goo blog サービス終了のお知らせ 

占い師の日記

お客さんの鑑定の話や業界の裏話などを紹介♪
風水/パワースポット/富学占などお役立ち情報も(^O^)/

鬼人館・28

2025年05月15日 08時00分00秒 | 鑑定ファイル147(鬼人の宴)
鬼人館28


老人「そうですなぁ~私もそろそろ

   飽きてきましたし本題に入りましょうか

透明「あなたの目的は、揚羽ですね

揚羽「

老人「ほう何故そう思ったのですかな

透明「六羽は、あなたでは操れないでしょ

揚羽「

透明「六羽は事象から生まれた精霊のような存在

   鬼である貴方では扱えない

老人「・・・・・。」

揚羽「えっえっ

   さっき、さらわれたのって

透明「あれは、六羽を引き離したかったんだよ

   鬼は精霊に弱いからね

揚羽「あっなるほど

老人「くくくっ・・・本当に貴方は・・・。

   しかし、もう遅いですよ

透明「

老人「時は満ちました

   この館の気質・・・いえ、私の気質を十分に

   吸い込んだ式神は浸食されていますからね

透明「し、しまった

老人「黒揚羽こちらに来なさい・・・。」

揚羽「・・・・・・。」


黒揚羽が一瞬固まるような素振りをみせ、

フラフラと式神執事の方へと歩いて行く・・・。



老人「くくくっ

   この館は私の気質で包まれている

   式神がこれを取り込んでしまえば、名で縛り

   式神を掌握することなど造作も無い


透明「なるほど、揚羽の調子が異常に良かったのは

   この気質のせいか・・・。

   しかし何故、揚羽の本当の名を

老人「おやおや、覚えていませんか

   貴方がラジコン鬼から逃げる際に一度だけ

   名をこぼしてしまったことを

透明「


~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~

揚羽「駄目です今は勝ち目がありません

   ここは一回引きましょう

   今、倒す必要はありません



透明「

   でかした黒揚羽

      ズッバン


~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~


透明「あの時か

老人「残念でしたねぇ~

   貴方ほどの術者なら、自分の名も式神の名も

   隠している
とは思っていましたが、

   不用意でしたねくくくっ

   もう黒揚羽の制御は私に委託されました

   諦めて、契約の解除をオススメしますよ

   でなければ、貴方の大切な黒揚羽に

   貴方を始末させなければなりませんから


透明「くっ


黒揚羽は虚ろな目でこちらを見ている・・・。



         続く・・・。



昴と透明先生のお店 
Guardian Jewelry Access 
是非ごらんください 



https://guardian-jewelry.com/



ポチしてくれると励みになります

応援よろしくお願いします
 ↓        ↓
にほんブログ村 その他趣味ブログ 占いへ 人気ブログランキングへ
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

鬼人館・27

2025年05月13日 08時00分00秒 | 鑑定ファイル147(鬼人の宴)
鬼人館27


私は急いで異形の馬から六羽を取り戻す


六羽「はっごしゅじんたまぁ~~~~

透明「六羽大丈夫か

六羽「うん大丈夫~

揚羽「先輩無事で良かったです~~~

六羽「あげは~っありがと~~~う


六羽が揚羽に抱きつく


揚羽「はうっ


何故かデレデレになる揚羽ちゃん・・・。


透明「しかし・・・これも読んでいた・・・

   ということですかね


私の目の前には伊祁さんの式神

この部屋におびき寄せられたのは

間違いないようだ


老人「わざわざお越しいただき感謝していますよ

   この執壺の間(しゅうこのま)では、

   式神と契約者の分離をおこなえます

   陽明様に負担無く式神を剥がすことが

   できますので、ご安心ください

透明「いやいやどう安心すれば良いんだよ

   随分勝手を言いますが、わかっていますか

老人「・・・何がです

透明「追い詰められたのは、私だけじゃ無く

   貴方もですよ鴫 琢己(しぎ たくみ)さん

老人「

   ・・・・・何故、わかったのです

透明「簡単ですよ

   伊祁さんは貴方を祖父・養父と言っていた

   そう考えれば、貴方は世代を超えて

   伊祁さんの家系に仕えてきたということになる


   そしてこの家の持ち主は貴方、鴫さんです

   伊祁さんを利用してこの屋敷で何かを企む

   とすれば貴方しかいないでしょ

   でも、まさか本当に魂を式神に移すことが

   できるとは思っていなかったので、

   可能性としてふっかけてみましたが・・・

   本当だったとは

老人「・・・ふっ・・・はははははっ

   まさか私が引っかけられたとは・・・。

   あなたも相当な策士のようだ

透明「さて、そろそろ腹の探り合いはやめませんか



           続く・・・。



昴と透明先生のお店 
Guardian Jewelry Access 
是非ごらんください 



https://guardian-jewelry.com/



ポチしてくれると励みになります

応援よろしくお願いします
 ↓        ↓
にほんブログ村 その他趣味ブログ 占いへ 人気ブログランキングへ
コメント (9)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

