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米新聞業界 落ちる発行部数 ロンドンエコノミスト

2009-10-28 02:29:46 | ロンドンエコノミスト
全米で一番売れている新聞は? と聞かれて、思い浮かべるのはUSA Todayだったと思うんですな。紙面が見やすくて、発行部数を急激に伸ばした、とかなんとか。いつのハナシやねんって感じですが。日本の毎日新聞を見てるとレイアウトなんかはUSA Todayのパクリじゃないのか、と思ったりもするんですが。

さて、全米で一番売れている新聞、

ウォールストリートジャーナルになってしまったんだそうで。ウーン、マジですか。USA TODAYよりも、NY TIMESよりも売れている。ってか、他が落ちまくっているのにジャーナルだけ伸びてるんですな。

ウォールストリートジャーナルによると、なんて他紙から引用されることが多いし、確かにハイレベルのクオリティペーパーなんでしょうが、そんな、皆が皆読むような新聞とは思えませんがね。

Poor circulation

MORE bad news for America's newspaper industry. In the six months to the end of September, daily circulation fell by 10.1% to 30.4m compared with the same period in 2008. All of the top 20 papers have seen their circulation plunge, with the exception of the Wall Street Journal. The Journal now has the biggest circulation in the country, surpassing USA Today, which suffered an enormous 17.5% drop in readership over the same period. Paying readers are now turning to the internet to get the news free.

まあ、記事の内容よりも、図を見てもらうとよくわかるんですが、落ちてますなあ。9月までの半年間の集計だそうですがね。前年同期での比較です。

USA Todayは17.5%も落ちてしまった。他と比べてもこの落ち方は激しいですね。NY TIMESがマイナス7.3%。

読みやすくて簡単な記事、というのは良いんですが、そうであるほどネットに代替されやすいってのはあるでしょうかね。わざわざ買って読む必要ないですからな。骨のある論説が載ってたり、読み応えのある記事だったりすると、ネットだとちょっとしんどい。コンテンツで勝負。

と、ただの憶測ですが。

もうすこし憶測を拡げて考えるに(予想ではありませんが)、

USA TODAYは、他紙より、所得の低い層が買っているとして、
だから、無料のネットに向かう率も、他紙より高かったとする。

で、どうするか。貧困ビジネスの手法で考えると、

値段を下げて部数を回復する。

場合によっては、無料化する、なんてのもありかも。

こんなんもあったりして。

英夕刊紙「イブニング・スタンダード」が12日から無料化へ



まあ、現実的ではありませんがね。



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