ふくろたか

札幌と福岡に思いを馳せるジム一家の東京暮らし

悲しいリング禍

2015年03月24日 | プロレス・格闘技

福岡戦の白星を喜んだ週末だったが、プオタにとって痛ましいニュースもあった。

ペロ・アグアヨ・ジュニア、メキシコで試合中に急死

対戦相手が元・WWEスパスタのレイ・ミステリオだったことで、

世界的なニュースになった感がある。

「メヒコの山犬」ペロ・アグアヨと言えば、日本では父の方がなじみが深い。

ダイビング・セントーンの名手として知られるメキシコのトップ・ルードで、

グラン浜田とはメキシコUWAでも新日本でも長い間ライバルだった。

プロレス雑誌がまだ月刊だった時代には、

毎号のように2人の流血戦がグラビアを飾っていた記憶がある。

特筆すべきは、かの初代タイガーマスクから3カウントを取ったこと

<82年12月のメキシコシティでのWWFジュニア戦

3本勝負の1本目だったとはいえ、当時の佐山から3カウントを取ったことを

引退後に誇らしげに語っていたインタビューを読んだことがある。

そして、ジュニアも父の名に恥じないメキシコのトップ・ルードだった。

マスカラ戦やカベジェラ戦にめっぽう強く、ルードながら会場人気も高かった。

その選手がどうして・・・という疑問が拭えず、各所にアップされている

試合動画を見たが、どうもミステリオのドロップキックを半身で受けた際に、

セカンド・ロープに身体を強打し、むち打ちに陥ったようだ。

ただ、それほど危険な受け身にはどうしても見えない。

おそらく首にかなりのダメージが蓄積していたのではないかと思われる。

いずれにせよ、不幸な事故としか言い様がない。

気の毒なのは、心ならずも「加害者」になってしまったミステリオである。

2月にWWEを退団し、3月にメキシコAAAに復帰を発表したばかり。

「試運転」の地元興行でこんな不幸があって、さぞショックを受けているだろう

<試合があったティファナは、おじのレイ・ミステリオ・シニアの出身地で、

ミステリオ一族の絶対ホームである

WWE入り前から見ている大好きなルチャドールで、

久々の来日も期待していただけに、一日も早く立ち直ってほしいと願っている。

そして、このリング禍が太平洋を越えないことを切に祈る。

プオタとしての経験から言えば、この手の不幸は連鎖するケースが多いので・・・


  • センバツ

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