自然大好き《道端観察記》

植物などの身近な自然を通して
季節を感じていたい

間に合った花・・・キンラン

2016-05-05 19:26:00 | お散歩
キンラン[金蘭](ラン科)
昨年は花を撮る機会のなかったキンラン。今年も花の季節に撮りに行けず諦めていましたが、林の中でまだ幾つか花が咲いていました。
林を流れるせせらぎの脇で咲いていたキンランです。

こちらは少し離れた林床で咲いていたものです。
先程の花より見応えがありました。

少しトリミングしてみました。
ランの仲間は、雄蕊と雌蕊が合体した「蕊柱(ずいちゅう)」というものになっているそうです(①)。
その先端に葯帽(やくぼう)②があり、ここに昆虫が頭を入れて、後ろに下がって出ていく時に動いて、昆虫の背中に花粉塊をつけるのです。白く見えるのが花粉塊です。
葯帽の下、③の部分に柱頭があり、ここに花粉塊が付いて受粉する仕組みなのだそうです。
虫を誘い込んで、うまく受粉する工夫をしているのですね。

2015年、花後の姿

5月上旬 横浜市内にて

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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ディック)
2016-05-05 21:42:19
ランの花の仕組みがよくわかりました。
キンランに限らず、こけが基本ということですね。
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Unknown (FREUDE)
2016-05-06 07:36:27
トリミングの右手の法則・・・
と思ったら左手もありました A^^);

蕊なんて日頃、使わない漢字です
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Unknown (hiro-photo)
2016-05-06 17:52:20
こんばんは。
子孫を後世に残すのが一番の勤めでしょうから、確実に
受粉できるように、色々とそれなりの工夫をしています
ね・・・。
金蘭は和蘭の中では華やかな部類の花なのでしょう
ね・・・。
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Unknown (YAKUMA)
2016-05-06 21:03:37
ディックさん
ランの花は、基本的にこのような構造らしいです。
面白い仕組みですよね。
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Unknown (YAKUMA)
2016-05-06 21:05:46
FREUDEさん
手書きだと、漢字で書く自信がありません・・・
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Unknown (YAKUMA)
2016-05-06 21:08:07
hiro-photoさん
キンランは、年数が経つほど花数も多くなるようです。
見事な花を何度か見ていますが、豪華ですよね。
子孫を残す、生物の最大の課題ですよね。
P、ありがとうございます。
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