色づく豆・・・トキリマメ

去年の10月に、いつもの散策コースを歩いているとこんな赤く色づいた豆がありました。

トキリマメ（マメ科）です。

山野に生えるつる性の多年草で、葉は長い柄のある卵形の３小葉。小葉の先が急に細くなるのが特徴です。
この後、果実はさらに赤熟し、裂開して種子が裸出します。
２００６年１０月下旬　横浜市内にて
今はまだ、実はなり始めたところらしく、まだ緑色をしています。
ちなみにこれは、近所の道端に生えていたものです。花も咲いていたのですが、この時はあまりうまく撮れませんでした。
２００７年９月上旬　横浜市内にて
後日、再度花を撮りに行ってきましたが、まだこんな黄色い花を咲かせていました。
よく似た同属のタンキリマメは、小葉の先がトキリマメのように急に細くならず、緩やかに細くなるので、区別できるそうです。
子供の頃は、こんな形をした葉は、みんなクズの芽生えたての葉と思っていましたが、マメにもいろいろあるのですね・・・・・
２００７年９月中旬　横浜市内にて

黙って待つ・・・カワセミ

カワセミ[翡翠]（カワセミ科）
この日、半月ぶりに境川を散策し、ウマノスズクサやヤブガラシなどのその後を観察していたところ、境川に流れ込む支流との合流点で、久しぶりにカワセミと出会いました。
他に人はいなく、暫くの間カワセミをただ眺めていました。時折吹く、強い風に揺られながら、立ち枯れたオオブタクサに必死にとまっている姿を見て、カワセミの力強さを感じました。

すると突然、川面に向かって飛び立ちました。
一瞬のうちに水中に入り、また元の場所に戻るのかと思いましたが、そのまま上流方面へ飛んでいってしまいました。おとなしく見ていたのですが、カワセミに嫌われてしまったのでしょうか。
ここは、子供たちの通う学校のすぐ近くです。コンクリートの護岸の中を流れている境川ですが、どこかにカワセミが巣を作るような場所が残っているのでしょうか。
川の宝石とも呼ばれるカワセミですが、都会生活に適応するしたたかさもあるようです・・・・・

９月中旬　横浜市内にて　

我が家にて・・・カヤツリグサ

カヤツリグサ[蚊帳吊草]
（カヤツリグサ科）
荒れ地や道端などに生える１年草で、茎には３稜があります。苞葉の間から枝を出し、さらに３分枝し、黄褐色の小穂をつけ、鱗片の先はややとがります。
これは道端ではなく、我が家の玄関先に生えていました。しばらく観察しようと思ってそのままにしておいたのですが、思ったより大きくなったので、このあと抜いてしまいました。
どこかの道端で、観察は続けることにしました。。。。。
茎の両端を持って裂くと四角形になり、これを蚊帳に見立ててこの名がついたそうです。
今度やってみようかなぁ・・・・・

９月上旬　横浜市内にて　

臭いはいかが・・・ボタンクサギ

ボタンクサギ[牡丹臭木]
（クマツヅラ科）
中国原産の落葉低木。元々、園芸用に栽培されていましたが、今では逃げ出して野生化しているものもあるようです。クサギと同属ですが、枝や葉にはやはり独特の臭気があります。
近所の家の庭にも咲いていたのですが、撮る機会がないまま今年も花が終わってしまいました。この花は少し離れたところにある畑の脇に植えられていたものです。
クサギの花より小振りですが、よく見ると似ていますよね。
若葉は食せるということですが、臭いはどうなんでしょう・・・・・

８月下旬　横浜市内にて　

絡まって咲く・・・マルバルコウソウ

マルバルコウソウ[丸葉縷紅草]
（ヒルガオ科）

こんなオレンジ色の花もフェンスに絡み付いていました。小さい花ですが、緑の葉の中で咲くオレンジ色がよく目立ちます。
去年も載せましたが、サツマイモと同属のこの花は、どういう経緯で日本に入ってきたのでしょうか？
私には解らないことが多過ぎます。
８月下旬　横浜市内にて