鹿島アントラーズ原理主義

愛する鹿島アントラーズについて、屈折した意見を述べていく場です。

羽田、神戸を契約満了

2012年12月02日 | Weblog
契約満了選手のお知らせ
ヴィッセル神戸では、下記選手と契約期間満了にともない、来季の契約を更新しないことが決まりましたでお知らせいたします。

羽田憲司(はねだ けんじ/31歳)
■背番号:6
■ポジション:MF
■生年月日:1981年12月1日
■身長・体重:180センチ・74キロ
■チーム歴:
塩焼小('91-'93/千葉)→妙典中('94-'96/千葉)→市立船橋高('97-'99/千葉)→鹿島アントラーズ('00-'06)→セレッソ大阪('07-'10)→ヴィッセル神戸('11~)
※1999年「JFA・Jリーグ特別指定選手」として浦和レッズに登録、在籍
■今季の成績:J1リーグ戦、リーグカップ戦、天皇杯ともに出場なし


羽田が神戸との声訳満了とのこと。
まだ31歳、これからの選手と言って良かろう。
次の所属先が決まることを祈っておる。

シャルケ・篤人、引き分けに終える

2012年12月02日 | Weblog
シャルケ内田フル出場でドロー/ブンデス

ボルシアMG戦の前半、競り合うシャルケの内田(共同)

<ブンデスリーガ:シャルケ1-1ボルシアMG>◇1日◇ゲルゼンキルヘン

 シャルケの内田篤人はホームのボルシアMG戦に右サイドバックでフル出場し、チームは1-1で引き分けた。
 [2012年12月2日6時16分]

内田フル出場、シャルケは辛うじて引き分け

内田フル出場、シャルケは辛うじて引き分け

 1日、ブンデスリーガ第15節のシャルケ対ボルシアMG(ボルシアMG)が行われ、1-1の引き分けに終わった。

 シャルケの内田篤人は右サイドバックで先発フル出場を果たしている。

 試合は開始早々の3分、シャルケが決定機を迎える。左サイドから抜け出したドラクスラーが中央へ折り返し、ホルトビーがフリーで左足のシュート。しかし、ボールは枠を外れた。さらに18分には内田の縦パスから最後はフンテラールが左足でミドルシュートを打つも、GKに難なくキャッチされてしまう。

 前半、攻め込みながらも決め切れないシャルケだったが、後半の立ち上がりも積極的に仕掛けていく。右サイドでボールを受けたファルファンがドリブルで侵入し、2人をかわしてチャンスをつくるも最後は惜しくもシュートを打ち切れず。さらに54分にはフクスのパスから左サイド寄りに流れたホルトビーがクロスを送るも、ファーサイドで受けたファルファンはキックフェイントから突破を図るも、相手に読まれ、ブロックされてしまった。

 すると62分、攻めあぐねるシャルケを尻目に、ボルシアMGは一瞬の隙を突いて攻撃へ。シャルケDFマティプのミスパスを、マルクスがワンタッチでスルーパス。素早く反応してスペースへ抜け出したデ・カマルゴがシュートを流し込み、ボルシアMGがこの試合の先制点を挙げた。

 痛すぎる失点を喫したシャルケは、遠めからのシュートを中心にゴールをねらうが決められない。71分には内田のインターセプトから左サイドのフクスがクロスを送り、走り込んだジョーンズがフリーでヘディングシュート。しかし、絶好機もGKの正面を突いてしまう。さらに81分、右サイドから内田が上げたクロスのこぼれ球をゴール手前で再びジョーンズがボレーシュートを打つも、今度は大きくバーを越えてしまった。

 危うくボルシアMGに1-0で逃げ切られる寸前にまで追い詰められたシャルケだったが、85分、ファルファンのドリブル突破からプッキがスペースへ走り抜け、折り返しをファーサイドからドラクスラーが押し込む。シャルケが辛うじて1-1の同点に追いついた。

 試合はこのまま終了。これでシャルケは直近のリーグ戦4試合で勝利なし。両チームが勝ち点1を獲得している。(Goal.com)

▼4試合勝利ないシャルケ、内田「今は耐え時」


 ブンデスリーガは1日、第15節2日目を行い、DF内田篤人の所属するシャルケはホームでボルシアMGと対戦し、1-1で引き分けた。3試合連続のフル出場を果たした内田だが、チームは4戦白星なし(2分2敗)。「今は耐え時」と、苦しい状況を認めている。

 後半17分に先制を許す展開ながら内田も右サイドで起点となり、何度もチャンスメイク。後半41分にMFドラクスラーのゴールで追いつき、勝ち点1をもぎ取ったが、「勝てるチャンス、逆転できるチャンスはあった。チームとして勝てないときはこんな感じ」と悔やむ。「何が良いとか悪いではなく、今は耐え時。みんなが同じ方向を向いて練習からしっかりやっていかないと」と力説した。

 対戦相手がシャルケの右サイドを警戒しているのは感じている。「ファルファンもいるし、こっちサイドのコンビをちょっと抑えに来ているんだろうなと思う」。そう指摘する内田は「SBではめてくるディフェンスなんだけど、最近、(寄せが)速い。いい練習だと思って崩しにかかりたい」と誓う。

 守備では「左サイドでうまいと思ったのは(バイエルンの)リベリとアランゴ」と言うように、ボルシアMGのMFフアン・アランゴをケア。「彼がボールを持ったときがポイントだったから、そこは行きたいなと思っていた」と厳しく対応した。

 試合後は失点に絡んだDFマティプのところに近づき、声をかけた。「ちょっとミス絡みだったけど、僕が去年試合に出れなかったときにも声をかけて助けてくれたし、こういうときに僕が少しでも、何を言っていいか分からないけど、とりあえず近くにいてあげたいなと」。チームの苦境にも仲間への気遣いを忘れない内田は「彼のミスだけではなく、取り返すチャンスはあったので、チーム全体の問題として、そこはしっかりカバーしないとダメだと思う」と力を込めていた。
(取材 了戒美子)

内田、リーグ戦4戦未勝利に「勝てないときはこんな感じ」

内田が先発フル出場を果たすも引き分けに終わったシャルケ。これでリーグ戦で4試合勝利から遠ざかっている【Bongarts/Getty Images】

 サッカーのドイツ・ブンデスリーガ第15節が1日に行われ、内田篤人が所属するシャルケ04は、ホームでメンヘングラッドバッハと対戦し、1-1で引き分けた。内田が右サイドバックで先発フル出場を果たすも、勝ちきれず。シャルケはリーグ戦4試合で勝利から遠ざかっている。