鬼人館・26

2025年05月11日 08時00分00秒 | 鑑定ファイル147(鬼人の宴)
鬼人館26


透明「揚羽私から離れるなよ

揚羽「えっ

透明「さっきから、お前達を媒体に戻そう

   しているけど、上手くいかない

   どうやっているのかは分からないが、

   この状態を維持したまま、六羽を

   取り返さないといけないのだけど、

   アレは、確実に私達を誘っている

   追いつけそうで追いつけない程度の

   スピードで走っているのがその証拠

   どちらかが先回りしようとスピードを

   上げると、分断される可能性がある

   相手の術中にはまらないようにな

揚羽「は、はい


本当にやりにくい・・・人間の判断を

狂わせる方法を熟知している
やり方だ


一定の距離を取りつつ、六羽に問いかけるが

返事が無い

多分、あの馬に咥えられている間は、

私とのパスが阻害されるのかもしれない


長い鬼ごっこが続く


揚羽「ご主人何かおかしいです

透明「分かってる多分、幻覚に近い力だ

   目に見えている情報とは違い、同じ所を

   ぐるぐる回っている可能性が高い


   どこかで終止符を打たないと、

   こちらの体力がもたない

揚羽「わ、私に良い考えがあります

透明「


揚羽が私に耳打ちする・・・。


透明「なるほど・・・わかった頼んだぞ

揚羽「はい


そう言うと、揚羽は小さな美しい蝶の姿に

蝶の姿になった揚羽は私の肩に止まる


透明「揚羽振り落とされるなよ

揚羽「はい

これで揚羽と分断される心配はなくなった

私は全力で異形の馬に近づく


透明「はぁはぁはぁはぁ

   捕まえ~~~た~~~~~


手を伸ばし、異形の馬に届くと思われた瞬間

異形の馬のギアが一段上がり

伸ばした私の手をすり抜ける



透明「く、くそ~~~~~~~っ

   ・・・・・・・・・なんてね

怪異「


ズシャ~~~~~~~~ッ


ものすごい勢いで異形の馬が転倒する


揚羽「くすくすまだまだ甘いです

透明「揚羽ナイス~


何故か、私の肩にいたはずの揚羽が

異形の馬の前に


怪異「ブシュシュ~ッ


異形の馬も目をパチクリしている・・・。


揚羽の作戦

それは、揚羽の分隊を私の肩に乗せ、

分断されないような対策を取ったように見せかけ

本体である揚羽は気配を消して罠を張るという

作戦だった


揚羽「どう考えても屋敷が広すぎですからね

   貴方(異形の馬)の能力は幻覚を見せること

   ですね

   同じ所をぐるぐる回されているなら、

   本体である私が待ち伏せした方が

   早く捕まえられますからね


本当に今日は有能な揚羽ちゃん

むちゃくちゃ得意げに話している



          続く・・・。



昴と透明先生のお店 
Guardian Jewelry Access 
是非ごらんください 



https://guardian-jewelry.com/



ポチしてくれると励みになります

応援よろしくお願いします
 ↓        ↓
にほんブログ村 その他趣味ブログ 占いへ 人気ブログランキングへ
コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

