フィクションでは書けない笑い

2016年02月26日 08時22分38秒 | コメディのかけら


日曜午後の『ザ・ノンフィクション』で義足のシングルファザーの取材をしていた。

衝突する父と中学生の息子。

それを見かねた父の親友が、仲裁するため家に来るというシーンがあった。

3人で食事をした後、親子を諭す親友。
すると、父親が自分の考えを述べるのだが、
酔っているせいか、その手には何故か『STAR WARS』のライトセーバー。
振りながらしゃべるので、いちいち「ブーン」という音が入る。

あれには笑った。

しかし、こういうのって、
頭で考えて書かれると、あざとすぎて笑えない。

ノンフィクションだからこそ生まれる笑いであり、
そこからフィクションに還元するとすれば、
シーンの多層性ということだろう。

現実では、100%の悲しみも怒りも、そして喜びもない。

あ、反抗する息子を前に父がライトセーバーって・・・ある意味、深いな。