 以下は、内田(シャルケ)のコメント。

「勝てるチャンスはありました。逆転できるチャンスは。チームとして勝てないときはこんな感じです。何が良いとか悪いではなく、今は耐え時。みんなが同じ方向を向いて練習からしっかりやってかないといけないと思います。

(コンディションに関して)僕はけがをしていたので、僕みたいなさぼっていた選手がチームを助けられれば良いんですけど。(チームの雰囲気は)ちょっと勝ち点が伸びないから(重い)雰囲気はありますが、そんなこと思ってもしょうがないと思います。

(苦しいチーム状況に関して)しょうがないです。そういう時期もあります。(ブーイングがあったが)勝てなければそうするのが普通ですし、それでも応援してくれてるので」

-yoshiko ryokai from Germany-
[ スポーツナビ 2012年12月2日 10:26 ]


先発フル出場もチームは引き分けに終えたシャルケの篤人である。
サポーターのブーイングにも理解を示し、応援を感謝しておる。
この時期を抜け出し、また勝利に貢献して欲しい。
注目しておる。

最終戦レビュー

2012年12月02日 | Weblog
【J1:第34節 鹿島 vs 柏】レポート:大迫勇也が2ゴールの恩返し弾!ジョルジーニョ監督のリーグ戦ラストマッチを勝利で飾る(12.12.02)
12月1日(土) 2012 J1リーグ戦 第34節
鹿島 2 - 0 柏 (15:35/カシマ/19,141人)
得点者:41' 大迫勇也(鹿島)、68' 大迫勇也(鹿島)


スタジアムにはジョルジーニョ監督へのメッセージが数多く掲げられていた。試合を終えた監督がピッチの中央でマイクを握りしめ、その背後には選手・スタッフが整列している。監督はまず、期待された成績を残せなかったことを謝罪した。
「サポーターの期待に応えられず本当にすいません。その責任は僕にあります」
その後、帰国を決断しなければいけなかった経緯に差し掛かると声は震え、あふれる涙を堪えるためにしばしの沈黙がスタジアムを包む。すると、すかさずスタンドから「ジョルジーニョ!」という声が上がり、万雷の拍手が巻き起こった。

試合は、ジョルジーニョ監督のリーグ戦ラストマッチを勝利で終えたい鹿島の意地と、ACL出場権を手に入れたい柏の勝利への欲がぶつかり合う。先に主導権を握ったのは鹿島だった。セカンドボールを支配すると左サイドのジュニーニョへ展開。すかさず新井場徹が攻撃参加すると、柏は同サイドをレアンドロ ドミンゲスが守っているため守備で後手に回る。慌てて栗澤僚一がカバーに走ると、中央が大谷秀和のみとなり、なかなか先手を取ってボールを奪えずにいた。
先制点もその左サイドから生まれる。41分、新井場が一度は奪われたボールを再び奪い返し、中央のドゥトラへ送ると、ドゥトラはさらに前でボールを呼び込む大迫勇也へスルーパス。しかし、これを近藤直也がスライディングで阻止したのだが、不運にもボールはドゥトラの足下へ。それをダイレクトで再び大迫へはたくと、ゴール前にぽっかりシュートコースが空いてしまう。少し距離はあったが大迫が左足を振り抜くと、菅野孝憲の手が届かない弾道を描き、ゴール右に突き刺さるのだった。

「前半は非常にミスが多く厳しい展開になりました」
ネルシーニョ監督がふり返ったとおり、柏のイレブンとしては不本意な45分だっただろう。鹿島がロングボールをうまく利用してきたことに付き合ってしまったのか、「急いで逃げのようなロングボールを蹴る。そういうところが目に付きました」と監督が言うように、ボールをキープして相手を押し込むよりも、長いボールが増えてしまったのは誤算だっただろう。

後半の途中から栗澤に代えて、リーグ戦初出場となる山中亮輔をピッチに送ったが、試合展開を大きく変えるまでには至らない。逆に、「なかなか攻撃の形がつくれなかったし相手のブロックを崩すところで苦労していた」(菅野)という印象が強く、鹿島を押し込む時間をつくってもバイタルエリアを攻略することはできず、ミドルシュートでのフィニッシュが多かった。

すると68分に鹿島が追加点をあげる。一瞬、試合が止まった瞬間を見逃さなかったジュニーニョが左サイドでの1対1からゴール前にクロスをあげると、それに鋭く反応した大迫がニアサイドでヘッドを合わせる。フワリと浮いたシュートは菅野の頭上を越えてゴールに吸い込まれる技ありのゴールが決まるのだった。ゴールを決めた大迫はベンチにいるジョルジーニョ監督のもとへ走り寄り、二人は熱い抱擁を交わす。
「ジョルジーニョ監督の『シュートを打て』で吹っ切れた部分があったので、ゴールを決めたあとは素直に監督のところへ走りました」
大迫にとっては起用し続けてくれた監督への恩返し弾となった。

その後、柏は終盤にネット バイアーノらを投入して攻勢に出たが、高いキープ力から反転したシュートは惜しくもゴールの枠を越えていく。茨田陽生の不在も響いたのか、最後まで鹿島の守備陣を崩せず、鳥栖が敗れたことで勝てば手に出来たACLへの出場権も逃してしまうのだった。

ピッチの上では、熱く語りかけるジョルジーニョ監督がいた。
「また会えることを楽しみにして帰ります。皆さんの心の一部を僕の心に埋め込んで、僕の心の一部をこの鹿島に置いて帰国させてもらいます。Jリーグは今日で終了しましたが、まだ天皇杯が残っています。全力で獲りに行きます」
そして最後に「カッシーマ、アントラーズ!」とゴール裏に向けて叫ぶと、それに呼応してサポーター席からもアントラーズの名前が連呼された。この一体感を持って、鹿島は天皇杯へ向かう。