鬼人館・25

2025年05月09日 08時00分00秒 | 鑑定ファイル147(鬼人の宴)
鬼人館25


透明「・・・では、そろそろ研究の手伝いという

   内容をお聞かせいただけますか

老人「くくくっ・・・失礼しました

   私の主人は説明が足りない癖がありますから

   さぞ困惑なさっておいででしょう

透明「そうですね 来てから全て

   予想の範囲でしか動けていないです

老人「ほうそれは凄い

   予想でここまでの動きが出来る方は

   見たことがないですよ

透明「あははっ・・・褒められているのかな

老人「ええもちろんです

透明「・・・・・。」


老人の霊圧がどんどん高まって行く・・・。

プレッシャーに押しつぶされそうだ

揚羽も六羽も身構えているが、この老人

かなり厄介だぞ


老人「それではそろそろ本題に入りましょう

透明「本題とは

老人「なぁ~に、簡単な依頼です

   あなたの式神を・・・いただきたい

透明「


ものすごい霊圧が私達を襲う


老人「ほう耐えますか

透明「はははっ これでも修羅場は

   幾度も通ってきていますので・・・。」

老人「そうですか

透明「


目の前から老人の姿が消える


六羽「わぁ~~~っ

透明「六羽

揚羽「せ、先輩


六羽の叫び声と共に、異形の馬が六羽を咥えて

走り出す



透明「しまった霊圧に騙された


狙いは六羽か

先ほどまでの老人の姿は、異形の馬が空間に写した

ホログラムのようなものだったのだろう

どこからか私達に霊圧をぶつけ、あたかも

そこに存在しているように見せるとは

別の意味でも厄介場慣れしすぎている


私達は急いで異形の馬を追いかける

それが誘い込まれていると知った上で・・・。



        続く・・・。



昴と透明先生のお店 
Guardian Jewelry Access 
是非ごらんください 



https://guardian-jewelry.com/



ポチしてくれると励みになります

応援よろしくお願いします
 ↓        ↓
にほんブログ村 その他趣味ブログ 占いへ 人気ブログランキングへ
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

鬼人館・24

2025年05月07日 08時00分00秒 | 鑑定ファイル147(鬼人の宴)
鬼人館24


老人「・・・陽明様・・いつからお気づきに

透明「ラジコンである式神を認識してからです

   まあ、初めは異形の馬を視てもこの子が

   ラジコンとは分かりませんでした
が、

   ラジコン鬼との交戦中、この馬は

   感情を停止していました

   そこで初めてこの子もラジコンなんだと

   気づいたんです

   無機質ではないラジコンは初めて見ましたが・・・。

   この異形の馬をみて、伊祁さんは

   本気で嫌悪していた・・・自分の召喚した

   式神を嫌悪するはずはない・・・となれば

   この子を召喚し操作している者が別にいる

   最初はこの小さな小鬼の可能性も考えましたが、

   この子が2体の式神を扱えるとは思えなかったので

老人「そうですか・・・。」

透明「何故、こんな手の込んだことを

老人「ふむっ・・・興味と言ったら

   信じていただけますか

透明「興味ですか

老人「はい 屈強な術者にラジコン鬼が

   どこまで対応可能なのか


透明「随分、悪趣味な興味ですね

   下手をすれば死人が出てもおかしくないですよ

老人「そうですね・・・私のような式神には

   死という概念がどうにも理解できないので

   やり過ぎてしまったのかもしれません・・・。」

透明「・・・・・。」



自分の興味の為なら死者が出てもかまわない

式神が死という概念を理解できないということは

無い
もし理解できないとすれば、

その概念をインプットしてこなかったか

死を軽んじるような生活をしてきたか

どちらかになる・・・。


透明「ちなみに、この異形の馬を通して

   こちらの状況を視ていたワケですよね

   あなたの興味はさておき、この対応が

   今回の依頼である研究の手伝いにあたるんですかねぇ

老人「はははっ失礼

   これは依頼とは別のものです

   依頼に関してはここからお願いしたい

透明「・・・そうですか



やっぱり嫌な予感しかしないなぁ~

さっきから、この老人式神の嫌な気が

ダダ漏れ
なんだけど・・・。



         続く・・・。



昴と透明先生のお店 
Guardian Jewelry Access 
是非ごらんください 



https://guardian-jewelry.com/



ポチしてくれると励みになります

応援よろしくお願いします
 ↓        ↓
にほんブログ村 その他趣味ブログ 占いへ 人気ブログランキングへ
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

