鹿島アントラーズ原理主義

愛する鹿島アントラーズについて、屈折した意見を述べていく場です。

青木始動

2009年01月06日 | Weblog
鹿島MF青木が3連覇&アジア制覇に意欲

練習する鹿島DF内田(撮影・菅家大輔)
 鹿島の日本代表MF青木剛とDF内田篤人が6日、茨城県鹿嶋市内のクラブハウスで10日から始まる代表合宿に備えて本格始動した。ともに既に軽く体を動かしていたが、ボールを使った本格的なトレーニングは今年初めて。

 青木は「まずはチームで結果を出したい。今年はリーグ3連覇とアジア制覇。代表もチャンスだと思うので、つかめるように頑張りたい」と意気込んでいた。

 [2009年1月6日19時17分]

青木と篤人がが新年早々に始動である。
コメントも気持ちがよい。
今季は黄金時代を世間へアピールする必要がある。
その中心選手である青木には昨年以上の期待を寄せたい。
一年を通じ活躍した昨季、アジアも経験し更に成長したと言えよう。
今年は真価が問われる年。
黄金がプラチナに変わる日も近い。

さらばハネケン

2009年01月06日 | Weblog
羽田憲司選手がセレッソ大阪に完全移籍
 標記の通り、セレッソ大阪に期限付き移籍中の羽田憲司選手が、同クラブに完全移籍することになりましたのでお知らせいたします。

■羽田憲司 (はねだ・けんじ)

<生まれ>
1981年12月1日、千葉県市川市出身

<主な経歴> ※カッコ内は加入年
 塩焼小学校(1988)─妙典中学校(1994)─市立船橋高校(1997)─鹿島アントラーズ(2000)─セレッソ大阪(2007~08=期限付き移籍)
 2001年FIFAワールドユース(現U-20ワールドカップ)日本代表

<公式戦成績>
J1リーグ通算 19試合2得点(すべて鹿島アントラーズ)
J2リーグ通算 57試合1得点
ナビスコカップ通算 12試合0得点(すべて鹿島アントラーズ)
天皇杯通算 7試合0得点(鹿島アントラーズで3試合0得点)

<ポジション>
 ディフェンダー

<サイズ>
180センチ、74キロ

<羽田選手コメント>

 鹿島にいた7シーズンはケガもあり、なかなか思うようなプレーができませんでしたが、
それでも温かく応援していただき感謝しています。
 J1に昇格して、またカシマシスタジアムでプレーすることを目標に頑張りたいと思います。
 本当にお世話になりました。


ここ二年間セレッソにレンタル移籍しておったハネケンこと羽田が完全移籍でクラブを去ることとなった。
予期しておったことだけに、動揺はない。
CBの枚数としては、レギュラーの岩政、イノパンに、大岩の契約延長があり、ユダの怪我が癒え、青木もプレイ可能であり、問題は無い。
ここは快く送り出したい。
心残りなのは、2006年にレギュラーを掴みかけたジュビロ磐田戦のプレイである。
相手のクロスに対して先に落下点に入りヘディング体勢に入りながらも、後から競り合ってきたジュビロの前田に簡単に競り負け失点をした。
鹿島の羽田としては最後の印象である。
このイメージが羽田の印象に対してかなりネガティブにさせてしまう。
元来ハネケンが持っておる才能から考えれば、こんなに簡単な失点はなかったものと思われるが、これが現実であった。
セレッソでは左SBやボランチも経験し成長もあったであろう。
しかしながら、セレッソをJ1に昇格させられぬ力弱さも感じられる。
完全移籍で退路を断ち、昇格に力を発揮して欲しい。
来季には大いなるブーイングで迎えたいと切に願う。
セレッソサポの女性にもV旅行の湯に浸からせてあげたいと思うのである。

石神武者修行

2009年01月06日 | Weblog
石神直哉選手がセレッソ大阪に期限付き移籍
標記の通り、石神直哉選手がセレッソ大阪に2010年1月まで1年間の期限付きで移籍することになりましたのでお知らせいたします。

■石神直哉 (いしがみ・なおや)

<生まれ>
 1985年3月2日、茨城県神栖町(現神栖市)出身

<主な経歴> ※カッコ内は加入年
 横瀬サッカースポーツ少年団(1991)─神栖第一中学校(1997)─鹿島高校(2000)─神奈川大学(2003)─鹿島アントラーズ(2007)
 2008年U-23日本代表候補

<公式戦成績>
J1リーグ通算 14試合0得点
ナビスコカップ通算 3試合0得点
天皇杯通算 0試合0得点(神奈川大学時代に1試合0得点)
AFCチャンピオンズリーグ 1試合0得点

<ポジション>
 ディフェンダー

<サイズ>
181センチ、74キロ

<石神選手コメント>

 セレッソ大阪に1年間の期限付きで移籍することになりました。
力をつけてまた鹿島で必要とされるようになって戻ってきたいと思います。
成長した姿を皆さんに見せられるよう、これからも努力していきたいと思います。


本日報じられた石神の移籍が公式に発表された。
完全移籍も覚悟したがレンタルでの移籍とのこと。
少々ホッとした感がある。
石神は大学時代に現在FC西東京の徳永を完全に抑えた過去があり、将来を嘱望された左SBなのである。
左利きでフィジカルに優れ体格も十分。
これほどの逸材はそうはいない。
しかしながら、現在の鹿島アントラーズには絶対的な左SBである新井場徹があり、彼を押しのけてレギュラーを奪うには至っていなかった。
とはいえ、いずれ新井場の後継者として名乗りを上げることは想像に難くなく、期待されておるのである。
まずは修行と捉えておきたい。
いずれ、還ってくると我等は信じておる。
更に大きく成長したフィジカル・レフティが。

石神移籍へ

2009年01月06日 | Weblog
元U―23日本代表DF石神獲得…C大阪
 C大阪が元U―23日本代表DF石神直哉(23)=鹿島=を獲得することが5日分かった。既に合意に達しており、近日中に正式発表される。
(2009年1月6日11時52分 スポーツ報知)

12月12日にスポニチで報じられておった石神の移籍であるが、報知にて合意に至ったとの報道である。
出場機会を考慮すれば、鹿島に残るよりはセレッソの方が活躍の場が与えられよう。
これも仕方のないところ。
スポニチの報じるようにレンタルであれば、昇格に貢献し勝者のメンタリティを見せつけるべきである。
しかしながら、J2への移籍であり、年俸も高くはないので完全移籍もあり得る。
ともなれば、完全に敵へと回ることとなる。
どうあっても、今季は我等とは無縁のJ2の戦いとなる。
フィジカル・レフティの名に恥じぬ活躍を願っておる。
決して、人生に絶望し、弁当屋の女主人に淡い恋心を抱いてはならぬぞ。

大迫くんドッピエッタ

2009年01月06日 | Weblog
大迫勇2発×4史上最強だ/高校サッカー

後半、相手を振り切り豪快なミドルシュートを放つ鹿児島城西FW大迫勇
<高校サッカー:鹿児島城西6-2滝川二>◇5日◇準々決勝◇三ツ沢
 史上最強ストライカーの証明だ。鹿児島城西(鹿児島)FW大迫勇也(3年)が、大会史上初の4試合連続2得点の偉業を成し遂げた。滝川二(兵庫)戦の前半13分にチーム2点目を決めると、同24分には技ありのループシュートで快挙を達成。通算8得点として、石黒智久(99年度富山一)平山相太(03年度国見)の大会最多得点記録9にもあと1に迫った。チームも6-2で大勝して初のベスト4進出。大会前にJクラブ争奪戦の末、J1鹿島入りが内定した逸材は、10日の前橋育英(群馬)との準決勝(埼玉スタジアム)で新たな記録に挑む。

 うわさ以上の怪物だった。前人未到の大記録を、大迫勇はたった24分間で達成した。1点目は1-0で迎えた前半13分だった。左から鋭いドリブルで1人抜くと、右への切り返しでもう1人かわす。ゴールまで約20メートル。右足で左すみに強烈なシュートを突き刺した。同24分には誘い出したGKの頭の上を越える技ありのループシュートで2点目。4試合連続2得点の偉業は、拍子抜けするほどあっさりと歴史に刻まれた。

 「相手の寄せが甘かったから」。大迫勇は平然と得点シーンを振り返った。しかし、対峙(たいじ)した滝川二のDF中西隆は必死だった。「2人がかりで止めようと思ったのに…。エグいっす。横に行っても手ではじかれる。懐が深いし、FWの素質を全部持っている」。2試合連続無失点の守備を崩された敵将の栫(かこい)監督は「強烈でした。短い(距離の)スピードが相当速い。(DFと)並んだときにスッと出てしまう。日本の宝です。あの子を応援しないといけない」とただ絶賛。1人だけ次元が違っていた。

 182センチの長身に、高い技術、常に冷静に対処できる強い心…。その高い潜在能力に「10年に1人の衝撃」という声もある。鹿島の椎本スカウト担当部長は「これだけ騒がれても結果を出すのがすごい。ポストプレー、シュート、パス…。何でもできる柳沢(現京都)に似ている。(J1でも)試合に出るチャンスはある」と話す。スタンドで観戦した川崎F関塚監督は「パスの種類が多く、良い選手」と早くも警戒していた。

 昨年9月の全日本ユースも今回と同じ4戦4発だったが、準々決勝で優勝した浦和ユースに無得点に抑えられた。その後、小久保監督に「周りが点を取れば、お前のマークも緩んで、また点が取れるようになる」とアドバイスされて、周囲を使うプレーを意識した。今大会は計8得点記録の陰に隠れたが、10アシストを記録。椎本部長も「この1年で成長したのは、周りを使えるようになったこと」と分析した。

 試合では決して大口をたたくことはないが、目指す場所はとてつもなく高い。目標はフランス代表FWアンリ。「ドリブル、パス、シュート、何でもできる選手になりたい」。昨年12月の鹿島入団発表会見では「10年W杯も目指したい」とも話した。椎本部長も「マークをはがす運動量がもっと必要。あとは頭も点を取ってほしい」と将来のエース候補として「課題」を与えている。

 通算8得点で大会通算得点記録にもあと1点に迫ったが「記録は気にしない。これからは点が決められない苦しい試合もあるはず。みんなで点を取って、優勝できればいい」。大迫勇にとって、記録はあくまで通過点にすぎない。
【佐藤千晶】
 [2009年1月6日8時22分 紙面から]

鹿児島城西・大迫どん×2!/高校サッカー
2009.1.6 05:03

ドリブル突破から強烈なシュートを決めた大迫(左中央)。新記録が見えてきた(撮影・大橋純人)
 全国高校サッカー選手権第5日(5日、ニッパツ三ツ沢球技場ほか)鹿児島城西(鹿児島)が滝川二(兵庫)に快勝し、初のベスト4進出。J1鹿島入りするFW大迫勇也(3年)が4試合連続の2得点で今大会通算8得点とし、2003年度大会のFW平山相太(長崎・国見=現FC東京)らが持つ大会記録に、あと1と迫った。前橋育英(群馬)はMF佐藤穣(3年)が決勝ゴール。全国に「群馬」をアピールした。鹿島学園(茨城)と広島皆実(広島)も4強入り。準決勝は10日に行われる。

 決して期待を裏切らない。それが真のストライカーだ。FW大迫勇が4試合連続2ゴールで、早くも今大会通算8得点。チーム史上初のベスト4進出に貢献するとともに、1大会最多得点記録(首都圏開催となった76年度大会以降)の9得点にあと1と迫った。

 「1点目も2点目も、落ち着いて決められました」と、クールに振り返った。

 1-0で迎えた前半13分、ゴール前をドリブル突破し、滝川二DFを背にして反転。振り向きざまに右足で決めた。同24分には、FKから最終ラインをオフサイドぎりぎりで突破し、GKが出てきたところを右足でループシュート。

 期待の新人の視察に訪れた鹿島の椎本邦一スカウトは、「ゴール前の動きは高校生離れしている。ボールを持てば何かやるのでは、と思わせる選手。柳沢以来の衝撃だ」と、96年に鹿島入りした元日本代表FW柳沢敦(現京都)を引き合いに出し、ほめたたえた。

 そのプレースタイルは万能型だ。ゴール前でDFのマークを外す能力の高さ、1メートル82の長身を生かしたポストプレー、さらに右サイドを突破して正確なクロスでチャンスも演出。ゴールだけでなく通算アシストも8。この試合でも6得点すべてに絡んだところに“超高校級”の真骨頂がある。

 準決勝の相手は、4戦連続無失点の堅守を誇る前橋育英(群馬)。「平山さんの記録は意識していません」と控えめながらも、「ゴールを決めて勝ちたい」と力を込めた。

 チームの総得点は現在22。こちらも大会最多記録の24(81年度の帝京)まで2と迫った。大迫勇が2つの得点記録を塗りかえ、選手権に新たな歴史を刻む。
(宇賀神隆)





