ふくろたか

札幌と福岡に思いを馳せるジム一家の東京暮らし

ベスト16入りに思う

2018年06月29日 | サッカー

「1勝1敗1引き分けでグループリーグ突破」

20年前に早大の後輩が唱えたスローガンを先輩がかなえて、日本が決勝T進出。

それにしてもラビオ君(小平のミズダコ)のパーフェクト予想はスゴイな

記念に、グループHの3戦の印象的なシーンをキャプテン翼(小学生編)で振り返る。

  • 第1戦:コロンビア戦(2対1)

  • 第2戦:セネガル戦(2対2)

 

  • 第3戦:ポーランド戦(0対1)

・・・いや、「とりかご」って本来はリードしている側の戦法だけどね。

ポーランド戦のラスト10分の球回し。

やはり「2016年J2最終節:札幌対金沢」を重ねた人々が多かった気配。

都倉も「思い出した」ツイートをしていたし。

だが、「猪木・アリ状態」になぞらえ、「札幌・金沢状態」を定義するならば、

「試合の当事者の双方が勝ち点1を分け合うことで、ともに利益を得る状態」となる。

札幌対金沢の場合、片やJ2優勝&J1昇格、片やJ3自動降格回避という利益を得た。

おかげで不利益を得た松本と北九州の現状を考えると、何度も繰り返すが、この勝ち点1は値千金だった

最近では、お互いにW杯出場権を得た女子アジア杯のなでしこ対豪州が当てはまる。

しかし、今回のポーランド戦は「札幌・金沢状態」には当てはまらない

相手のポーランドに白星GET以外のメリットが無かったうえ、

セネガルが得点し、コロンビアと引き分けたら、日本はジ・エンドだったからだ。

逆に言えば、「日本失点」が先だったのに、コロンビアもセネガルも談合に走らなかったのが不思議

無理に攻めて逆襲を食らい失点、あるいはカードを増やすリスク。

コロンビアがセネガルに失点するリスク。

西野氏は今回のポーランド戦で、両リスクを天秤にかけた

「とてつもないギャンブル」に勝ったと考えている。

ワタシ個人は、そのギャンブルは後半ATからでもよかったと思うが、

そのギャンブルの伝令を担い、まさに「整える」役割を遂げた長谷部と

エゴを出さずに、日本の球回しを静観したポーランドの「連帯」には深く感謝する。

一方で、「先発6人交代&2トップ採用」のギャンブルには惨敗したね・・・

4・4・2のミラーゲームにして、動きが乏しい展開に持ち込むまでは良かったが、

その裏返しで「セットプレーの重みが増す」というデメリットをもろに受けた印象。

この失敗を、強敵ベルギーを相手に一発勝負の決勝Tで生かせるか、注目している。

・・・うーん、ベルギーが相手になったかあ。イングランドが相手だったら、

「日本でプレーする元イングランド代表」としてジェイのメディア登場が増えたのに。

ただ、代わりに02年大会でベルギーから得点したイナのメディア登場が増えるかも。

どちらにしても、W杯を機に「北海道コンサドーレ札幌」の名前をより広めてほしい。


  • 天皇杯

前代未聞のPK戦やり直しは、7対6で名古屋に軍配。

しかし、名古屋も笑顔なし。寿人に広島凱旋の道が開けたことがわずかな救いか。

奈良は「尾張の仇を伊勢で討つ」という心構えでJFL前期最終節に臨むべし。

天皇杯は出番なしだった純貴の爆発を希望する。


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2 コメント

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Unknown (フラッ太)
2018-06-29 19:16:41
 コロンビアは引き分けでも一応突破の可能性はありますが2位抜けにしかならないし日本がドローだと敗退してしまうので勝って自力で1位抜けしたい。セネガルも引き分けOKだったんですが、コロンビアに負けて日本と勝ち点4で並ぶとイエローカードの枚数で泣きを見る可能性もあるし、追いつけば日本の結果に関係なく突破できるセネガルはリードされた時点で行くしかなかった。

 思惑が入り乱れる微妙かつギリギリな状況での戦いですが、いずれにせよ前評判が最悪な中で結果を出した西野監督と代表選手たちにはおめでとうと賞賛の言葉を贈るべきでしょう。結果が全てというのはそれこそ監督や選手が一番わかっているのがグループリーグを通してのコメントからも痛いほどわかりますから。
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レス (1号)
2018-06-30 00:36:41
なるほど。日本が後半の早い時間帯に失点したことが
コロンビアにもセネガルにもカオスをもたらした、と言えそうですね。

大会前に岡田さんがインタビューやテレビ出演で繰り返していた
「日本人は美学が(敗北の)言い訳になる」という言葉は、
裏を返せば「美学を捨てて結果にこだわれ」という呼びかけ。
ポーランド戦を見越した予言のようにも思えます。
そして、長谷部の「真実は結果の中にしかない」というコメントは、
岡田さんの言葉に応じた最高のアンサーでした。
日本のサッカー人の名言として長く記憶に留めておくべきでしょう。
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