鬼人館・23

2025年05月05日 08時00分00秒 | 鑑定ファイル147(鬼人の宴)
鬼人館23


この本を最初に書いたのは鴫さん本人だが、

途中から式神である錺の意思が記されている

つまり、この本は鴫さんから錺へと受け継がれ

書かれたもの


そしてこの内容は、式神の活用法など実用的な記録から

危ない思想の実験記録へと変化している

式神に人間の魂を移すという恐ろしい実験・・・。

この実験をおこなったのが鬼人(鬼女)となった

加耶さん
と考えれば、錺は時間のある限り

加耶さんを支え続けたということか・・・


透明「なんだか悲しいな

揚羽「ご主人

六羽「ごしゅじんたまぁいたいつらい

透明「二人とも心配してくれてありがとうね

   もう大丈夫

   さて、何となく概要が分かってきたから

   そろそろ本題に入ろうか

揚羽&六羽「


私は、後ろに隠れている異形の馬に近づき

頭を撫でる・・・。


透明「君はラジコン鬼に使役されたラジコンの方だよね

怪異「ブヒッ

透明「さっきのラジコン鬼はまだ目を覚ましていない

  ・・・ということは、この子を操作している

   ラジコン鬼が他にもいるということ
・・・。」


今回の依頼・・・『霊障調査と研究の手伝い

ここに書かれた霊障調査は、このラジコン鬼と

異形の馬で何となく想像ができたが、研究の手伝い。

これに関しては嫌な予感しかしない


透明「・・・・そこにいるんですよね

揚羽「

六羽「

透明「そろそろ、ご説明いただけますか

   執事さんいや伊祁さんの式神さん

老人「



          続く・・・。




昴と透明先生のお店 
Guardian Jewelry Access 
是非ごらんください 



https://guardian-jewelry.com/



ポチしてくれると励みになります

応援よろしくお願いします
 ↓        ↓
にほんブログ村 その他趣味ブログ 占いへ 人気ブログランキングへ
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

鬼人館・外伝3

2025年05月03日 08時00分00秒 | 鑑定ファイル147(鬼人の宴)
鬼人館外伝3


〇月〇日(緑)


錺は・・・もう・・・。

新しい式神・・・あの人を・・・。

肉・爪・髪・・・どれを使えば・・・。

あの人を・・・。



~・~・~・~・~・~・~・~


揚羽「こ、これって

透明「・・・グッな、何だ

揚羽「ご、ご主人


私の目に何かが飛び込んでくる

本の記憶と、止められない


~・~・~・~・~・~・~・~


 錺「加耶様、もうおやめください・・・。


(こ、これは、錺の記憶)


加耶「錺・・・あの人が何で・・・あの人を

   返して・・・ゴホゴホ

   ・・・ああああっ

 錺「・・・・。」


加耶様は気を病んでおられる・・・

鴫様も気を病まれ・・・。


透明「(まさか、鴫さんが何らかの理由で

   亡くなってしまったということなのか
)」


私の契約も、もう終わる・・・加耶様に

再契約されるだけの力もない・・・。

代々受け継がれた正統呪術師家系・鴫家

ここで血脈が途絶えることになるだろう。

だが加耶様は、ここにある書物を元に式神を使い

鴫様の魂を定着させようとしている・・・。

・・・見ていることしかできないのか

このまま、終わってしまうのか


口惜しい・・・口惜しい

式神の私が、そう思うのか


 錺「

加耶「ああああああああああああっ


加耶様が・・・ああ、そうか・・・

まだ私にも・・・


透明「(おいおい、嘘だろ

    加耶さんの額に・・・角
)」


ここから先の光景は、言葉に出来ないほど

凄まじいものだった・・・。

加耶は鬼女となり、錺の身体・核を飲み込んで行く


目の前に広がる光景は現実なのか空想なのか

私には判断することができなかった

しかし、錺という式神が抱いた悲しみと

苦しみ
だけは、何故か私の心に残っていた・・・。


~・~・~・~・~・~・~・~


揚羽「ご、ご主人

六羽「ごしゅじんたまぁ~~~

透明「はぁはぁはぁはぁ・・・す、すまん

   心配かけたもう大丈夫


そうか、この部屋は・・・・。



          続く・・・。




昴と透明先生のお店 
Guardian Jewelry Access 
是非ごらんください 



https://guardian-jewelry.com/



ポチしてくれると励みになります

応援よろしくお願いします
 ↓        ↓
にほんブログ村 その他趣味ブログ 占いへ 人気ブログランキングへ
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

鬼人館・外伝2

2025年05月01日 08時00分00秒 | 鑑定ファイル147(鬼人の宴)
鬼人館外伝2


明治〇年 春

とうとう、完成した

式神を無機物に定着させるには、

より無機物に近い存在が式神を

召喚する必要がある


つまり、私が錺を召喚し、その錺が

別の式神を召喚する


その際、無機物に近い核を持つ錺なら

無機物に核を定着させることができる

まさに凧の糸、術者と式神を繋ぐ糸を

錺が担ってくれたのだ


この方法であれば、錺を通じて何体もの

式神を召喚し、働かせることができる


これは業界的にも革命的な発明となるだろう



〇月〇日(祝日)

なんと 私は父親になる

加耶のお腹に、我が子が

なんという喜び

神よ、感謝いたします




〇月〇日(くもり)


