曽ケ端の奮闘に応えられなかったことは残念であった。
鹿島「小笠原シフト」で首位再浮上だ
練習で、激しくプレスをかける鹿島MF小笠原
リーグ戦首位から陥落した鹿島が「小笠原シフト」で再浮上を狙う。16日、茨城県鹿嶋市内で行われたアウェー磐田戦(17日、ヤマハ)に備えた練習で、試合前日では異例の紅白戦を実施。主将MF小笠原満男(30)が日本では3年2カ月ぶりに攻撃的MFで先発する緊急布陣を試した。
前日15日の紅白戦とは異なった布陣が、不振脱出へ新たな策だった。小笠原の日本での攻撃的MFとしての先発は06年8月26日の広島戦以来。セリエAメッシーナから07年夏に鹿島に復帰してからは、公式戦に先発した91試合すべてが守備的MFでのプレーだった。
小笠原本人は「ポジション? 秘密です。気のせいです」ととぼけたが、狙いは明白だ。攻撃的MF起用で小笠原の守備面の負担を少しでも減らし、攻撃の比重を上げるため。小笠原に代わって守備的MFに入るMF中田も「満男がフリーな時はうまく使いたいと思う」と明言した。
守備的MFが定位置となった小笠原は普段から「今の仕事は点を取ることより守備」と話すが、「本職」は攻撃的MF。司令塔としては日本屈指の能力を持つ背番号40が、チームを救うために慣れ親しんだ位置に入る。【菅家大輔】
[2009年10月17日8時0分 紙面から]
鹿島“ボランチ中田”で連敗止める!
練習で相手のパスをカットする中田浩二
Photo By スポニチ
5連敗中の鹿島のオリヴェイラ監督が、先発メンバーを入れ替えて17日のアウェー磐田戦に臨む。16日の紅白戦では、本来ボランチの小笠原を左MFに上げて、ボランチにMF中田を起用した。今季初めて採用するシステムで首位奪回を狙う。
突然のメンバー変更だった。15日の紅白戦では左MFに本山、ボランチに小笠原というこれまでの布陣だったが、指揮官はこの日の練習前に、ピッチ上で小笠原、中田、本山を呼び出して個人面談。試合前日では異例の紅白戦を約20分間行って新布陣をテストした。
オリヴェイラ監督は練習後に予定されていた前日会見をキャンセルし、小笠原も「秘密です」と話すなど、システム変更の意図は不明。だが、連敗中はバイタルエリア(ペナルティーエリア手前の危険な地域)に攻め込まれての失点が多かったため、守備力の高い中田を入れることで、中盤の守備を安定させることが狙いとみられる。
ボランチでの先発は5月24日のG大阪戦以来となる中田は「これからは1試合も落とせない。リズムをつくっていければ」と気合十分。新布陣で連敗をストップして、3連覇へ向けて弾みをつける。
40 小笠原満男(おがさわら・みつお)MF
鹿島 生年月日:1979/4/5 出身:岩手 身長:173 体重:72
6 中田浩二(なかた・こうじ)MF
鹿島 生年月日:1979/7/9 出身:滋賀 身長:182 体重:74
10 本山雅志(もとやま・まさし)MF
鹿島 生年月日:1979/6/20 出身:福岡 身長:175 体重:66
[ 2009年10月17日 ]
左MFに小笠原&中田!攻撃的布陣で連敗止める…鹿島
5連敗で首位から陥落した鹿島が、攻撃的な布陣変更で連敗を止める。17日の磐田戦(ヤマハ)で、元日本代表MF小笠原満男(30)を約2年2か月ぶりに左MFへ配置。左ボランチにMF中田浩二(30)を約3か月ぶりに先発復帰させることが16日、濃厚となった。
最近5戦計5得点で5連敗。オリヴェイラ監督(58)は得点力不足解消に向け、布陣変更に踏み切った。16日の茨城・鹿嶋市内での練習で、試合前日では異例の紅白戦を約20分間敢行。その際、主力組の左MFに小笠原、左ボランチに中田を配した。イタリア・セリエAメッシーナ移籍直前の06年8月26日の広島戦以来となる2列目に陣取った小笠原は、両サイドで正確なパスやクロスで攻撃を組み立て、自らもゴール前に攻め上がった。
