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占い師の日記

お客さんの鑑定の話や業界の裏話などを紹介♪
風水/パワースポット/富学占などお役立ち情報も(^O^)/

鬼人館・22

2025年04月27日 08時00分00秒 | 鑑定ファイル147(鬼人の宴)
鬼人館22


式神と人間の融合


タイトル的にも、かなりヤバイ思想の持ち主が

書いたものだということは分かるが・・・。


私は恐る恐るその本を開き、読んでみる


透明「・・・・・。」


これは・・・物語日記

そこに書かれた話とは・・・・。


~・~・~・~・~・~・~・~・~・~


鴫 琢己(しぎ たくみ)という術者がいた・・・。


明治〇年 夏


 鴫「ここをこうすれば・・・どうだ


鴫は自宅の研究室で式神の持つ可能性を模索していた。


 鴫「う~ん・・・だめかぁ~

加耶「あなた~

   そろそろお昼を召し上がってください



加耶は、琢己の年の離れた妻

鴫が30にして加耶は19

まだあどけなさの残る加耶を鴫は愛し、

大切にしていた・・・。


加耶「午後はいかがなされますか

 鴫「午後からは授業があるからね

   学校に行かなくては


鴫は術者という顔の他に学校の教授としての顔

もち、技術的な知識を教える教師として

教鞭を振るっていた・・・。


~・~・~・~・~・~・~・~・~・~


揚羽「珍しいですね

   こんな日記みたいな研究書

   見たことないです・・・。

   これ、ここに書かれた鴫って術者が

   書いたものなのでしょうか

透明「いや・・・・どうだろう

   なんか、違和感あるんだよなぁ

揚羽「

透明「とにかく、続きを読んでみよう

揚羽「はい



少しの間、この物語を皆さんと紐解いて

いきたいと思うので、お付き合いくださいね





         続く・・・。




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鬼人館・21

2025年04月25日 08時00分00秒 | 鑑定ファイル147(鬼人の宴)
鬼人館21


ラジコン鬼とは

私がまだ小さかった頃、世間でラジコンが

ブームを起こした時代


裏の業界でもこの発想が取り入れられたことが

あったらしく、使役した式神に他の術式のみを

組み込んだ無機質な人形を操らせるというのが

流行ったことがあったらしい

そこで使われた無機質の人形も、疑似式神として

当時は重宝されたらしく、その操縦者として適して

いたのが小鬼などの鬼類の式神と言われていた。

しかし、意思のない式神は、やはりその使い方や

消費気力量とのコストが合わず、それを使う者は

自然といなくなっていった

その時、式神として召喚されたのが、確か

ラジコン鬼と言われていたはずだ・・・。



透明「(しかし、昔の術者はこれを使って

   何をする気だったんだ

   最近は、ドローンやロボットを代わりに

   戦わせる流れができてきているけど、

   こういうのって裏の業界が先駆けてる

   こと多いのが気になる・・・。
)」

小鬼「・・・・・・・。」


あれ小鬼ちゃん、随分おとなしくなったぞ


揚羽「ご主人こいつ気絶してます

透明「へっ

揚羽「多分、ご主人の圧に耐えられなくなったものかと・・・。」

透明「あっご、ごめん霊圧かけ過ぎた


そんなこんなで、ひとまず小鬼をそこら辺にある箱に

寝かし、私はこの部屋を物色することに・・・。


透明「六羽小鬼のこと、ちゃんと見張っててな

六羽「は~いシルピー見てるよ~


変な名前つけられてるし


透明「しかし、この部屋資料だらけだ・・・。

   これなんか、式神の成長を記録している

揚羽「ご主人

