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Kennyのそうだったのか:老農とは?

2016-07-22 20:21:52 | 郷土史

                     老農
          大岡利右衛門(1832~1912)
                     (現)滋賀県野洲市比留田出身
                  こんな偉大な人物が野洲市に
                  Kennyの滋賀から情報発信
                (この日記の掲載期間:8月19日~8月25日)


老農(ろうのう)とは
老農は明治時代に活躍した在来農学を研究しこれに自らの体験
を加えて高い農業技術を身につけた農業指導者のことです。 明
治10年代半ば、明治維新政府の勧農政策により農業は大きな
転換を
。  (ウィキペディアより部分引用)

その老農の一人が現・野洲市比留田出身大岡利右衛門です。

     
      大岡利右衛門肖像画 大岡家蔵  (野洲市HPより拝借)

どうして知ったの?
過日、野洲市歴史民俗資料館で特別展と講演があり、鑑賞、拝
聴した次第です。 老農とは、
も、この人物さえ野洲市に居ながら
全く知
りませんでした。


大岡利右衞門と功績
(以下の各項目はウィキペディア、 野洲市HP、当日のレジュメより部分引用)

1832(天保3年)~1912(明治45.大正元年)
野洲郡比留田村(現・野洲市比留田)に生まれ、近代の老農とし
て活躍し、明治29年(1896)に緑綬褒章を受賞しています。

比留田集落は水田の多い農業地域で「大岡、新日光」などの稲
の新品種改良に取り組む他、稲苗の「正条植」や「排水」の奨励
、野菜草花の種子
分与、等々九項目におよぶ農業改良に尽くし
たと、当博物館発行の会報「流水紋」にあります。また比留田地
区以外の地でも農事改良に努めています。


               西村 卓 教授  (同志社大学)    野洲市歴史民俗博物館での講演


老農は各地にいました。
野洲市には大岡利右衛門という老農がいました。そして老農は
その他にも各地にいました。 老農は明治維新後に農業の生産
性向上のために重用されたのです。


老農時代
明治10~20年代です。
この時代の老農は農業で苦労している
達の役に立ちたいという、私利私欲のない人物だったとのこと
です。


                 農作業風景: 四季耕作図屏風・個人蔵・部分  (野洲市HPより拝借)

その時代の三老農
群馬県の船津伝次平、奈良県の中村直三、香川県の奈良専二
3人は明治の三老農と呼ばれ、彼らに次いで福岡県の林遠里、秋
田県の石川理紀之助が知られていました。 
                    


            比留田地区   大岡利右衛門の出身地  8月6日撮影、もう穂が垂れていました 
                                      (写真右上に妙光寺山、三上山が見えています)

このように今、稲はよく実り、首を垂れています。 今日の米作は、
今日の主人公、大岡利右衛門の苦労が実った賜物ともいえるん
でしょうね。

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