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観劇:『リビング』

2009年04月25日 09時40分46秒 | エンタメのかけら

王子小劇場で、
カスガイ公演『リビング』を観る。

脚本の登米裕一君に招待して頂いたのだ。

感想の詳細はネタばれを防ぐためもあるので、省略。

それにしても、
登米君の書く脚本の人物設定はとても魅力的だ。
今回の「永劫院永久」という登場人物で、
本作からスピンアウトした作品が作れるのではないか。

途中で、物語の行方が次第にわかりはじめ、
どのように着地させるのかと思っていたら、
意外と明るく親切なラストだった。
それが悪いというわけではない。
エンターティメントという意味では、
そっちの方が正しいと思う。

ただ、個人的には、というかあくまで個人的な趣味なのだが、
もっと悪意に満ちた、もっと理不尽な、もっと暗示的な、
そんなラストも観てみたいと思った。
なんとなく引っかかったものがあるまま、
劇場を後にするにも嫌いではないからだ。