00

[8.31 ブンデスリーガ第4節 シャルケ2-0レバークーゼン]



 ブンデスリーガは31日、第4節2日目を行い、DF内田篤人の所属するシャルケはホームでレバークーゼンを2-0で下し、今季初勝利を挙げた。フル出場で勝利に貢献した内田も新戦力の加入を心強く感じているようだ。

 獲得が発表されたばかりのMFケビン・プリンス・ボアテング、DFデニス・アオゴがそろって先発。「新しい選手が入ってきて良い方向に転んだかなと思う。ボールを回せる選手が入ると心強い」。ボアテングは試合前日に合流したばかりだったが、「ああいう選手は個人の力があるから関係ない」と絶賛した。

「後ろから見ていて、競り合いもしっかりやってくれるし、チームのためにやってくれていた。入って1日しかやってないけど、心強かった」。トップ下でプレーしたボアテングは得点にこそ絡まなかったが、攻守に存在感を発揮。今後、さらに連係が高まってくれば…と期待を抱かせるデビュー戦だった。


先発フル出場でリーグ戦初勝利に貢献したシャルケの篤人である。
チームは完封しており、DFとしての面目躍如と言えよう。
ここからチームは調子に乗っていきたいところ。
活躍を期待しておる。

柏戦コメント

2013年09月01日 | Weblog
2013Jリーグ ディビジョン1 第24節


鹿島アントラーズ:トニーニョ セレーゾ
・非常に素晴らしく、全てが上手くいった前半だったと思う。後半は相手がビハインドの状況と能力を考えれば、圧力をかけられると予想されていた。立ち上がりには恐れずに自分たちのサッカーをするように要求した。しかし、残念ながら立ち上がりの10分、15分で消極的なプレーをしてしまい、ボールロストから失点してしまった。その後はジョルジ ワグネルをネルシーニョ監督が非常にクレバーな配置をしてきた。ボランチの背後のスペースでプレーするように指示され、経験や視野の広さ、技術もあり、彼が後半の流れを変えていった。柏には他にも素晴らしい選手がいるが、彼が流れを少しずつ変えていき、苦しめてきた。そのところで指示を一生懸命伝えようとしたが、伝わらずに苛立ちがあり、テクニカルエリアをオーバーしてしまったことは申し訳ないと思っているし、気をつけていきたい。そういう流れを変えられる選手を自由にしてはいけないと、選手たちは教訓として持たないといけない。

・当然ながら、疲労度から徐々にスペースができるようになり、3点目を取ることができ、試合を決定づけられた。また、本山選手の投入で、彼が守備の部分で安定させてくれた。そこで、全員の意思統一ができたのではないかと思う。

・我々がホームで勝ち続けていることで、4位、5位の順位でいる状況になっているし、他チームの結果によって、運を味方にしていることもある。課題はアウェイで勝ち続けることができればというところ。それができれば、目標という部分に近づけると思う。ただ、ウチは選手層が薄いので、選手たち一人ひとりに感謝しないといけないし、ホームでは必死に相手に食らいついていく、全員で勝利を追求してやっている。あとは、それをアウェイでもできるようにと思っている。





【野沢 拓也】
セットプレーからの得点が少ないと監督からも言われていた。ショートCKで相手の意表を突き、相手も油断したと思う。中にいた選手たちもアクションを起こしてくれたので、得点につながったと思う。夏場に弱いと言われた中で勝てたのは大きいと思う。

【大迫 勇也】
ホームでは絶対に負けられないという気持ちでやっている。良いところにこぼれてきたし、叩きつけるだけだった。途中から中盤が守備に追われて孤立する時間もあったが、チャンスは絶対に来ると思っていた。相手が前がかりになったし、ジュニもいたので点は取れると思っていた。

【青木 剛】
後半に押し込まれ、厳しい時間が続いたがカウンターで3点目を取れてから、アントラーズのペースでできた。この3点目が大きかったと思う。自分たちは勝ち続けるしかない状況だし、天皇杯を挟むけど勝ち続けたい。サポーターの力が大きいことは今日の試合でも感じた。サポーターが最後まで声を出し続けてくれた。それで3点目を取れたと思うので感謝したい。

【前野 貴徳】
勝てて良かった。まず前半を無失点で終わりたいと思っていた。チャンスは作っていたので、点は取れると思っていた。みんな集中して守っていたと思う。後半にクロスでなくマイナスのボールを出した場面はバチの前に大きなスペースが見えた。正直迷ったが自分でシュートを打つなど、もっと思い切ったプレーをしても良かったと思う。

