趣味・興味プラス挑戦

郷土史、登山、スキーなどを写真と共に書き綴っております

Kennyの山歩き:荒島岳

2011-10-03 20:14:27 | 登山・ハイキング

           荒島岳に再挑戦
  =標高800mから上は見事なブナ林=
     
       
この日記の掲載期間:10月7日ー10月13日

           


              荒島岳  2009年5月撮影

荒島岳
福井県大野市にある標高1523mで深田久弥氏の日本百名山
の山です。滋賀県からは北陸自動車道、福井ICから国道158
号線を郡上方面へ40分ほど走ったところに2か所の登山口が
あります。勝原(かどはら)コースと中出(なかいで)コースです。
他に下山、左開(さびらき)コースがあります。独立峰で白山連峰、
御嶽、乗鞍他多くの山々が望めます。当日はなぜか白山だけに
ガスがかかり見えませんでした。


 
  勝原(かどはら)コース登山口          階段状の登山道
        (スキー場のゲレンデ跡)

再挑戦
2009年の前回は、前日に地元の渓流釣りの名手に体験させて
頂いたイワナの獲物で深夜まで盛り上がり翌日の登山に相当応
えて殆どが
苦しむだけの登山となりました。その登山は5月でして
ブナの新緑が目に焼き付いておりいずれは再挑戦をと思っていま
した
今回は同じ158線沿いの一乗谷(朝倉家の館跡)見物を、
そして翌日にこの山を歩いてきました。


            ほんの少し紅葉し始めたブナ林
ブナ林
ブナの木は800mより標高の高いところに育つ樹木で、成長も遅く
20mの高さにまで大きくなるのに100年も掛かるとTV番組でのお
話でした。大きな物は30m位まで成長するそうで、ならば下の写真
にあるこの巨木は樹齢何年を数えるのでしょうか? そしてまたブナ
生活を歩み始めたかわいい木も。

      
               話題のトトロの木
 このトトロの木(愛称)のようにコブの出来たブナの木も沢山見かけました。

 
        ブナの巨木               色付き初めたナナカマド

勝原(旧スキー場)コース
スキーフアンにとっては寂しい光景を目にしての往復となりました。
5年ほど前にこのスキー場は雪不足で閉鎖に追い込まれたそうです。
ロープが外された鉄塔には蔓が巻き付き、不完全な撤収でリフトの
残がいが草の中から覗いていました。

    
 
 
       小荒島岳                 ススキの穂も

 
    2009年5月に撮影の白山       同じ位置から(白山はガスの中)

360度の展望が利く独立峰の山頂からは真正面に美しい白山が見
えて欲しいのですがこの日は山頂部がガスの中でした。2009年5月
の写真の中からたまたま同じ位置から撮った一枚が出てきました。

余談: ”それはご縁がなかった” と思い・・・、
民宿「H・M」のおかみさんが口にされたお話です。予約の時に名前
だけは聞かれましたが
電話番号は? とこちらから尋ねると、”結構
です” との応対でした。夕食時の客は私達だけでした(朝食時には
他の登山客も)
。お孫さんを抱っこして現れたおかみさんと暫し雑談
になります。

電話番号をお聞きしておいてお泊りにならなかったとしても電話を
してキャンセル料を戴くわけではないので必要のないことで、それは
ご縁のなかった事だと思っていますと。24歳の時にこの勝原に嫁
いできて民宿として長く多くのお客様と接してきたが、苦労もし多くの
事を学んだ。物事にこだわり腹を立てたりする事は結局自分の人生
をつまらないものにするだけだと思いまして・・、と静かに。

うーんそうか、
お母ーさん!(おかみさん)。 さて自分はと考えてしま
いました。他にも実に含蓄、興味のあるお話をされましたが、訥々
(とつとつ)と、
じっと聞いていたい口調の体験、人生訓で今回の旅の
貴重な思いでとなりました。歳のほど70歳半ばでしょうか今が一番
幸せだ
とも仰いました


    
        民宿まで100mの勝原駅、のどかな町

知り尽くした荒島岳:アドバイス
おかみさんは、荒島岳は出来るだけ早立ち(朝早く)した方がいい
荒れる山だと。朝食は6時でいいと云った私に5時半には出発せよ
とアドバイスです。下山後1時間ほどで確かに雨が落ちてきました。
また登山客相手の民宿で宿泊料金からしてほとんど期待をしてい
なかった夕食の豪華さ(肉、魚の他に自分で栽培の野菜、加工物)
に目を丸くしました。野菜もお米もご自身、御家族で、さらには山菜
と、そしてそれらを宿泊客に振舞われます。

    今日もご覧下さいましてありがとうございました 


                         *********

 
         写真展のお知らせです

        わいわい写真クラブ作品展
   
     
  会場:市立野洲図書館ギャラリー

        日時: 10月22日ー10月28日
               10時ー20時 
            土日は18時、28日は16時まで。
                          月曜日は休館日です

        ご指導: 八田正文先生

       皆様のお越しをお待ち申しあげております。

         ありがとうございます  Kenny

  

 

 

 

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
いいお話ですね (ポエム)
2011-10-07 22:28:19
じっくり拝見しました。
人と人との触れ合いから生まれるあったかい心が嬉しいですね。
人生を越えてきて見える大切なことを、教えて頂けました。爽やかな笑顔のおかみさんの姿が文面からしっかり見えてきます。
写真からわかる素晴らしい山の姿、木々の逞しさにも感動しました。
心地よい登山で良かったですね。次は写真展が控えておられるのですね。一杯楽しい事があって素敵な人生を闊歩されて、その元気をこちらにも貰え嬉しく思います。
返信する
ポエムさん、そうなんですよね! (kenny)
2011-10-12 00:45:33
若い者に一言云っておきたいという感じではないんです。実にそうなんです、爽やかな笑顔でとつとつと。でもたぶん大変な御苦労をしてこられたんだと思います。あの辺は渓流釣り、スキー場への便、例えば美濃の白鳥、高鷲、地元の勝山への便がいいのでまた利用してみたいですね。それとお米、お水が格別に美味しいです。道路端に流れる水も冷たいです。これからも人との出会いを大事にしていきたいと思います。荒島岳はやはり春と秋がお勧めです。新緑と紅葉! コメントありがとうございます。
返信する
こういう雰囲気でしたか (茲愉有人)
2011-10-13 22:08:24
荒島岳は、私には登山のきっかけになる山でした。
冬山に登っただけですので、雪のない秋の山の姿、景色を楽しませていただきました。

民宿のおかみさんのお話、余談じゃもったいないくらい!
いい人生論ですね。




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そうか、余談では、そうですね (kenny)
2011-10-15 21:39:06
その荒島岳を冬山に!! その日、おん歳75
歳? 地元のはつらつ紳士と下りに御一緒でして、いろんなお話の中に、ここで遭難を、ここもと。冬は結構迷い易い山だそうですね。滋賀県ではブナはそれ程すごい量(本数、大きさ)でもないようですが、福井県の山はけた違いです。そに新緑と紅葉(想像)は見事です。過日の笠ケ岳も直径50cm位のブナの木がそこかしこに。樹齢200年と書かれていた木も。民宿のかーさん、ちょっと考えさせられました。いいお話に出会いました。大野市の友人とスキーで毎年御一緒しますので次回再度泊めて戴こうと思っています。
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