

さっきの伊祁さん・・・。
彼はこの子を見て本気で
嫌がっていたように見えた

もし自分が使役したものであれば、
あれほどの反応をするか

もし、あれがお芝居だったとしても、
あれだけの嫌悪感は、そうそう出せるもの
ではないと思うんだが・・・

彼が嘘をついている


揚羽「ご主人


透明「あっ


揚羽「足下に気をつけてください

ここから急な階段になっていますから

透明「あっ


何故か、揚羽が先頭ではしゃいでいる

私は、異形の馬の記憶を六羽と揚羽に
共有していたため、道案内をかってでた
揚羽に付いて行くことにしたのだが、
何かさっきからノリノリなんだよなぁ~

六羽「キャッキャッ

怪異「ブヒヒ~ッ

と思ったら、私の後ろでも六羽がノリノリ

いつのまにか仲良くなった異形の馬は、
六羽を背に乗せたまま、私達に付き従っている。
しばらく館の階段を下ると、目の前には大きな
金属製の扉が現れる

透明「うわ~っ


揚羽「この扉・・・結界がはってあります

透明「お前達は危ないからさがってて

六羽&揚羽「はい

透明「この結界・・・・うん、
そんなに難しくないな

この結界は人間には害がないので、私一人が
入る分には結界を解く必要はないのだが、
何となく式神達がいた方が良い気がしたため、
扉にかかっている結界を外し、
式神達が通れるようにする

透明「よし


「ギギギギ~~~~ッ

大きな音と共に扉が開かれる

透明「うわっ



金属の扉の先には一体なにが

続く・・・。







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扉の向こうのあかんやつはあのムシではないですかね?笑
もしくはヒトの生贄的な(汗)