雄花も雌花も・・・エビヅル

雌花

雄花

エビヅル[海老蔓]（ブドウ科）
去年、花の季節にうまくめぐり合えなかったエビヅルですが、ようやく花にめぐり合えました。
雌雄異株ですが、近くに並んで生えていたのでどちらの花も撮ることができました。
一見目立たない花ですが、虫たちにとっては魅力があるらしく、ハチ達が盛んに蜜を集めていました。
これで受粉は大丈夫でしょう。秋に生る実を見るのが楽しみです・・・・・

エビヅルの実

６月下旬　横浜市内にて　

今年も咲いた・・・ヒヨドリジョウゴ

ヒヨドリジョウゴ[鵯上戸]（ナス科）
野原や丘陵、人里などに生えるつる性またはややつる性の多年草。葉は互生し卵形ですが、下部の葉は深裂するなど変異が多いです。
8～9月に小さい花を多数つけます。花冠は５深裂し、開花すると後ろにそり返ります。
赤く熟した液果をヒヨドリが好んで食べるためこの名がついたそうです。
去年も載せましたが、全草にソラニンを含む有毒植物です。果実には特に多いので注意が必要ですね。
今年も林際の公園でこの花と出会いました。年々ヒヨドリジョウゴの数が増えているような気がするのですが、気のせいでしょうか。また秋に赤い実を観察してみます・・・・・

2008年の花と実
６月下旬　横浜市内にて　

香り良き木の実もなって・・・

アブラチャン[油瀝青]（クスノキ科）
今年の１月、冬芽を撮ったアブラチャンは、花を見に行く機会がありませんでした。
よく歩く散策路では、なかなかアブラチャンの木に出会わなかったのですが、私が気付いていないだけでした。クロモジよりも遥かに大きい実を見て、初めて気付いたのです。
以前にも載せましたが、クロモジよりも長く、赤い葉柄が特徴のひとつです。
頭で覚えたつもりでも、今まで見つけることができませんでした。
植物に呼ばれて気付く、今回もそんな感じでした・・・・・

2009年の冬芽　2007年の花

６月下旬　横浜市内にて　

オレンジ色の花・・・

ザクロ［石榴］（ザクロ科）
イラン、アフガニスタン原産の落葉小高木。
５～６月、小枝の先や葉のわきに、こんな花を咲かせます。庭などにも良く植えられてますが、日本には薬用として渡ってきたそうで、果皮を下痢や止血に、根皮を寄生虫駆除に用いたそうです。
以前、果汁に女性ホルモン様の作用があるといって話題になりましたが、最近めっきり聞かなくなりましたね。ホルモンに似た働きがあるということは、内分泌撹乱物質と言えますから、あまり摂り過ぎない方が良いと思うのですが・・・・・
子どもが通う小学校に植えられているので、実が生ると持って帰ってくることがあります。食べるのも面倒だし、たいして美味しくもないのですが、ついつい食べてしまいます。

６月下旬　横浜市内にて　

今年も夏が・・・

ヤブカンゾウ[藪萱草]（ユリ科）
今年もヤブカンゾウが咲き始めました。
緑の中に咲くオレンジ色の花は、よく目立ちますね。
通勤で使う電車からも見ることができますが、線路際の花はいつ刈り取られてしまうかわからないので心配です。
ヤブカンゾウの花の盛りが過ぎる頃には梅雨も明け、夏本番を迎えることでしょう。
こうやって季節を感じることができるのは、幸せなことですね・・・・・

2008年の花

６月下旬　横浜市内にて