日本ハムが大敗で交流戦を終えたことを残念に思う。
セ・リーグ6球団に「交流戦の貯金ゼロ」という屈辱を与えたかったし、
そもそもソフトバンクにとって「交流戦1位」は必ずしも吉兆ではないので
<交流戦を制した4シーズンのうち、3シーズンはリーグ制覇を逃す(最下位含む)
交流戦&リーグのW制覇は、いわゆる「完全優勝」を遂げた11年のみ
そのジンクスを計算して、としたら、栗山監督も策士だが<そんな馬鹿な
それでは、今季の交流戦18戦のパ・リーグのQS達成を振り返る。
- 日本ハム 10/18
- ソフトバンク 10/18
- 西武 9/18
- 楽天 12/18
- ロッテ 9/18
- オリックス 13/18
6球団すべて5割以上。続いて、リーグ戦全体のQS達成。
- 日本ハム 29/64(453)
- ソフトバンク 35/63(555)
- 西武 36/64(562)
- ロッテ 29/62(467)
- 楽天 42/63(666)
- オリックス 38/66(575)
交流戦の開幕前に比べて、上昇・維持・下降が2球団ずつ。
総じて、パ・リーグの先発陣はリーグ戦も交流戦も同じ調子だったとみる。
そうなると、交流戦のセ・パの明暗を分けたのは打線の差と言える。
安打数、塁打数、本塁打数、打点数・・・いろいろなデータを比べられるだろうが、
そこは評論家に任せて、ここではワタシが感じたパ・リーグの打線の魅力を語る。
それは「フルスイング」 思い切りバットを振って、球を遠くに飛ばす打撃の原点。
その魅力を意識した二つの出来事がある。
一つは、ギータのバックスクリーン破壊弾@3日のハマスタ
タカキチのみならず、ハマっ子たちのド肝を抜いた一発だった。
まあ、このギータの大暴れから、DeNAの悪夢の10連敗が始まったワケだが
もう一つは、読売から日本ハムにトレードされた矢野の逆転3ラン@14日の札幌ドーム
読売では仇となった「ひっぱり」が北の新天地ではプラスに働いた。
チーム・バッティングも広角な打ち分けも大事だが、プロは「規格外」も大事ということで。
上の2選手のみならず、現在のリーグ本塁打王の中田翔や、
交流戦で本塁打8本を荒稼ぎしたおかわり、10代で二ケタ本塁打に到達した森、
阪神戦で3戦3発を決めた松田と、パ・リーグのアーチストの魅力を再認識した交流戦だった。
セ・リーグは交流戦直前の筒香の負傷を残念に思う
その一方で、アベレージを見ても、60戦以上を消化して、
ギータと秋山が3割7分台でつばぜり合いとおかしなコトをやっている。
野球人生で一回あるかどうかの好調期を迎えた清田が気の毒
これらの強打者たちと、帰ってきた金子千や岸、ベールを脱いだバンデンハークらの
好投手が対決するリーグ戦の再開が、厳しくも楽しみである。
ただ、今季の交流戦は、ペナントレースを占う意味では、セ・リーグをより面白くした
<首位から最下位まで4.5ゲーム差の乱セに
グチになるが、18戦で貯金6を作っても、
首位とのゲーム差が0.5縮まったのみに終わり、徒労感を感じなくもない。
- ロシアW杯二次予選
日本0対0シンガポール シュート23本が空砲に終わる悪夢のスコアレスorz
降格直後のJ2一年生が足元をすくわれる試合によく似た展開だったが、
J2でも、あれほど攻める気ナッシングの相手は久しく見たことがない。
だからこそ、ゴールをこじ開けて、今後の自信にしてほしかったが・・・
得点は入らないわ、試合直後に雨は降るわ、現地サポには気の毒な一戦だった。