以上
2012.12.02 Reported by 田中滋


快勝に筆の走る田中氏である。
試合内容もジョルジーニョ監督の熱い語りも素晴らしかった。
来季、ジョルジーニョと共にいられぬ事は無念である。
しかしながら、ジョルジの魂は確実にチームに打ち込まれた。
天皇杯を獲り、アジアを目指すのだ。
このチームの基盤はジョルジーニョによって築かれたのである。
強い鹿島の歴史がまた一つ刻み込まれた。

セレッソ、新井場に獲得を打診

2012年12月02日 | Weblog
C大阪 来季巻き返しへ新井場獲り!懸案SB強化へ本腰

C大阪が鹿島DF新井場の獲得に動いていることが分かった
Photo By スポニチ


 C大阪は14位からの巻き返しを図る来季に向けて、鹿島DF新井場徹(33)の獲得を目指していることが1日、分かった。すでにクラブ関係者も認めており、近日中にも正式オファーを提示する見込み。

 J1通算402試合出場を誇るサイドバックは鹿島と今季で契約が切れるため、移籍金はかからない。G大阪ユース育ちで大阪出身なだけに、移籍の障壁も少ないとみられている。

 今季はDF高橋、酒本、丸橋と両サイドバックが何度も負傷。これが低迷の一因となっただけに、両サイドをこなす新井場が加入となれば大きな戦力アップとなることは間違いない。川崎戦のあとには、レヴィー・クルピ監督はサポーターに「来年は上位3位に入るチームを作る」と宣言。そのためにも、鹿島のタイトル獲得に何度も貢献してきた技巧派DF獲りへ精力を傾ける。

[ 2012年12月2日 06:00 ]

横山、2発の同点弾で自力残留!…C大阪
 ◆J1最終節 C大阪2─2川崎(1日・長居スタジアム) G大阪は磐田に1―2で敗れ、17位で来季のJ2降格が決定。93年のJリーグ発足後初の屈辱となった。前節17位の新潟は札幌を4―1で下し、川崎に2―2と引き分けたC大阪とともに残留。神戸は広島に0―1で敗れ、7季ぶり2度目の降格となった。名古屋を2―0で破った浦和が、来季のアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)出場権を獲得。広島FW佐藤寿人(30)が22ゴールで初の得点王に輝いた。

 C大阪がMF横山の2発で、自力で残留を決めた。後半18分に同点弾を決めると、再びリードを奪われた後半ロスタイム5分に、今度は左足でゴール。「まさかでした。使ってくれた監督に恩返しをしたかった」。今季、この日の相手の川崎から加入した通算1得点の男が、古巣相手に大仕事をやってのけた。

 残留を決め、来季へ動き出す。降格の決まったG大阪MF倉田秋(24)と鹿島DF新井場徹(33)の獲得に乗り出していることが1日、判明。関係者によれば、既に両選手サイドに打診を済ませており、近く正式オファーを出す見通しだ。

 倉田は昨季、期限付き移籍でC大阪に在籍。続投が決まってるクルピ監督からの評価は高く、戦術も熟知。両サイドバックをこなせる新井場はJ1通算402試合に出場、7つのタイトルを獲得するなど経験豊富で、大阪は地元。両選手とも今季で契約満了となるため、移籍金は発生しない。

(2012年12月2日06時01分 スポーツ報知)

セレッソが新井場の獲得に乗り出しておるとのこと。
これは気になる報である。
今季の新井場は開幕こそ右SBにて起用されたが、大伍の復帰より左サイドを担い活躍を続けた。
アレックスをシーズン途中で徳島に放出してからは、ルーキーの隆雅以外に本職の左SBはいなくなり、新井場に頼るところが大きい。
ここで、セレッソに移籍することとなれば、大いなる痛手となる。
とはいえ、新井場は家族を関西に残して単身赴任で鹿島に暮らしておる状況を考慮すれば、新井場がこのオファーに心が傾くことも理解せねばならぬ。
新井場の去就に注目である。

鹿島、大宮・東に獲得を打診

2012年12月02日 | Weblog
大宮・東争奪戦に参戦
2012年12月2日 紙面から

 FC東京が来季の目玉補強として、大宮MF東慶悟(22)の獲得に乗り出すことが1日、分かった。今季限りで契約満了となる東には鹿島、柏が水面下で獲得を打診済み。ロンドン五輪代表で44年ぶりの4強入りに貢献したMFの争奪戦になりそうだ。MF東にはホッフェンハイムなどドイツの複数のクラブが興味を示している。関係者によると、東京は今冬の欧州移籍の動向を見極めた上で、正式オファーを出すという。プロ1年目の2009年には、当時大分で指揮を執っていたポポヴィッチ監督に才能を見いだされたまな弟子。2列目にフィニッシャーの役割も求めるポポ流を熟知する教え子に白羽の矢を立てた。2季前にも獲得を目指したがJ2降格によって断念しており、再アタックとなる。

鹿島が大宮の東に獲得打診済みとのこと。
これは面白い補強ポイントと言って良かろう。
U-23日本代表の10番としてとしてロンドン五輪で活躍したことは記憶に残っておる。
巨人ファンとして本山と話が合うのでは無かろうか。
東の去就に注目である。

監督候補に関塚

2012年12月02日 | Weblog
鹿島新監督候補に関塚氏
2012年12月2日

 J1鹿島の鈴木満強化部長は1日、退任するジョルジーニョ監督の後任候補にロンドン五輪で日本男子代表を率いた関塚隆氏(52)らを挙げていることを明らかにした。「売り込みを含めていろんな人がいる。(関塚氏の)状況は確認している」と述べた。関塚氏は1993~94年と、96~2003年に鹿島でコーチを務めた。

来季の監督候補に関塚の名を挙げる鈴木満強化部長である。
実績的に関塚は申し分が無い。
また、鹿島を知るという意味でも彼ほどの人材は他になかろう。
しかしながら、多くの売り込みも舞い込んできておるとのことで、すぐに関塚に一本化というわけにはいかぬ様子。
監督選考は重要なファクターであるため、安易に決めるわけには行かぬ。
熟考して最高の人材に決めて欲しい。
注目しておる。

