福岡戦の白星を喜んだ週末だったが、プオタにとって痛ましいニュースもあった。
ペロ・アグアヨ・ジュニア、メキシコで試合中に急死
対戦相手が元・WWEスパスタのレイ・ミステリオだったことで、
世界的なニュースになった感がある。
「メヒコの山犬」ペロ・アグアヨと言えば、日本では父の方がなじみが深い。
ダイビング・セントーンの名手として知られるメキシコのトップ・ルードで、
グラン浜田とはメキシコUWAでも新日本でも長い間ライバルだった。
プロレス雑誌がまだ月刊だった時代には、
毎号のように2人の流血戦がグラビアを飾っていた記憶がある。
特筆すべきは、かの初代タイガーマスクから3カウントを取ったこと
<82年12月のメキシコシティでのWWFジュニア戦
3本勝負の1本目だったとはいえ、当時の佐山から3カウントを取ったことを
引退後に誇らしげに語っていたインタビューを読んだことがある。
そして、ジュニアも父の名に恥じないメキシコのトップ・ルードだった。
マスカラ戦やカベジェラ戦にめっぽう強く、ルードながら会場人気も高かった。
その選手がどうして・・・という疑問が拭えず、各所にアップされている
試合動画を見たが、どうもミステリオのドロップキックを半身で受けた際に、
セカンド・ロープに身体を強打し、むち打ちに陥ったようだ。
ただ、それほど危険な受け身にはどうしても見えない。
おそらく首にかなりのダメージが蓄積していたのではないかと思われる。
いずれにせよ、不幸な事故としか言い様がない。
気の毒なのは、心ならずも「加害者」になってしまったミステリオである。
2月にWWEを退団し、3月にメキシコAAAに復帰を発表したばかり。
「試運転」の地元興行でこんな不幸があって、さぞショックを受けているだろう
<試合があったティファナは、おじのレイ・ミステリオ・シニアの出身地で、
ミステリオ一族の絶対ホームである
久々の来日も期待していただけに、一日も早く立ち直ってほしいと願っている。
そして、このリング禍が太平洋を越えないことを切に祈る。
プオタとしての経験から言えば、この手の不幸は連鎖するケースが多いので・・・
- センバツ
浦学×平安の「優勝校対決」は息詰まる延長戦の末に、2対0で浦学に軍配。
龍谷大平安、春連覇の夢散る。