しょう爺あーっと宮古

宮古島ではじめたサードライフ。気が向くまま不定期に面白いことあったら伝えます。

ガングリユマタ消滅の危機

2015-03-05 18:03:56 | 怪談ばなす

忙しさを理由に更新を怠ってきましたです。

最近の建設バブルでまた一つ迷所が消えそうです。

宮古島の餓鬼どもがその怖さに震えたガングリユマタ

2011年にそのいわれをお伝えしましたが

http://blog.goo.ne.jp/umiyako/e/602d2c23dcccb33785c254fc7a6fdb29

そこに位置してきた

左から読むと 三線オクマ

右から読むと 理容オクマ

のこの建物

都市計画道路の拡幅整備に伴って解体されようとしています。

このガングリユマタのいわれを今回はビジュアル系で見てみましょう。

2003年から2005年にかけて発行された4巻のこのコミック

5巻以降の所在は確認されていませんがなかなかのすぐれもの

その中からガングリユマタの一節をご紹介しましょう。

最後の奥付には「禁 無断転載」の記載はありませんでしたので、著者のおおらかさに甘えて転載させていただきます。

暗闇を「ぱごぉぱごぉ」(怖い怖い)とつぶやきながら帰宅途中の少年ひとり。

突然のヤギの泣き声に「おごえっ」(びっくりした時に発する言葉)

するとヤギが空中遊泳

そのヤギは人を見ればジャンプに挑戦する「がんずうピンザ」(じょうぶなヤギ)であった。

 

しかしその日、着地に失敗してねんざしたピンザは「片足ピンザ」と呼ばれるようになり、歩くさまはガングリ、ガングリ。

それで、その四つ辻は(ユマタ)はガングリユマタといわれるようになったとさ。

まあジャンプ好きなヤギというところが、ガセみえみえですが、2011年当時に収集していたように遺体置き場があったことから恐れられていたというところでしょうか。

それにしても、こんな伝説の場所が道路建設でなくなってしまうのは、伝説さえも忘れ去られてしまうことなるのですよね。

 


おいちゃん 出家

2014-10-28 17:28:52 | 怪談ばなす

5年以上棲息すらもわからなかった「おいちゃん」に深夜出くわしたのは

5月30日、新宿ゴールデン街まねき通りのバー ハーメルン。

すんません。おいちゃんを知らない人には何のことかわからないでしょうから興味がなければネグってください。

そのおいちゃんから5ヶ月ぶりに連絡がありました。

添付されていた画像がこれです。

          

トリミングしてみると

             

老けましたがまさしく「おいちゃん」です。

9月12日に姫路の臨済宗妙心寺派龍門寺に入道。不退転の覚悟で1年間全うするということです。

無常、無我の真実に生きようとするおいちゃんはどんな僧になるのか。

シンデレラが帰った後にようやく饒舌になるおいちゃんに昼間説法ができるのか。

とめどなく摂取する般若湯は僧生活にどのような影響を及ぼすのか。

しらふで操る難解な言語はどのように浄化されて発せられることになるのか。

心配は尽きませぬが様子を見守るしかありません。

元関係者の皆様とは共に懸念しながら続報を期待しましょう。

本人にはブログへの掲載許可はいただいております。

皆様によろしくということでした。

これがコスプレでない証拠に入道式お写真も掲示します。

前列向かって右は河野太通老師。日本仏教会会長を務める偉い方だそうです。左端がおいちゃんですね。

        

生きててよかった

合掌

 


井戸を埋めてはなりませぬ

2014-01-22 18:28:17 | 怪談ばなす

建設バブルの宮古島。

中心部に近い原野で土地区画整理事業が進められています。

前に、天空の教会というタイトルでも記事にしたことがあります。

その教会も今は取り壊され、丘も削られていますがなぜか看板だけは残されています。

       

その場所から南に100m、その昔ここには「きㇲきゃがー」と呼ばれる井戸がありました。

その井戸が地表の植物を抜きはらったために姿を現したのです。

       

赤白ポールの右手にパイプの頭が見えます。

井戸は埋めるとたたりがあるのです。

本島ではここにおわします水神さまに丁重なお祓いをして出て行っていただき、鏡や供物と共に埋めるそうですが、この島ではいつでも出入りできるようパイプを埋め込んで祀ります。

       

随分と大雑把な対応だなぁと見守るうち

       

 周囲に泡盛やら塩のお供え物が置かれはじめ

       

小公園のように整備され、丁寧に保存されるようです。

めでたし、めでたし。

ちなみに神社神道では、井戸を担当する神様は、

御井神(みいのかみ)、生井神(いくいのかみ)、栄井神(さくいのかみ)、
津長井神(つながいのかみ)、罔象女神(みづはのめのかみ)、産土神(うぶすなのかみ)

なんてたくさんいらっしゃるのですよ。

お祓いをすると、井戸の中から龍が天をめざして昇っていったというお話もあります。


38年間お疲れ様

2013-08-09 16:48:01 | 怪談ばなす

我が家で38年間(たぶん)使ってきたアルミ打ち出し片手鍋が他界されました。

ぺらぺらのつるつるになって、ついにその役割を終えました。

38年前というと、1975年。

沖縄の施政権が日本に返還されて3年。車両通行がまだ右側で、左側通行になる(通称730:ななさんまる/1978.7.30実施)まであと3年。

沖縄海洋博が開催され、広島カープが初優勝した年でした。

我が家では、転勤で武蔵野市から札幌市へ引っ越し。7年ぶりの札幌暮らしで冬の寒さが身に染みた第1弾でした。

そのせいかどうか、年末には3週間下痢が止まらず、神経性胃炎の診断を受け、社会人になって初めての病欠1週間戦線離脱を余儀なくされたのでした。

その後この記録は破られることなく、長期戦線離脱の際は「空飛ぶキャディバッグと共にいなくなる」という伝説ができたのどぇしたねぇ。

そんなこんなの38年前から主に汁物の用に供され、手になじんだ鍋でした。

ご冥福をお祈りします。合掌!

 


こわーいサメのはなす

2011-12-14 13:45:14 | 怪談ばなす

このところ、港周辺の海上で船上作業をしておりましてパソコンに向かう頃には疲労困憊。

そこを鞭打ってサメのお話を。

宮古島近海では、結構サメが出没しているらしく、漁協が今も毎年定期的に駆除行動を行っています。

ダイバーが襲われた例はありませんが、1997年7月には潜り漁をしていたタコ獲り漁師がひとり。

2000年9月にはサーフィン中の男性がひとり。それぞれサメに襲われて命を亡くしております。

タコ獲り漁師が襲われたのは、トゥリバー沖と呼ばれるこのあたりの海。

        

手前は防波堤です。

そこで、海中の作業では、サメ檻と呼ばれる潜水作業員が避難できる檻を空気ボンベとともに沈めておき、じっと泳ぎ去るのを待ついうルールがあります。

        

そんな話を聞きながら、海上を注視しているとジョーズのテーマ曲とともに、三角の背びれが見えてくる気がするのは結構こわいものです。

それにしても、ロッキーとジョーズのテーマはいつになっても耳から離れないなぁ。

どーかサメなんかでませんよーに。