鹿島、神戸・野沢に復帰の打診

2012年12月02日 | Weblog
7年ぶりJ2降格で“草刈り場”に 主力離脱避けられず…神戸
 ◆J1最終節 神戸0─1広島(1日・ホームズスタジアム神戸) G大阪は磐田に1―2で敗れ、17位で来季のJ2降格が決定。93年のJリーグ発足後初の屈辱となった。前節17位の新潟は札幌を4―1で下し、川崎に2―2と引き分けたC大阪とともに残留。神戸は広島に0―1で敗れ、7季ぶり2度目の降格となった。名古屋を2―0で破った浦和が、来季のアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)出場権を獲得。広島FW佐藤寿人(30)が22ゴールで初の得点王に輝いた。

 7年ぶりJ2降格の神戸が、他クラブの“草刈り場”となる可能性が出てきた。FW大久保には鳥栖から正式オファーが届き、MF野沢には昨季まで所属した鹿島から復帰の打診があることが1日、分かった。今季は延べ4監督のもと、解消できなかった決定力不足が、この試合でも露呈。今季12度目の1点差負けを喫し、今季一度もなかった16位となったクラブから、主力選手の離脱が避けられない状況になった。

 大久保、野沢とも来年末まで契約を残しているが、鳥栖、鹿島ともに、違約金を払った上での獲得を織り込み済み。大久保は自身の去就に関して「俺はまだ全然決まっていない」と話すにとどめたが、今後は代理人と各クラブでの話し合いが進められる見込み。下部組織から鹿島の生え抜きだった野沢にも、同クラブ関係者が水面下でアプローチしている模様で、正式オファーに発展する可能性もある。

 05年シーズンを最下位で終えた際にも、主力だったFW播戸竜二(33=現C大阪)がG大阪に移籍。J2クラブとして来季を迎える神戸に激震が走ることになるのか。

 ◆ヴィッセル神戸 1966年に川崎製鉄水島サッカー部として創部。92年JFL2部参加。その後、オレンジサッカークラブ、ヴィッセルと名称を変更。97年にJリーグ昇格。04年に楽天の三木谷浩史社長が代表を務めるクリムゾングループに営業権を譲渡。06年にJ2降格となったが、07年に再びJ1昇格を決めた。ホームタウンは神戸市。ホームスタジアムはホームズスタジアム神戸(3万132人収容)。

 ◆J1とJ2の経営面での違い 今年8月、Jリーグが発表した昨年度のJ118クラブとJ220クラブの経営情報によると、1クラブの平均営業収入ではJ1は29億1200万円なのに対し、J2は10億2100万円。広告料収入もJ1は13億1300万円だが、J2は4億8400万円となる。入場料もJ1は6億500万円、J2は1億6500万円。テレビ放映権料などのJリーグ配分金はJ1の2億2900万円、J2は9800万円と大きな格差がある。

(2012年12月2日06時01分 スポーツ報知)

神戸の野沢に獲得の打診を行う鹿島である。
昨季まで鹿島に所属した野沢は、鹿島ジュニアユースからの生え抜きであり、是非とも戻したいという気持ちが大きかろう。
また、今季は二列目の戦力とセットプレイのキッカーに問題を抱えたことは明白。
ここにぴったり合致するのは野沢拓也と言い切れよう。
逆に野沢が移籍せねば、リーグ戦でこのような結果を残すようなことは無かったのではなかろうか。
野沢の去就に注目である。

鹿島、満男と本山に契約延長オファー

2012年12月02日 | Weblog
小笠原&本山に残留要請…鹿島
 鹿島が、今季で契約が切れる小笠原満男(33)、本山雅志(33)の両ベテランMFに来季の契約延長オファーを出すことが1日、分かった。強化責任者の鈴木満常務取締役が「貢献度が高い選手。オファーする」と明言。小笠原は今季リーグ戦31試合に出場するなど、完全復活を印象づけた。また、本山も同17試合に出場。1年間大きなけがもなく、チームを支え、来季の戦力に必要と判断した。

 この日はFW大迫の2ゴールで柏に完勝。今季限りで退任のジョルジーニョ監督は有終の美を飾った。今季はクラブ史上ワーストの11位。来季は新監督の下、4年ぶりのリーグ制覇を目指す。

(2012年12月2日06時01分 スポーツ報知)

満男と本山に契約延長オファーするクラブである。
これは一つホッとした。
チームが勝利を目指すためにはピッチに立つ11人だけでなく所属する全ての選手が一丸となる必要がある。
その鹿島の文化を熟知するベテランは非常に需要と言えよう。
鹿島で育ち、鹿島で勝利を積み重ねた二人にはまだまだ鹿島に必要な人材である。
是非とも来季も臙脂のユニを纏って欲しい。
しかしながら、オファーを受けるか否かは本人の決断による。
彼等の決断を心待ちにしたい。

リーグ戦最終戦報道

2012年12月02日 | Weblog
鹿島大迫2発で柏下す/J1

後半23分、鹿島FW大迫は2点目のゴールを決め喜ぶ(撮影・柴田隆二)

<J1:鹿島2-0柏>◇第34節◇1日◇カシマ

 序盤はホームの鹿島が、ペースをつかんだ。前半6分にMF小笠原、同16分にMFドゥトラがミドルシュートを放った。しかし柏も反撃した。同34分にMFレアンドロがシュート。それでも同41分に鹿島FW大迫が先制点を決め、1点リードで折り返した。

 後半、鹿島がさらに突き放した。同23分、FWジュニーニョの左クロスを、大迫が頭で合わせて追加点を決めた。対する柏は交代枠を使い反撃を狙うが、ゴールを奪えない。同33分には途中出場のFWネットバイアーノが決定機を決められず無得点。鹿島が最終節を完封勝利で飾った。
 [2012年12月1日18時51分]

【鹿島】ジョルジ監督涙の退任会見/J1

試合後、サポーターに退任のあいさつをする鹿島のジョルジーニョ監督(撮影・柴田隆二)

<J1:鹿島2-0柏>◇第34節◇1日◇カシマ

 ジョルジーニョ監督(48)の今季限りの電撃退任が決まった鹿島が、今季リーグ最終戦で快勝した。

 エースFW大迫勇也(22)が前半41分に左足で先制点を挙げると、後半23分にヘッドで追加点を奪取。勝負を決めた。今季のリーグ戦では残留争いを繰り広げるなど苦戦を強いられ、最終的にはクラブ史上最低の11位だった。

