この方が北海道のサッカークラブで成功できた要因は何か。
ワタシは「ひとつは道外出身者だから」と逆説的に考えている。
というワケで、J1の戦力分析をお休みして、
如月の初めにノノ会長の第6代チェアマン内定を語る。
「40代の就任は最年少」「元Jリーガー就任は初めて」
「慶大OB就任も初めて」(東大OBの第2代鈴木昌以外は早大OB)
などいろいろと話題が多い人事になった。
今回の人事について、札幌サポとしてワタシ個人の賛否を述べると、
賛 成
なぜかと言えば、J1に5季とどまったクラブの現在を眺めて、
マンパワー頼みの部分が大きすぎると以前から危惧していたからだ。
端的に言えば、ノノ会長・三上GM・ミシャ監督の三本柱の力量に
「クラブの魅力」が依存している度合いがあまりにも高い。
この現状を改めるには、「後継育成→禅譲」という内部からの代謝が最も望ましい。
しかし一方で、外圧による代謝も、痛みを伴うが、アリではないかとも考えていた。
むしろノノ会長のチェアマン就任よりも、その副産物である
「三上代表取締役GM」をどうなのかと思う気持ちが強い。
経営と現場の両方を託すのは三上GMの負担が大きすぎる。
なるべく早い時期に現場責任者を別に置いた方がよいのではないか。
最後に、9シーズンの長きにわたり、右肩上がりの札幌を見せてくれた
ノノ会長の手腕に深く感謝する。
あの本の続刊「職業:Jリーグチェアマン」の刊行にも期待している。
当面は、名前の誤った読み仮名を摘発する「よしかず警察」でもやろうかな。