何故だ 無機物に定着させた術式では

式神に意思が宿らない・・・。

これでは自立した動きはできない

私の研究は、意味の無いものだったのか

同じ術者達からは、神の模倣をすることは

神への冒涜
だと言われ、批判された・・・。

疑似核を作り出すのは、神の意志に反する

行いなのだろうか悪いことなのだろうか




明治〇年 夏


最近、加耶の咳が止まらない

加耶の病は、時間をかけて加耶を

蝕んでいたようだ・・・。

加耶を治すには海外での処置が必要になるらしい。

我が子を諦めなければならない

加耶を守るため、

稼がなければならない


神よ・・・。



〇月〇日 雨

・・・大切な・・・ナクナった・・・

どこ・・・さがして・・・。




〇月〇日(赤黒)

意識・・・定着はせず・・・術者との乖離・・・。

核を破壊・・・。

3体目、連結・・・意思確認なし・・・。

5体目、意思確認・・・なし・・・。


~・~・~・~・~・~・~・~・~


透明「・・・・・・

揚羽「こ、これって・・・。」




        続く・・・。




~・~・~・~・~・~・~・~・~・~

>月見さん

これまでブログの中で折に触れて、業や徳の話を

してきましたし、仏符の説明ページの方も

じっくり読めばご理解いただけると思いますが、

さすがにそれほどの罪を背負っている人間が、

頑張ってきた方々と同等ということは無い

と思います。

ただ一つ言えるのは 罪を償えるほどの

徳を積むことができるのであれば

また違ってくのかもしれませんね

もともと仏符は、そういったチャンスを

仏様からいただいているものですから、

そこの判断は、仏様を信じていただければ

と思います

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~





昴と透明先生のお店 
Guardian Jewelry Access 
是非ごらんください 



https://guardian-jewelry.com/



ポチしてくれると励みになります

応援よろしくお願いします
 ↓        ↓
にほんブログ村 その他趣味ブログ 占いへ 人気ブログランキングへ
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

鬼人館・外伝1

2025年04月29日 08時00分00秒 | 鑑定ファイル147(鬼人の宴)
鬼人館外伝1


透明「続きを読んでみよう

揚羽「はい


ここからは、ここに書かれた内容を、物語として

わかりやすく書かせていただきます

(現物の書物には所々、研究内容と本題とは

 関係のない部分が多く書かれているので

 纏めますね・・・。
)


~・~・~・~・~・~・~・~・~・~


明治〇年 秋


研究の成果は出ている・・・しかし、式神を

完全な無機物に降ろすには術式が定着しない

樹木・皮・紙など、最初は生命を宿していた

骸である素材であれば定着させるのは

簡単にできる
のに何故何が違うのだろう


 鴫「はぁ~~~~~っ

   ・・・また駄目かぁ~~~

 錺「鴫様・・・そろそろ・・・。

 鴫「おお錺(かざり)すまんな


錺は私の式神である、錺という名は無機物に

魂を与えるという私の夢を乗せたものだが、

錺は別の意味でこの名を気に入っているようだ・・・。


 鴫「それでは行ってくる

   錺は加耶の手伝いを頼むぞ

 錺「心得ました・・・いってらっしゃいませ



〇月〇日(大雪となる)


加耶の熱がなかなか引かない・・・。

医者を頼んだが、大雪の為か

到着が遅れている

私は錺に加耶の看病を任せ、

医者を迎えに行くことにした・・・。



〇月〇日


加耶の熱が引き、食欲も戻ってきた

一安心だ


加耶「あなた・・・いつも大切にしてくれて

   加耶は幸せです・・・ありがとう


 鴫「何を他人行儀な、お前は私の大切な妻だ

   当たり前のことをしているだけなのだから

   気にせず、しっかりと休みなさい

加耶「はい・・・



明治〇年 正月


年が明け、加耶と散歩に出かけるようになった


加耶「良い天気ですね

 鴫「そうだね ほら、子ども達があそこで

   何やら遊んでいるよ

加耶「まあ、楽しそうコフッ

 鴫「ほ~う凧揚げかぁ~

   私も幼い頃・・よく・・・あっ

加耶「あなたどうしました

 鴫「凧揚げだよそう凧揚げ

   なんで気がつかなかったんだ

   加耶すまんが、帰って今気づいたこと

   試したいのだが・・・。」

加耶「くすくすはい帰りましょう

     ・・・・・コフッコフッ


この時、気づくべきだったのだ・・・。




           続く・・・。




昴と透明先生のお店 
Guardian Jewelry Access 
是非ごらんください 



https://guardian-jewelry.com/



ポチしてくれると励みになります

応援よろしくお願いします
 ↓        ↓
にほんブログ村 その他趣味ブログ 占いへ 人気ブログランキングへ
コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