 家庭の事情で退任するジョルジーニョ監督は試合後の会見で「異国に来て、(クラブやサポーターから)このような愛情をいただくことはない。今回別れることになったが、これは永遠の別れではなく、一時的な別れ。将来的に、僕はできれば鹿島に戻りたい」と目頭を押さえながら感謝の意を表していた。
 [2012年12月1日19時19分]

鹿島大迫2発「監督のおかげ」/J1
<J1:鹿島2-0柏>◇第34節◇1日◇カシマ

 教え通りの2発だった。鹿島FW大迫勇也(22)は前半41分、MFドゥトラのパスを受け前方を確認。左足で迷わず狙い、右隅に決めた。後半23分には技ありヘッド。FWジュニーニョの左クロスをニアサイドで頭にかすらせながら、流し込んだ。「監督からはとにかく『シュートを打て』と言われ続けたんで。そのおかげで吹っ切れた部分もあるし。だから打てたと思う」。

 突然の別れだった。11月29日の練習前ミーティング。突然、ジョルジーニョ監督(48)から切り出された。家庭の事情を理由に今季限りでの退任報告。今季、才能だけでなく実力を評価し起用され続けただけにショックだった。ロンドン五輪日本代表メンバーから外れた際には、同代表の関塚監督に向けて「間違った選択をした」と異例のメッセージを出し、大迫の心中をかばってくれた。終盤戦、1トップを託されたのも信頼の表れだった。

 宿題もある。試合後のピッチ上。セレモニーを終え監督と抱き合うと、耳元で「ダイヒョウ、ダイヒョウ」。試合後の会見でも同監督から「将来、日本代表のセンターFWになることは間違いない」と最大級のエールを受けた。目標の2桁ゴールも届かず9得点。「また来年に持ち越しです」と大迫は13年を見据える。

 クラブは後任監督として、関塚氏の調査と情報収集に入っている。「天皇杯を優勝して送り出したい。来年、代表に入っていい報告ができるようにできれば」。ジョルジーニョ監督への感謝の気持ちは尽きない。【栗田成芳】
 [2012年12月2日7時3分 紙面から]


鹿島、ジョルジーニョ監督のJ1最終戦飾る

最終節で柏を破り、サポーターに手を振る鹿島・ジョルジーニョ監督(左)=カシマ

 J1最終節(1日、鹿島2-0柏、カシマ)鹿島はジョルジーニョ監督のJ1最終戦を勝利で飾った。わずか1シーズンでクラブを離れる監督は試合後、観客席のサポーターに「これは永遠の別れではない。また再会できる日を楽しみにしながら、ブラジルに帰国します」とあいさつした。

 今季は11位に終わり、年間順位がリーグ下位になるのは16チーム中9位だった1999年以来。この日、2点を決めた大迫は「天皇杯は監督のためにも優勝したい」と次の目標に切り替えた。(共同)


後半、鹿島・大迫(左端)が2点目のゴールを挙げ、喜ぶジョルジーニョ監督(中央左)ら=カシマ


後半、ヘディングで2点目のゴールを決め、喜ぶ鹿島・大迫(9)=カシマ


鹿島、大迫2発快勝もチームワースト11位

後半、ヘディングで2点目のゴールを決め、喜ぶ鹿島・大迫(9)=カシマ

 J1最終節(1日、鹿島2-0柏、カシマ)鹿島はFW大迫の2発で快勝。「勝って終われてよかった」と喜んだ。チームは11位に終わり、16チーム中9位だった1999年を下回る成績も、自身は自己最多の通算9得点。2桁には届かなかったが、「来年に持ち越しですね」と前を向いた。天皇杯限りで退任するジョルジーニョ監督は、「家族の事情があった。サポーターからはたくさんの愛情を頂いた」と涙ながらに感謝の言葉を並べた。
(紙面から)

大迫“教え”を実践、退任指揮官へささげる2発!
J1最終節 鹿島2―0柏 (12月2日 カシマ)


<鹿島・柏>後半23分、鹿島・大迫(左)は2点目のゴールを決めチームメートと喜び合う
Photo By スポニチ


 鹿島のFW大迫が今季限りで退任するジョルジーニョ監督にささげる2得点を挙げた。前半41分に左足でネットを揺らすと、後半23分にはヘディングでゴール。一年を通して監督から「もっとシュートを打て」と言われ続けており、その教え通りのプレーで全得点を叩き出した。

 試合後のセレモニーで指揮官は「サポーターの皆さまの心の一部を僕の心に埋めて、僕の心の一部を鹿島に置いて帰る」と涙。クラブは後任監督としてロンドン五輪代表監督の関塚氏を有力候補に挙げているが、ブラジル人路線を継続する可能性もある。オフ明けの5日にも、浦和、FC東京などから獲得オファーを受けている興梠の慰留交渉を行う方針だ。


<鹿島・柏>試合後、鹿島のジョルジーニョ監督はピッチを一周しサポーターたちの歓声に応える
Photo By スポニチ


<鹿島・柏>試合後、今季で勇退するジョルジーニョ監督(右手前)はサポーターたちに挨拶する
Photo By スポニチ


[ 2012年12月2日 06:00 ]

鹿島、最終戦白星飾る

【写真説明】鹿島-柏 前半41分、先制ゴールを決め喜ぶ鹿島・大迫(右)=カシマスタジアム

J1最終節の鹿島は1日、カシマスタジアムで柏と対戦。2-0で勝利し、今季最終戦を白星で飾った。鹿島の通算成績は12勝10分け12敗、勝ち点46。3季続けて優勝を逃し11位でリーグ戦を終えた。残留争いはG大阪、神戸がJ2に降格した。


鹿島は大迫が2得点を挙げる活躍。後半は双方退場者が出て荒れ気味になったが、無失点で切り抜けた。

今季の鹿島は開幕から5試合勝利なしと序盤で出遅れた。後半も下位グループから抜け出せず、前節でようやく残留を決めるなど苦しい戦いが続いた。


二得点で背番号の9ゴールとなった大迫である。
大迫は更なるゴールを積み重ね代表に定着して欲しいところ。
楽しみである。

神戸・野沢・伊野波、降格の弁

2012年12月02日 | Weblog
【J1:第34節 神戸 vs 広島】試合終了後の各選手コメント(12.12.01)
12月1日(土) 2012 J1リーグ戦 第34節
神戸 0 - 1 広島 (15:34/ホームズ/22,224人)
得点者:52' 森崎浩司(広島)