   これ、式神が自分で書いた日記ですよ

透明「・・・・。

   何だろう・・ここにある資料って、何か・・・

揚羽「ご主人どうしたんですか

透明「いや、なんだかここの資料を見てたら

   ここって・・・式神を人間に・・・・。」

揚羽「ご主人こ、これ

透明「


揚羽が棚の一番高いところから取り出した

分厚い資料を渡してくる・・・。


透明「こ、これって



「式神と人間の融合について」



一体、ここで何が行われていたんだ




            続く・・・。




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鬼人館・20

2025年04月23日 08時00分00秒 | 鑑定ファイル147(鬼人の宴)
鬼人館20


は、はなせ~~~っ

   お、おいらは、強いんだぞ


   は、離さないと、ど、どうなるか

   わかってんのか~~~っ

透明「・・・・・・。」

揚羽「・・・・・・。」

六羽「わぁ~っ可愛い~


揚羽の指につままれたソレは

体長・5cmほどの大きさで、

その姿は・・・・。


揚羽「シルバニ〇・ファ

透明「ストーップそれ以上はピー

六羽「ピー・バニア・ファミピーみたいだね


いや、六羽さん

ソレほとんど言っちゃってますから

小さな二足歩行のネズミのような動物に角が一本・・・。

見た目は確かに可愛いが・・・。


小鬼「おいこらっ

   離せこの不細工がぁ~~~

   触るんじゃねぇ~ぶっ〇すぞ~~~っ



口が悪すぎ・・・

私は、感情の無い目でこのシル・・・いや、

小鬼に近づき詰め寄る



透明「おい

小鬼「ひゃい

透明「お前・・・誰の命令で私達を襲った

小鬼「そ、それは~

   あ、あは、あははは・・・

   ・・・だ、誰でしたっけ~

   あっそう、そうだよお、俺の意思だ

透明「ほ~う・・・お前の意思ねぇ~

小鬼「そ、そうだ

透明「人を襲ったんだ、

   それ相応の覚悟はあるんだろうなぁ

小鬼「ひっひいぃぃぃぃっ


少し言葉に言霊を混ぜる


透明「じゃぁ

小鬼「ちょ、ちょっと、お、お待ちください

透明「はぁ

小鬼「お、俺は、この部屋を守るように

   言われていただけなんだ

   命令だから仕方ないんだよ

透明「おやおやさっき、お前は

   自分の意思って言ってなかったかぁ

小鬼「はうっ


やれやれ、あんまりいじめても仕方が無い


透明「お前・・・ラジコン鬼だよなぁ

小鬼「・・・・。」


ラジコン鬼とは



         続く・・・。




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鬼人館・19

2025年04月21日 08時00分00秒 | 鑑定ファイル147(鬼人の宴)
鬼人館19


両手の式神がいた部屋にゆっくりと近づく


透明「(あれいなくなってる)」


私は、恐る恐る部屋に足を踏み入れてみるが、

何も起らない・・・。


透明「あれれもしかして、他の部屋に行っちゃった

揚羽「ご主人

透明「


揚羽の言葉に反応し、上をみる透明

そこには天井に握力だけで張り付いた

さっきの式神が


ドスン


揚羽の発見が早かったお陰で、落下攻撃してきた腕を

避けることができた



透明「揚羽ナイス

   二人とも、予定通りに

揚羽&六羽「はい


私の式神が、左右に分かれ相手を翻弄する

中央の球体から伸びた両腕にも距離としての

限界は存在する


揚羽が挑発し逃げれば、六羽が近づき挑発する

どちらにも手を伸ばせず煮詰まった両腕の式神は、

必ずターゲットをどちらかに絞らなければならなくなる


両腕「シュ~ッ

透明「きた


両手の式神は、揚羽に焦点を当て襲いかかる


透明「六羽

六羽「は~い音撃準備~

