今回のシリーズ締めは
明治45年(1912年)に完成し、100年近い時を経て今その使命を終えようとしている土木構造物である。
地上41.25m、橋長310.59m、その特異な橋脚は人の目をひきつけてやまないが、昭和61年12月末には、日本海に発達した低気圧がもたらした風速50m/sの風にあおられた列車の一部が転落、車掌とカニ加工場の従業員が亡くなっている。
現在は、その7m山側にコンクリート箱桁橋が建設中である。
来年の供用を前に、眼の黒いうちに土木の遺産を焼き付けておこうと立ち寄った次第である。
橋を腹いっぱい喰って、消え行くカニの姿に満足した思い残すところのない旅であった。
明治45年(1912年)に完成し、100年近い時を経て今その使命を終えようとしている土木構造物である。
地上41.25m、橋長310.59m、その特異な橋脚は人の目をひきつけてやまないが、昭和61年12月末には、日本海に発達した低気圧がもたらした風速50m/sの風にあおられた列車の一部が転落、車掌とカニ加工場の従業員が亡くなっている。
現在は、その7m山側にコンクリート箱桁橋が建設中である。
来年の供用を前に、眼の黒いうちに土木の遺産を焼き付けておこうと立ち寄った次第である。
橋を腹いっぱい喰って、消え行くカニの姿に満足した思い残すところのない旅であった。