●野沢拓也選手(神戸):
「1年間を通してこういう結果になってしまったということは、本当に僕を含めて移籍してきた選手は力になりたいと思うところがあったが、力を出せなかったというのは本当に、自分の力のなさを感じます。自分のパフォーマンスというのは非常に悔いが残った1年だったと思う。でも、誰かが来たから勝てるわけではないですし、監督が来ても勝てるわけでもないですし、サッカーというのはわからないもの。いろいろな素晴らしい選手や素晴らしい監督がいて、1年間通してそれをうまく吸収して浸透してというのができなかったというのがある。本当にそれが今年1年の課題というか、結果だったんじゃないかなと思います。
(Q:勝てば残留だったが、勝利を拾えなかった理由は?)
サッカーは勝てばいいと最初から思っても勝てるわけじゃないし、やってみないとわからないものであって、どこかにプレッシャーや緊張があったのかもしれないです。自分もうまく声を掛けられなかったというのは反省していますし、こういう舞台だからこそ楽しんでやらないといけないというのは感じなきゃいけない。こうやって、満員のサポーターの前でできるというのはサッカー選手にとっての喜びでもあるわけで、残留してほしいという思いは僕らにも伝わってきました。グランドにいる選手たちが結果を出せなかったのは、本当に申し訳ないとしか言えないですけど、現実を受け止めることしかできないですね。
(Q:安達監督になり、以前のスタイルでF東京戦なども戦ったと思うが、今日はそういう場面とブロックを組む場面とがあったが?)
前半は本当に入り方も良かったですし、(安達)亮さんのサッカーは守備、堅守速攻。そういう昔の神戸を出しつつ、今までの西野さんのパスサッカーを加えて、後半は自分たちのサッカーができたと思いますけど、ペナルティエリア付近になっての試行錯誤、そういうもう一ひねりの考え方が必要なんじゃないかなと。ちょっと単調というのもありました。今年1年で感じたことはペナルティエリア付近でのアイデア、創造性、そういうのが足りなかったと感じました。
(Q:それが1年かけて根付かなかったのは、監督交代も要因としてあったのか?)
全然そういうのはなかったです。やるのは選手たち。西野さんになってもパスサッカーが浸透してきたと思いますし、亮さんになって亮さんのスタイル、プラス両方が重なりあって本当に強い神戸を感じました。でも、勝つためには点を取ることであって、そのペナルティエリア付近での積極性がもっとあったらと。僕自身、そういうポジションですし、もうちょっと自分がやらなければいけなかったと感じています。
(Q:得点のパターンを作るのは1年では難しかったか?)
神戸の一員として早く馴染もうと思ってやってきましたけど、なかなか自分の持ち味を出せなかったり、自分が感じられなかった部分もありました。強く反省しています」

●伊野波雅彦選手(神戸):
「こういう状況に巻き込まれたのはプロ7年目にして初めてなんで、何とも言えないですね。
(Q:涙も流していたようだが?)
1年間すごく応援してもらった。その中で加入してきた選手が結果を残せずにこういう形になったというのは悔しさというのか、僕らにも責任はあるし、悔しさだけしかないですね」


敗戦で降格が決まった神戸の野沢と伊野波である。
野沢は新加入した1年で持ち味を出し切れずに終えた様子。
もっともっと持ち味を出せる場所があることを身をもって知ったのではなかろうか。
また伊野波の方は結果を出せなかったことに対して「僕ら“にも”責任がある」と述べ、自分以外にこそ降格の責任があると暗に語っておる。
これが彼の考えなのであろう。
降格で神戸の選手編成も変わるのではなかろうか。
彼等の去就に注目したい。

柏戦コメント

2012年12月02日 | Weblog
2012Jリーグ ディビジョン1 第34節


鹿島アントラーズ:ジョルジーニョ

自分が就任してから選手たちを見極めること、また自分の指導法を選手たちに理解してもらうことに時間がかかった。この結果の全ては自分の責任であり、システムも選手たちに戸惑いがあったので元に戻したりと色々なことが必要だった。ドゥトラやレナトという新戦力が入ったり、中田や山村が負傷するという思いがけないアクシデントもあった。そして時間をかけて守備も安定しながら、攻撃力を発揮できる大迫のワントップに遠藤、ドゥトラ、レナト、興梠、ジュニーニョらを並べるというやり方ができるようになった。

また優勝するチームはホームゲームで勝点を落としてはいけない。今シーズンに関しては負けていけないホームゲームで負けたり、ドローに終わった。それが優勝から遠ざかってしまった原因だったと思う。

(今日2得点の大迫に関して)皆さんもそう考えているように将来、日本代表のFWになる選手だ。これは間違いない。大迫は確かに成長しているし、高い意識を持続できれば素晴らしい選手になると思う。ドリブル、スピードもあるし、空中戦も強い。また短いレンジでも強烈なシュートを打てる。今の鹿島から将来の日本代表の主力となる選手は、少なくとも2人いると思う。それは大迫と柴崎だ。

鹿嶋での生活は申し分ないものだし、現役の頃からずっとクラブには素晴らしいケアをしてもらった。これは永遠の別れではなく、一時的な別れ。試合前に柏のネルシーニョ監督とも話したが、彼は3度違うクラブではあるけれども、日本の地で生活している。私は、出来れば彼とは違って日本でやるのならば、鹿島の監督としてまたチャンスをもらえればと思う。鹿島にはトニーニョ セレーゾやオリヴェイラなど歴代の素晴らしい監督がそろっているので、チャンスがあるかどうか分からないが、またここで監督として指揮を執りたい。

スルガ銀行チャンピオンシップ、ナビスコカップも制することができて、クラブからは契約延長のオファーをもらったが、家庭の理由で続けることができなかった。昔からいるフロントのスタッフからは現役時代から「いつか監督をやって欲しい」と言われ、それが実現できたことは本当に嬉しい。ただ、(退任の理由となった)家族というのはとても大切なものであり、この素晴らしい環境を自ら手放さなければいけないことはつらいことだけれども、皆さんにはご理解していただければと思う。





【大迫 勇也】
(リーグ戦は)1年を通して結果が出せていなかったので、最後は結果を出そうとみんなで話していた。監督のことが突然だったので、勝ちをプレゼントできて良かった。1点目は上手くボールが足元にこぼれてきたので、打つだけだった。2点目はジュニーニョがいいタイミングで上げてくれると信じていた。結果が出なくて、つらいつらいリーグ戦だったが来年に繋がる。

