旧暦5月4日は沖縄の「海神祭」の日。
各地で爬龍船(ハーリー)と呼ばれるサバニ競争を行い、豊漁と航海安全を祈願する行事が行われましたのです。
確かにこの地は祭りが多い。
1767年にはすでに祭りや祝いを禁止する令が出されている。
いわく
「毎年、8,9月の頃、村々では「節増」を行い老若男女が参加する。みき、肴を用意して5,6日も集まり飲み食いをするという。よろしくないので今後は禁止する。」(与世山親方宮古島規模帳)
こんな禁止令が数十か条にわたり令達され、逆に当時からいかに祭りや祝い事で年中忙しかったかを物語っている。
現在、一番忙しいのは観光協会とそれぞれの地域の自治会かもしれない。
この競争、二つの楽しみ方があって、一つは決勝進出を果たしたチームの競争前のテンションとレースそのものを楽しむこと。
もう一つは、予選に出場する数合わせのチームの迷走ぶりを笑うこと。
スタートはまずまず。
と、一番左端の船が岸と平行に迷走し始め、舵のない船はコントロールが聞かないままその場を回り始める。
沖のブイを回ってゴールに近づいた船が近づいてもまだ回っている。
会場は爆笑の渦。しっかり準備して来いよ若者!ハーリーをなめてはダメさいが!!