趣味・興味プラス挑戦

郷土史、登山、スキーなどを写真と共に書き綴っております

三上山の近くに住んで本当に良かったです!!

2010-07-27 17:32:33 | 三上山

 

  三上山(近江富士)、もう35年毎日見ています
 
 =今、三上山なしの毎日は考えられません=

ほんで、どうやーと言うねん、ですよねー。 またブログの話題に事欠いとる?
ハイ、それもあるんですがーぁ、Kennyの「趣味・興味プラス挑戦」と関係ある
んです。

一つは、なんと言っても写真のご指導を戴いている八田正文先生が30数年
撮り続けておられる山です。 

私、Kennyはその山の近くに住み現役時代には中身は兎も角ピンチの時に
三上山に勇気付けられ、そして今はすっかりお世話になっている山でもあります。
今日も歩いて来ました。それは今年もこれから登る日本アルプスのトレーニング。
三上山仲間に合う楽しみ、そして健康維持のためカメラを提げて散歩と。

今年既に通うこと40回は超え間もなく通算150回を数えます。そうすると
この山の色んな姿を知ることが出来ます。山を特に内側から見た風景を書い
てみました。 ご一覧くだされば幸いです。

           (この日記の掲示期間:7月30日ー8月5日)

    多くの団塊世代やご年配のおじさん、おばさん達と山談義

     
     野洲川下流から:この位置からの撮影だと建物など構造物が入りません


             三上山とはこんな山です
標高432mの独立峰。火山のような形をした残丘です。その
山容から近江富士と呼ばれています。
地球誕生の火山活動
からクレーター(のような絶壁)の部分が多分ですが、一部侵
食から逃れた残丘
だと勝手にロマンを感じて解釈しております。
それは山全体が多くの大きな岩で出来ていることからも
想像
できます。山頂部はその岩を直登して行きます。里山ではある
けれど結構3000m級の雰囲気も
あります。

    
              当日の三上山仲間:このように散歩姿です
ただしそこはれっきとした山、気象の情報をちゃんと頭に入れ
て登られます。 真ん中のおじ様、70代
半ばでこの山に登っ
て40年。2200回を超えています。そして週末にはこの仲間
達と白山を歩くそう
です。他に1000回、800回はざらです。
しかしどなたも回数を追っているのではなくてこの山に魅せ

れたことによる数字です。

                   山頂からの風景

         
                      山頂から琵琶湖、比叡山方向
比叡山の左に小さく愛宕山の山頂部が見えます。 木立の関係
で360度の展望はありませんが、
比良山系のほか鈴鹿山系も
すばらしい眺めです。

    
           山頂付近から大改修のあった野洲川下流を望む
この野洲川は「近江太郎」と呼ばれ過去に何度も堤防の決壊
で大惨事を繰り返してきました。琵琶湖に
繋がる河口が写真
の下部付近から南流と北流の二つの川に別れて水の流れが
スムーズにいかず、
台風や大雨の季節には大暴れしました。
そこで1971年に着工、1979年に暫定放水を経て1986年
に完成を見ました。 写真に写っている川の部分は、二つに分
かれた川の真ん中に新しく作った野洲川
下流の部分で言わば
放水路です。ちなみに元の2本の川は今は跡が残るだけです。


   「姥の懐」と言われる場所にも登山道があります

         
       姥の懐(うばのふところ)へは裏登山道の途中から左に登ります

三上山には登山道が3本あります(表登山道、裏登山道、花緑
公園側登山道)。その裏登山道の
中ほどから左に登ります。か
なり急な上りですが、山頂には近道になります。 入り口には手
製の
標識が掲げられています。

    
             巨大な岩に畳5,6枚の広さの岩窟があります

山頂への途中に20m程左に登るとちょっと不気味な感はあり
ますが、逃げ隠れするには持って来いの
洞窟があります。 下
の解説はその洞窟前にある看板です。


            

「天保一揆」、それは江戸時代に起きた地元農民の反幕府
抗議行動で、不当検地に対して住民
(そのころは殆どの住
民は農民)が立ち上がり勝利を収めました。しかし土川平兵
衛他、主要な
人物は江戸に送られて獄死します。彼らは義
民として今も崇められています。

                   三上山、もうひとつの風景

     
              毎年1月1日の午前8時頃の影三上山です

     
                 山頂の少し手前にある鳥居と祠

ここは麓にある御上神社の奥宮です。手前に見える大きな岩
には注連縄があります。この山の山頂は
ここから20m程登っ
たところにありますが、三角点はありません。

     
               山頂付近から見た麓の田んぼです

田植えが終わった頃の毎年の風景です。曲がりくねった道路
をいつも車で走ってはいましたが、こんな
水に浮いた道路を
通っていたとは、この春まで気が付きませんでした。  
 

     
                         早朝の登山道

私は特に早朝の三上山が好きです。それは木漏れ日です。
三上山の登山道は全部のルート、深い
樹林の中を歩きます。
早朝斜めから力強い綺麗な光が差し込みます。山道の日陰
の中を突っ切る
ように差す光、素晴らしい光景です。

     
             春先にはツツジが山のいたるところに咲きます

このつつじは三上山だけではなくてその時期には周辺の山、
丘でも一面に咲き誇っています。そこは
希望が丘文化公園の
南稜、北稜。そして三上山から伸びる北尾根縦走路などです。

   今日もご覧くださいましてありがとうございました

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
変化のあるいい山ですね (茲愉有人)
2010-07-31 12:12:21
三上山は、写真に撮るにも、山に登るにも、丁度いい感じの里山ですね。
まだ4~5回しか登っていませんが、高さの割りには山に変化があり、登るルートもいろいろあり、楽しめる山です。
あ、そんなところから三上山が眺められるのか、という発見の楽しみもありますね。
(八田先生はじめ皆さんの写真を拝見していて、また、県内のいろんなロケーションから眺めてみて)

今度は、姥の懐を経由して登ってみたいと思っています。

三上山から撮った麓の写真、定点観測のように、天候、四季、経年で見ると、おもしろい表情が見られるだろうな・・・
写真を拝見していて、ふと思いました。

そんなことが手軽に、体力維持・体力づくりを兼ねてできるのは、地元にお住まいの人のメリットなのでしょう。

また、ちがった三上山とその周辺の写真を載せてくださいね。
返信する
思いを込めて書いていますが、いつも嬉しいコメントを (Kenny)
2010-08-02 08:35:08
何度も登っていますが、私にとっては大事な山で毎回何か課題をと言うか、ただ漠然と登る
ことはありません。例えばリュックには鎌、ピッケル状の道路を補修する道具、標識用カラーリボン、ごみ収集用レジ袋、軍手などが。そしてカメラは欠かせません。また、確かにこんなところからも三上山が!!と。しかしこれは八田先生の前に出られる方はおられないのでは。
楽しみ方はいくらでもありますね、ご指摘の内容いちいち納得です。ありがとうございます。

31日、1日と仙丈岳を歩いてきました。清清しい朝を迎えております。 Kenny
返信する

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