若手芸人の小さなチャンス

2011年12月15日 17時59分45秒 | 業界のかけら

ある人気芸人にプライベートについて、
彼が可愛がっている若手芸人に取材したメモが会議で配られた。

それを読んだプロデューサー曰く、

「こいつ、おもろないな」

取材者が悪いのかもしれないが、
たしかにそのメモの内容はあまりおもしろくなかった。

「わかってへんなあ。こういうとこで判断されんねん」

確かにそれは一理ある。

若手芸人にとっては、
それで自分がテレビに出られるわけでもないし、
先輩への気遣いもあるだろう。
でも、ここでがんばって面白いネタを喋っておけば、
みんなにその名前を記憶され、
どこかで使ってもらえるかもしれない。

チャンスはどこに転がっているかわからない。
同じように落とし穴もどこにあるかわからない。

そう痛感した出来事だった。