俊輔、柳沢級の衝撃!大迫勇4戦連続2発

<鹿児島城西・滝川二>前半24分、今大会8点目のゴールを決め、飛行機ポーズの大迫勇也
Photo By スポニチ

 第87回全国高校サッカー選手権は5日、準々決勝4試合がニッパツ三ツ沢球技場などで行われ、鹿児島城西(鹿児島)は6―2で滝川二(兵庫)を下して、初の4強進出を決めた。今大会得点ランクトップのFW大迫勇也(3年)は史上初となる4試合連続の2ゴールと爆発。通算8ゴールとし、大会最多ゴール記録の9得点に王手をかけた。また鹿島学園(茨城)はMF小谷駿介(3年)が後半ロスタイムにFKから直接ゴールを決めて、大津(熊本)に2―1で勝った。準決勝2試合は10日に埼玉スタジアムで行われる。

 もう止められない。大会史上初となる4試合連続の2ゴールで大会通算8ゴール。大迫勇は「まだ決定的な場面を決められていない」とハットトリックを逃したことを嘆いたが、スタジアムの大歓声が超ド級の衝撃を証明していた。

 またも剛と柔の技を見せつけた。まずは1―0の前半13分だ。ゴール正面でボールを受けると、相手DFの「寄せが甘かったので打った」と約20メートルの弾丸ミドルをゴール左に突き刺した。その11分後には、素早いリスタートからDFラインの裏に抜け出し、相手GKが飛び出したところを、あざ笑うかのように右足アウトサイドでループシュート。得意のソフトタッチで、ふわりとゴールに運んだ。

 首都圏開催となった第55回大会以降の大会最多ゴールの9得点に王手をかけたストライカーに、誰もが目を奪われた。かつてコーチとして中田英寿(韮崎)や中村俊輔(桐光学園=現セルティック)と対戦した経験を持つ滝川二の栫(かこい)監督は「中村に負けないくらい凄いと思った」と敵のエースを称えた。入団が内定している鹿島の椎本スカウト部長も「これだけ騒がれているのに結果を出すのが凄い。柳沢と同じ衝撃」と目を細めた。

 リーダーとしての役割もきちんと果たしている。正守護神・神園の出場停止で、GK下市が公式戦初出場。「自分が点を取ったら(下市が)のびのびできると思っていた」と、自らの2発でチーム全体をサポート。4―0で迎えたハーフタイムには「まだ終わっていない。ガンガン行くぞ」とゲキも飛ばした。2年生の時には個人プレーに走り、チームの和を乱すこともあった。だが小久保監督と話し合いを重ね、今や周りを生かすプレーが大迫勇の最大の特長と言われるまでになった。

 最多ゴール記録については「全く意識していない」と素っ気ないが、チームの勝利のために「毎試合しっかりゴールをする」と、自らの果たすべき役割を自覚している。優勝へ、そして新記録へ――。大迫勇の衝撃のプレーはまだまだこんなものでは終わらない。

[ 2009年01月06日 ]

鹿児島城西・大迫勇、史上初4試合連続マルチゴール!…全国高校サッカー

4試合連続の2ゴールを決めた鹿児島城西・大迫勇は両手を広げ喜ぶ
 ◆第87回全国高校選手権第5日 ▽準々決勝 鹿児島城西6―2滝川二(5日・ニッパ球) 鹿島に入団が内定しているFW大迫勇也(18)=鹿児島城西=が、滝川二(兵庫)戦で2得点を挙げ、史上初の4試合連続マルチ(複数)ゴールを達成した。前半13、24分の連続ゴールで6―2の勝利に貢献し、チームを初の4強に導いた。大会通算8得点で得点王争い首位の大迫勇は、1大会の最多得点記録「9得点」にあと1点と迫った。準決勝は鹿児島城西―前橋育英、広島皆実―鹿島学園で10日(埼玉)に行われる。

 圧巻のゴールショーだ。鹿児島城西が1点をリードして迎えた前半13分。FW大迫勇が縦パスに反応した。パスカットに来た相手DFを背中でブロック。そのまま体を入れ替え、突破した。「相手DFの寄せが甘かった」と追いすがるDFを切り返しでかわし、右足を一閃(せん)。20メートル先のネットに突き刺した。同24分には「GKが前に出ている」と右足ループ弾。2回戦の青森山田(青森)戦から4試合連続の2ゴール。4戦連続のマルチゴール(2得点以上)は史上初の快挙だ。

 通算8得点で得点王レースを独走するが「勝つためにゴールしたいと思っている。自分は、そのためにしっかり点を取ること」。金字塔にも笑みすら浮かべず「ゴールは役目」と冷静さを失わない。

