5日夜のホークスのOP戦は3対11で西武に惨敗。
先発・武田は栗山の3ランを浴びるなど被安打8・失点6
二番手・中田は山川の満塁弾を浴びて被安打4・四死球3・失点4
今季も山賊打線は難敵である ギータの初回2ランがわずかな救いだ。
さて本題。熊本から東上して臨むルヴァン杯・横浜M戦@三ツ沢を考える。
きのうは9日の清水戦を控えた大がかりなターンオーバーに言及したが、
それは相手も同じ。10日にV2王者・川崎との「神奈川ダービー」が控える。
ただ、連勝を遂げた開幕2戦のベンチの顔ぶれをみると、
昨季の主力だったドゥシャン・扇原・大津に、新加入の李が並ぶ。
ベンチ外にもティーラトンやベテラン栗原が控えることを考えると、
選手層は札幌を上回る。さすがは昨季のルヴァン杯準優勝クラブである。
加えて、わずか2戦で不可欠な戦力にのし上がった三好が気にかかる。
川崎戦は契約上の理由で出られないので、古巣の迎撃を心待ちにしているはずだ。
札幌の主力の特徴を熟知し、長期キャンプ終盤のメンタルまで理解しているとなれば、
起用しない理由はあるまい。札幌は「三好をどれだけ丸裸にできるか」も大事になる。
現在の三好は札幌時代のシャドーではなく、横浜Mの4・1・2・3の布陣で、
3トップの下の右のインサイドハーフを務めており、バイタルエリアのこぼれ球を
素早く拾って攻撃につなげる役割を果たしている。「ジャイキリ」大阪の窪田が近いか
得意のドリブルに加えて、昨季の磐田戦からミドルにも自信を深め、厄介なMFになった。
しかも「ファールをしてでも止めろ」とは、今後の対戦を考えると絶対に言えない。
三好のプレーエリアを考えると、FKを献上した場合、
もう1人のインサイドハーフである天野の左足が脅威になるからだ。
4月のリーグ戦を視野に「三好対策」は急務と言える。
逆に言えば、その三好に好き勝手をさせない選手が現れたら、
その選手は浦和戦のスタメン勢に割って入る可能性があるのでは。
この一戦、公式戦である以上、勝敗もむろん大切だが、
自軍と相手の「戦力の見極め」も重要な見どころになるだろう。