1月10日に発生した宮古島の新聞社「宮古新報」事件の続報です。
同日、突然通告された宮古新報社社長からの全社員14名に対する「10日付解雇通告」。
直接のきっかけは、昨年10月ベテラン編集者が社長からの退職勧告で退職を余儀なくされたが、それに反発した労組と社長との間で交渉が重ねられてきたところ、社長が11日付け紙面で廃業の社告を出すことを要求。
しかし労組は拒否し経営側が社員全員の解雇を通告したという次第。
当新聞社は、人口55千人、27千世帯の宮古島市で読売新聞と記事配信契約を結んで1万2千部を発行する1968年創刊の地域新聞社。
他に「宮古毎日新聞」という地域新聞もあり、こちらは1955年創刊で毎日新聞と記事配信をやりとりして1万6千部を発行。島のニュースが本土に早く伝わっていて、住民よりも詳しい情報が逆流してくるのにびっくりすることがあるのはこのルートを通じてかも。
(こちらは、犯罪容疑者、事故関係者の実名はほとんど新聞出にでませんが本土紙には明らかにされているらしい)
宮古新報社は創業時の社長が今もイスに座っていて2010年ころから、セクハラ、パワハラ行為のうわさが絶えず、労組が是正を要求してきたが改善みられず。
その後、社長はパワハラ、セクハラを否定しながら体調不良と経営不振を理由に、自らの退任と事業譲渡を進めようとするがうまくいかず、1月10日の件に行き着いたという顛末。
現在は、何とか発行を続けようと4ページに縮小して毎日発行、経営側も当面施設の使用を認めているという。
会社代理人弁護士は、未払い賃金支払いと会社譲渡を実現できるよう進めているといい、社員は市民や新聞労組連合、県マスコミ労組協議会等の支援を受けながら本日も発行されています。
これがくだんの宮古新報社。社屋は照明もあり社員が立ち働いておりました。
むむむむむ。手前の赤い鳥居は何?
今までまったく気づかなかった御嶽の入口?
以前は赤い塗装もなく鳥居の奥は雑草が生え茂っていたようで全く目に触れられる意思なしと見ましたが。
中には石が祀られています。
調べてみるとこれは「尻並(ししなむ)御嶽」というそうで、石は土の中で光を発していたため掘り出されて祀られたということです。
鳥居は比較的新しいもので
柱には「奉納 昭和五十八年八月二日建立」と刻まれています。
御嶽周辺の草木伐採、再塗装今回の宮古新報社事件と関係があるのかな?