会計スキル・USCPA

会計はビジネスの共通語。一緒に勉強しましょ。

ニューヨークタイムズ 大丈夫?

2008-04-22 01:15:29 | 英語情報
ウォーレンバフェットによれば、ブランドがしっかりしていて、この世の中に存在しないことが想像しにくい会社は買いだったですよね。

コカコーラ,しかり,ジレットしかり。

新聞なんかもそうじゃなかったでしたっけ。

自動車業界のように償却負担も大きくない。つまり、設備投資負担が大きくない。ブランドが確立できれば確実にもうかり続ける。

ニューヨークタイムズは間違いなく、それですよね。

ニューヨークタイムズ 5Y

それがこれですよ。この落ち方。5年間で半分以下です。かつてに日経平均を思わせるような落ち方ですね。もう二度と戻らない、そんな思いを抱かせるような恐ろしい下げですね。

New York Times swings to loss in 1Q on ad slump

Revenues fell 4.9 percent to $747.9 million from $786 million a year ago on a 9.2 percent slump in advertising revenues. Classified ad revenues were the worst hit, declining 22.6 percent.

第1四半期の売上が落ちて、4.9%も落ちたとか。広告収入が減っているんですね。9.2%はでかいです。Classified ad revenues 、項目別広告収入、なんのこっちゃわかりませんが、これは22.6%も落ちたんだそうで。

WEB広告に押されている、とみるのが妥当なんでしょうけど,

最近、内外でパブリックリレーションに関する本が沢山出てまして、単なる広告の効果についてかなり批判的なんですな。つまり広告だけでブランドを確立するのは無理でその前にパブリックリレーションがあるべきとかいうハナシなんですが、そういう本に啓発されて広告主の姿勢が全般的に厳しくなっているんじゃないか,と個人的には推測しているんですがね。

あるいはダイレクトに効果がはっきりするWEB広告の経験から、紙媒体の広告効果に疑問が生じてたりして。どうやれば効果がでるのか、という経験から,新聞露出にはあまり意味がない、という結論がでていたりして・・・。

WEB、まあつまり、ITによって新聞の収益が侵されているとしたならば、それはそれで面白いですな。バフェットはITぎらいで、,というか良くわからないものには近づかない,といってITバブルを無傷で生き残ったのでした。

ITが伝統事業を侵食する。バフェットならどうみるんでしょうな。