透明「ス~~~ッ

   ハァ~~~~~~ッ


私の声が六羽の能力で膨張

音撃として両腕を襲う


両腕「


音の波長は、全ての波長に同調する

だが、音波が波長をこえる波をもたらせば、

全ての波は飲み込まれ、破壊される


両腕「シュ~ッ

揚羽「・・・・両腕沈黙です


当然、両腕を操っている波長も破壊され、

両手の式神は動かなくなる

だが、それだけが目的じゃない

破壊された波長は、当然、波の発信元へ・・・。


ぎゃっ

揚羽「そこですか


揚羽が波の発生源を見つけその者を

押さえつける



透明「・・・・・こいつが・・・。」




        続く・・・。




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鬼人館・18

2025年04月19日 08時00分00秒 | 鑑定ファイル147(鬼人の宴)
鬼人館18


透明「さっきの両手の式神は、私一人だと

   かなり攻略するのが難しい

   もちろん、能力全開でいけば

   話は別だけど
 この後を考えると

   それもできないと思う

揚羽「やはり、あれは攻略しなければ駄目ですか

透明「本当は、手荒なことはしたくないんだけど

   何故かあの子には意思が感じられなかったんだ

   ただ一つだけ感じられたのは・・・

   侵入者を駆逐する

   そういった信号にも似た指示だけが

   感じられた

揚羽「指示ですか

六羽「ねぇねぇ

透明「んっ

六羽「あの子、生きてなかったよ

透明「えっどういうこと

六羽「うんとねぇ~

   身体にあの子いなかったの

透明「・・・・核が無かったって事

六羽「うんう~んと・・・この前遊んだ

   ラジコンみたいだった

透明「ラジコン・・・機械的ってこと

揚羽「そ、それって、核が別にあるって

   ことじゃないですか


透明「

六羽「うんそれ~っ

透明「揚羽今日凄いなぁ冴え渡ってるぞ

揚羽「はうっ


両手で顔をおおいながらのけぞっとる・・・

珍しく褒められすぎて、どう切り返して良いのか

分からなくなってるみたいだ


透明「なるほど確かにあれは生物としての

   法則から逸脱しているからね

   実際、身体が壊れず、あれだけの動きが

   できるのが不思議だ そう考えれば

   遠隔操作で動いているってことか

   アレを操っているのも式神と考えれば、

   かなり異質な存在だぞ


本当にこの屋敷はどうなっているんだ

しかし、六羽と揚羽のお陰で攻略の糸口が

見えてきた


私は早速、両手の式神の攻略案を、

六羽と揚羽に伝え、もう一度、先ほどの

部屋に向かうことにした



             続く・・・。




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鬼人館・17

2025年04月17日 08時00分00秒 | 鑑定ファイル147(鬼人の宴)
鬼人館17


力を溜めきった一蹴りは私の身体を

一気に前に押し出す

しかし、その方向は


透明「揚羽六羽つかまれ

揚羽&六羽「はい


大地を蹴る瞬間

私は揚羽達のいる方向へ半回転し、

右手に揚羽、左手に六羽、体当たりするように

異界の馬を巻き込み、先ほど入ってきた扉を抜け

廊下まで後退する



そこからは、4人で全力疾走

途中にある安全そうな部屋に入り身を隠す


透明「はぁはぁはぁはぁ


扉を出る際、あの両手の式神が追ってこようと

していたのは見えたが、流石に虚をつかれたからか

うまく巻くことができたみたいだ


揚羽「ご主人様・・・大丈夫ですか

透明「揚羽ありがとうね

揚羽「えっ

透明「あの時・・・。」


~・~・~・~・~・~・~・~・~・~


揚羽「駄目です今は勝ち目がありません