2013年08月31日(土)

本日行われたJ1第24節柏戦は、3-1で勝利しました。

【J1:第24節 鹿島 vs 柏】トニーニョセレーゾ監督(鹿島)記者会見コメント(13.08.31)
8月31日(土) 2013 J1リーグ戦 第24節
鹿島 3 - 1 柏 (18:35/カシマ/16,212人)
得点者:3' 大迫勇也(鹿島)、14' ジュニーニョ(鹿島)、53' 工藤壮人(柏)、66' ジュニーニョ(鹿島)

●トニーニョセレーゾ監督(鹿島):
Q:序盤の攻撃が鮮やかで2点取れました。ここ何試合かトップ下の先発で土居選手を使われていますが、レギュラーの大迫選手など若い選手を起用していると思います。この若い選手にどういう役割を果たしていて、どういう効果を持っているのか?
「土居選手に関しては、非常に良いプレーをし続けているんではないかと思います。今後、どのような道、将来になるかは本人次第だと思いますし、皆さんご存じの通り、うちは平均年齢が非常に高くなってきているチームであって、再建していかないといけません。だからといって、一気に若い選手を入れて戦えるかというと、戦えないわけです。各ポジションに経験があり、それを伝授していく選手がいて、少しずつ入れ代わっていくということをしていかなければいけません。ベテランが使えないとは考えていないですし、ベテランなりの味があります。特にうちのベテランに関して言えば、非常にプロ意識が高く、見本となる姿勢を常に日々の練習や取り組みで示しています。若手に良い見本を見せています。あとは自分たちが培った経験をどうやって伝達してもらうかです。うちのクラブの場合は、受け継ぐという伝統がありますので、全員がある程度の年齢になればそうしたことをしていかなければならない、ということを理解しています。当然ながら、試合は出たいでしょうけど、プラスアフラのところで自分たちが還元していく立場だと理解してやっていくわけです。そのなかで、土居選手のような若い選手が、僕が求めていることに応えています。いままで彼はハーフやトップの選手としてやってきましたけど、僕はトップ下のセカンドストライカーとして指導し続けて、いまやっとトップ下はこういうことをやるんだ、求められているんだということを理解して、できるようになってきています。彼に求めていることが、非常に出来てきていると思います。まだ年齢的に若いわけであって、若い選手というのは基本的なベースとして運動量や勢いが持ち味としてあるわけです。当然ながらそこに、サッカーのセンスや技術、戦術的な理解度も加わりますけれど、基本はやっぱり走る、運動量というところがあるはずなので、若い選手なのでもう少しそういったところを僕は要求していきたいなと思います。彼が持っている技術とサッカーセンスを考えると、いま以上のボールに触る回数、攻撃を操る、状況を打開する、ということがもう少しできるはずなので、シビアな話をするとそういうことを要求したいです。ただ、彼の経験値で考えれば、非常に良い出来だと思いますし、あとはそれを継続していくことと、先ほど言った運動量を上げるということをもっとやってもらえれば、と思います」

Q:今日が終わると、リーグ戦は残り10試合になりますが、その目標を改めてお聞きしたいのと、リーグ再開に向けてどういう部分を改善していきたいですか?
「皆さんご存じでしょうが、ずっと連戦で来ていたので、西選手も何針か縫ったなかで出場してもらったし、柴崎選手だったり、今日もちょっといろんな部分で相談して無理してもらったんですけど、青木選手、山村選手、他にも大迫選手がいますけど、大迫選手は残念と同時にうれしいことに日本代表に行きますので無理ですが、連戦をやり続けている選手をまずは休ませないといけません。人間ですので、怪我をしてしまいますし、本当は練習をみっちりやりたいのですが、休ませなければいけません。皆さんご存じの通り、うちはまだ選手層が厚いと言えるレベルではありません。能力が高い選手はいますが、しっかりと磨き上げなければいけない選手が多く、また来週も土曜日に試合がありますし、そこに向けてしっかり調整したいと思います。リーグ戦においては、ホームではしっかり勝つことができていますけど、アウェイで勝てないことを改善しないといけませんし、特にアウェイの後半でパワーダウンしてしまうところは、全員で引き締めていかないといけません。地道に一節毎に勝つことを目標にやっていきたいですし、それが1位なのか2位なのか、3位なのか、どういう順位になるのかわからないですけど、いまも必死で、いまいる選手でやっていかなければいけないのが事実です。日程的な部分で考えれば、本当に選手層を厚くして、各ポジションに2人同じレベルの選手を抱えるか、ずば抜けた外国人選手を入れるか、あるいは若い選手でいくか、その3つの選択肢かないわけです。この3つで考えていくと、来年は若い選手になっていくのではないかと思いますし、クラブと思い描いているイメージだけですけど、DFラインについては恐らく若いDFラインになるだろうし、中盤も若い選手になっていくだろうし、あとは組み立てのところでどうなっていくのか、今シーズンが終わったところでどうなっていくのか、ということを見ていきたい。また経験値がある選手がどれくらい貢献し続けることができるか、あるいはそういう意気込みを持っているのか。状況が代わってくるかもしれません。今は思い描いているだけですが、約3~4ヶ月あるので、いろんなことが起きるだろうし、クラブというのは生き物なので、そこはシーズンが終わったときにクラブと話し合いながら決めていければいいと思います」