【青木 剛】
試合途中でスパイクの紐が切れて脱げそうだったが、時間も残ってなかったのでプレーを続けた。浩二さんとは組んだことがあったので問題なくできた。柏の攻撃を全部が全部抑えられた訳じゃないが無失点で終われたことは次につながる。

【昌子 源】
途中出場は慣れた。ネット バイアーノは凄かった。危ないシーンもあったが、一か八か足を出したら当たってくれた。パスはリスクを負わないように安全に出した。


2012年12月01日(土)

本日行われたJ1第34節柏戦は2-0で勝利しました。

【J1:第34節 鹿島 vs 柏】ジョルジーニョ監督(鹿島)記者会見コメント(12.12.01)
12月1日(土) 2012 J1リーグ戦 第34節
鹿島 2 - 0 柏 (15:35/カシマ/19,141人)
得点者:41' 大迫勇也(鹿島)、68' 大迫勇也(鹿島)


●ジョルジーニョ監督(鹿島):


Q:リーグ戦を終えられてのご感想と、来季、このチームがさらに上を目指すためにはなにが必要だとお考えですか?
「まず、自分が就任してから選手を見極めることだったり、自分の指導法を彼らが見極めることに時間がかかりました。あとは戦力となる選手の見極めにも時間がかかってしまいました。先ほど挨拶でも言いましたけれど、すべては自分の責任であって、そこを見極められなかったところがあったかもしれません。またシステムをダイヤに変えたことで、選手たちから戸惑いが感じられたので、ボックスに戻しました。その他にも補強があって、ドゥトラ選手が来て、そのあとにはレナト選手が来ました。やむを得ないけが人が出たところで、中田選手や山村選手がいないという計算外のところも影響しました。チームを安定させるために時間がかかってしまいました。その後、ここ3カ月くらいは、チームとして成績も安定し、守備も安定しながら、高い攻撃力を持つということができました。大迫選手の1トップの後ろに、遠藤選手、ジュニーニョ選手、ドゥトラ選手。その他にもレナト選手や興梠選手など、いろんなバリエーションがある特徴を持った選手をそこに配置することができましたし、そこでチームが守備でも安定して、攻撃に転じたときには攻撃力・破壊力がある4人がいるという状況で攻めることができました。ただ、それにたどり着くまで時間がかかってしまったところがありました。それさえもう少し早い段階でできていれば、状況は変わっていたと考えられます。あと優勝するチームというのは、ホームの試合を極力勝っていかないといけない。そのホームワークというものをしっかりできていれば、優勝に近づける状況になると思います。残念ながら、今シーズンにおいては負けてはいけない試合が数試合ホームであったわけで、それを失ったり引き分けたことが、優勝から遠のいた要因だと思います。しかし、ひとつの要因ではなく、いろんな要因が、そこにはあったと考えられると思います」

Q:退任すると発表された最初の試合で大迫選手が2ゴールを決めて勝ちました。ロンドン五輪に出られないなど、いろいろな事があったシーズンだと思いますが、その一方でリーグ戦、ヤマザキナビスコカップで成長を示したと思います。今日の試合を踏まえて、監督からご覧になって、大迫選手の成長をどう捉えているかお願いします。
「まず、これは皆さんが強調してもよいことは、彼は将来日本代表のセンターフォワードになることでしょう。それは間違いないことです。確かに大迫選手は成長してきています。日本代表で1トップに君臨しているのは前田選手(磐田)であり、彼も非常にポストプレーに長けた選手ですが、ただ大迫選手はまだ若く、この意識を持続できれば成長し続け、本当にすばらしい選手になるのではないかと思います。FWとして必要な要素は、スピード、ドリブル、ヘディングの強さ、ポストプレーの強さ、キープ力があげられます。それを彼は持っていますし、またもう1つ、そんなにスペースがなくても、しっかりとパンチ力と決定力を持ってシュートを打てるところが魅力です。このまま成長し続けてもらえれば、と思います。今のアントラーズのチームからは恐らく2人、日本代表に君臨する選手がいると思います。それは大迫選手と柴崎選手ではないかと思っています」

Q:退任についての理由と経過、鹿島での生活についてお願いします。
「鹿島での生活は非常に申し分のないものです。現役のときから、監督になっても、クラブから設備、サポートにかけても申し分のないものでした。退任理由はあくまでも家族の近くにいなければいけないという状況であって、それは誰しもが、家族の大黒柱をやっている皆さんにはわかると思います。タイミング的に家族全員が近くにいなくちゃいけない状況であるということです。先ほどの挨拶でも言いましたけど、永遠の別れではなく一時的な別れであり、試合前にネルシーニョ監督と話をしましたけど、彼は指導者として3回も日本に来ています。ヴェルディから名古屋グランパス、柏レイソルと。ただ、僕自身はアントラーズというクラブで、日本に来日できればという思いでいます。しかし当然ながら鹿島には新たな監督が来るわけですから、もしかしてセレーゾ監督やオリヴェイラ監督のように長期に渡って指導する時期になるかもしれませんし、そうなると自分に順番が回ってこないかもしれません。ただ、そういう世界で生きているわけですから、良いタイミングで鹿島に復帰できればなという思いでおります。
今シーズン、Jリーグ、ヤマザキナビスコカップ、スルガ銀行チャンピオンシップ、天皇杯という大会があって、そのなかでスルガ銀行チャンピオンシップとヤマザキナビスコカップ制することができました。そういったことがあって、クラブ側から続投の要請をいただいたのですが、それ以前に家族の問題があり、退任するという苦しい決断をしました。本当に心が痛みますし、いまは下部組織の部長をやっている高島さんから現役のときに『いつかアントラーズの監督をやってね』と冗談で言われていたんですけど、ほんとうにそういったことになって僕はうれしく思っていました。通訳を含めたそういう仲間が、このクラブの中にいます。数カ月だったかもしれませんが、彼らは僕の友人でもあるし、彼らを残して去らなければなりません。また、このすばらしい環境を置いていかなければなりません。この理由だけで、皆さんはおわかりになると思います。家族を大事にしなければいけないという理由で、このすばらしい環境を手放さなければならないことをご理解ください。また、この場を借りてメディアの皆さんにも感謝申し上げます。友好的な関係を築き、苦しい時も皆さんは支えてくれたと思います。特に番記者の皆さんには感謝しています。ありがとうございました」


