2月10日岩波ホールにイタリア映画ナポリの隣人を観てきました
8日に降雪対策の為に緊急畑行き、9日は岩波ホールに映画を観に行きました。前回上演の「葡萄畑に帰ろう」を観に行けず今日は初日ナポリの隣人。館主の舞台挨拶や初日抽選プレゼント(イタリアコーヒー)があり、なんと当選してしまった。
初日の挨拶,先代の代表者の○○周忌とか上映映画の招致のets…
抽選のプレゼント当たりました
渋い映画だヨ
<物語は>
母の死が原因で不仲になっていた父と娘が、父の隣家の家族に起こった事件をきっかけに、関係を見つめなおしていく姿を描いた人間ドラマ。南イタリアのナポリで、かつて家族と暮らしたアパートに、いまはひとりで暮らす元弁護士のロレンツォ。
娘のエレナはアラビア語の法廷通訳で生計を立てるシングルマザーだが、母の死が父による裏切りのせいだと信じ、いまも父を許せずにいた。
ロレンツォは気難しいところがあるものの、最近は隣家の若い夫婦と彼らの子どもと仲良くなり、
擬似家族のような関係になっていた。しかし、そんな平穏な日々が、事件によって突然幕を閉じてしまう。
「家庭の幸福は諸悪の根源である」と嘯いた太宰治は、家族制度への止みがたい、激しい愛憎を抱えており、結果として、この一見、辛辣なエピグラムも〈家族〉という最小単位の共同体への逆説的なアイロニーに満ちた礼讃のように映る。この映画は、「諸悪の根源」と思えたものが、実は、「帰る家」そのものであったことを静かに、説得力を持って告げているのだ。(高崎俊夫)氏の解説引用
この解説文もおれの脳みそでは難しいナ~
<感想>
リタイアした老弁護士が“反権力を押し通すが故のアウトロー弁護”そんな弁護士を背景に家族を取り巻く“絆”を失ってきた過去、隣人の事件をきっかけに“心のよりどころ”と“正義”を貫こうとするが・・そんな勝手な解釈をしながら…・突然の事件=「死」。弁護士として・・・ではなくともいろいろな形でありそうな“絆”のストーリーだが「うまいね」・・・“人生を振り返り、家族・家人を見つめ直す”・・・そんなきっかけの映画でした。
元弁護士のロレンツォ(レナート・カルペンティエリ)憂いある顔いいね。