   ここは一回引きましょう

   今、倒す必要はありません



透明「

   でかした黒揚羽

       ズッバン


~・~・~・~・~・~・~・~・~・~


透明「私もまだまだ未熟だねぇ~

   どうやったら倒せるか

   頭の中はそれしかなかったから

   お前の叫び声で冷静になれたよ

   だから、本当にありがとうね

揚羽「べ、べつに、う、う、うれしくなんか

   う、う、う、うれしく

   嬉しいです~~~~~う


あははっ珍しく素直に受け入れた

しかし本当に私もまだまだ未熟

あのまま突っこんでいたら、確実に

無事ではなかっただろう
・・・。


ここからは、慎重に事を進めなければ

揚羽「ちなみに、ご主人

   さっきのは何だったんですか

透明「んっ
 
   まあ、気にしなくていいよ

揚羽「

透明「揚羽六羽ちょっと作戦会議

六羽「

揚羽「は、はい




          続く・・・。




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鬼人館・16

2025年04月15日 08時00分00秒 | 鑑定ファイル147(鬼人の宴)
鬼人館16


透明「どうすれば、あの本体に届く


思考を張り巡らせる透明先生

まっすぐ飛び込んでもあの両腕に捕まるのは確実

上に飛んでも下をくぐり抜けようとしても

あの両手は、確実に私が本体にたどり着く前に

私の身体を握りつぶす
だろう・・・。


嫌な汗が額からしたたり落ちる

これほどの脅威は久しく感じていなかった


グパッ

透明「


いきなり右手が近くにある大きな机を掴み

私に投げつけてくる



透明「クッ


右手から放たれた机は弾丸のような速さ

襲いかかり、少し触れた額からは鮮血が飛び散る


六羽「ごしゅじんたま~~~っ

透明「だ、大丈夫かすっただけだ


って、かすっただけでこんなに皮膚が裂けるのかよ

こりゃ~時間をかけるとこちらが不利になる

一か八か飛び込むか


鍛えてきた足の筋肉が盛り上がる

得体の知れない式神の懐に入るため、

たった一蹴り懐に飛び込むだけの一蹴りに

全集中する


透明「(・・・・100%・・・行くぞ)」

揚羽「ちょ、ちょっと待ってください

透明「


黒揚羽の声が緊張した空間にこだまする


揚羽「〇×@:-#*!!

   +>#*+!!<+>*@#!!

透明「

   でかした黒揚羽

       ズッバン


溜めに溜めた力を、一蹴りに集約する



        続く・・・。



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鬼人館・15

2025年04月13日 08時00分00秒 | 鑑定ファイル147(鬼人の宴)
鬼人館15


壊れた扉からソレは入ってくる・・・。

本体となる身体は小さく、バレーボール程度の

茶褐色の球体
・・・足は無く、そこから腕が生え

その腕は手先にゆくほどに大きくなり、

左右の手は人間の子どもくらいの大きさ

持っていた・・・。



透明「(通常の生物の法則を無視かよ

   どう考えても中央の球体が弱点だろうけど

   あそこまで潜り込むには、この腕を

   かいくぐる必要がある・・・
。)」

揚羽「ご、ご主人


私は揚羽たちに手で奥へ行くように指示する


シュ~ッ・・・ジャッ

透明「えっ


突然その生き物は、両手を床に叩きつけ

飛び上がる

そのまま大きな両手は、私を狙い

振り下ろされる


ザザ~~~~~ッ


透明「あ、あぶねぇ~



初弾はかわせたが、単純な動きのはずの攻撃が

これほどの脅威になるのか


人間の両手は本当によくできている

掴むこと圧迫すること叩くこと殴ること

挟むこと突くこと千切ること・・・etc.

