虹の架け橋

2004年の44歳から綴ってきたブログ。塾長として、男として、父親として、そして爺として、感じたことを記した記録。

何もしなければ、何も生まれない

2010-09-15 | 塾長日記
私のもとにひとつの相談メールが届いた。
その返答にならないが、この上野塾として歩んできた道程を綴って返信した。

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(前略)

今日の私は家族とスタッフが育ててくれたと思っています。
家族に物心共に、辛い思いをさせたくない。
私を信じて飛び込んできてくれたスタッフも守る責任があります。

自分が好きな服を着たり、好きな車に乗ったり、好きなところに旅行したり・・・
そんなことはすべて後回しで良かったです。
そして一つ一つの目標をクリアした時に自分に褒美を与えてきました。
何故なら私に褒美をくれる人は誰もいないので自分が自分に与えることにしたのです。

私は塾屋しかできません。
ほかの仕事は自信がありません。
これしか生きていく術がないから逃げられないのです。
まったく私は潰しの利かない男です。
ここで生きていくしか自分らしさを発揮できないのです。

自分のことを長々と書きましたが
個人でやる以上、どんな商売でもその仕事に
本気で打ち込む心構えがなくてはなりません。

失敗しても這い上がる。大損したらすべて自分が被る。
利益が出たら、必ず自分を育ててくれた人に還元する。
事業の責任はそこの主が100%握っています。
だから自分の描く夢をしっかり持って、
それに向かってトップダウンの強い気概が要るのです。

雇われ塾長や店長では逃げ場所を探してそこに駆け込みます
人が本気になるには、「人、金、もの」すべての権限を持ったときだと思います。
そして権限とは与えられるものではなく、自分で勝ち取るものだと思います。
ギリギリの所まで自分の考えを押し通す。ダメだしされたらそれを何が何でも成功させる。
それを繰り返すことによって人は階段を登っていくように経験則から私は感じています。


(中略)


私はこんな人が好きなのです。
「ぼくの夢はこれです。そのために今年はまずこれを進めて行きます。
 その結果としては、この時期にこんな形になることを描いています。」

人はいろいろアドバイスしてくれます。
「そうなんだ」と思って行っても成功する保証はどこにもありません。
聞くことは大いに結構。それを信じてすべての責任を取るのはTOPの自分自身だけです。

返事になっていませんね。
ごめんなさい。
上野塾 上野義行

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6年前家族で美濃加茂の昭和村に行った時に
私の心に「ズドン」と入り込んできた一本の道しるべ。
これに恥じない生き方をしようと自分の歩幅で歩んできただけです。
コメント (4)
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