宮古の子供の4大イベントといえば
1.なーふぃ:生後3~4ヶ月に行われる子供のお祝い。名前がついたお祝い。
以下は、そのものずばり。
2.小学校入学祝 3.高校合格祝い 4.成人祝い
お祝いの内容はほとんど同じで、
開催場所は自宅か祖父母の家。参加不参加は自由意志(ただし、不義理をすると痛い目に会う)。開催時刻、終了時刻は不明(家族、親族は朝から料理を準備)。出入り自由(基本的にオトーリは最低1回は回して帰るが、長くいすぎるとナガチビ〈長い尻の意〉と一生言われる)。3,000円相当のお祝いを差し上げ、1,500円相当の商品券(ケーキだったり、米だったりという歴史を経て、現在はお米券を主とする商品券)の入った熨斗袋を帰りの玄関で渡されて帰る。
というもの。
そのうちの入学祝が一昨日と昨日ありました。
何故2日間あるかというと、人口5万人あまりの島に20の小学校があり(今年はそのうち1校が新入学者無し)、一斉にお祝いをやると回りきれなかったり、酔いつぶれる人が出たり、お祝い金とお返しの金の動きが鈍くなり島の経済に大きな影響を及ぼす、などなどの俗説があります。(が、一昨日の入学式は2校だけでしたので眉唾です)
また、多良川という泡盛造酒所では「入学祝」という記念のボトルを販売しているのですが、これは子供をだしにして大人が飲むためのものではなく、成人になるまで寝かせておいて、古酒にして子供と共にいただくというねらいがあるのですね。
そんなこんなで、お祝いごとの多い島ではありますが、このお祝いを通じて、子供たちは礼儀作法や人の温かみ、人のもてなし方、酔っぱらいのぐだぐだ具合などを学んでいくという教育の場ともなっているのですね。
昨日のお祝いの主役の一人、結彩(ゆい)ちゃん。
きっちり、礼儀作法にのっとりお祝いを受け取っています。
ちなみに、メガネのおじさんは教頭先生。校長先生とともに新入学児童の家をまわっているそうです。
そーいえば、高校入学祝の時も先生が各家を回っていましたね。
お疲れ様です。
今年の入学児童数ランクは、第1位102人、第19位1人。
小中学校統廃合の動きがある中で、厳しい現実のもと、またまた議論沸騰の昨今であります。
我が北海道の我がマチでも20校を超えていた小学校が
3校に中学校も同じ 高校は5校が2校に・・
どこでも少子化が進んで閉校が連鎖しているようですね~
私の末孫の女の子が今年新一年生になりました。
横浜港南小学校への入学です。
北海道からは遠いのでお祝いを贈りました。
冷静になって考えるとあまり戻りたくないですなぁ
楽しかったけど、今も夢でうなされる苦労もあったしなぁ