中田のボランチでの先発は5月24日のG大阪戦以来で、「勝つことがアピールになると思う。僕にとってはチャンス」と意気込んだ。小笠原は練習後、ピッチに居残り、左サイドでコンビを組むDF新井場徹(30)とFW大迫勇也(19)と連係などを確認。報道陣の質問には「秘密です」とニヤリ。敵地で攻め勝ち、史上初の3連覇へ向け再奪首を狙う。
(2009年10月17日06時01分 スポーツ報知)
J1鹿島きょう17日磐田戦 再起懸け布陣変更
2009/10/17(土) 本紙朝刊 スポーツ A版 5頁
小笠原、攻撃的中盤で先発
Jリーグ1部(J1)第29節第1日は17日、各地で7試合を行い、鹿島はヤマハスタジアムで磐田と対戦する。キックオフは午後7時。6連敗阻止に向け小笠原を攻撃的中盤、中田をボランチで先発、再起を懸けた一戦に臨む。小笠原の攻撃的中盤での先発はオズワルド・オリベイラ監督体制では初。残りはわずか6試合となり、勝利と上昇へのきっかけを何としてもつかみたい。今季通算成績は15勝5分け8敗、勝ち点50で2位。
2007年7月にメッシーナ(イタリア)から鹿島へ復帰した小笠原は、元来の攻撃センスにイタリアで培った守備能力を見込まれ、オリベイラ体制でボランチが定位置だった。今回は攻撃を活性化するため、よりゴールに近い位置でプレー、得点機演出の期待が懸かる。
また、全体のバランスが悪い守りを立て直すため、危険察知能力の高い中田をボランチで起用。低調な試合が続いてもスタメンはかたくなに固定していただけに、やっと重い腰を動かした。
16日は試合前日として異例の紅白戦を実施、小笠原や中田を入れたシステムを実践形式で試した。練習後、小笠原はポジション変更について「秘密」と口を閉ざし、ほかの選手も含め緊張感は高まっている様子。磐田は前田、李根鎬の日韓代表強力2トップを擁し、決して侮れない。ポジション変更が吉と出るか凶と出るか。鹿島の今季を占う試合になる。
【写真説明】
07年7月にイタリアから日本に復帰して以降は初、Jでは06年8月26日以来となる攻撃的中盤で先発する小笠原=クラブハウスグラウンド
満を持してユダの起用である。
そして小笠原主将を攻撃的な位置に置くとのこと。
これは期待大である。
バイタルエリアを安定させ、且つ攻撃にも厚みを持たせる布陣と言えよう。
これで不振を脱出したい。
今日のジュビロ戦は試金石となろう。
練習で、激しくプレスをかける鹿島MF小笠原
リーグ戦首位から陥落した鹿島が「小笠原シフト」で再浮上を狙う。16日、茨城県鹿嶋市内で行われたアウェー磐田戦(17日、ヤマハ)に備えた練習で、試合前日では異例の紅白戦を実施。主将MF小笠原満男(30)が日本では3年2カ月ぶりに攻撃的MFで先発する緊急布陣を試した。
前日15日の紅白戦とは異なった布陣が、不振脱出へ新たな策だった。小笠原の日本での攻撃的MFとしての先発は06年8月26日の広島戦以来。セリエAメッシーナから07年夏に鹿島に復帰してからは、公式戦に先発した91試合すべてが守備的MFでのプレーだった。
小笠原本人は「ポジション? 秘密です。気のせいです」ととぼけたが、狙いは明白だ。攻撃的MF起用で小笠原の守備面の負担を少しでも減らし、攻撃の比重を上げるため。小笠原に代わって守備的MFに入るMF中田も「満男がフリーな時はうまく使いたいと思う」と明言した。
守備的MFが定位置となった小笠原は普段から「今の仕事は点を取ることより守備」と話すが、「本職」は攻撃的MF。司令塔としては日本屈指の能力を持つ背番号40が、チームを救うために慣れ親しんだ位置に入る。【菅家大輔】
[2009年10月17日8時0分 紙面から]
鹿島“ボランチ中田”で連敗止める!
