孤独の自由と欲張らない実践=頑張らない~楽になるブログ

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必然ご縁の恋愛・結婚・生活の中で不平不満が出るのは「慌てる乞食は貰いが少ない」から?

2010年12月02日 | Weblog
皆さんの今が有るのは必然ご縁の巡り合わせの「結果」です。
だから特別なことでもなければ良い悪いで判断することでは無いのです。
すなわち結果で判断することではなくて、その結果を味わい知り、そしてその結果の「原因」を知ることが重要になってくるわけです。

例えば恋愛関係になる前に必ず必然ご縁のめぐり合わせがあったからで、ご縁も無いのに恋人関係になるはずもありません。
ところがその恋人関係になる以前から多くの場合「私欲」が絡んでいたはずです。
だから自分に都合が「良いか悪いか」で判断していたはずです。
そして自分に都合が悪ければ恋人関係になることはまずありません。
そして自分に都合が良いことが続けば恋人関係は続きますが、都合の悪いことになれば離れる事になるだけです。

だから「好き」という感情の裏側の「嫌い」が出てきたことにもなります。
また「愛情」の裏側の「憎悪・憎しみ」が出てきて嫉妬・仕返しの報復制裁や破壊意識になる場合もあります。

その自分に都合が良いことから「結婚」に至る場合で言えば、それ以前の離れ離れの逢瀬を楽しんでいるのが恋愛中ですが、その離れ離れがもどかしくて一緒に暮らすようになれば、もっと長く多く良い思いが出来るのではと欲を出した結果が結婚ですから、一緒に居る時間が長く続くと良いことばかりではなくて都合の悪い問題がいろいろと出てきてそれが不平不満になります。

だから恋愛中ではあまり出なかった不平不満が次々と目立つようにもなりますから、そこで恋愛中のほうが良かったが結婚したら悪いほうも出てきたことになります。
すなわち欲から生まれたご縁だけに自己満足していただけですから、その裏の自己「不満」が出てきて、その自分の思い通りになっていないことに対する「不平」が出るようになるのです。

成り行き任せの必然ご縁の思わぬ巡り合わせとは違って、原因に<欲>があってのご縁必然で結ばれた偽善関係ですから当然ながら表が出たり裏が出たりしながら成るようになっていきますから、いつまで関係が続いてもその結果も良かったり悪かったりの自己満足と不平不満の繰り返しの生活になります。
そして恋愛中の楽しい出来事までが偽善の自己満足ですから、その恋愛も結婚も色あせて、その恋愛中のトキメキまでが嘘っぽい偽善・錯覚勘違いに思えるようになったり、良かったことよりも不平不満の方が根強く残ることにもなったりして、何かの折に結婚を後悔するときもあるのです。
・・・前回に紹介したドラマ・映画「ビフォア・サンセット」のストーリー(セリフ)に似たような事が描かれていますので参考に・・・

何度も書いているように人間関係は欲がらみで不完全なのですから恋愛や結婚に夢や期待を寄せることは無理があります。
そして夢に思い描き期待するから、その反対の裏切りが出てくることにもなりますが、成り行き任せであれば期待していないのだから裏切りに思うことはありません。
だから思い思惑期待をしなければ「あるがまま」ですから、どんな結果になろうとも、その結果を味わえばそれで済むことですから(良くても悪くても)結果に執着することにはなりません。

好きになれば嫌いになることもある、愛情が憎悪にもなることもあるのですから、そんな感情・喜怒哀楽に左右されない自力を持てば、そして欲を出さなければ、それに見合った必然ご縁に恵まれて欲得がらみではない人付合いが出来るようになりますから、いつしか相手の欲に巻き込まれたとしても、自分に欲が無いのだからその縁に支障・障害があっても執着心はでてきませんからそのままにしておいて、そしてまた必然ご縁を待っていればいつか仕組まれて新たな人付合いが始まりますが、その場合は欲張らずに期待もせずに自然体で与えれただけに、そのご縁は以前よりもっと確かな手ごたえの有る関係になると、私の経験から自信を持って言えます。

ただそれがいつの事やら判りませんから、やはり与えられるまで待つことになりますが、それを待ちきれずに自分から捜し求めた関係が出来上がっていると、どうしてもそれに意識を奪われていますから、またとない恵まれたチャンスが目の前に来ていたのに、それを自らが断ち切る事になったり、または見逃すことになったりして、そこで「慌てる乞食は貰いが少ない」の例えに近い結果になります。

また恋愛や結婚やその生活の中で互いが束縛制限支配し合わなければ自由ですから、概ね歯車の合ったスムーズな関係が長く維持できますが、その関係・形はあくまで結果ですから、その結果を意識して生活するのではなくて、良い悪いで判断しているその意識の事を深く知るその実践に結び付けることが何よりも大切になります。

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