孤独の自由と欲張らない実践=頑張らない~楽になるブログ

個人意識丸出しながらも、欲張らない、見栄張らない、頑張らない、無理をしないで楽に生きる実践

自力・自信でもって<生きて>いる事を実感していなければ「死んだ」も同然の生き方になります。

2012年05月07日 | Weblog
「良い悪い」で判断することからして人を責めたり自分を責めたりしてそれが不平不満になっています。
その不平不満に執着しているとそれが不安心配や恐れに変っていきますから、そこで執着しないことが説かれているわけです。
その不安心配・恐れを持っていると(内心では)「生きた心地」がしていません。
ゆえに「生きて」いる気がしないことから「死んだ」も同然の心持になっているのが事実です。
その死んだも同然の心持でいるとそれが自殺願望にも変わります。

すなわち「生きて」いる事を実感していなければ「生きていけなく」なります。
だから絶対的に多くの自力を使って生きていた昔ほど自殺する人は少なかったが、その自力を多く使わなくなった近年ほど自殺願望の人や自殺をする人が増えているのです。

しかしながら、いつも自力を多く使っている人は日々生きている事を味わい実感しています。
またその自力を多く使うことからしてそれが自信にもなっていますから、良い悪いで判断して不平不満になることがあっても、その自力・自信からして執着することになりませんから、その不平不満が不安心配や恐れに変わることにはなりません。

ところが快適便利な生活から(昔ほどの)自力を必要としなくなって、その代替に趣味嗜好娯楽で自力を使うことになりました。
すなわち「生きていることの実感」を<趣味嗜好娯楽>やの変化・刺激によって(生きている事を)味わうことに変ったのです。
すなわち本編ではない(本物ではない)付録を楽しみにしているのと同じです。

しかも近年ほどにその趣味嗜好娯楽・変化刺激の中に素朴さが次第に消えて、選りすぐれたものを追求するその繰り返しからして、誰もが真似ることが出来ない高度で難度が高く知能・技能・能力・学識・教養も必要になりました。
しかも比較競争して選りすぐれたものを選ぶことが当たり前になって、その比較競争に遅れたものが「落ちこぼれ」に思えるようにもなり、その選りすぐれた者やその競争に参加できる者だけが楽しめるものが多くなりました。

しかも比較競争に落ちこぼれた者は、その個性・本分・自力を多く使うことが少なかっただけに、その自力も自信も少ないだけに生き辛くなり、これまた生きて行くこと・生きていることが苦に思えるような感覚に陥る人も増えました。
そして酒に溺れるアルコール依存や覚せい剤などの薬物依存やパソコンや携帯電話依存やの様々な依存症にもなったり、また引きこもりや不登校にもなっています。

すなわち「生きて」いる気がしない(生きる価値を見失った)<虚しく><うっとうしい>(明るさ元気のない)ことにもなるのです。
しかも内心には不安心配の憤り怒りが隠れてますから、それをいつ吐き出すことになるかもしれません。

その注意信号・危険信号に気付いていない人が多いのも事実です。
しかも確信・自信もないのに「私は大丈夫」に思いたがるのが事実にあります。
と言うのも、不安心配では生きていけないから(生きている気がしないから)、それを裏返した「偽りの自信」でもって相当な無理をしながら生きるしかないわけです。

しかもその無理が生きるために絶対的に必要だと錯覚勘違いしていますから、その苦労を趣味嗜好娯楽の自己満足で癒しているのですが、その趣味嗜好娯楽のためにもまた苦労しているのですから「どうしようも」ありません。
しかもその無理・苦労がたたって(災いして)その人生の末路ほどに厳しい状況になるその有事を招くことにもなります。

だからその執着・無理を無くすることができる自己縮小が説かれているのです。
そして実際に素朴な生き方になれば、その過去の自己拡大で生きることよりも安心安全な心持で生きていけるその事実を味わうことが出来るのです。

そこで此れまでの自己拡大をやめれば自ずと無理なく自己縮小に進むことになります。
しかしそこででも自力・自信が無ければなりませんが、それでも「成り行き任せに」生きることができれば何とかなっていきます。
その「何とかなる」のは持ち前の<個性>が出ることからして、その(当たり前の個性からして)何の無理もなく執着にもならずに済むのです。

そして不安心配のない「安心安全」の成り行き任せに生きることが出来るようになったその自信に加えて、この「完全真理」を学び知りそれが自分のものとなったその自信も大きいものがあります。
ゆえに完全真理を知らなければ、今の私の自信も無かったことでしょう。
ゆえに(何が無くても)完全真理「一本やり」の意識で暮らすことにもなっています。

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