その上、力の強弱すら自由自在

これほどのツールはこの世界のどこを探しても

お目にかかることはできないだろう

そんな途轍もない万能ツールが人間の大きさで

存在しているとなれば


透明「流石に・・・これはヤバイかも・・・


得体の知れない生物が、じわりじわりと

にじり寄ってくる
・・・。



          続く・・・。



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鬼人館・14

2025年04月11日 08時00分00秒 | 鑑定ファイル147(鬼人の宴)
鬼人館14


背中に冷たいものを感じる・・・

先ほど入ってきた扉と反対側、

その奥にも大きな扉があった

そしてそのさらに奥からは、今まで

感じたことがない気配
を感じる・・・。



透明「・・・・揚羽、六羽とこの子を守って

   後ろへ

揚羽「な、何言ってるんですか

   ご主人こそ、お二人を守って

   後ろに下がっていてください

   ここはご主人様の式神である私が

   皆さんをお守りします



なんか今日は、ヤル気なんだよなぁ~

この館に入ってから式神達が元気なのは

何かあるのか


ドン


透明「


奥の扉を叩きつけるような音がこだまし、

その衝撃が部屋を駆け巡る



透明「おいおい扉の開け方分からんのかい


ドンドン

  ドンドンガシャッ


扉の金具が外れ、扉がゆっくりと

部屋の方へれてくる



ドスン



シュ~ッ・・シュ~ッ・・・

揚羽「

透明「


扉の外何かが蠢いている


透明「揚羽、2人を守れ

揚羽「は、はひ~~~っ


珍しく黒揚羽が素直に言うことを聞く

それだけ、目の前にいるものが

想像をこえてしまっていたからかもしれない


透明「さて、どうする・・・。」




           続く・・・。




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鬼人館・13

2025年04月09日 08時00分00秒 | 鑑定ファイル147(鬼人の宴)
鬼人館13


透明「うわっこれ・・・あかんやつだ


金属の扉を開いた瞬間、中の空気が表に解放され

その臭いに一瞬怯む・・・。



透明「(これって、薬品の臭いだよなぁ

   一体ここで何が行われていたんだ
)」


部屋の中は、先ほどこの子が見せてくれた記憶と

同じく、部屋の中央に魔法陣があり、周りには

実験器具のようなモノが沢山ある・・・。


透明「ここって、小学校の理科室みたいだ


ビーカーやフラスコ・・・他にも何が入っているのか

よくわからないホルマリン漬け・・・。


揚羽「これってピーピーなやつですよねぇ

六羽「ピーってなに~ピーピー

透明「こ、こら、よしなさい

揚羽「えっこれもピーピーピーですよ

六羽「ピーピーピー

透明「い、いや、だから使えないからやめて


とにかく、そんなピーなものが多すぎて、

説明が難しいのだが簡単に言うと人道的にも

よろしくない実験が行われていた可能性
と、

この部屋の主がサイコパスなことだけはよくわかった・・・。


透明「しかし


そう考えると、この子の姿も意図して作られた

可能性もある・・・やはり伊祁さんの

あの反応は、この部屋の主とは違う気が
・・・。


怪異「ブルルッ

透明&六羽&揚羽「


な、何だ何か異様な気配が近づいてくる・・・。



         続く・・・。



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鬼人館・12

2025年04月07日 08時00分00秒 | 鑑定ファイル147(鬼人の宴)
鬼人館12


さっきの伊祁さん・・・。

彼はこの子を見て本気で

嫌がっていたように見えた


もし自分が使役したものであれば、

あれほどの反応をするか

もし、あれがお芝居だったとしても、

あれだけの嫌悪感は、そうそう出せるもの

ではないと思うんだが・・・


彼が嘘をついているもしそうなら何故


揚羽「ご主人大丈夫ですか

透明「あっごめんね、ボーッとしてた

揚羽「足下に気をつけてください

   ここから急な階段になっていますから

透明「あっうん


何故か、揚羽が先頭ではしゃいでいる

私は、異形の馬の記憶を六羽と揚羽に

共有していたため、道案内をかってでた

揚羽に付いて行くことにしたのだが、

何かさっきからノリノリなんだよなぁ~


六羽「キャッキャッ

怪異「ブヒヒ~ッ


と思ったら、私の後ろでも六羽がノリノリ