鬼人館・22

2025年04月27日 08時00分00秒 | 鑑定ファイル147(鬼人の宴)
鬼人館22


式神と人間の融合


タイトル的にも、かなりヤバイ思想の持ち主が

書いたものだということは分かるが・・・。


私は恐る恐るその本を開き、読んでみる


透明「・・・・・。」


これは・・・物語日記

そこに書かれた話とは・・・・。


~・~・~・~・~・~・~・~・~・~


鴫 琢己(しぎ たくみ)という術者がいた・・・。


明治〇年 夏


 鴫「ここをこうすれば・・・どうだ


鴫は自宅の研究室で式神の持つ可能性を模索していた。


 鴫「う~ん・・・だめかぁ~

加耶「あなた~

   そろそろお昼を召し上がってください



加耶は、琢己の年の離れた妻

鴫が30にして加耶は19

まだあどけなさの残る加耶を鴫は愛し、

大切にしていた・・・。


加耶「午後はいかがなされますか

 鴫「午後からは授業があるからね

   学校に行かなくては


鴫は術者という顔の他に学校の教授としての顔

もち、技術的な知識を教える教師として

教鞭を振るっていた・・・。


~・~・~・~・~・~・~・~・~・~


揚羽「珍しいですね

   こんな日記みたいな研究書

   見たことないです・・・。

   これ、ここに書かれた鴫って術者が

   書いたものなのでしょうか

透明「いや・・・・どうだろう

   なんか、違和感あるんだよなぁ

揚羽「

透明「とにかく、続きを読んでみよう

揚羽「はい



少しの間、この物語を皆さんと紐解いて

いきたいと思うので、お付き合いくださいね





         続く・・・。




昴と透明先生のお店 
Guardian Jewelry Access 
是非ごらんください 



https://guardian-jewelry.com/



ポチしてくれると励みになります

応援よろしくお願いします
 ↓        ↓
にほんブログ村 その他趣味ブログ 占いへ 人気ブログランキングへ
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

鬼人館・21

2025年04月25日 08時00分00秒 | 鑑定ファイル147(鬼人の宴)
鬼人館21


ラジコン鬼とは

私がまだ小さかった頃、世間でラジコンが

ブームを起こした時代


裏の業界でもこの発想が取り入れられたことが

あったらしく、使役した式神に他の術式のみを

組み込んだ無機質な人形を操らせるというのが

流行ったことがあったらしい

そこで使われた無機質の人形も、疑似式神として

当時は重宝されたらしく、その操縦者として適して

いたのが小鬼などの鬼類の式神と言われていた。

しかし、意思のない式神は、やはりその使い方や

消費気力量とのコストが合わず、それを使う者は

自然といなくなっていった

その時、式神として召喚されたのが、確か

ラジコン鬼と言われていたはずだ・・・。



透明「(しかし、昔の術者はこれを使って

   何をする気だったんだ

   最近は、ドローンやロボットを代わりに

   戦わせる流れができてきているけど、

   こういうのって裏の業界が先駆けてる

   こと多いのが気になる・・・。
)」

小鬼「・・・・・・・。」


あれ小鬼ちゃん、随分おとなしくなったぞ


揚羽「ご主人こいつ気絶してます

透明「へっ

揚羽「多分、ご主人の圧に耐えられなくなったものかと・・・。」

透明「あっご、ごめん霊圧かけ過ぎた


そんなこんなで、ひとまず小鬼をそこら辺にある箱に

寝かし、私はこの部屋を物色することに・・・。


透明「六羽小鬼のこと、ちゃんと見張っててな

六羽「は~いシルピー見てるよ~


変な名前つけられてるし


透明「しかし、この部屋資料だらけだ・・・。

   これなんか、式神の成長を記録している

揚羽「ご主人

   これ、式神が自分で書いた日記ですよ

透明「・・・・。

   何だろう・・ここにある資料って、何か・・・

揚羽「ご主人どうしたんですか

透明「いや、なんだかここの資料を見てたら

   ここって・・・式神を人間に・・・・。」

揚羽「ご主人こ、これ

透明「


揚羽が棚の一番高いところから取り出した

分厚い資料を渡してくる・・・。


透明「こ、これって



「式神と人間の融合について」



一体、ここで何が行われていたんだ




            続く・・・。




昴と透明先生のお店 
Guardian Jewelry Access 
是非ごらんください 



https://guardian-jewelry.com/



ポチしてくれると励みになります

応援よろしくお願いします
 ↓        ↓
にほんブログ村 その他趣味ブログ 占いへ 人気ブログランキングへ
コメント (7)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

