自然大好き《道端観察記》

植物などの身近な自然を通して
季節を感じていたい

花と花後・・・

2012-04-25 20:38:00 | お散歩
ニリンソウ[二輪草](キンポウゲ科)
山野の湿った林などに生える多年草。根生葉は長柄をもち3全裂し、裂片はさらに2裂します。花茎は高さ15~30㎝になり、先に約2㎝の花をつけます。花弁はなく、5~7個の白色の萼片からなります。
茎に2輪の花をつけることからこの名があるそうですが、1つのものや3個以上つけるものなど花の数は一様ではありません。
近所のお寺の境内で、今年もニリンソウの花が咲いていました。この時は咲き初めだったので、まだ蕾のほうが多かったです。同じ株でも一度に花が咲かないようですね。

ヒメウズ[姫烏頭](キンポウゲ科)
林縁の道端では、ヒメウズが実をつけ始めていました。小さな花もまだたくさん咲いていましたが、こうして花の終わったものもありました。いつ見ても面白い形をした実です。
この林下は、一面ヒメウズです。バックに写っている緑色は、ほぼ全てヒメウズたちなのです。
この林縁が「開発」されないことを望みます・・・

ヒメウズの花

4月中旬 横浜市内にて

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よく見るスミレ・・・タチツボスミレ

2012-04-24 22:20:00 | お散歩
タチツボスミレ[立坪菫](スミレ科)
林縁や草地でこのスミレが花盛りです。
一番目にするスミレ、タチツボスミレですね。この草地にも群生していて、スミレ色の花をたくさん咲かせていました。
群生する姿を撮ろうと思って、しゃがみ込んで花を撮ろうとしたら、変わった形の虫が飛んできました。
丸っこい身体に、不釣合いの長い尖った口吻があります。その長い口吻を花の中に突っ込んで、蜜でも吸っているのでしょうか。本当に忙しそうにスミレの花の間を飛び回っていました。
家に帰って調べてみると、この虫はビロウドツリアブのようです。成虫は春のみ現れるそうで、これも貴重な出会いだったのですね。

アカフタチツボスミレ[赤斑立坪菫](スミレ科)
これもタチツボスミレに見えますが、葉の表面の葉脈が赤くなっています。このようなものをアカフタチツボスミレと呼ぶそうです。
子供の頃から、葉に赤い線のあるものに気付いていましたが、その色の濃淡はいろいろあります。そのような呼び名があることも知らず、普通のタチツボスミレと思っていました。
分類学的にはどうなのでしょう。別種になるのでしょうか。ただの個体差のようにも思えます。
スミレは悩ましいですね。

4月中旬 横浜市内にて

更新しようと思ったら、また不具合の発生です。21時前から1時間以上使えませんでした。

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花盛り・・・オオアラセイトウ

2012-04-23 21:08:00 | お散歩

オオアラセイトウ[大紫羅欄花](アブラナ科)
春になると、道端の草地などでこの花をよく見かけますね。
オオアラセイトウです。以前にも載せましたが、この花には色々な名があります。
私が初めて聞いたのは「ハナダイコン(花大根)」、その次が「ショカツサイ(諸葛菜)」、最近「ムラサキハナナ(紫花菜)」と呼ぶことも知りました。
江戸時代に導入されたそうですが、今では春の野に欠かせない花ともいえますね。
ここでは、畑の隅にほんのひと塊で咲いていましたが、群生している姿もよく見かけます。
食用にもなるそうですが、もっぱら観賞用なのでしょう。なかなか賑やかな花ですね。

2008年の花

4月中旬 横浜市内にて

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木々の春・・・

2012-04-22 18:55:00 | お散歩
アカメガシワ[赤芽柏](トウダイグサ科)
日当たりの良い土手では、アカメガシワが春の新葉を出していました。
まだ若い葉は、赤い星状毛に覆われているため、このように赤くなります。葉の成長とともに脱落するので、花の咲くころには緑色の葉になります。
先駆性植物であるアカメガシワは、このように目立つところでよく見かけます。でも、この土手の草刈で刈り取られてしまう可能性のあるのです。
どこまで生長するか楽しみでもありますね。

アカメガシワの雌花 アカメガシワの雄花

ホオノキ[朴木・厚木](モクレン科)
林縁では、ホオノキも春の若葉を広げ始めていました。若々しい緑色、見ていて気持ちがいいですね。
この株は散策を始めた頃から観察しています。その頃から随分生長して、枝の張り出しも大きくなり、目の前で観察できるようになりました。
今年はどれだけ花が咲くのでしょう。今からそれが楽しみです。

2011年の花

4月中旬 横浜市内にて

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スミレの季節・・・コスミレ

2012-04-21 19:26:00 | お散歩

コスミレ[小菫](スミレ科)
北海道南西部~九州の人里近くの林縁や畑、道端などに生える多年草。地上茎はなく、地下茎は短いです。葉は長三角形~長卵形で、鈍い鋸歯があり、葉柄には翼がありません。托葉は葉柄に合着します。
3~5月、淡紫色~紫色の花を咲かせます。唇弁と側弁には紫条があり、側弁基部は無毛または有毛ですが、東日本では無毛のものが多いそうです。距は円筒形でやや長いです。
ここ何年か、その正体を調べていたスミレ、ついに花の咲いているところに出会うことができました。
去年は一足遅かったのですが、今年は間に合いました。初めて見た花、どうやらコスミレでしょう。
林の中を通る、この道の傍らには、コスミレの株がいくつもあります。私はここでしか見ていませんが、また別のところでも出会ってみたいですね・・・

4月中旬 横浜市内にて

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