日本でもイタリアでも青黒のクラブの監督解任が騒ぎに。
だが、空気を読まずに、パリーグ開幕が2日後に迫ったホークスの今季をあれこれ語る。
【投手編】
和田・杉内・ホールトンの三本柱の移籍に加えて、守護神・馬原の故障離脱。
数字に直すと、44勝&貯金24&19セーブを失った計算になる。
昨年の日本一の栄光から一転、「満つれば欠くる」が世の習いとはいえ、
もはや笑うしかない惨状である
この投手陣で先発の柱になるのは、昨季14勝を挙げて、
日本シリーズでも中継ぎ・抑えまでこなした攝津であるのは間違いない。
だが、09年&10年の連続70試合登板に加えて、昨季のフル回転を見ると、
正直いつ故障してもおかしくないと考える<6月で30歳と決して若くはないし
攝津に次ぐ期待がかかるのは、昨季そこそこの勝ち星を残した山田・岩嵜の若手組や
帆足・ペニーの新加入組、そして復活に挑む渚といったあたりか。
しかし、このような「前評判」で名前が挙がる投手が活躍を見せても、
上に示した「失われた数字」の穴埋めは難しいと思う。
「こんな投手が埋もれていたんだ」とファンを驚かせる「彗星」が出現してほしい。
そして、中継ぎ・抑え。「3時間半ルール」の継続で、今季も早めの継投策が重要になる。
馬原を欠く現在のリリーフ陣で、昨季19セーブを挙げたファルキーにかかる期待は大きい。
だが、連投をこなせるタイプではないので、「Wストッパー」の確立が望ましい。
もう一人のストッパー候補の筆頭は森福だろう。
たかが11球で蚊トンボを獅子に変える。日本シリーズとはそういうものだ
OP戦の投球を見ても、本人に自信を、対戦打者に弱気の虫を植え付けた感がある。
幸い、元メジャー岡島やルーキー嘉弥真の加入で「左の中継ぎ」は厚みを増した。
序盤戦は投手陣総動員で「勝利の方程式」の確立を急いでほしい。