鬼人館・20

2025年04月23日 08時00分00秒 | 鑑定ファイル147(鬼人の宴)
鬼人館20


は、はなせ~~~っ

   お、おいらは、強いんだぞ


   は、離さないと、ど、どうなるか

   わかってんのか~~~っ

透明「・・・・・・。」

揚羽「・・・・・・。」

六羽「わぁ~っ可愛い~


揚羽の指につままれたソレは

体長・5cmほどの大きさで、

その姿は・・・・。


揚羽「シルバニ〇・ファ

透明「ストーップそれ以上はピー

六羽「ピー・バニア・ファミピーみたいだね


いや、六羽さん

ソレほとんど言っちゃってますから

小さな二足歩行のネズミのような動物に角が一本・・・。

見た目は確かに可愛いが・・・。


小鬼「おいこらっ

   離せこの不細工がぁ~~~

   触るんじゃねぇ~ぶっ〇すぞ~~~っ



口が悪すぎ・・・

私は、感情の無い目でこのシル・・・いや、

小鬼に近づき詰め寄る



透明「おい

小鬼「ひゃい

透明「お前・・・誰の命令で私達を襲った

小鬼「そ、それは~

   あ、あは、あははは・・・

   ・・・だ、誰でしたっけ~

   あっそう、そうだよお、俺の意思だ

透明「ほ~う・・・お前の意思ねぇ~

小鬼「そ、そうだ

透明「人を襲ったんだ、

   それ相応の覚悟はあるんだろうなぁ

小鬼「ひっひいぃぃぃぃっ


少し言葉に言霊を混ぜる


透明「じゃぁ

小鬼「ちょ、ちょっと、お、お待ちください

透明「はぁ

小鬼「お、俺は、この部屋を守るように

   言われていただけなんだ

   命令だから仕方ないんだよ

透明「おやおやさっき、お前は

   自分の意思って言ってなかったかぁ

小鬼「はうっ


やれやれ、あんまりいじめても仕方が無い


透明「お前・・・ラジコン鬼だよなぁ

小鬼「・・・・。」


ラジコン鬼とは



         続く・・・。




昴と透明先生のお店 
Guardian Jewelry Access 
是非ごらんください 



https://guardian-jewelry.com/



ポチしてくれると励みになります

応援よろしくお願いします
 ↓        ↓
にほんブログ村 その他趣味ブログ 占いへ 人気ブログランキングへ
コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

鬼人館・19

2025年04月21日 08時00分00秒 | 鑑定ファイル147(鬼人の宴)
鬼人館19


両手の式神がいた部屋にゆっくりと近づく


透明「(あれいなくなってる)」


私は、恐る恐る部屋に足を踏み入れてみるが、

何も起らない・・・。


透明「あれれもしかして、他の部屋に行っちゃった

揚羽「ご主人

透明「


揚羽の言葉に反応し、上をみる透明

そこには天井に握力だけで張り付いた

さっきの式神が


ドスン


揚羽の発見が早かったお陰で、落下攻撃してきた腕を

避けることができた



透明「揚羽ナイス

   二人とも、予定通りに

揚羽&六羽「はい


私の式神が、左右に分かれ相手を翻弄する

中央の球体から伸びた両腕にも距離としての

限界は存在する


揚羽が挑発し逃げれば、六羽が近づき挑発する

どちらにも手を伸ばせず煮詰まった両腕の式神は、

必ずターゲットをどちらかに絞らなければならなくなる


両腕「シュ~ッ

透明「きた


両手の式神は、揚羽に焦点を当て襲いかかる


透明「六羽

六羽「は~い音撃準備~

透明「ス~~~ッ

   ハァ~~~~~~ッ


私の声が六羽の能力で膨張

音撃として両腕を襲う


両腕「


音の波長は、全ての波長に同調する

だが、音波が波長をこえる波をもたらせば、

全ての波は飲み込まれ、破壊される


両腕「シュ~ッ

揚羽「・・・・両腕沈黙です


当然、両腕を操っている波長も破壊され、

両手の式神は動かなくなる

だが、それだけが目的じゃない

破壊された波長は、当然、波の発信元へ・・・。


ぎゃっ

揚羽「そこですか


揚羽が波の発生源を見つけその者を

押さえつける



透明「・・・・・こいつが・・・。」




        続く・・・。




昴と透明先生のお店 
Guardian Jewelry Access 
是非ごらんください 



https://guardian-jewelry.com/



ポチしてくれると励みになります

応援よろしくお願いします
 ↓        ↓
にほんブログ村 その他趣味ブログ 占いへ 人気ブログランキングへ
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