「この場を借りてリーグに謝罪を申し上げたいと思います。試合中に、テクニカルエリアをはみ出してしまったことをお詫び申し上げたいし、気をつけていきたいと思います。それに至った理由が当然ながらあるわけで、相手チームの15番のジョルジ・ワグネル選手が自由自在に自分の経験値を発揮していた。嬉しいことに試合中、声援があるのでなかなか指示が選手にたどり着かなかったということで、彼が後半にあれだけ活躍し続けた時間帯が長くて、一生懸命、選手たちや通訳を通じて、彼を自由にさせないでマークするようにと伝え続けていたんですけど、なかなか伝わりませんでした。その苛立ちからテクニカルエリアをオーバーしてしまいました。お詫びと同時にサッカーが好きな記者の皆さん、クラブの関係者は、それだけ能力が高い選手がいると相手は困るということは理解できると思います。レベルの高い選手を自由にすれば流れを失うものです」

以上

【J1:第24節 鹿島 vs 柏】試合終了後の各選手コメント(13.08.31)
●大迫勇也選手(鹿島):
「(1点目は)こぼれ球は狙ってる。常に狙ってるんで、そういう意識の差だと思います。
(Q:代表では1トップをやりたい?)
そうですね。一番前でゴールの前でプレーしたいし、そこが僕の持ち味だと思うんで、点を取るためにゴールの近くでプレーしたいですね。
(Q:1点で終わりたくなかった?)
途中から中盤のトップ下の選手も後ろに行くようになったんで、孤立しちゃった感じがありますけど、相手が前掛かりになっていたのでチャンスは来ると思っていた。また次ですね。
(Q:3点目は?)
相手が前掛かりになっていたので、ボールを取れば絶対にチャンスだと思いました。ジュニ(ジュニーニョ)も足が速いし、(小笠原)満男さんも良いタイミングで上がってきてくれたんで、あそこで取れればという感じでした。
(Q:代表でも同じようなプレーができそうか?)
どうですかね。サッカーも違うし、そこはうまく対応しないといけないですけど、まず自分のプレーを出すことが大事。その上で合わせるようにできれば良いんじゃないかなと思います」

●野沢拓也選手(鹿島):
「セットプレーからの得点が最近少ないとセレーゾ(監督)からも強く言われていた。ショートコーナーで相手が油断しているところで、タカ(前野)もワンクッションで良いボールを落としてくれた。それが先制点に繋がったと思います。
(Q:清水戦の2-0があったが?)
満男くん(小笠原)がいないなかで、若い選手は良い勉強になったと思う。落ち着いたなかで勝たないといけなかったし、悔しい試合だったと思う。ただ、連戦のなかでメンバーが代わるなかで8月をしっかり勝てたのは大きい。とはいえ、自分はベンチにいる人間でもない。勝たないといけないし勝つためにここに来たわけだし。ただ、調子が悪いときに監督が自分を見つめ直す期間を与えてくれた。今日は楽しかった」

●土居聖真選手(鹿島):
「1発目のシュートは入ったと思ったんですけど。持ってないです…
(Q:ボランチに小笠原、柴崎が揃いましたが?)
あの2人がいてくれるとすごく頼もしいです。自分も今日は周りもよく見えてたかなと思います。こういうのは続けていかないといけない。プラス、もっと良くしていかないといけない。バイタルエリアの部分で、自分が前を向いてもらった時はほとんどチャンスになる。その回数を増やしていきたいです。
(Q:相手が3バックになってからは?)
ハメどころ、ボールの取りどころが違う場所になったので、慣れるまで時間がかかってしまった。ただ、清水戦のことがあったので、前半集中してがんばれたと思います。そこが今日は大きかったと思います」

