ふくろたか

札幌と福岡に思いを馳せるジム一家の東京暮らし

週末の東奔西走~水道橋編

2015年06月09日 | ホークス

3タテを遂げた読売3連戦。

工藤采配を「神がかり」と評したが、まず5日の第1戦を振り返る。

序盤の2失点をはね返し、8対4で先勝。今季最多16安打&今季1号2本の猛攻を見せた。

  • 神がかり・その1/まさかの細山田大暴れ

調子が上がらない攝津の相方に、ビックリの細山田起用

「ズンドコさんが無理ならば、高谷でいいじゃん」と不安になる。

試合が始まると、3回まで毎回盗塁を許すフリーパスぶりを披露したし。

ところが、2対2で迎えた4回の1死二、三塁の勝ち越し機に

2点適時二塁打のサプライズ 続く2死一、三塁の場面では重盗も成功。

今季初安打・初打点・初盗塁をマークする大活躍

5回の2死二、三塁の場面では敬遠も味わった。

「読売バッテリーが細山田を敬遠」 開幕前には想像もしなかった光景である。

  • 神がかり・その2/追加点のチャンスに代打・江川

2点リードで迎えた7回の2死二塁の好機に、細山田に代えて江川。

「ツキがある細山田でいいじゃん」<必殺・手の平返し

「代えるにしても、右の代打は吉村では」<江川は5日まで27打数4安打と冴えず

ところが、結果は今季1号の特大2ラン

頭上を高々と飛んでいく打球を左翼席から見上げながら、

「クドちゃん、スゲー・・・」と、うなるしかなかった。

工藤采配はその後、6日(スタメン高谷が勝ち越し打&2度の捕殺)、

7日(スタメン高田がプロ1号2ラン&寺原に代打送らず2点適時打)と冴え渡ることになる。

この一戦のスタメン。奇しくもタカの元・現7番がともに一番を務めた。

さて、打線は申し分なかったが、投手の方は先発・攝津の不出来が不安

好調時の攝津は、打線が追い上げた場合、ギアを上げて、

反撃を狙う相手に付け入るスキを与えない投球を見せていた。

この一戦はそんなギアチェンジが皆無<3回に2四球・5回に3四球

精妙無比のストレートが影を潜めて、カーブ多投でかわす姿勢も気がかり。

いったん二軍で調整させては、という声も強くなってきたが、

率直に言って、それで復調できる状態にも見えず、かなり心配している。

まあ、この日は4回途中で両足をつっちゃった内海の不出来の方に注目が集まったが

一方で、投のヒーローと言えば、この今季3勝目を挙げた三番手の二保だろう。

5回の2死満塁&7回の1死一、二塁のピンチを無失点で切り抜けた。

バリオスが調子を落としている現在、「8回の五十嵐」につながる

7回まで抑えた投球には本当に価値があった。この投手も「育成の星」の一人である。

このままプロ野球の世界で、カタギの世界で生きておくれ<おい