いつのまにか仲良くなった異形の馬は、

六羽を背に乗せたまま、私達に付き従っている


しばらく館の階段を下ると、目の前には大きな

金属製の扉が現れる


透明「うわ~っ凄い立派な扉

揚羽「この扉・・・結界がはってあります

透明「お前達は危ないからさがってて

六羽&揚羽「はい


透明「この結界・・・・うん、

   そんなに難しくないな


この結界は人間には害がないので、私一人が

入る分には結界を解く必要はないのだが、

何となく式神達がいた方が良い気がしたため、

扉にかかっている結界を外し、

式神達が通れるようにする


透明「よし開けてみるよ


ギギギギ~~~~ッ


大きな音と共に扉が開かれる


透明「うわっこれ・・・あかんやつだ


金属の扉の先には一体なにが




          続く・・・。




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鬼人館・11

2025年04月05日 08時00分00秒 | 鑑定ファイル147(鬼人の宴)
鬼人館11


さて、この子が生まれた場所を探ってみるか


私はこの生まれたばかりの式神の記憶を

探ってみることに・・・。


透明「少し、じっとしててね


核のできた式神の記憶は木人図に似た形の

記憶媒体
が生まれ、そのビジョンを構成している

つまり、式神視点の世界がビデオで撮影

されたかのように核に残り、経験としての

蓄積をしているということになる


私は異形の馬の核にそっと触れ、

この子が視てきた世界を覗いてみる・・・。


透明「・・・・・・・・・・・・

   ・・・・・・・・・・・・

   ・・・・これは・・・・・。」

揚羽「何かわかりましたか

透明「うん・・・ただ・・・。」

揚羽「


私が覗いたそこには、地下室のような広い部屋と

魔方陣
・・・周りには実験道具のようなものが

乱立していた・・・そしてその魔法陣の中心に

生まれたばかりのこの子が立っており、

目の前には白装束を着た誰かが・・・。


透明「う~ん・・・

揚羽「召喚した術者・・・わかったんですか

透明「それが、この子が生まれたばかりだったからなのか

   ビジョンがぼやけて、顔まではちゃんと

   写ってなかったんだ
・・・。」


ただ・・・・。


揚羽「何か、ひっかかっているんですか

透明「いや、まだ憶測だからそれに、この子が

   生まれた場所は何となくわかった
から

   そこに行ってみよう


私がこの子の視点で見た召喚者の姿

あの背格好は、伊祁さんとかぶるのだが・・・。

う~ん・・・どういうことだ



          続く・・・。




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鬼人館・10

2025年04月03日 08時00分00秒 | 鑑定ファイル147(鬼人の宴)
鬼人館10


揚羽「式神にとって、契約の終了は

   《この世での成果》なんです

六羽「せいか

揚羽「はいこの仕事が終われば、この子も

   次のステップへ進むことができますし、

   自由に自分の生き方を決められるように

   なるので決して悲しいことでは無いんです

   それに、一度式神となったモノには

   魂にも似た核が生まれ、その核がある以上は

   存在を消去されることがなければ

   消えることはありません

   つまり、契約の終了は、この子の死に

   繋がるものではないので安心してください

六羽「ぐすっ・・・ぐすっ・・・

揚羽「えっせ、先輩

六羽「ぐすっ・・・揚羽もいつか、

   いなくなったりするの


・・・揚羽だけがいなくなる前提なんだ


揚羽「えっい、いえ


   私はご主人と先輩がいるここに

   ずっといるつもりですけど・・・


なんでこっち見てんだ


透明「六羽も揚羽も私があの世に帰らないかぎり

   途中で契約を終わらせるつもりはないから

   安心して

   まぁもし、お前達が私の元が嫌なら

   話は変わってくるけど・・・

六羽「六羽はごしゅじんたまとずっと一緒にいる~

揚羽「わ、私だってそうですよ~~~

   変なこと言わないでください

透明「わかったわかった

揚羽「あっちなみに六羽先輩

   式神の優劣は、最初に式神契約した際の

   元の強さも多少はありますが、式神の

   強さの本質は、召喚した主の強さと   

   式神としてつかえた時間によって

   変わってくるものなんです
 