鬼人館・18

2025年04月19日 08時00分00秒 | 鑑定ファイル147(鬼人の宴)
鬼人館18


透明「さっきの両手の式神は、私一人だと

   かなり攻略するのが難しい

   もちろん、能力全開でいけば

   話は別だけど
 この後を考えると

   それもできないと思う

揚羽「やはり、あれは攻略しなければ駄目ですか

透明「本当は、手荒なことはしたくないんだけど

   何故かあの子には意思が感じられなかったんだ

   ただ一つだけ感じられたのは・・・

   侵入者を駆逐する

   そういった信号にも似た指示だけが

   感じられた

揚羽「指示ですか

六羽「ねぇねぇ

透明「んっ

六羽「あの子、生きてなかったよ

透明「えっどういうこと

六羽「うんとねぇ~

   身体にあの子いなかったの

透明「・・・・核が無かったって事

六羽「うんう~んと・・・この前遊んだ

   ラジコンみたいだった

透明「ラジコン・・・機械的ってこと

揚羽「そ、それって、核が別にあるって

   ことじゃないですか


透明「

六羽「うんそれ~っ

透明「揚羽今日凄いなぁ冴え渡ってるぞ

揚羽「はうっ


両手で顔をおおいながらのけぞっとる・・・

珍しく褒められすぎて、どう切り返して良いのか

分からなくなってるみたいだ


透明「なるほど確かにあれは生物としての

   法則から逸脱しているからね

   実際、身体が壊れず、あれだけの動きが

   できるのが不思議だ そう考えれば

   遠隔操作で動いているってことか

   アレを操っているのも式神と考えれば、

   かなり異質な存在だぞ


本当にこの屋敷はどうなっているんだ

しかし、六羽と揚羽のお陰で攻略の糸口が

見えてきた


私は早速、両手の式神の攻略案を、

六羽と揚羽に伝え、もう一度、先ほどの

部屋に向かうことにした



             続く・・・。




昴と透明先生のお店 
Guardian Jewelry Access 
是非ごらんください 



https://guardian-jewelry.com/



ポチしてくれると励みになります

応援よろしくお願いします
 ↓        ↓
にほんブログ村 その他趣味ブログ 占いへ 人気ブログランキングへ
コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

鬼人館・17

2025年04月17日 08時00分00秒 | 鑑定ファイル147(鬼人の宴)
鬼人館17


力を溜めきった一蹴りは私の身体を

一気に前に押し出す

しかし、その方向は


透明「揚羽六羽つかまれ

揚羽&六羽「はい


大地を蹴る瞬間

私は揚羽達のいる方向へ半回転し、

右手に揚羽、左手に六羽、体当たりするように

異界の馬を巻き込み、先ほど入ってきた扉を抜け

廊下まで後退する



そこからは、4人で全力疾走

途中にある安全そうな部屋に入り身を隠す


透明「はぁはぁはぁはぁ


扉を出る際、あの両手の式神が追ってこようと

していたのは見えたが、流石に虚をつかれたからか

うまく巻くことができたみたいだ


揚羽「ご主人様・・・大丈夫ですか

透明「揚羽ありがとうね

揚羽「えっ

透明「あの時・・・。」


~・~・~・~・~・~・~・~・~・~


揚羽「駄目です今は勝ち目がありません

   ここは一回引きましょう

   今、倒す必要はありません



透明「

   でかした黒揚羽

       ズッバン


~・~・~・~・~・~・~・~・~・~


透明「私もまだまだ未熟だねぇ~

   どうやったら倒せるか

   頭の中はそれしかなかったから

   お前の叫び声で冷静になれたよ

   だから、本当にありがとうね

揚羽「べ、べつに、う、う、うれしくなんか

   う、う、う、うれしく

   嬉しいです~~~~~う


あははっ珍しく素直に受け入れた

しかし本当に私もまだまだ未熟

あのまま突っこんでいたら、確実に

無事ではなかっただろう
・・・。


ここからは、慎重に事を進めなければ

揚羽「ちなみに、ご主人

   さっきのは何だったんですか

透明「んっ
 
   まあ、気にしなくていいよ

揚羽「

透明「揚羽六羽ちょっと作戦会議

六羽「

揚羽「は、はい




          続く・・・。




昴と透明先生のお店 
Guardian Jewelry Access 
是非ごらんください 



https://guardian-jewelry.com/



ポチしてくれると励みになります

応援よろしくお願いします
 ↓        ↓
にほんブログ村 その他趣味ブログ 占いへ 人気ブログランキングへ
コメント (7)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする