2200年前の環濠集落跡
下之郷史跡公園
守山市 滋賀県
これだけ発掘調査が進んでいました
何年か前に一度訪ねていますが、その後発掘調査が行わなわれて
いると聞いており、再度訪ねてみました
更に資料が増えていました!
規模、また史跡としての価値は全国でも屈指の存在だと。
このこと(全国でも・・)は2015年11月の事、ある講座で
当時、国立歴史民俗博物館 教授・松本武彦氏に教えて
戴いた事があります
復元環濠の一つ
実際の環濠は埋まっており地面の更に下の層だとのこと
武器なども発掘されており戦いがあった可能性もあると
しがらみ杭
環濠の底に打ち込み水止めの機能を
上の写真:当日、ビデオ資料(大型スクリーン)も見せて
いただきました。 以下黒縁の写真は同じ
この遺跡では少なくとも3重の環濠を巡らせた多重集落だった
さらにその外に数条の溝があり
東西約330m、南北約260mの広さにおよぶと
環濠とは
弥生時代中期になると、周囲に幅が広く、深い濠をめぐらせたムラ
(集落)が出現します。このような集落を「環濠集落」と呼ぶ
このような大規模な溝をムラの周囲にめぐらせたのは、
戦乱などによる外敵の侵入を防ぐための防御施設という話、
居住域と外界を区分する境界という説、水田に水を導くための
灌漑(かんがい)用水路だったという説、あるいは
生活用排水の役目を果たしたという説などがあげられます
出土品の一部
石斧、石剣など
編み籠、籠目土器
下之郷遺跡
多重の環濠に囲まれた弥生時代中期、今から2200年前の集落です
守山市では長年に亘り発掘調査を進められ、当時のムラの光景を
復元して我々に学ぶ場を提供しておられます
平成14年3月に国史跡に指定されて遺跡の保存をされている
下之郷史跡公園のHP、アクセス
↑ 当遺跡の詳細はここをクリックしてください
お断り
記載の情報は全て当公園発行の資料、HPより引用
このブログの編集にあたり展示会場、現場で撮影の資料の掲載は
個人の興味目的であり、当公園の承諾を得ております
(5月15日、22 UP)
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