礼賛!赤坂郵便局

2011年12月16日 07時54分19秒 | その他のかけら

亡母の貯金の相続では、
郵便局(ゆうちょ銀行)に何度も手痛い仕打ちを受けた。

最初に行った汐留の某郵便局では、
何の説明もされぬまま申請用紙を渡され、
それだけ記入して他の郵便局に持参したら、
他にも書類がいろいろ必要だと言われた。

なんだよ、それ。

そこで再び汐留の某郵便局に電話で問い合わせ、
必要書類を確認して、
それをそろえて経堂の某郵便局(本局)に持っていったら、
またしても書類が足りないと言われた。
それは汐留の伝え方の問題であったが、
その時の経堂の某郵便局の担当者の態度もひどかった。
僕が「汐留の郵便局でこの書類を揃えればいいと言われたんですが」と言うと、
ちょっと上の立場の人間が出てきて窓口の人間に、
「あんだけやっているから調べてやれよ」と、小声で言っているのが聞こえてきた。
その時の声の感じも表情にも露骨に「面倒な客が来た」と思っているのが見て取れた。

違う局とはいえ、
お前の局(今や会社)の人間のやったことだろ!

度重なる不快な出来事に、
郵便局(ゆうちょ銀行)にほとほと嫌気がさしていた時、
続いての手続きのために青山一丁目にある赤坂郵便局に行った。
たまたま近くで時間が空いたからだ。

その時の僕は最初から戦闘態勢だった。
ヤマアラシならば最初からトゲを逆立てた状態だ。
しかし対応してくれた担当者は嫌な顔を一つせず、
柔らかな物腰で、親切かつ丁寧に説明と手続きをしてくれた。

なんで、最初からこの郵便局に来なかったのか。
ここに来ていれば、こんなにも無駄なストレスを感じることはなかったのに。
手続きを待つ間、そう痛感したものだ。

そして先日、再び赤坂郵便局を訪ねた。
相続の最終手続きのためだ。
今回対応してくれたのは、
前回の担当者と比べるとかなり若い女性だった。
座っている位置でわかったが、
どうやら前回対応してくれたのは、
少しベテランの局員だったようだ。

しかし今回の担当者も、
前回のベテランの担当者と変わらぬ、
素晴らしい応対だった。

それだけではない。
事務手続きを待つ間、
僕が所在無さげに座っていると、
通りかかった、その服装から思うに、かなり上の立場の男性も、
「ご用件は承っているでしょうか」
と気遣いを見せてくれる。

いや、本当にいいよ、赤坂郵便局は。

そんな話を知人にすると、
彼も前々から赤坂郵便局の対応はいいと感じていたと言う。
そうか僕だけじゃないのか。

どうして郵便局によってここまでの差ができるのか。
汐留の某郵便局や経堂の某本局の連中に、
一度研修にしてほしいものである。