六羽「ん~っ六羽よくわかんな~い

透明「まぁ簡単に言えば、召喚してるのが私だから

   ベースは六羽も揚羽も一緒で、後は六羽の方が

   式神として使役された年月が長いから、

   式神としての強さは六羽の方が強いって

   ことになるんだ


六羽「わぁ~っ六羽、つよいの~つよいの~

透明「そうだね

怪異「ブヒヒヒ~~~ン

透明「おっとごめんごめん君のこと忘れてた

   さて、それじゃぁ少し調べさせてもらうよ




           続く・・・。




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鬼人館・9

2025年04月01日 08時00分00秒 | 鑑定ファイル147(鬼人の宴)
鬼人館


透明「う~ん・・・これは憶測でしか無いけど、

   この洋館のどこかに、自然発生した瘴気や

   陰気を集める何かがある
のかもしれない・・・。」

揚羽「ですが、いくらモノが集められたとしても

   式神として自然に化現することはできませんよねぇ

透明「もちろん式神となるには媒体が必要になるから

   この媒体の用意は、何者かが行う必要がある

   つまり、この館には伊祁さん以外にも

   誰かがいるってことになるね

揚羽「それって・・・・。」

透明「まあとにかく、この子を調べて見よう

揚羽「そ、そうですね


私は、怪異の馬の身体に触れてみる・・・


怪異「

透明「大丈夫・・・痛いことはしないから

怪異「・・・・・・・。」


言葉が通じるのか私の呼びかけに

少し安心したようにおとなしくなる


透明「(・・・・・・これ・・・呪符)」


異形の馬の身体、中心あたりに札のようなものが

ある
のを感じる・・・これがこの子の媒体なのか

通常、式神は媒体の強度でこちらの世界に

化現できる時間や強さが変わったりする
・・・。


透明「(この呪符が媒体となると、この子は

   後数日しかこちら側にはいられない・・・

   この子を作った者は一体、何がしたいんだ


六羽「ご主人たまぁ~この子、消えちゃうの

透明「そうだね・・・

   あまり長くはこちらにいられないかな

六羽「かわいそうだよ~

   なんとかできないの~

透明「うっ

揚羽「六羽先輩それはオススメできません

六羽「ええ~っなんで~~~っ

揚羽「私達式神にとってそれは・・・・。」




            続く・・・。




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鬼人館・8

2025年03月30日 08時00分00秒 | 鑑定ファイル147(鬼人の宴)
鬼人館


ものすごい勢いで後ろに走り出す伊祁さん

それを追いかけるように私も後に続く


伊祁「ちょ、ちょ、ちょっと陽明さん

   あ、アレ、なんとかしてくださいよ~

透明「あっ何とかしちゃって良いんですか

伊祁「えっ

透明「いや、原因調べるなら、生け捕りかと

伊祁「い、生け捕り・・・で、できるんですか

透明「う~ん・・・多分・・・。」


伊祁さんは、追いかけてくる異形のモノを確認


伊祁「・・・・・・・・・・・・・

   いやぁ~~~っ無理無理

   僕は他に行きますので、後任せて良いですか

透明「あっ、はい心得ました


そう言うと、私は緊急停止

後ろを振り返り、相手を迎え撃つ準備をする

その間、伊祁さんは光の早さでいなくなっていた


透明「さてと・・・オン・マリシエイ・ソワカ


印を組み、真言を唱え、異形のモノが来るのを待つ


透明「・・・・・・・・。」

異形「だっだっだだだだだだだだだだだだだだ


ものすごい蹄の音と共に、私にまっすぐ向かってくる



ぐわしゃーーーーーっ


私に届く10メートル手前で地面に足を取られ

大きく転倒する


透明「オン・・・キ・・・タリ・・・・ウン

異形「きいいいいいいいいええいええええいいいい


足に巻き付いた呪法の気糸から抜け出せず

バタバタと足をバタつかせているが、

気糸がドンドン絡まり、身動きがとれなくなってゆく・・・。


透明「ふ~っ・・・さて・・・・。」

揚羽「・・・・これも式神ですよね

透明「そうだね・・・・でも異形として

   作られたものではなく、自然発生

   したものみたいだ・・・。」

揚羽「どういうことでしょう

透明「う~ん・・・



           続く・・・。




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