「オヤスミナサイ、アリガトウゴザイマシタ」

以上

【J1:第34節 鹿島 vs 柏】試合終了後の各選手コメント(12.12.01)
●昌子源選手(鹿島):
「途中交代には慣れました。半袖は大丈夫だったんですけど、足がかじかんでいた。レアンドロ選手のシュートを止めた場面は一か八かで足を伸ばしたら当たったけど、かじかんでたので痛かった。
(Q:守備だけでなく攻撃面でもよかったが?)
ヤスさん(遠藤)に出したパスですか? 出すところがなくて困っていたらヤスさんが呼んでくれた。ヤスさんは足下が強いから、出しておけばなんとかなる。パスの強さだけ気をつけました」

●大迫勇也選手(鹿島):
「ジョルジーニョ監督の『シュートを打て』で吹っ切れた部分があったので、ゴールを決めたあとは素直に監督のところへ走りました。
(Q:これで9得点だが?)
2ケタはまた来年に持ち越しですね。
(Q:監督からの言葉で印象に残っているのは?)
シュートを積極的に打て、ということですね。もっとゴールを意識しろと言われてきた。あとは代表に入れ。整列したあとにもそう言われました」

●青木剛選手(鹿島):
(Q:途中、ベンチに下がる場面があったが?)
相手と競ったときに靴紐が切れてビロビロしていたので、それを切りにいきました。ただ、そうしたら余計に脱げそうな状態になって、蹴るときとか(スパイクが)飛ばないように気をつけてました。
(Q:シュートの場面も?)
シュートを打ったときもそうでした。だから良いシュートだったのかもしれません(笑)
(Q:中田選手と組んだセンターバックについては?)
浩二さんとは何度もやったことがあったので問題なくやれました。良い勢いを持ってゲームに入れたと思います。相手の攻撃を全部が全部防げたわけではないですが、完封で終われたのはよかった。また次に繋がると思います。今日はグランドに入ったとき、バックスタンドがサポーターで埋め尽くされているのを見て、それで気持ちが上がったところがあった。サポーターのためにも勝てれば良いと思ったし、いい形で終われればと思っていました。これでJリーグが終わりましたけど、まだ天皇杯がある。そこにしっかり照準を合わせて、シーズンを終われればと思います」

●中田浩二選手(鹿島):
「足がつった。後半の途中からそんな感じだったので、ベンチに下がりました。相手を追ったところで(違和感があったから)交代させてもらった。でも、結構動けたと思う。8月以来だから4か月ぶり?それにしては意外にできたと思う。試合に慣れるのが大変かと思ったけど、すんなり入ることができた。
(Q:ジョルジーニョ監督のリーグ戦最終戦となったが?)
今年は全然力になれなかったので申し訳なかった。勝って送り出せればというのがあった。勝って良かった。天皇杯も勝って終われたらいいと思います。
(Q:大迫選手が良いプレーを見せているが?)
責任感が出てきた。サコにとっては充実した1年だったんじゃない?でも、あいつはもっともっとできる。まだまだ気を遣ってる部分もあるし、あいつはこんなもんじゃないと思う」

●小笠原満男選手(鹿島):
「まだ最後という感じはしないけど、リーグ戦としては区切りだった。そこでジョルジ(ジョルジーニョ監督)に勝利が贈れてよかった。サポーターに対しても不甲斐ない成績で終わってしまい、申し訳ないと思う。そんな順位でも多くのお客さんが来てくれたことに感謝したい」


[ J1:第34節 鹿島 vs 柏 ]

ホーム最終戦を勝利で飾りたい鹿島は前半41分、柏DFのクリアボールを拾った大迫勇也が左足でゴールを決めて主導権を握る。

[ J1:第34節 鹿島 vs 柏 ]

後半23分に、再び大迫がジュニーニョのクロスに頭で合わせてリードを広げる。

[ J1:第34節 鹿島 vs 柏 ]WOWプレーヤーズアワード:大迫勇也選手(鹿島)

本日の試合で決勝点をあげた大迫勇也選手(鹿島)が、この試合のWOWプレーヤーズアワードに選ばれた。

[ J1:第34節 鹿島 vs 柏 ]

今季限りでの退任が決まっているジョルジーニョ監督。試合後のセレモニーでサポーターへ向けて挨拶を行い、笑顔で場内を一周した。


▼鹿島、退任発表の指揮官に白星プレゼント
[12.1 J1第34節 鹿島2-0柏 カシマ]

 鹿島アントラーズはFW大迫勇也の2ゴールによって柏レイソルに2-0で勝利。11月29日に今季限りでの退任が発表されたジョルジーニョ監督に白星をプレゼントした。

 立ち上がりからMF小笠原満男の右足ミドルなどで攻める鹿島は前半41分、敵陣左中間でボールを拾った大迫が正確な左足シュートをゴール右隅へ流し込んで先制。後半23分にもFWジュニーニョの左クロスを大迫が技ありヘッドでゴール右隅へ流し込んだ。

 柏を完封した鹿島は12勝10分12敗の11位で今シーズンを終了。試合後の最終戦セレモニーではクラブにナビスコ杯のタイトルをもたらした指揮官へ向けて「ありがとう ジョルジ また会おう」という横断幕が掲げられる中、ジョルジーニョ監督が「カシマスタジアムの素晴らしい雰囲気を味あわせてくれて感謝している。アントラーズサポーターの皆さん、ありがとうございました」と挨拶した。

 12月15日には磐田との天皇杯4回戦が行われる。大迫は「ジョルジーニョ監督のためにも優勝してブラジルへ送りたい。みんなで力を合わせて優勝できるように頑張ります」と宣言。「苦しい決断」(ジョルジーニョ監督)の末にクラブを去る指揮官とともに、天皇杯を掴む。


大迫について語るジョルジーニョ監督である。
将来確実に日本を背負うことになるであろう。
今季、大迫は大きく成長した。
彼の才能を引き出したのはジョルジーニョ監督の手腕と言って良かろう。
本当にありがとう。
残り少ない日々を天皇杯制覇に向けて走って行きたい。
期待しておる。