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ロビンの観劇日記

芝居やオペラの感想を書いています。シェイクスピアが何より好きです💖

ヤスミナ・レザ作「ART」

2015-07-03 22:18:41 | 芝居
5月5日サンシャイン劇場で、ヤスミナ・レザ作「ART」をみた(演出:パトリス・ケルブラ)。

チラシによると「男3人90分ノンストップの大ヒットコメディ。初演メンバーが16年の時を経て再集結!!」とのこと。

中年男マーク、セルジュ、イワンは親友同士。15年のつき合いだ。事の起こりはセルジュが現代アートの高い絵画を買ったこと。それは
白い線の入った白いだけの絵。マークにはセルジュの行動がさっぱり分からない。「白いだけの絵、どうしてこの絵に何百万もの価値がある?」
イワンは言う、「あの絵には何かがあるよ」「あれに何があるっていうんだ!?」3人の男がいい年して大喧嘩。大親友だったのに、長いつき合い
だったのに。すべてはこの『アート』のせいだ!!(チラシより)

ヤスミナ・レザと言えば、2011年に「大人は、かく戦えり」という邦題の4人芝居をみたことがある。大竹しのぶ、秋山菜津子、段田安則、
高橋克実という豪華な配役で、楽しかったが。

イワン役の平田満はセリフが全部聞こえたが、あとの二人は一部聞こえなかった。

ラストでなぜセルジュ(益岡徹)が、惚れ込んだ絵よりも暴君的に支配しようとする友人マーク(市村正親)の方をとるのか、そこがイマイチ
分からなかった。

この作品も数々の賞を取っているというが、今回、やたらと間延びしているように感じたのは評者だけだろうか。
役者は皆、好きな人たちなのに、まだるっこしくて、かえってイライラ。
「大人は、かく戦えり」の方がずっと面白かった。
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