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郷土史、登山、スキーなどを写真と共に書き綴っております

Kennyの三上山便り:山の中からこんな風景

2014-06-06 19:00:30 | 三上山

  三上山、山の中からこんな景色
 この時期、お花はないのかな? 登山道では見かけないです
  それなら こんな景色、でもこんな光景も・・

           (この日記の掲載期間:7月18日~7月24日)

三上山は滋賀のどこからでも
火山のような三角錐の山、三上山。 近江富士の愛称でも呼ばれて
おり、名神高速道や新幹線からもよく目立つところから、車窓から見
たよ、一度登りたくってさー、と発音される皆様、そやさかいなー、
関西圏の方々、他
多くの登山者がお見えになります。私達、三上山
仲間
も遠くからのお客様に
見どころの情報提供をすることもあります。


            三上山(近江富士) 琵琶湖東岸(守山市今浜)より撮影

でも、火山ではなく大きな岩が積み重なったような山で山頂までの上半
分はしっかりと岩を掴んで登る、結構高峰の登山気分が出来る山です。

 

432mの独立峰でもあり滋賀県の広い範囲で頂を見る事が出来ます。

  今日は最近気に入った、気になった、困った、そんな姿を

麦秋
滋賀県は近江米で有名です。 春先、三上山周辺は水の都の風景から
始まります。 ところが近年(といってもいつ頃かは定かではないが)、麦の栽培
もごく普通の春の風景です。 麦秋とはうまく云ったもんですね。


    2010年(H.22)5月撮影  あれ? 麦畑の形跡がない!全部水びたし・・・
  (田植えの頃、水田部分だけ水が入り、麦畑の部分はまだ麦秋のままだったような?)

麦は刈られて水田に模様替えした直後かな? それとも当時麦はなかった?


                                 撮影:6月4日、2014
                       
          定点観察 (上下の写真は同じ位置から撮影)
                                        


                             撮影:7月17日、2014

麦畑だったところは褐色のまま。休耕? ちょっと気になりますな。 でー、
麦秋を演出した跡はどうなんてんのかと、上の写真の真ん中の一筋の
田んぼ道から見てきました。

その麦畑、そこは大豆畑に変わっていました。 土手を隔てて水の都だっ
たところには稲が青々と育っていました。 ちょっとしつこい拘りでした 



    写真の下部は田んぼ 稲が青々と。 上部は大豆畑

上の麦秋、山のどの辺から撮ったん? 
上の風景写真は、そうやなー、まあ8合目に相当でしょうか、大きな
岩に身を寄せて撮りました。 山麓からもよく見える岩です。



 
  国道8号線からも山頂部に見える岩          その一つ登山道にある岩

三上山は兎に角大きな岩の重なった山です。その岩の一部は麓、国道
8号線からも見えます。麦秋の項の写真はその一つ、登山道にある岩
(上の写真の矢印)から見下ろした風景です。

ならば、うらじろ があります・・お花は見当たらない
この時期、登山道からは色鮮やかなお花は目に入りません。 この山は
お花の山とも語られているのですが。 そのぶん、うらじろが頑張ってい
ます。 三上山はうらじろの群生地帯で、全山山頂付近までうらじろでぎ
っしり覆われています。



       ところで、うらじろの葉っぱは何年で役目を終えるの?


                      
                   新旧交代ですな

登山道沿いでは上下の写真のように混在して見えます。 山の斜面で
は枯れた葉っぱ見えないがどうやら緑の葉っぱの下に隠れているよう
です。
                      




                                   春先のうらじろ の赤ちゃん


登山道の両側が うらじろ 。 これ演出やおまへんでー、でもお見かけしたような

         
今日、7月21日、この白いお花を登山道の遠くで見つけました(望遠撮影です)

登山道、結構急登です(迂回コースもあります、ご安心を)
この登山道は花緑(かりょく)公園側登山道です。 直登コース(健脚)と
迂回コースが整備されています。 

        
       直登コース、かなりの急坂です。  山好きはこちらを  
          
(カメラ仲間へ: 前上がり、まあまあの感じが出ました)


                             雨後の登山道

気になるんよなー、いつも通う道で


  地球誕生から今日までここで挟まり立ちしてんの? (登山道の5合目相当)
三上山は地球誕生時のカルデラの一部が残った、残丘と言われてい
ます
現在の三上山はその後の地殻変動を経て今日の雄姿を見せて
います。でもこの巨岩、
落ちんといてや、この下も登山道なんやから、
頼んます。  (末尾に関連情報があります)

お友達の石灯籠


                               撮影:6月3日、2014

写真仲間の一人がなんでこんな石灯籠をいつも撮ってるんや? と。
なんでってーぇ、それはな、年間何十回も傍を通っているうちになん
か親しみを感じるもんなんよ。灯篭を眺めていると 綺麗な光が当た
ったり、若々しい草を纏ったり、雪帽綿子を被ったりとね。 登山口、
妙見堂跡の石段沿いにあります。


                              撮影:7月17日、2014

木漏れ日の登山道が急に開けて


         花緑公園登山ルート  一か所ぱっと開けています


                    これなんです

他にもこれほどではないにしても、何か所もこのような光景が登山道
で目に入ります。 三上山は岩が重なってと冒頭で表現しましたが、
表面の土が風雨に流されて特に大木は立っていることが出来ずに
あっちこっちで傾いていたり、すっかり倒れています。しっかりと根が
張れないんですね。中には太い根っ子が巨岩に絡み、しがみ付いて
いるものもあります。


                    ぽっかりと空(ここはこの空の字で)いています


                 こんな光景も、寄りかかった右の木は枯れています

三上山誕生について
火山活動のマグマの貫入によって古い地層が熱変成を受け、堅く緻密
になった岩体(接触変成岩)になったものといわれているそう
です。今か
ら8000万年くらい前、現在の地名でいえば、彦根、沖島、近江八幡、野
洲、永源寺を結んだ円形の大カルデラがあったのではないかといわれて
います。 

この三上山誕生については三上山を撮って40数年、八田正文先生
教えて戴きました。
 

       今日もご覧くださいましてありがとうございました

コメント (2)
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