 鉄の意志で成長してきた。12歳の中学進学前に「サッカーで勝負したい」と、母・美津代さん(46)に直訴。鹿児島県内のサッカー有力中学のパンフレットを集めた。指導者から練習環境まで自分でくまなくチェックし、鹿児島城西高の提携校・育英館中に決めた。現在、チームの指揮を執る小久保悟監督がいたのが理由だった。

前半13分、大迫勇(左から2人目)が自身1点目のゴール
 自宅がある南さつま市から、バスで1時間。夜、練習でバスがなくなると両親や祖父母が車で迎えに出た。はっきり「優勝したい」と口にする裏には家族への恩返しの気持ちが詰まっている。

 チームの今大会総得点は歴代3位の22得点。このうち21得点に絡む大迫勇の活躍に、入団が決まっている鹿島の椎本スカウト部長は「柳沢(敦)以来の衝撃。今、プロに入ってもできる」と大絶賛した。大会記録の個人9得点にリーチをかけたが、「今のところ、良いリズムでやれている。周りの声は気にせず、やっていきたい」。ゴール職人は、これからも役割を全うし、全国の頂点を目指す。

 ◆大迫 勇也(おおさこ・ゆうや)1990年5月8日、鹿児島県南さつま市生まれ。18歳。3歳でサッカーを始め、小学時代は2列目でプレー。中学でFWに転向。J1の6クラブからオファーを受け、鹿島内定。U―20日本代表候補。182センチ、68キロ。

(2009年1月6日06時01分 スポーツ報知)

通算8得点の大迫勇、敵将も「中村俊に負けないくらいすごい」=高校サッカー

滝川第二戦で全得点に絡む活躍を見せた鹿児島城西の大迫勇也(右)【益田佑一】
 鹿児島城西(鹿児島)の大迫勇也は5日、4試合連続となる2得点に加え、4ゴールに絡む大活躍でチームを初のベスト4に導いた。6-2で勝利した準々決勝の滝川第二(兵庫)戦は、まさに大迫勇の独壇場だった。
 5分にヘディングで大迫希のゴールをアシストすると、13分にはペナルティーエリアの外でDFをかわし、右足で強烈なミドルシュートを突き刺した。24分のFKの場面では、素早い動き出しで抜け出し、GKの上を抜くループシュートで自身2点目。高いシュート力、ゴールへの動き出しの良さ、ドリブル突破など、ストライカーとしての資質を存分に見せつけた。

 パスセンスも非凡だ。前半25分には右サイドで相手DFからボールを奪い、すぐさまディフェンスラインとGKの間に鋭いグラウンダーのパスを通した。36分にはポストプレーからのスルーパスで野村章悟のゴールをアシスト。
 これには滝川第二の栫裕保監督も「止めようがない」と脱帽。MFの矢野亮も「体の入れ方、キープの仕方、懐も深いしすべてがすごい。寄せにいってもスピードがあって緩急もつけてくる。あのスピードで裏を取られたら付いていけない。ほかとは違うオーラがある。相手選手ですけど、見ていて尊敬します」と、J1鹿島アントラーズへの入団が内定している超高校級ストライカーの力を認めた。

 過去の高校選手権でも中村俊輔(セルティック)、平山相太(FC東京)といった超高校級と呼ばれたタレントが活躍した。試合後に「中村俊に負けないくらいすごい選手」と栫監督がコメントしたように、大迫勇はすでにこうした選手たちと比較される存在になりつつある。

 滝川第二戦では惜しくもハットトリックはならなかったが、全得点に絡む活躍で6-2の大勝に貢献。大会通算8得点とし得点ランキングトップを独走し、平山らが持つ1大会最多得点記録(9点)更新も射程圏内にとらえた。頂点まではあと2試合。平山を超える得点を挙げ、中村俊が果たせなかった優勝を遂げる――怪物ストライカー、大迫勇への期待は高まるばかりだ。

[ スポーツナビ 2009年1月5日 19:35 ]

大迫くんが4試合連続ドッピエッタ(1試合2得点)である。
まさにスターの風格。
相手監督、椎本スカウト部長、関塚監督全てが絶賛の嵐の中で本人は至って冷静な様子。
このプレッシャーの中でこうあれるということは、メンタリティも期待できると言えよう。
とはいえ、超高校級も高校生であることには変わりはない。
親元から離れるのに涙もあろうと思われる。
喜平次の家臣になどなりたくはないのである。