●青木剛選手(鹿島):
「後半最初は柏が押し込んできて厳しい時間が続いていたんですけど、3点目をカウンターで取れてからは鹿島の時間が続いた。3点目が取れたことが大きいかと思います。自分たちは勝ち続けていくしかない。次は天皇杯を1回挟みますけど、また続けていきたいと思います。
この間の試合のあとにも言いましたけど、サポーターの力は大きなものがあることは今日の試合でも感じました。厳しい時間もありましたけど、サポーターが声を出し続けてくれたことで3点目を取る力にもなったと思います。サポーターには感謝したいです」

[ J1:第24節 鹿島 vs 柏 ]

ホーム鹿島は開始早々の3分、大迫勇也(写真)のゴールで幸先良く先制する。大迫はこれで4試合連続のゴールとなった。

[ J1:第24節 鹿島 vs 柏 ]

先制した鹿島は14分、ジュニーニョ(写真)の9試合ぶりのゴールで追加点をあげる。ジュニーニョは今季2点目のゴールとなった。

[ J1:第24節 鹿島 vs 柏 ]WOWプレーヤーズアワード:ジュニーニョ選手(鹿島)

本日の試合で決勝点をあげたジュニーニョ選手(鹿島)が、この試合のWOWプレーヤーズアワードに選ばれた。


大迫4戦連発で鹿島がホーム4連勝、柏は工藤ゴールも10戦ぶり黒星
13/8/31 20:26

[8.31 J1第24節 鹿島3-1柏 カシマ]

 鹿島アントラーズはホームで柏レイソルに3-1で快勝し、2試合ぶりの白星を挙げた。ホームでは4連勝で、今季無敗(10勝2分)をキープ。一方の柏は7月6日の新潟戦(2-3)以来、10試合ぶりの黒星となった。

 日本代表にも復帰した絶好調のエースが試合の口火を切った。鹿島は前半3分、ショートコーナーからMF野沢拓也が左クロス。ゴール前混戦の中、こぼれ球をDF山村和也がつなぎ、FW大迫勇也が落ち着いて右足で蹴り込んだ。大迫は自身初となる4戦連発弾。9月2日から始まる代表合宿へ弾みを付ける先制点となった。

 立ち上がり早々にリードを奪った鹿島は前半14分にも大迫が競ったセカンドボールをMF土居聖真が落とし、MFジュニーニョがドリブルから右足でシュート。豪快にゴールネットを揺らし、2-0と突き放した。

 出はなをくじかれた柏はなかなかリズムに乗れず、シュートまでも持ち込めない。すると前半18分に早くも動く。MF狩野健太に代えてDF増嶋竜也を投入。4-4-2から3-4-2-1にシステムを変更し、流れを変えようとした。

 前半はそのまま0-2で折り返した柏だが、システム変更後は徐々に落ち着きを取り戻し、反撃のチャンスを待った。そして後半8分、中盤でMF大谷秀和がボールをカットし、FW田中順也に縦パスを通す。田中は素早くゴール前にスルーパス。これに反応した日本代表FW工藤壮人がドリブルで持ち込み、豪快な右足ミドルをゴール右上隅に叩き込んだ。

 1点差に追い上げられた鹿島は慌てない。後半16分、右CKをニアでジュニーニョがそらし、土居がヘディングでゴールネットを揺らすが、オフサイドの判定。それでも同21分、大迫の守備からボールを奪い、土居、小笠原とつないで最後はジュニーニョが右足でゴールに流し込んだ。3-1と試合を決定づけた鹿島。その後の柏の反撃にも落ち着いて対応し、ホーム4連勝を飾った。


スペースへのクロスの判断を悔やむ前野である。
あの場面、得点の匂いがかなりしていただけに不発に終えて無念に思ったものである。
このあたりの判断力を磨くことも若い前野には必要なところであろう。
この経験が糧として活きてくると思う。
また、得点にもう少し届かぬ聖真である。
本人は「持ってないです」と悔やんでおるが、チャンスに絡んでおることは事実。
すぐにゴールを記録することとなろう。
期待しておる。