練習で相手のパスをカットする中田浩二
Photo By スポニチ
5連敗中の鹿島のオリヴェイラ監督が、先発メンバーを入れ替えて17日のアウェー磐田戦に臨む。16日の紅白戦では、本来ボランチの小笠原を左MFに上げて、ボランチにMF中田を起用した。今季初めて採用するシステムで首位奪回を狙う。
突然のメンバー変更だった。15日の紅白戦では左MFに本山、ボランチに小笠原というこれまでの布陣だったが、指揮官はこの日の練習前に、ピッチ上で小笠原、中田、本山を呼び出して個人面談。試合前日では異例の紅白戦を約20分間行って新布陣をテストした。
オリヴェイラ監督は練習後に予定されていた前日会見をキャンセルし、小笠原も「秘密です」と話すなど、システム変更の意図は不明。だが、連敗中はバイタルエリア(ペナルティーエリア手前の危険な地域)に攻め込まれての失点が多かったため、守備力の高い中田を入れることで、中盤の守備を安定させることが狙いとみられる。
ボランチでの先発は5月24日のG大阪戦以来となる中田は「これからは1試合も落とせない。リズムをつくっていければ」と気合十分。新布陣で連敗をストップして、3連覇へ向けて弾みをつける。
40 小笠原満男(おがさわら・みつお)MF
鹿島 生年月日:1979/4/5 出身:岩手 身長:173 体重:72
6 中田浩二(なかた・こうじ)MF
鹿島 生年月日:1979/7/9 出身:滋賀 身長:182 体重:74
10 本山雅志(もとやま・まさし)MF
鹿島 生年月日:1979/6/20 出身:福岡 身長:175 体重:66
[ 2009年10月17日 ]
左MFに小笠原&中田!攻撃的布陣で連敗止める…鹿島
5連敗で首位から陥落した鹿島が、攻撃的な布陣変更で連敗を止める。17日の磐田戦(ヤマハ)で、元日本代表MF小笠原満男(30)を約2年2か月ぶりに左MFへ配置。左ボランチにMF中田浩二(30)を約3か月ぶりに先発復帰させることが16日、濃厚となった。
最近5戦計5得点で5連敗。オリヴェイラ監督(58)は得点力不足解消に向け、布陣変更に踏み切った。16日の茨城・鹿嶋市内での練習で、試合前日では異例の紅白戦を約20分間敢行。その際、主力組の左MFに小笠原、左ボランチに中田を配した。イタリア・セリエAメッシーナ移籍直前の06年8月26日の広島戦以来となる2列目に陣取った小笠原は、両サイドで正確なパスやクロスで攻撃を組み立て、自らもゴール前に攻め上がった。
中田のボランチでの先発は5月24日のG大阪戦以来で、「勝つことがアピールになると思う。僕にとってはチャンス」と意気込んだ。小笠原は練習後、ピッチに居残り、左サイドでコンビを組むDF新井場徹(30)とFW大迫勇也(19)と連係などを確認。報道陣の質問には「秘密です」とニヤリ。敵地で攻め勝ち、史上初の3連覇へ向け再奪首を狙う。
(2009年10月17日06時01分 スポーツ報知)
J1鹿島きょう17日磐田戦 再起懸け布陣変更
2009/10/17(土) 本紙朝刊 スポーツ A版 5頁
小笠原、攻撃的中盤で先発
Jリーグ1部(J1)第29節第1日は17日、各地で7試合を行い、鹿島はヤマハスタジアムで磐田と対戦する。キックオフは午後7時。6連敗阻止に向け小笠原を攻撃的中盤、中田をボランチで先発、再起を懸けた一戦に臨む。小笠原の攻撃的中盤での先発はオズワルド・オリベイラ監督体制では初。残りはわずか6試合となり、勝利と上昇へのきっかけを何としてもつかみたい。今季通算成績は15勝5分け8敗、勝ち点50で2位。
2007年7月にメッシーナ(イタリア)から鹿島へ復帰した小笠原は、元来の攻撃センスにイタリアで培った守備能力を見込まれ、オリベイラ体制でボランチが定位置だった。今回は攻撃を活性化するため、よりゴールに近い位置でプレー、得点機演出の期待が懸かる。
また、全体のバランスが悪い守りを立て直すため、危険察知能力の高い中田をボランチで起用。低調な試合が続いてもスタメンはかたくなに固定していただけに、やっと重い腰を動かした。
16日は試合前日として異例の紅白戦を実施、小笠原や中田を入れたシステムを実践形式で試した。練習後、小笠原はポジション変更について「秘密」と口を閉ざし、ほかの選手も含め緊張感は高まっている様子。磐田は前田、李根鎬の日韓代表強力2トップを擁し、決して侮れない。ポジション変更が吉と出るか凶と出るか。鹿島の今季を占う試合になる。
【写真説明】
07年7月にイタリアから日本に復帰して以降は初、Jでは06年8月26日以来となる攻撃的中盤で先発する小笠原=クラブハウスグラウンド
満を持してユダの起用である。
そして小笠原主将を攻撃的な位置に置くとのこと。
これは期待大である。
バイタルエリアを安定させ、且つ攻撃にも厚みを持たせる布陣と言えよう。
これで不振を脱出したい。
今日のジュビロ戦は試金石となろう。