「1勝1敗1引き分けでグループリーグ突破」
20年前に早大の後輩が唱えたスローガンを先輩がかなえて、日本が決勝T進出。
それにしてもラビオ君(小平のミズダコ)のパーフェクト予想はスゴイな
記念に、グループHの3戦の印象的なシーンをキャプテン翼(小学生編)で振り返る。
- 第1戦:コロンビア戦(2対1)
- 第2戦:セネガル戦(2対2)
- 第3戦:ポーランド戦(0対1)
・・・いや、「とりかご」って本来はリードしている側の戦法だけどね。
ポーランド戦のラスト10分の球回し。
やはり「2016年J2最終節:札幌対金沢」を重ねた人々が多かった気配。
都倉も「思い出した」ツイートをしていたし。
だが、「猪木・アリ状態」になぞらえ、「札幌・金沢状態」を定義するならば、
「試合の当事者の双方が勝ち点1を分け合うことで、ともに利益を得る状態」となる。
札幌対金沢の場合、片やJ2優勝&J1昇格、片やJ3自動降格回避という利益を得た。
おかげで不利益を得た松本と北九州の現状を考えると、何度も繰り返すが、この勝ち点1は値千金だった
最近では、お互いにW杯出場権を得た女子アジア杯のなでしこ対豪州が当てはまる。
しかし、今回のポーランド戦は「札幌・金沢状態」には当てはまらない
相手のポーランドに白星GET以外のメリットが無かったうえ、
セネガルが得点し、コロンビアと引き分けたら、日本はジ・エンドだったからだ。
逆に言えば、「日本失点」が先だったのに、コロンビアもセネガルも談合に走らなかったのが不思議
無理に攻めて逆襲を食らい失点、あるいはカードを増やすリスク。
コロンビアがセネガルに失点するリスク。
西野氏は今回のポーランド戦で、両リスクを天秤にかけた
「とてつもないギャンブル」に勝ったと考えている。
ワタシ個人は、そのギャンブルは後半ATからでもよかったと思うが、
そのギャンブルの伝令を担い、まさに「整える」役割を遂げた長谷部と
エゴを出さずに、日本の球回しを静観したポーランドの「連帯」には深く感謝する。
一方で、「先発6人交代&2トップ採用」のギャンブルには惨敗したね・・・
4・4・2のミラーゲームにして、動きが乏しい展開に持ち込むまでは良かったが、
その裏返しで「セットプレーの重みが増す」というデメリットをもろに受けた印象。
この失敗を、強敵ベルギーを相手に一発勝負の決勝Tで生かせるか、注目している。
・・・うーん、ベルギーが相手になったかあ。イングランドが相手だったら、
「日本でプレーする元イングランド代表」としてジェイのメディア登場が増えたのに。
ただ、代わりに02年大会でベルギーから得点したイナのメディア登場が増えるかも。
どちらにしても、W杯を機に「北海道コンサドーレ札幌」の名前をより広めてほしい。
- 天皇杯
前代未聞のPK戦やり直しは、7対6で名古屋に軍配。
しかし、名古屋も笑顔なし。寿人に広島凱旋の道が開けたことがわずかな救いか。
奈良は「尾張の仇を伊勢で討つ」という心構えでJFL前期最終節に臨むべし。
天皇杯は出番なしだった純貴の爆発を希望する。