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リタの旅のお供に

2024年04月29日 10時45分44秒 | 愛犬のかけら

 

今日から現実に戻らないといけないのですが、

書くことで心静まるので、

もう少しだけお付き合いください。

 

リタの棺には4つのものを入れました。

 

①僕たちが初めてリタと会った日の写真

 

この時はまだ名前は付いていません。

リタという名前は家族で馬事公苑を散歩していた時に、

思いついた名前でした。

あくまで「リタ」という音だけで決めた名前ですが、

あとになって、

家人(大)こと絵里の「リ」と、

娘のひなたの「タ」が入っていることに気づきました。

 

 

 

②留学先から帰国したひなたを出迎えるリタとニナの写真

 

ひなたは自分の部屋があるにも関わらず、

高校生まで、ほぼリビングのソファで寝ていました。

最初は自室で寝るのが怖くて。

後半は、部活で疲れて寝落ちして。

そんな時、いつもリタが一緒に寝ていました。

ひなたが寂しくないようにと、

添い寝してくれているように見えたものです。

 

ひなたが大きくなっても、

リタの中ではずっと小さい子どものままだった、

そんな気がしています。

 

 

 

③きゅうり

 

リタはきゅうりが大好物でした。

キッチンできゅうりを切ると飛んできました。

食べさせる前に、きゅうりの端を角のように頭に乗せて、

面白がっている時期がありました。

何回か繰り返すと、何も言わずとも、

きゅうりを乗せやすいよう、リタから頭を下げていました。

 

ある時、ズッキーニを切ったら、

きゅうりと間違えて飛んできて、

きゅうりじゃないとわかってがっかりして

去って行った時はおかしかったなあ。

 

 

④玄関先のモッコウバラとジャスミン

 

どちらも香り高い花です。

我が家の目印として入れました。

どこからでもすぐに我が家がわかるように。

 

 



 

リタを送る(2024.4.28)

2024年04月29日 08時12分40秒 | 日々のかけら

Apr.28(Sun.)

 

 

■今日という日。

 

 

朝から青空。

今の時期、我が家の玄関先は花盛りだ。

 

リタを送る日がこんな日でよかった。

 


 

 

 

迎えの車が来るまでのあいだ、

16年半、リタが暮らした家の中を一緒に巡る。

 

 

 

きゅうりを切ると飛んできたキッチン。

 

幼い頃、降りることのできなかった階段。

 

暑い時、よく寝そべっていた一階の廊下。

 

小さい頃は自分の部屋で寝るのが怖くて、

中高生になってからは疲れて寝落ちして、

家人(小)のベッド代わりになっていたソファ。

リタはいつもそこで家人(小)と眠っていた。

 

 

 

12時から大蔵動物霊園で葬儀。

 

 

棺の中には、リタと僕たち家族が初めて会った日の写真、

家人(小)が帰国した時に大喜びで出迎えているリタとニナの写真、

大好きだったきゅうり、

そして、玄関先のツルバラとジャスミンを入れた。

この香りが我が家の目印となって、すぐに見つけられるように。

 

 

 

火葬を終えて、リタと一緒に帰って来たのが14時過ぎ。

すべてがスムーズに終わった。

これもリタが亡くなったのが土曜日の朝だったからだ。

 

 

 

亡くなるタイミングといい、季節といい、

最期の時まで本当にいいコだったなあ。




 
 
 

昨日、いつもお世話になっている院長先生がお休みだったので、

あらためてかかりつけ獣医にご挨拶に行く。

 

 

 

寂しいけれど、気持ちを切り替える準備をしないといけない。

頑張る。