会計スキル・USCPA

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菅騒動2 孫正義氏講演

2011-06-19 12:57:21 | 政治
衆議院第一議員会館で、ナニやら市民団体の勉強会が行われたようで。

エネシフ・ナウ! 6月15日(水)

6月15日『エナシフ・ナウ!』孫正義氏講演、菅直人総理大臣登場?


そこに、首相が呼ばれてお話をされてます。

全体はこちらに出ています。映像も音声もきれいです。
プレスクラブ (2011年06月16日)
再生可能エネルギー促進法成立が退陣の条件
菅首相が市民集会で表明



自分を辞めさせたければ、この法案を早く通しなさい、みたいな。

また菅首相が、延命をはかるために、バカなことをブチ上げている、なり、よしやれ、みたいな反響があるようなんですがね。


ハナシの中身は、若いころから、再生可能エネルギーには関心がずっとあったとか、これまでまじめに取り組んでこなかったことへの批判だとか、なんですが、中身は今一つ。

『おばあさんは川に洗濯に、おじいさんは山にしばかりに行く』みたいな社会だって選択できるはずです。

なんておっしゃってまして、ちょっと・・・。

首相の頭の中では、個人のライフスタイルの問題と、社会の選択の問題が一緒になっているんじゃないかと思うんですな。

今だって、川で洗濯すれば良いし、芝刈りに行けばいい。全量買い取りの問題が、何を選ぶことになるのか、もうちょっと争点を鮮明にしないと、首相が何と戦っているのかわかりません。

ってか、ご本人にとっても明確なんでしょうか。市民団体の勉強会なんで、そういう言い方をした、ということなのかも知れませんがね。

不信任をしかけた方の不手際で、辞任をかけてもう一回勝負するチャンスが生まれたわけで、有効に使って欲しいですな。民主党が政権について、いろいろとやろうとしてできなかったのだとしたら、

何が問題で、
どんな機構が欠けていたために
うまく市民政治家として戦うことができなかったか

ということを整理して、それを改善する施策をパッケージにして、どーんと法案として提出、


党内外を賛成反対で色分けして、戦えば良いですね。これで党内の不統一も片づける。復興をさまたげる障害として引っかかるところを優先して怒りとともにブチ上げる。

それこそ首相が若いころからやりたかったことなんじゃないんでしょうか。政策として何かやりたい、というより、市民が中心になっていない政治機構を変えようと思われていたんじゃなかったかと。地方と国の問題でもありますな。政権を取っても、首相になってもできなかったこと。それを今やれば良い、ってかお願いします。

それが終わったところで辞めて、後はもっと政治感覚の優れた、アイディアのある人にバトンタッチすれば良いですね。


さて、首相のハナシは別として、ソフトバンクの孫社長も登場してまして、彼のハナシの方が面白い。

7分半あたりで、首相を持ち上げて、

首相になったらやりたかったことで、できたこと、できないこといろいろあるんでしょうが、あの、

『浜岡を止めた』

政治家を見渡して、他の誰が首相だったらできたでしょうか。

抜き打ちだった、相談してたらつぶされたでしょう、

とおっしゃってます。

全く私と同見方だったんで、ちょいとびっくりしました。


そんなことをして、日本のエネルギーはどうなるんだ、みたいな良く調べないで分別発言をする人達は別として、

恐らく、多くの人達が、浜岡蛮勇を評価している、ということかも知れないですね。新聞やテレビを見ているだけでは分からないんですが。

私は、原発がだめなら再生エネルギーだ、という流れには、違和感があって、それとこれとは別のハナシという気がしてまして、

広瀬さんの言うように、まずは、大量に発見されて値段の下がっている天然ガスを活用する火力で、というのがフツーの対応なんじゃないか、と思うんですけどね。

あんましアピールするハナシじゃないんですが。

浜岡原発


管騒動 ロンドンエコノミスト