ディナモ・ザグレブの話、つづく。
昨夜は欧州カンファレンスリーグの決勝Tの抽選会があり、
16強に進むクラブを決めるPO8戦の顔合わせが決まった。
ディナモの相手はベティス(リーガ7位)に決定。
カネコ対イスコはちょっと楽しみかも。
さて本題。今年も残り2週間を切ったところで、
きょうあすは今季の札幌とソフトバンクを振り返る。まずは札幌から。
10勝10分け14敗・得点56・失点61・得失-5
勝ち点40の12位 順位も勝ち点も昨季よりダウンした。
ワタシが掲げた「16勝7分け11敗・勝ち点55」にも遠く及ばず。
一方で、総得点・得失点差はともに向上した。
得失-6の福岡の7位終了を考えると、
もう少し上手くやれたのでは、というもどかしさが残る。
終盤の残留争いもなお続いた。過去のミシャ6季の残留決定時期は以下の通り。
- 18年:10月28日・A名古屋戦(2対1・勝ち点48)残り4節
- 19年:11月2日・H名古屋戦(3対0・勝ち点43)残り4節
- 20年:コロナ禍で降格なしの特例措置
- 21年:11月3日・H湘南戦(1対1・勝ち点44)残り4節
- 22年:10月29日・A広島戦(2対1・勝ち点42)残り1節
- 23年:10月28日・H横浜FC戦(2対1・勝ち点37)残り3節
むろん周知の通り、今季は降格1枠。ボトム2の回避決定となると、
ラスマエの11月25日のFC東京戦@味スタ(3対1・勝ち点40)にずれ込む。
2季連続で「残留をかけた最終節」をギリギリで回避した、とも言える。
もしも今季10勝に届かなかったら、「ミシャ体制は限界」という考えに
ワタシも与したかもしれない。しかし、何とかそのラインはクリアした。
札幌の経営規模を考えると、降格3枠の来季を前に、
6季連続でJ1で二ケタ勝利を挙げた指揮官を自ら手放すのはバクチが過ぎる
というのがワタシの意見だ。まあ、ミシャの健康面を含む不測の事態に備えて
「S級持ち」のスタッフを確保しておくのが望ましいとも考えるが・・・
なお7月末の時点で、札幌の課題として挙げた「10分以内の連続失点」は
結局は7戦8ケースに及び、あまり改善は見られなかった。
1点を追う最終盤に「特攻」に出て玉砕した10月の横浜M戦@日産のような
試合もあったが、来季に持ち越された宿題と受け止めてほしい。