ヤブガラシ「藪枯らし」(ブドウ科)
今年もヤブガラシが実り始めました。去年同じところでこの実を見たとき、それまであまり見た覚えが無いと思ったのですが、どうやら理由があったようです。
ヤブガラシの葉は、ふつう5枚の小葉からなる鳥足状複葉ですが、中にはこのように3小葉からなるものも見られます。大部分のヤブガラシは、3倍体で、種無しスイカのように不稔です。でもまれに2倍体の株があり、その株は結実し、3小葉からなる葉をつけるそうです。
実がなっても結実率は低いようで、花の数のわりには実は少ないです。鳥や虫たちにとっとと食べられているのかと思っていましたが、これも違っていたみたいです。(総合研究大学院大学基礎生物学研究所「ヤブガラシに2倍体と3倍体があることが判明」より)
東日本では、めったに見られないということですが、近所の境川の土手では、両岸ともヤブガラシの実を見ることができます。でも、珍しいのは確かなようで、他の所ではほとんど、このように実のならないヤブガラシが生えています。
私はいつも、ただ道端の雑草を見てまわるだけです。皆が見過ごすただの雑草を研究するなんて、着眼点が素敵ですね。
今回は、ひろしさんのブログ「舞岡公園の自然」中の記事を参考にさせていただきました。
8月下旬 横浜市内にて
今年もヤブガラシが実り始めました。去年同じところでこの実を見たとき、それまであまり見た覚えが無いと思ったのですが、どうやら理由があったようです。
ヤブガラシの葉は、ふつう5枚の小葉からなる鳥足状複葉ですが、中にはこのように3小葉からなるものも見られます。大部分のヤブガラシは、3倍体で、種無しスイカのように不稔です。でもまれに2倍体の株があり、その株は結実し、3小葉からなる葉をつけるそうです。
実がなっても結実率は低いようで、花の数のわりには実は少ないです。鳥や虫たちにとっとと食べられているのかと思っていましたが、これも違っていたみたいです。(総合研究大学院大学基礎生物学研究所「ヤブガラシに2倍体と3倍体があることが判明」より)
東日本では、めったに見られないということですが、近所の境川の土手では、両岸ともヤブガラシの実を見ることができます。でも、珍しいのは確かなようで、他の所ではほとんど、このように実のならないヤブガラシが生えています。
私はいつも、ただ道端の雑草を見てまわるだけです。皆が見過ごすただの雑草を研究するなんて、着眼点が素敵ですね。
今回は、ひろしさんのブログ「舞岡公園の自然」中の記事を参考にさせていただきました。
8月下旬 横浜市内にて
境川と舞岡公園は意外に近い距離にありますから、DNA探索すると案外親戚かもしれませんね。
記事紹介いただきありがとうございます。
3倍体のヤブガラシは地下茎のみ増殖してるんでしょうかね。
そうですね、着眼点がとても素敵ですね!
私もいつか、こういう記事を書いてみたいです。
舞岡公園は境川からそれほど遠くないのですね。
湘南台あたりまでは、散策コースなので、一度足を伸ばして舞岡公園まで行ってみようと思っています。
ひろしさんの記事は、とても勉強になります。
これからもよろしくお願いします。
3倍体は、地下茎で繁殖するようです。
いろいろな方法で繁殖する植物って、やはり逞しいですね。
あぶさんの記事もいつも参考にさせていただいています。
これからもよろしくお願いします。
見つけてみたくなりましたねぇ。藪を覗きながら歩くおじさんは、知らない人から見るとかなり変な風に見えると思いますが(笑)
目印は、3小葉です。でも、黒い実は大きめなので、生っていたらすぐに分かると思います。
根岸近辺でも見つかると面白いですね。