7月5日岩波ホール「シアター・プノンペン」を観てきました
<物語は>
カンボジアの首都プノンペン。女子大生のソポンが廃墟のような映画館で見た古い恋愛映画。
その主演女優は母だった。美しく輝いていた母の知られざる女優時代・・・・・・。
40年間も母を慕い続けている映画館主。映画の最終シーンが失われていることを知ったソポンは、映画を完成させようと決心する。
映画の結末を撮影するために、ソポンたちクルーはロケ地へと向かった。だが、ソカは過去を思い出して苦しみ、撮影に集中できずに、ついに姿を消してしまった。はたして、クルーはソカ不在で撮影できるのか・・・。そして、戻ってきたプノンペンには思いがけない出来事が待っていた・・・軍人の父、かつて母と愛し合った映画監督など、世界を揺るがせたクメール・ルージュの時代を懸命に生きた人々の、半世紀近くにも及ぶ数奇な運命が明らかになってゆく。…ストリーは逆転の大逆転、出来上がった映画いかに…ご自分でぜひ観に行ってください
<私の感想>
1975年ハノイが陥落し米軍ヘリに群がる南ベトナム人、そんな映像が世界中をかけまわり、アメリカが負けた日であった。日本でもベトナ戦争反対の運動が燃え上がり、横須賀や相模原補給廠への労組動員が行われた時代であった。その直ぐ後カンボジアのポルポト派による自国民大虐殺が世界に伝えられた。
カンボジアの戦争・大虐殺のドキュメントや映画、本等観たり読んだりしたが重たいものばかりてあった。この映画はカンボジアの負の遺産をクメール・ルージュ政権下で生まれた若い監督が若者に受け入れられる形を追求しつつ展開した映画でした。ひさしぶりに初めから最後まで緊張し、引きこまれた映画を観た。 今回は妻と一緒に観賞したがもう一度観たいナ
終わった後熊谷路矢氏の20分の講演がありカンボジアの歴史と映画、監督を紹介してくれた。
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